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「ホンダ ステップワゴン」ハイブリッドとわくわくゲートが魅力!その使い勝手から走りまで

「ホンダ ステップワゴン」ハイブリッドとわくわくゲートが魅力!その使い勝手から走りまで
「ホンダ ステップワゴン」ハイブリッドとわくわくゲートが魅力!その使い勝手から走りまで

相変わらず人気の2Lミニバン。トヨタヴォクシー・ノアや日産セレナと競り合うホンダステップワゴンは「わくわくゲート」など独自の装備や走りの良さが特徴だ。2017年9月には待望のハイブリッドモデルも追加されたステップワゴンの魅力を紹介しょう。

「わくわくゲート」に加えてハイブリッドで失地回復なるか

「わくわくゲート」に加えてハイブリッドで失地回復なるか

ファミリーカーの定番としてミニバンが選ばれるようになって、ずいぶんと時間が経過しました。その中で中心的な存在なのが2Lクラス。トヨタヴォクシー/ノア/エスクァイア3兄弟、日産セレナ、そしてホンダステップワゴンと各社の人気車が勢揃いしています。2017年の新車登録台数を見てもヴォクシーが9位で8万8753台。10位のセレナが8万4433 台。17位のノアが5万6082台、そして22位のステップワゴンが4万6457台と販売台数ランキングの上位にこのクラスのミニバンがランクインしています。

ここ数年はハイブリッドが設定されていたヴォクシーノアに人気が集まっていましたが

ここ数年はハイブリッドが設定されていたヴォクシー/ノアに人気が集まっていましたが、昨年2017年9月のマイナーチェンジの際にステップワゴンもハイブリッド車を追加、そして年が明けるとセレナにもe-Powerが追加され、ヴォクシー/ノア追撃体制が整いました。今回はわくわくゲートというユニークなテールゲートを採用し、てハイブリッド車の追加で商品力に磨きを掛けたホンダステップワゴンを徹底レビューしましょう。

5代目となる現行型ステップワゴンは2015年4月に登場しました

5代目となる現行型ステップワゴンは2015年4月に登場しました。クラス最大級の室内空間とともに、大開口のテールゲートに横開き式のサブドアを備えた独自の「わくわくゲート」を採用したことが話題となりました。この「わくわくゲート」はサードシートを左右に分割して床下格納できる「マジックシート」との組み合わせで、横開き式のサブドアから3列目シートへの乗り降りと荷物の出し入れが可能となります。このユニークな装備が現行型ステップワゴンの大きな特徴です。またエンジンを従来の2Lから1.5Lターボエンジンに換装し、欧州で主流のダウンサイジングターボをこのクラスに初めて持ち込んだこともニュースでした。しかし販売台数はやや低迷したため、ハイブリッドの追加などのマイナーチェンジが2017年9月に行われています。

北欧デザインテイストのノーマル車、男っぽいスパーダ

外観デザインは躍動感、未来感を加えながら、ボックススタイルの楽しさ、美しさを徹底的に突き詰め、わくわくゲートを採用した左右非対称のデザインで表現したとホンダは主張しています。このクラスは5ナンバーサイズのギリギリの制約の中で、各車似たようなスタイルになってきましたが、確かにステップワゴンのデザインはその中では個性的といえるでしょう。

北欧デザインテイストのノーマル車、男っぽいスパーダ

インテリアは北欧スタイルのようなビューティーとユーティリティ融合を目指した「ビューティリティリビング」がデザインのコンセプト。人に優しくリラックスできる「カタチ・色、素材」見て、触れて、心地の良い「質感」こだわっています。

座り心地の良さそうなシートなども含めて最近のホンダ車に共通のテイストです①

座り心地の良さそうなシートなども含めて最近のホンダ車に共通のテイストです②

座り心地の良さそうなシートなども含めて最近のホンダ車に共通のテイストです③

座り心地の良さそうなシートなども含めて最近のホンダ車に共通のテイストです④

座り心地の良さそうなシートなども含めて最近のホンダ車に共通のテイストです。内装色はステップワゴンが明るいウォームカラー、一方のステップワゴンスパーダは男性ユーザーを意識したエアログレードだけにブラックを基調に硬質な素材感で艶やかなコーディネイトとしています。

ハイブリッドはモーターが主役の本格派

ハイブリッドはモーターが主役の本格派

搭載されているパワートレインはデビュー当初は最高出力150psを発生する1.5L直列4気筒VTECターボ+CVTだけでした。動力性能はなかなか優れていたのですが、やはり燃費に注目が集まるこのクラスの状況を考慮して、2017年9月のマイナーチェンジ時にフロントマスクが変更されたスパーダに2モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドi-MMD」が搭載されました。このハイブリッドはフィットなどのものとは異なり、モーターを主体にしたシステムです。走行シーンに合わせてEVドライブモード、ハイブリッドドライブモード、エンジンドライブモードの3つのモードを使い分け、JC08モード燃費25.0km/Lという優れた燃費性能を実現しています。

充実の先進安全装備、ACCは全車速対応に!

充実の先進安全装備、ACCは全車速対応に!

注目の先進安全運転支援システムは全グレードにホンダセンシングを標準装備しています。単眼カメラとミリ波レーダーによって車両前方の状況を認識し、ブレーキやステアリングを制御します。また歩行者事故低減ステアリング機能を追加すると同時に、ハイブリッド車の前車追従型オートクルーズのアダプティブクルーズコントロール(ACC)は作動範囲を0km/hとする全車速対応となり高速道路渋滞時の利便性が大幅に向上しました。

電気自動車のように静かで反応の良い走り

電気自動車のように静かで反応の良い走り

そんなステップワゴンは実際に乗ってみるとどうなのでしょう。今回試乗したのは昨年のマイナーチェンジで追加されたハイブリッドモデル、ステップワゴンスパーダG・EXホンダセンシングです(車両本体価格355万9690円)。

クルマをスタートさせた瞬間から驚いたのが静粛性の高さ。ステップワゴンに搭載されているハイブリッドシステムは走行用のモーターと発電用のモーターの2つを搭載しています。エンジンを発電機として使用し、積極的にモーターによる走行を行うので非常に静かに走行するのが特徴です。車両重量はガソリンエンジン車と比べて100kg以上重くなっているのですが、その重さは全く感じずペダル操作に対しての反応の鋭さはモーターならではのレスポンスの良さを実現しています。

コーナリングと乗り心地の良さはクラス随一と断言できる

コーナリングと乗り心地の良さはクラス随一と断言できる

全高が1840mmと非常に背の高いステップワゴンスパーダですが、ミニバンとは思えない身のこなしの良さが特徴です。もともとこのクラスのミニバンの中で最もスポーティな足回りを誇っていたステップワゴンですが、現行型はテールゲートに採用する重たいワクワクゲートのためにリアの開口部の剛性を補強していることが走りにも効いています。さらにハイブリッド車には専用チューニングを施されたサスペンションが、そしてこのG・EXには走行安定性を高めるパフォーマンスダンパーが採用されているので、走りの良さはライバルに比べて大きな差を付けていると感じました。

これだけ広い室内空間を確保したミニバンの場合、サードシートがあるあたりのボディが無駄に揺れたり、コーナリング時に動きが大きくなるな乗り心地や操縦性に不満がでるものです。しかし、ステップワゴンスパーダハイブリッドはこうした不満を解消し、思い通りに走行させることが可能でした。そのくせセカンドシートはフラットな乗り心地を実現しているのも驚きです。チャイルドシートに座っているお子さんも快適に移動できるでしょう。

■ホンダステップワゴン価格表(2018年6月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格(東京)
B・ホンダセンシングFF17245万5920円
4WD16.4271万5120円
G・ホンダセンシングFF16.2266万1120円
4WD15.4289万8720円
G・EXホンダセンシングFF16.2286万2000円
4WD15.4307万8000円
スパーダ・ホンダセンシングFF16285万2280円
4WD15308万9880円
スパーダ・クールスピリット ホンダセンシングFF15.4305万1000円
4WD15324万5400円
スパーダ ハイブリッドB ホンダセンシングFF25330万480円 
スパーダ ハイブリッドG ホンダセンシング335万160円
スパーダ ハイブリッドG・EX ホンダセンシング355万9680円
モデューロX ホンダセンシングFF(7人乗り)341万9280円
FF(8人乗り)344万880円
モデューロX ホンダセンシング(10インチナビ)FF(7人乗り)369万4680円
FF(8人乗り)371万6280円

 

モーターで走行するシリーズハイブリッドのセレナe-POWERに注目が集まっていますが、静粛性やホンダセンシングが全車標準装備となっているなどステップワゴンのほうがバリューは高いと感じます。小さなお子さんがいる家族に10年は一緒に過ごせるパートナーとしてぜひオススメしたい1台です。

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※記事の内容は2018年6月時点の情報で執筆しています。

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