【徹底レビュー】「マツダ CX-5」クリーンディーゼルと高品質で人気。その使い勝手から走りまで

マツダの新世代技術群である「スカイアクティブテクノロジー」を搭載し人気となったCX-5は2017年2月に2代目に切り替わった。好評だったスタイルはキープコンセプトながら内装の質感向上は著しい。そして2代目CX-5はわずか1年後の2018年2月にエンジンの改良や安全性、操作性の改善など大きな変更を受けた。そんな人気SUVの魅力を徹底レビューしよう

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全方位で着実な進化を遂げた2代目

マツダの新世代技術群である「スカイアクティブテクノロジー」をフル搭載したSUVとして2012年2月に発売されたのが初代マツダCX-5です。ガソリンエンジンだけでなく、高出力、低燃費を両立したディーゼルターボエンジンを搭載したことで、大ヒットモデルとなりました。2代目となるCX-5は2016年11月に発表され、2017年2月より販売開始。ボディサイズは全長が5mm延長される一方で、全高は−15mmとワイド&ローのフォルムに進化しました。

搭載するエンジンはガソリンが2L直列4気筒、2.5L直列4気筒の2種類、そしてクリーンディーゼルの2.2L直列4気筒ディーゼルターボと先代と同じラインアップ。しかし燃費性能の向上や静粛性向上などを図るために改良が加えられています。さらに新世代車両運動制御技術「スカイアクティブビークルダイナミクス」の第1弾である「Gベクタリングコントロール」を標準装備することで走行性能を大幅に向上しました。そのため2017年の新車販売台数は4万1622台で26位にランクイン。国産ミドルサイズSUVでは、トヨタハリアー、日産エクストレイルに次ぐ3位となっています。

特筆すべきはインテリアの質感改善

2代目CX-5の人気の理由の一つがインテリアの質感の高さでしょう。ダッシュボードの低い位置に水平基調のラインを作る最新流行を取り入れ、手が触れる部分の素材に柔らかいものを使用するなど、初代の弱点と言われていたインテリアの質感を大きく改善しています。

また初代で評判の良くなかったリアシートの着座位置の低さも、しっかりと改善されています。こうした真面目な商品改良がマツダらしさなのですが、一方で走りを重視したリアサスペンションを採用しているために、リアのラゲッジスペースへのタイヤハウスの張り出しが大きいのは初代と同様で、このクルマの数少ない弱点の一つです。

登場からわずか1年でエンジンを大幅改良

そんなCX-5ですが、販売開始からわずか1年後の2018年2月に大幅な改良を受け商品力がさらにアップしています。ガソリンエンジンは2L、2.5Lともに、エンジン内部の部品の形状や排気ポートの形状を見直し、さらに低抵抗ピストンの採用によって高負荷状態での実用燃費やトルクの改善、そして静粛性向上を果たしました。また燃料を噴射するインジェクターを改良し排出ガス中の粒子状物質(PM)を低減させて、環境性能も向上しています。2.5Lガソリンエンジンにはさらに気筒休止技術を採用。高速道路やバイパスでの巡行時などエンジン負荷が低い場合に、4気筒のうち2気筒を休止させ実用燃費を改善しました。ディーゼルエンジンは静粛性と燃焼効率、高い環境性能を両立する急速多段燃焼技術や「可変ジオメトリーターボチャージャー」などの新技術を採用、これにより最高出力を従来の129kWから140kW。最大トルクを420Nmから450Nmに向上させつつ燃費性能も改善されました。

安全性や操作性も細かく改善

安全性能では「360°ビューモニター」がセットオプションで設定されるとともに、高速道路での走行でドライバーの負担を軽減する「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」の操作性が改良されています。また、たくさんの荷物をもっているときにリアゲートの開閉が簡単にできる「パワーリフトゲート」のメーカーオプション設定グレードの拡大、車速感応式オートドアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付)の標準装備化、フロントドア、リアドアのパワーウインドウスイッチへのイルミネーション追加なども行われました。

ガソリンエンジン車の魅力が大幅アップ

登場からわずか1年で、搭載するエンジンの改良まで行われるのは珍しいことです。しかし最近のマツダは新開発した技術は惜しむことなく導入しています。これまではディーゼルエンジンが主流だったCX-5ですが、今回の改良によってガソリンエンジンの走行性能そして燃費性能が大幅に向上しました。気筒休止システムを搭載した25S LパッケージのFF車の車両本体価格は298万6200円。ディーゼルエンジンを搭載したXD LパッケージFF車は329万400円なのでその差は約31万円です。より実走行に近いWLTCモード燃費ではガソリン車が13.8km/L。ディーゼル車が17.4m/Lです。レギュラーガソリンと軽油の価格差を考慮しても、約31万円差を逆転するにはかなりの走行距離が必要となります。今回の大幅改良によってCX-5のガソリン車の魅力は大幅にアップしたと言えるのではないでしょうか。

CX-5の車両本体価格は20S FFの249万4800円〜XD Lパッケージ4WDの352万6200円です。オススメのグレードは今回の大幅改良によって走行&燃費性能が大幅に向上した25S Lパッケージです。

マツダCX-5価格表(2018年8月現在)

グレード駆動方式WLTCモード燃費(km/L)車両本体価格
20SFF14.6249万4800円
20S プロアクティブ268万9200円
25S Lパッケージ13.8298万6200円
XD17.4280万8000円
XD プロアクティブ300万2400円
XD Lパッケージ329万9400円
25S4WD13272万1600円
25S プロアクティブ291万6000円
25S Lパッケージ321万3000円
XD16.6303万4800円
XD プロアクティブ322万9200円
XD Lパッケージ352万6200円
萩原 文博

この記事の執筆者

萩原文博(はぎはらふみひろ)

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立。現在は日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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