【ニューモデル速報】「ホンダインサイト」シビックとアコードの間を埋めるミドルセダンに進化

2018年12月13日、ホンダを代表するハイブリッド車「インサイト」の3代目モデルが発表され、14日より発売される。「プリウスキラー」のコンパクトカーだった先代から、今回はミドルクラスセダンへと大きくクルマのコンセプトを変えた新型インサイトをさっそく紹介しょう。

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ホンダのハイブリッドを背負ってきた

インサイトは代々ホンダのハイブリッド専用モデルでした。初代モデルは1999〜2006年に販売され、当時世界最高の超低燃費35km/Lを達成した2人乗りのパーソナルハイブリッドカーとして注目を集めました。そして、2009〜2014年まで販売された2代目インサイトは、5人乗りの5ドアモデルとなり実用性が向上。さらに話題となったのは、ハイブリッド車ながら189万円からという低価格戦略です。

このインサイトの価格戦略によりライバル車・トヨタプリウスも価格を引き下げ、ハイブリッド車の普及を加速させるキッカケを作りました。 初代が燃費ナンバー1、2代目がハイブリッド車の普及と、これまで社会に様々なインパクトを与えてきたホンダインサイト。その3代目となる新型が2018年12月14日から販売開始となります。

3代目はミドルクラスセダンに

3代目となるインサイトはクルマとしての本質的な魅力を追求し、世界的に人気が高いミドルセダンへと進化しました。ボディサイズは全長4675mm×全幅1810mm×全高1410mmでシビックとアコードの間を埋めるサイズとなっています。

新型インサイトの開発キーワードは「PRIME」。「シンプルでありながら、上質で、時代に流されない本質的な魅力をもつクルマ」を追求したとしています。それでは、インサイトの様々な魅力について紹介しましょう。

ハイブリッド車を主張しないデザイン

ホンダがインサイトの外観デザインで最も重視したのは「品格」の表現。環境車の普及が進んだ現在、ハイブリッド車であることを声高に主張するよりも、ユーザーの価値観や美意識を表現することが第一であり、そのうえで社会や環境に対する姿勢までも感じさせることがインサイトのあるべき姿だとホンダは考えたようです。

上質な走りと優れた環境性能を予感させる流麗なシルエットをはじめ、吟味を尽くしたシンプルなキャラクターライン、そして水平基調の力強い「芯」を感じさせるボディ造形でホンダ流の「品格」を表現しています。

フロントデザインはワイドな印象を引き立てるクロムバー、鋭くも知性を感じさせるインラインタイプのフルLEDヘッドライト、そし精緻なつくり込みのフロントグリルなどにより、ダイナミックな表情と大人の品格を感じさせるフロントフェイスとなっています。

一方、リアスタイルは造形美と空力性能を両立させるために、スタイリングと機能を両立したトランクスポイラーをはじめ、空力性能に優れて、なおかつグラマラスな水平基調の造形を採用。リアコンビネーションランプも輪郭と発光でワイドな印象を強調しています。

艶っぽさを目指したインテリア

インサイトのインテリアは、「美しい花と甘美な蜜」をイメージした上質かつエレガントな雰囲気が特徴です。目の肥えたユーザーに満足してもらうために、インサイトのインテリアが目指したのは「品と艶の融合」。

シンプルでありながら本質的な美しさを備え、クーペやスポーツカーのもつ色気も漂う。そんなインテリアを実現するため、インストルメントパネル全体をシンプルな面と線で構成しています。

さらに、センターパネルから助手席にかけての造形は、おおらかなたたずまいが美しい南アフリカ原産の花「カラーリリー」をイメージ。インストルメントパネルには徹底的な精度管理で実現したダブルステッチやソフトパッドを贅沢にあしらうことにより、上質なおもてなしの空間としています。

センターパネルは「花が内包する蜜」をイメージして、先進デバイスを使いやすい位置に集中配置しています。シートはホンダ最新のシートフレームを採用。心地良く疲れにくいシートを開発しました。フロントシートは高いホールド性を、そしてリアシートには独立性と、シートによって異なる機能を強めて、快適なドライブをサポートしてくれます。

クラリティゆずりの好燃費ハイブリッド

インサイトに搭載されるパワートレインは1.5Lガソリンエンジンと2つのモーターを組み合わせたスポーツハイブリッドi-MMD。クラリティPHEVから搭載された新しいシステムですが、インサイトではハイブリッド車のさらなる普及を目指して、モーター磁石の重希土類フリー化、PCU(パワーコントロールユニット)の小型化を実現。

また1.5Lエンジンはディーゼルエンジン並みの最大熱効率40.5%という高効率化を達成し、ミドルセダンながら、JC08モード燃費は34.2km/Lを実現しています。

PCUの小型化によってインサイトのトランク容量は519Lとハイブリッドとは思えない荷室容量を確保しているのも特徴です。 組み合わされるトランスミッションはCVTで、インサイトではシフト操作が指1本で可能なスイッチ式のギアセレクターを採用。

スイッチはドライバーが手の届きやすい場所に集約されており、ドライブスイッチはプッシュ式、リバーススイッチはプル式とするなど人間の感覚にマッチした仕様となっています。

さらに進化した先進安全性能

安全装備はご自慢の「ホンダセンシング」を標準装備。単眼カメラとミリ波レーダーという2つのデバイスと使用して、車両はもちろん、歩行者まで検知し、ブレーキやステアリングなど車両各部を協調制御します。

さらに、走行時に歩行者などとの衝突をフロントバンパーに内蔵したGセンサーが感知すると、ボンネットを約10cm持ち上げ、エンジンルームに空間を確保する「ポップアップフードシステム」、またリアバンパー内側に設置したレーダーによって、後側方に接近する車両を検知すると、ドアミラー上のインジケーターの点灯でドライバーに知らせる「ブラインドスポットインフォメーション」を設定するなど、最新鋭の運転支援システムが装備されています。

先進性、安全性が魅力のミドルセダン、ホンダインサイトの車両価格は326万1600〜362万8800円となっています。

ホンダインサイト価格表(2018年12月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
LX2WD(FF)34.2326万1600円
EX31.4349万9200円
EX ブラックスタイル362万8800円

国産セダン不毛地帯で花開くか?

「プチプリウス」的なコンパクトカーからミドルクラスセダンに生まれ変わった3代目インサイト。日本のこのクラスは輸入車の存在感ばかりが強まっていますが、先進的なデザインと好燃費で一矢を報いることができるのでしょうか。期待したいところです。

萩原 文博

この記事の執筆者

萩原文博(はぎはらふみひろ)

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立。現在は日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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