【東京モーターショー2017】東京モーターショーで登場した注目のクルマたち

2017年10月28日から一般公開された第45回東京モーターショー2017。トヨタは新型センチュリーやクラウン、日産はセレナe-Power、ホンダはCR-V、三菱はエクリプスクロス、スズキからはクロスビーとスペーシアなど、注目の新モデルが続々と出展された。

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輸入車は減ったものの国産メーカーは内容盛りだくさん!

2017年10月28日から一般公開された第45回東京モーターショー2017。最初の週末にやってきた季節外れの台風の影響で入場者数はやや低調なスタートに。しかし天候が安定すると1日の入場者数は約8万人ペースを回復し、前回同様に累計入場者数は60万人を超える勢いとなっています。

アメリカのGM、フォード、クライスラー、イギリスのジャガー・ランドローバー、イタリアのフェラーリやランボルギーニといったブランドの出展がなく、輸入車のワールドプレミア(世界初公開)も行われないなど、東京モーターショーは三大モーターショーと言われていた時代の華やかさは、残念ながら今はありません。

いっぽう国産メーカーは自国のモーターショーということで、来るべき電動化の時代を予感させるコンセプトカーから市販化直前のモデルまで、コンテンツとしては盛りだくさんだったと思います。それでは、国産メーカーの中から注目の展示車を紹介しましょう。

新型センチュリー&クラウン発表!2大高級セダンそろい踏みのトヨタ

まず、トヨタです。トヨタブースでひときわ目を引いたのは新型センチュリーです。3代目となる新型センチュリーは2018年末までに販売される予定です。先代は5LV12気筒エンジンを搭載していましたが、新型はLS600hに搭載されている5LV8エンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載し優れた燃費性能を追求しています。またショーファーカー(後席重視のクルマ)らしく、ドアの開口高さの拡大やフロアの段差を小さくするなど工夫が施されています。新型センチュリーは他のクルマに似ている部分が全くなく、オリジナリティ溢れる重厚なデザインが特徴です。

センチュリーと同様に市販予定車種として2018年夏頃に発売予定のクラウンコンセプトが展示されました。ユーザーの若返りを図るため、エクステリアデザインを大きく変更するだけでなく、ドイツのニュルブルクリンクで走行テストを重ねるなど、「Fun to Drive」を突き詰めた革新的な動向性能を目指しています。また、IoT社会に対応できるように全車に車載通信機を搭載し、ビッグデータを活用した新しいサービスを提供しようとしています。

トヨタブースに展示されたコンセプトカーで注目が高かったのがTJクルーザーです。バンの積載性とSUVの力強いデザインを融合させた新ジャンルのクロスオーバーコンセプトです。発売されるとすると、現在ライバルのいない三菱デリカD:5の強力なライバルとなりそうです。

トヨタのプレミアムブランド、レクサスはモーターショー直前に発表されたフラッグシップセダンのLS。そしてそのLSの進化モデルLS+コンセプトが人気を集めていました。

日産は電動化!リーフニスモコンセプトとセレナe-Powerに注目が

ショー直前に発覚した完成検査行程での問題があったものの新型リーフを多数並べて電動化へのアピールが目立った日産自動車。そのなか市販予定車の中で注目を集めたのは、やはり登場したセレナe-POWERです。運転支援技術のプロパイロットやデュアルバックドアを採用し、高い人気を誇るミニバンのセレナ。ハイブリッドを揃えるライバルに対抗して、ノートで一躍脚光を浴びたシリーズハイブリッドのe-POWERを搭載した待望のモデルです。発売は2018年春とのこと。

加えて、日産ブースで人気が高かったのは新型リーフのニスモコンセプトです。9月に発表されたばかりの新型リーフにレースシーンで培ったニスモのレーシングテクノロジーを注入したモデル。優れた空力性能を実現するエクステリアデザインをはじめ、チューニングされたコンピューターやサスペンションなど、ニスモによる味付けでEVらしい環境性能の高さと走りの楽しさを両立させたクルマに仕立てられています。

CR-Vなど海外モデルの日本導入でイメージチェンジを図るホンダ

ホンダは市販予定車として、販売を中止していたミドルクラスSUVのCR-Vを展示しました。CR-Vは世界160カ国以上で販売されているグローバルモデルですが日本市場では苦戦していました。モーターショーに出展されたCR-Vは5代目にあたるモデルで、ガソリン車だけでなくスポーツハイブリッドi-MMDを搭載しモデルもラインナップ。ハイブリッド車でもFFと4WDを選べるのが特徴です。さらにガソリン車には7人乗り3列シート仕様も設定するなど、充実のバリエーション。加えて先進安全装備のホンダセンシングを全車標準装備するなどクラストップの安全性能を誇る実力を持っています。マツダCX-5や日産エクストレイルの好ライバルになりそうです。

そのほかではフラッグシップセダンのレジェンドのマイナーチェンジモデルやPHEVのクラリティなどが展示されていました。

次期アクセラとアテンザを予感させたマツダ

今回の東京モーターショーは電動化が一つの大きなポイントとなっていますが、ここに待ったを掛けているのがマツダです。ガソリンエンジンをさらに進化させて、高い圧縮比を実現したスカイアクティブXを展示しています。このエンジンは今回のモーターショーでKAI CONCEPT魁として出展されている次期マツダアクセラに搭載予定で、2019年に登場と言われています。

マツダブースでひときわ目を引いたのはビジョンクーペです。一見すると2ドアクーペのように見えますが、4ドア車で次期アテンザのデザインンコンセプトモデルと言われています。残念ながら今回はロータリーエンジンについての展示はありませんでしたが、自動車メーカーの中でマツダの技術展示は見どころの一つです。

三菱はコンパクトSUVの「エクリプスクロス」、そして「エボ」!

三菱は来年春までに発売予定のコンパクトサイズSUVのエクリプスクロスが注目です。外観のデザインはスタイリッシュなクーペデザインを採用。フロントマスクはアウトランダーやRVRで採用した力強いパフォーマンスと人とクルマを守る安心感を表現したダイナミックシールドデザインコンセプトをさらに進化させています。インテリアではヘッドアップディスプレイを採用するなど、スポーティさと先進性を表現しています。

またコンセプトカーとして三菱e-EVOLUTION CONCEPTを出展。三菱が得意とするEV技術と四輪制御技術を盛り込んだクロスオーバーSUV。AI技術を搭載することで、どんな状況下でもドライバーの意思と同調し、意のままの安全で快適なドライブを提供してくれます。生産終了したランサーエボリューションの次の「エボ」を予感させます。

XVアドベンチャーコンセプトとSTI限定車で注目を集めたスバル

スバルでは参考出品ながら、市販化が近いと感じたのがXVアドベンチャーコンセプトです。XVの都会的なスタイリングはそのままに、専用のオフロードタイヤとホイールアーチの力強いデザインのクラッディング、自然の中でも輝くボディカラーを採用することで、アウトドアライフを満喫できるデザインに仕上がっています。

市販予定車の中ではワークスブランドのSTIが手掛けたハイパフォーマンスマシンS208を展示。Sシリーズはスバル車の中でも非常に人気が高く、中古車となっても高い価値をキープする数少ないモデルです。今回発表されたS208は450台限定で価格は626.4~710.64万円とこれまでのSモデルを凌ぐ価格設定となっています。

スズキはクロスビーと新型スペーシアの「大物」2台!

スズキでは軽自動車ハスラーの小型車バージョンであるクロスビー。そして軽自動車スーパーハイトワゴンのスペーシアの新型モデルが市販予定車として出展されました。クロスビーはぱっと見はハスラーによく似ていますが、フトントライトの形状やリアのバックドアの形状などはオリジナルデザインとなっているなど細部にこだわりを感じます。

スペーシアの燃費性能はクラストップにもかかわらず、特徴となる部分が少ないことで販売は苦戦していました。しかし、新型スペーシアは優れた燃費性能をはじめ、エクステリアデザインもかなり個性的となり(写真上がノーマル、下がエアロモデル)、ひと足早く登場したホンダN-BOXとの販売競争が激化しそうです。

出ると言われていた次期ジムニーは姿を現しませんでした。スペーシアの発表が遅れた影響と噂されていますが、代わりにe-SURVIVOR(イーサバイバー)というコンセプトモデルが出展されました。この電気自動車のコンセプトモデルは次期ジムニーのさらに先を表現したモデルと受け止めることができるかもしれません。

5台ものコンセプトカーを並べたダイハツ

最後にダイハツです。ダイハツは5台のコンセプトカーを出展しました。中でも注目を集めたのはDNコンパーノです。ダイハツが1963年から発売した初代コンパーノを引き継いだモデルです。一見クーペのように見えるスタイリングですが、4ドアセダンの使い勝手を確保しています。搭載する予定のエンジンは1Lガソリンと1.2Lのハイブリッドシステム。子育て卒業世代が乗れるジャストサイズの4ドアクーペに仕上がっています。

DNコンパーノと同じパワートレインを搭載したコンパクトSUVのTRECも発売されるとスズキイグニスなどのライバルとして注目を集めそうです。

自動運転、電動化、そしてSUV

東京モーターショーに出展された日本車メーカーの市販予定車を中心に紹介してきました。今回のショーでは電動化や自動運転への技術アピールが目立ちました。ただ市販予定車、そしてコンセプトカーに目を向けるとSUVの多さに気づきます。SUVがもう一過性のブームではなく、今後の中心となるポジションにあるとことを実感しました。

萩原 文博

この記事の執筆者

萩原文博(はぎはらふみひろ)

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立。現在は日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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