【試乗記】「ダイハツブーン」がマイナーチェンジ! 第三のモデル「スタイル」は女性にうれしいクルマ

燃費の良さと広い室内空間で着実な支持を集めているコンパクトカー、ダイハツブーンがマイナーチェンジを行い、兄弟車のトヨタパッソにはない第三のモデル「ブーンスタイル」を追加した。また先進安全運転支援装置もダイハツご自慢の「スマアシIII」に進化した点も見逃せない。さっそく、その試乗レポートをお届けしよう。

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優れた燃費と広い室内空間の「隠れ人気車種」

コンパクトカーのダイハツブーンは、軽自動車で培ったノウハウを活かして開発された小型乗用車です。初代ブーンは2004年に登場し、現行モデルである3代目ブーンは2016年4月に販売開始されました。

これまでのブーンはダイハツとトヨタによって共同開発され、兄弟車のパッソがトヨタで販売されていました。現行型ではこの関係性を解消し、ダイハツが開発・生産し、トヨタにOEM供給しています。その結果、先代までパッソに存在したオリジナルモデルは廃止され、ブーンとパッソはエンブレムが違うだけというシンプルなものになっています。

現行型ブーンの主な特徴は3つ。

まずはハイブリッド車を除いたガソリンエンジン登録車N0.1という28.0km/L(2WD車)の優れた燃費性能とリーズナブルな価格。

2番目は扱いやすいコンパクトサイズとクラストップのゆとりある室内空間の両立。そして3番目は街乗りでのフラットで上質な乗り心地を実現した基本性能の高さです。

こうした特徴で幅広い年齢層に支持され、2018年の新車販売台数はパッソが4万7871台で22位、ブーンが9025台で48位、両車あわせると16位相当、ホンダステップワゴンやトヨタノアと同じくらい売れている隠れた人気車種なのです。

第三のモデル「スタイル」はブーンオリジナル

優れた燃費性能と広い室内空間でコンスタントに人気を集めるダイハツブーンが2018年10月に初のマイナーチェンジを行いました。今回のマイナーチェンジの注目点は、内外装の変更をはじめ従来のモデルラインナップに加えて、新モデルを追加したこと。そして、安全装備を充実させたことです。まずは、新モデルの追加について紹介します。

現行型ブーンは標準車の「ブーン」、そして上質さを追求した「ブーンシルク」の2フェイス戦略を採用していました。 しかし、今回のマイナーチェンジでは、ブーンのオリジナルグレードとなる「ブーンスタイル」を設定。

丸みを持たせた柔らかなラインでキュートに仕上げた外観デザインにホワイト塗装パーツによるアクセントを加えた個性的なスタイリングが特徴です。

インテリアはインパネにマゼンダ色のアクセントを施したほか、専用となる3色のシートを採用し、スイートでかわいらしい空間となっています。

さらにブーン、ブーンシルクについても内外装を刷新。フレンドリーなデザインはそのままにブーンは質感を向上、そして上級グレードのブーンシルクは洗練されたクール&エレガントなデザインとなりました。

安全装備も最新の「スマアシIII」に進化!

ダイハツブーン「スマアシIII」

今回のマイナーチェンジのもう一つの注目ポイントは安全装備の進化です。マイナーチェンジ前のモデルはカメラとレーザーレーダー、ソナーセンサーの組み合わせによって、前方車両との衝突の危険が高まった場合に緊急ブレーキによる危険の回避などを支援する衝突回避支援システム「スマートアシストII] を搭載していました。

今回のマイナーチェンジで衝突回避支援システムが「スマートアシストIII」に進化しました。従来の緊急ブレーキは前方の車両しか認識できませんでしたが、フロントウインドウ内にステレオカメラを設置することで、このスマートアシストIII(通称スマアシIII)では歩行者も認識し、緊急ブレーキが作動するようになりました。

さらに、前後コーナーセンサーを採用することで、ペダルに踏み間違いによる暴走を抑制。またボディの4カ所にカメラを設置し車両の前後左右を映すことで、まるで車両を上から見下ろしたような映像をナビ画面に映し出す「パノラマモニター」を採用し、一段と安全・安心性能を高めています。

「スタイル」は女性にうれしい装備が満載

それでは、マイナーチェンジし、商品力、安全・安心性能が向上したダイハツ・ブーンをインプレッションしていましょう。

今回試乗したのは、マイナーチェンジで追加されたブーンスタイル“SAIII”2WD車で車両本体価格は152万2800円となっています。

試乗車のボディカラーはTV-CFでも使用されているイメージカラーのジューシーピンクメタリック&ホワイトルーフのツートンボディで、メインターゲットが女性であることは一目瞭然。男性である筆者が運転していると、周りの視線がちょっと気になります。

インテリアはインパネやシートがアイボリーとブラウンそしてアクセントカラーにマゼンダを配し、まるでデザートのような色彩です。そのスウィートな空間にメッキ加工を施したインナードアハンドルやシフトレバーボタンにより、上質さを演出しています。

女性がメインターゲットということもあり、フロントドアにはスーパーUV&IRカット機能付ガラス、リアドア、リアクォーターガラスにはスーパーUVカット機能付スモークドガラスを採用し、肌の日焼けを抑えてくれる工夫が施されています。

軽自動車よりも余裕がある「疲れないクルマ」

ブーンスタイルに搭載されているエンジンはダイハツ独自の低燃費技術「e:Sテクノロジー」が活かされた1L直列3気筒自然吸気エンジン。最高出力69ps、最大トルク92Nmという出力とJC08モード燃費28.0km/Lという高出力と低燃費を両立したバランスの良いエンジンです。

大人5人がゆったりとくつろげる空間を確保したボディは、軽量高剛性ボディや最適化されたサスペンションによって、走行時のふらつきを減少したフラットな乗り味を実現しています。特に街乗りのアベレージ速度の目安となる30km/h以下での頭のふらつきを抑えているので、運転中の疲労も低減してくれます。1Lエンジンでも軽量化されたボディによってスムーズで加速時にストレスを感じようなシーンは少ないと感じました。

進化した安全装備、「スマートアシストIII」の効果は絶大です。駐車場などでアクセルとブレーキペダルを間違えて踏んでしまっても、エンジンの出力を低減して飛び出すことはありません。まさに運転に自信のない人やシルバー世代の人にはオススメの装備となっています。

高い走行性能と優れた燃費性能、さらに充実した安全装備が特徴のダイハツ・ブーンですが、100万円台から購入できます。カワイイ相棒を探している人にはオススメの一台です。

ダイハツブーン価格表(2019年1月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
X2WD28117万7200円
4WD24.4137万8080円
X“SAIII”2WD28124万2000円
4WD24.4144万2880円
X“LパッケージSAIII”2WD28135万円
4WD24.4154万5480円
X“GパッケージSAIII”2WD28147万4200円
4WD24.4166万9680円
CILQ“SAIII”2WD28153万3600円
4WD24.4172万9080円
CILQ“GパッケージSAIII”2WD28169万5600円
4WD24.4189万1080円
STYLE“SAIII”2WD28152万2800円
4WD24.4171万8280円
萩原 文博

この記事の執筆者

萩原文博(はぎはらふみひろ)

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立。現在は日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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