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「ホンダフリード」使いやすいサイズの3列ミニバン、その室内空間から使い勝手まで

「ホンダフリード」使いやすいサイズの3列ミニバン、その室内空間から使い勝手まで
「ホンダフリード」使いやすいサイズの3列ミニバン、その室内空間から使い勝手まで

3列シートとスライドドアを持つミニバンとして最もコンパクトなのがホンダフリード。日本の道路事情にあったボディサイズと使い勝手の良い室内空間で人気を集めている。今回は2016年9月に登場した2代目ホンダフリードと2列シート版のフリード+(プラス)を徹底レビューしよう。

最もコンパクトな3列シートミニバン

最もコンパクトな3列シートミニバン

日本国内だけでなく、最近ではアジア圏でも高い人気を誇っている日本製のミニバン。その豊富なラインアップのなかで最もコンパクトなサイズの車種の一つがホンダフリードです。このカテゴリーはフリードとトヨタシエンタの2台が属しており、2018年7月はフリードが7016台で11位、シエンタが6864台で12位と激しい販売競争が繰り広げられています。ただし、シエンタは単一車種ですが、フリードは3列シートをもつミニバンのフリードと3列目シートを廃止し広大なラゲージスペースをもつハイトワゴンのフリード+(プラス)を合算した数字となっています。販売台数面ではわずかにシエンタにリードを許しているフリードですが、ハイブリッド車に4WDが設定されているという魅力もあります。それでは、コンパクトミニバンの実力派ホンダ・フリードを紹介しましょう。

試行錯誤の時代を経てフィットベースの3列シートミニバンに

ホンダのコンパクトミニバンの歴史は2001年に登場したモビリオがルーツです。2004年には2列シート6人乗り(フロントシート3人乗り)というユニークなミニバンのエディックスが登場しますが、こちらは2009年に生産終了となりました。初代フリードはモビリオに代わって2008年に登場し、3列シート仕様は6人乗りと7人乗り。さらにフレックスという2列シート5人乗り仕様と多彩なラインナップを設定していました。コンパクトカーの大ヒットモデル、フィットのコンポーネンツを流用していることもあり、燃料タンクをセカンドシート下に設置。シートをダイブダウンさせるシートアレンジはできないものの、低床を実現したことにより足元スペースは余裕が生まれ快適性が向上しました。当初は1.5Lガソリン車だけでしたが、2011年10月のマイナーチェンジ時にハイブリッド車が追加されました。

5ナンバーサイズに収めた現行型

5ナンバーサイズに収めた現行型

専用エアロパーツなどが追加された走りのグレード「モデューロX」

こちらはフリード+だがフリードとの外観の差はない

こちらはフリード+だがフリードとの外観の差はない

現行型となる2代目フリードとフリード+は2016年9月に登場します。「いつでも」 「どこでも」「だれでも」ちょうどいい。をコンセプトとした新世代コンパクトミニバンに生まれ変わりました。フリードのボディサイズは全長4290mm×全幅1695mm×全高1710mmで、取り回しのしやすい5ナンバーサイズに収まっています。全長が先代より50mm延長され、1〜3列目のヒップポイント間の位置が90mm拡大し、全てのシートが快適になりました。さらに2列目シートスライド量を120mm拡大したことで、多彩なシートアレンジが可能に。そして運転席と助手席の距離を50mm拡大することで、ウォークスルーがしやすくなるなど、快適性、利便性が大幅に向上しています。

使いやすさはシートアレンジの工夫にあり

使いやすさはシートアレンジの工夫にあり①

使いやすさはシートアレンジの工夫にあり②

使いやすさはシートアレンジの工夫にあり③

快適性と利便性が向上した室内空間は多彩なシートアレンジが可能です。1列目・2列目のフラット化だけでなく、2列目・3列目をフラットにアレンジすることができます。さらに、セカンドシートを前方に倒し、サードシートを格納すると大きな荷物が積載できる2名乗車+ラゲージ最大モードが可能となります。

一方のフリード+は後席の座面を前方に跳ね上げ①

一方のフリード+は後席の座面を前方に跳ね上げ②

一方のフリード+は後席の座面を前方に跳ね上げ、背もたれを前倒しするダブルフォールダウン機構により、快適なシートクッションを維持したまま、フルフラット化を実現。大人二人が車中泊も可能なおやすみモードも可能です。

運転のしやすさと居心地の良さを両立したインテリア

運転のしやすさと居心地の良さを両立したインテリア

多彩なフリード/フリード+のインテリアは多彩なシートアレンジが楽しめるだけでなく、運転しやすい工夫も一杯。外観のポイントになっている特徴的なフロントウィンドウはドライバーの見上げ角を大幅に向上。赤信号などの低車時における信号確認など様々なシーンでの快適な運転に寄与しています。また、大きなフロントウインドウに加えて、細くしたフロントピラーにより、斜め前方の視界を向上させると同時に開放的な室内空間を実現しています。また室内空間はナチュラルモダンインテリアを目指し、本物の木のような質感を表現するマットな木目調パネルインストルメントパネルに採用。

またベージュ、モカ、ブラックという3色用意された

またベージュ、モカ、ブラックという3色用意されたシート表皮には見る角度によって表情が異なるストライプ柄によって、豊かなシート形状を表現すると同時にシートの汚れを目立たなくする工夫がなされています。

好燃費のハイブリッドにも4WDを用意

好燃費のハイブリッドにも4WDを用意

フリード/フリード+に搭載されているパワートレインは、JC08モード燃費27.2km/Lを実現する1.5Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「スポーツハイブリッドi-DCD」、そして19.0km/Lを実現する1.5L直列4気筒ガソリンエンジンの2種類。どちらのパワートレインにも駆動方式はFFと4WDが用意されており、幅広いエリアのニーズに応えています。

フリードの走りはホンダの低床プラットフォーム

フリードの走りはホンダの低床プラットフォームを活かしたキビキビとした軽快さが特徴です。高い全高によって広い室内空間を確保していますが、背の高いクルマに発生しやすい横揺れはかなり抑えられています。またフリード/フリード+は低燃費を実現させるために、転がり抵抗を低減させながら、高いブレーキング性能やコーナリング性能を両立した専用タイヤを装着するなど、走行性能に対してホンダらしいこだわりが盛り込まれています。

安全装備はシエンタよりも充実

安全装備は8つの機能がパッケージとなった運転支援システムホンダセンシングを設定。高速道路などで先行車を追従して走行するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)はライバル車のシエンタにはない装備となっており、運転支援システムにおいてはフリード/フリード+がリードしています。また、走りに磨きを掛けたモデューロXというグレードが設定されているのも注目のポイントです。

フリード/フリード+の車両本体価格は188万円〜315万2520円。オススメのグレードは駆動方式が選べて、先進の運転支援システム、ホンダセンシングが付いたG・ホンダセンシングです。予算に合わせて、ガソリンエンジン、ハイブリッドをチョイスすれば、満足度は一段と高くなります。

■ホンダフリード・フリード+価格表(2018年8月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
1.5BFF19188万円
4WD17.6209万6000円
1.5G 6人乗りFF19198万円
4WD17.6221万2200円
1.5G 7人乗りFF19200万1600円
1.5G・ホンダセンシング 6人乗り210万円
4WD17.6233万2200円
1.5G・ホンダセンシング 7人乗りFF19212万1600円
1.5 モデユーロX 6人乗り283万680円
1.5 モデユーロX 7人乗り285万2280円
ハイブリッド BFF27.2225万6000円
4WD25.2247万2000円
ハイブリッドG・ホンダセンシング 6人乗りFF27.2249万6000円
4WD25.2272万8200円
ハイブリッドG・ホンダセンシング 7人乗りFF27.2251万7600円
ハイブリッドEXFF26.6265万6000円
ハイブリッド モデユーロX 6人乗り313万920円
ハイブリッド モデユーロX 7人乗り315万2520円
プラス 1.5BFF19190万円
プラス 1.5G200万円
4WD17.6223万2200円
プラス 1.5G・ホンダセンシングFF19212万円
4WD17.6235万2200円
プラス ハイブリッド BFF27.2227万6000円
プラス ハイブリッドG・ホンダセンシング251万6000円
4WD25.2274万8200円
プラス ハイブリッドEXFF26.6267万6000円

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※記事の内容は2018年8月時点の情報で執筆しています。

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