萩原文博
寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

「トヨタ プリウスα」安全装備がアップデートされ円熟の域に。3列シートの使い勝手から好燃費の走りまで

「トヨタ プリウスα」安全装備がアップデートされ円熟の域に。3列シートの使い勝手から好燃費の走りまで

先代のプリウスをベースにしながらも、ハイブリッドならではの低燃費と3列シートを持つ使い勝手の良さもあって、いまだに人気を集めるプリウスα。最近も安全装備のアップデートが行われ、まだまだその魅力は進化を続けている。

ちょっと長いプリウスはもうすぐデビューから7年

高出力と低燃費を両立したハイブリッド車。このハイブリッド車の不動の定番モデルがトヨタプリウスです。現在新車で購入できるプリウスは2015年に登場した5人乗りの4代目のプリウスと2017年に登場した4人乗りのプリウスPHVが用意されています。

そしてプリウスの名を冠するモデルがもう一台、2011年5月に3代目プリウスをベースにしたハイブリッドステーションワゴン・プリウスαがあります。ユーザーのライフルタイルに合わせて5人乗りの2列シートと7人乗りの3列シートを選べます。販売開始からまもなく7年目を迎えますが、プリウスより人も荷物も乗せることができる使い勝手の良さで変わらぬ人気を誇るプリウスαについて紹介しましょう。

ちょっと長いプリウスはもうすぐデビューから7年

プリウスが伝統的に採用している三角形のボディデザイン「トライアングルシルエット」。プリウスαはさらに進化させ、広いスペースと燃費性能に効果の高い空力性能の両立を図っています。ひと目でプリウスファミリーとわかる外観デザインは人々の支持を集める理由の一つでしょう。

外観デザインは人々の支持を集める理由の一つでしょう

余裕のある室内空間が最大のアピールポイント

インテリアは水平基調のデザインによって室内の広がり感を演出しています。プリウスαのボディサイズは全長4615mm×全幅1775mm×全高1575mm。ベースとなった3代目プリウス(先代)と比べると、全長は+155mm、全幅+30mm、全高+85mm拡大されています。加えて、ホイールベースも2780mmとプリウスより+80mm延長され、セカンドシートは身長180cm、サードシートは身長170cmの人が乗っても余裕のあるキャビンスペースを確保しました。

余裕のある室内空間が最大のアピールポイント

けっこう使えるシートアレンジ

ボディサイズの拡大で2列シート車はラゲージ容量535L(5人乗車時)を確保し、ゴルフバッグ4セットを搭載可能、さらにリアシートの背もたれを前に倒せば最大で1070Lまで拡大します。3列シート車はセンターコンソール内にリチウムイオンバッテリーを搭載することで、サードシートを使用した時のラゲージ容量は200Lを確保。サードシートをチルトダウンモードで収納すると505L、セカンドシートの背もたれを前に倒した降るフルラゲージモードでは1035Lまでラゲージ容量が拡大します。

けっこう使えるシートアレンジ①

けっこう使えるシートアレンジ②

けっこう使えるシートアレンジ③

また、プリウスαはミニバンに匹敵する多彩なシートアレンジも魅力。フロントシートをリクライニングさせたリラックスモードをはじめ、助手席をフルリクライニングさせ、セカンドシートの片側を倒して長尺モノをつぎ込めるロングラゲージモードなどが可能です。

けっこう使えるシートアレンジ④

けっこう使えるシートアレンジ⑤

7人乗りにはハイブリッド車特有の大容量の電気エネルギーを屋外などで手軽に使うことができるアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)も設定。電源は家庭用と同じAC100Vでパソコンをはじめ家庭用調理器具、電動自転車などの充電機器に対応することができます。自宅でも万が一の停電などの時には重宝します(5人乗りはオプション)。

停止中プリウスα

最先端ではないがそれなりに良い燃費

搭載されているハイブリッドシステムは3代目プリウス(先代)と同じ1.8Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムで、システム合計で最高出力は100kW(136ps)を発生。ハイブリッドシステム用のバッテリーは2列シート車がニッケル水素。3列シート車はリチウムイオンと異なりますが、JC08モード燃費はともに26.2km/Lを実現。4代目プリウスよりは見劣りするものの、やはり燃費の良さはさすがです。駆動方式はFFのみとなっています。

最先端ではないがそれなりに良い燃費

2回のマイナーチェンジで安全装備はさらに進化

2011年に登場したプリウスαは、現在までに2回のマイナーチェンジを行っています。まず1回目のマイナーチェンジは2014年11月に行われました。内外装の変更をはじめ、新たに先進の安全装備である「レーンディパーチャーアラート」や「オートマチックハイビーム」、そして「バイビームLEDヘッドライト」を採用しました。そして2回目のマイナーチェンジは2017年11月に行われ、先進の運転支援システム「トヨタセーフティセンスP」を全車に標準装備としました。

トヨタセーフティセンスPはミリ波レーダーと単眼カメラの異なる2つのセンサーを採用し、高い認識性能と信頼性を実現しています。主な機能として、自動ブレーキである「歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱を警報で知らせる「レーンディパーチャーアラート」、先行車や対向車そして周囲の明るさを検知して、ヘッドライトのハイビームとロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」、そして高速道路などで先行車を追従走行する「ブレーキ制御付きレーダークルーズコントロール」の4つの機能がセットになっています。

7人乗りの充実ぶりが光る

安全性能が向上したプリウスαの車両本体価格は256万5000〜355万6440円で、カスタマイズカーのGRも用意されています。 マイナーチェンジや一部改良を重ねて、進化と熟成の進んだプリウスα。5人乗りと7人乗りではハイブリッドシステム用のバッテリーに違いがあります。JC08モードの燃費性能は26.2km/L(GRを除く)で同じですが、所有するユーザーの声を調べてみるとリチウムイオンバッテリーを搭載した7人乗りのほうが実燃費は高くなっているようです。

また、7人乗りにはアクセサリーコンセントが標準装備されるので、狙い目は7人乗りのモデルです。グレードでは17インチアルミホイールやリアスポイラーなどの機能パーツをはじめ、スマートエントリー&スタートシステム(運転席・助手席・バックドア)やバイビームLEDヘッドランプが標準装備されているSツーリングセレクションがオススメです。もっと個性を主張したいという人はGR・Sツーリングセレクションを選べば満足度はアップするはずです。

■プリウスα価格表(2018年2月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格(東京)
S“Lセレクション”FF26.2256万5000円
S(5人乗り)270万8640円
S(7人乗り)291万4920円
S“ツーリングセレクション”(5人乗り)301万7520円
S“ツーリングセレクション”(7人乗り)322万2720円
G(5人乗り)305万4240円
G(7人乗り)325万9440円
G“ツーリングセレクション”(5人乗り)325万9440円
G“ツーリングセレクション”(7人乗り)346万5720円
GR・S“ツーリングセレクション”(5人乗り)335万1240円
GR・S“ツーリングセレクション”(7人乗り)355万6440円

魅力を維持する安全性能のアップデート

魅力を維持する安全性能のアップデート

登場から7年近くが経ち、さすがに燃費では最先端ではなくなったものの、相変わらず「大きなプリウス」を求める人はそれなりの数がいます。そんな人たちにとって、プリウスαの安全性能が常にアップデートされている点は見逃せないポイントでしょう。

※記事の内容は2018年3月時点の情報で執筆しています。

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