萩原文博
寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎわらふみひろ

「トヨタエスクァイア」ワンランク上のミニバン、そのインテリアから使い勝手まで

「トヨタエスクァイア」ワンランク上のミニバン、そのインテリアから使い勝手まで

人気のミニバンの中でも中心的なカテゴリーが「2リッター5ナンバー」サイズ。トヨタヴォクシー/ノアをはじめ日産セレナ、ホンダステップワゴンなど人気車が勢ぞろいするマーケットだ。そのなかでトヨタエスクァイアはヴォクシー/ノアをベースとしながらもワンランク上のミニバンを標榜する個性派。今回はそんなエスクァイアを徹底レビューしよう。

エスクァイア

少し贅沢な「2リッター5ナンバー」ミニバン

少し贅沢な「2リッター5ナンバー」ミニバン

ファミリーカーとして定着したミニバン。その人気の高いミニバンで最も熾烈な販売台数争いをしているが、「2リッター5ナンバーサイズ」といわれるクラスです。

このクラスには2018年(1〜12月)の販売台数4位の日産セレナをはじめ、6位のトヨタヴォクシー、16位のホンダステップワゴンなど人気車がひしめいています。そのライバルが多いクラスで、「新上級コンパクトキャブワゴン」として登場し、国内ミニバン市場で新たなポジションを築くトヨタエスクァイアを徹底レビューしたいと思います。

トヨタエスクァイアは2014年10月に登場しました。すでに発売されていたトヨタヴォクシー/ノアと共通のコンポーネンツを採用した兄弟車です。ヴォクシー/ノアがエアロパーツを装着したスポーティな3ナンバー仕様を設定しているのに対して、5ナンバーサイズのみのエスクァイアは上質さを追求したモデルという位置づけ。

ちなみに2018年のエスクァイアの新車販売台数は4万224台。兄弟車であるヴォクシー9万759台、ノア5万6719台を合計すると、18万7702台となり、第1位の日産ノート13万6324台を上回ります。

 

どことなくアルファードを感じさせる外観

どことなくアルファードを感じさせる外観

外観デザインは上級モデルであるアルファード譲りの、バンパー下部まで伸びる堂々とした縦基調のフロントグリルが特徴です。さらにドアハンドルにバックドアなどにメッキ加飾を施し存在感と上質さを表現。

質感の高さを演出したインテリア

インテリアでは、インストルメントパネルからドアトリムにかけて、合成皮革をあしらい金属調加飾を施し質感の高さを演出しています。

室内

セカンドシート

7人乗りモデルのセカンドシートは前後だけでなく、左右にもスライドするので、セパレートだけでなく、ベンチシートのようにも変化します。

サードシート

左右跳ね上げ式のサードシートはレバー操作だけで、簡単に格納が可能です。

サードシートは簡単に格納が可能

レバー操作だけで格納

サードシートを畳めば、フラットで広大なラゲージスペースが出現

そのうえとても軽量に作られているので、女性でもラクラク。サードシートを畳めば、フラットで広大なラゲージスペースが出現。お子さんの自転車なども簡単に積載できます。

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エンジンはガソリン2Lとハイブリッドの2種類

エンジンはガソリン2Lとハイブリッドの2種類

エスクァイアに搭載されているパワートレーンは最高出力152ps、JC08モード燃費14.8〜16.0km/Lの2L直列4気筒ガソリンエンジン、そしてシステム合計出力136ps、JC08モード燃費23.8km/Lという出力と燃費性能を両立した1.8L直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムの2種類です。両ユニットともに、組み合わされるトランスミッションはCVTで、駆動方式は2Lガソリン車が2WDと4WD、ハイブリッド車は2WDのみとなっています。

エスクァイア

度重なる改良で熟成の域に

エスクァイアは2014年に登場して以降、マイナーチェンジを1度、一部改良を2度行い商品力を向上させています。最初の一部改良は2016年1月で、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティはじめ、4つの機能がセットとなった「トヨタセーフティセンスC」を設定。さらに小さなスリ傷を自己修復するクリア塗装「セルフリストアリングコート」を全ボディカラーに採用しています。

度重なる改良で熟成の域に

続く2017年に7月にマイナーチェンジを行いました。外観デザインではオートレベリング機能付Bi-Beam LEDヘッドランプと面発光のLEDクリアランスランプを採用し、先進性と精悍さを強調。

特徴的なフロントグリルの横幅を拡大するとともに、メッキバーをセンター部分は太く、サイド部分を細くし、その間にシルバーの樹脂を挟み込むことにより、立体感を強めて高級感や堂々とした存在感を強化しました。インテリアは助手席シートバックに格納式テーブルとインストルメントパネルのセンター下部に充電用USB端子2個を標準装備しています。

さらに、スライドドアにシールを追加し遮音性を向上したほか、空力パーツの追加、ボディ剛性アップ、サスペンション改良などで操縦性と乗り心地も改善しています。またアクセルを踏まなくても定速走行が可能なクルーズコントロールや、紫外線を約99%、赤外線を効率良く遮断するウインドウシールドガラスを全車標準装備するなどユーティリティの向上も図られました。

このマイナーチェンジでは最上級パッケージGiプレミアムパッケージの追加も行われました。

このモデルのインテリアにはラインパターンを配したブラウンレザーライン加飾や、加飾に合わせて縦基調のキルティングを施したブランノーブに合成皮革を組み合わせた専用シート表皮を採用し、上質な室内空間を演出しています。最上級グレードらしく、ヘッドランプ点灯時走行における交差点への右左折進入時などで、歩行者や障害物の視認性を確保するLEDコーナリングランプや後続車のライトの眩しさを緩和する自動防眩インナーミラーなども標準装備しています。

そして2019年1月の2度目の一部改良では衝突回避支援パッケージである「トヨタセーフティセンス」を改良。昼間の歩行者も検知対象に加わった最新鋭のプリクラッシュセーフティへとバージョンアップしました。また、駐車場でのアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時における衝突被害軽減に寄与する安全機能であるインテリジェントクリアランスソナーも新設定しています。

リーズナブルなのは2Lガソリン車

リーズナブルなのは2Lガソリン車

同じクラスのセレナやステップワゴンが高速道路などでの追従走行が可能なACC(アダプティブクルーズコントロール)を搭載していることを考えると、若干物足りない部分もありますが、多くの人が高い満足を味わっているヒットモデルらしく、非常に弱点の少ないモデルに仕立てられています。

車両本体価格は266万4360円〜337万6080円と幅広いのですが、グレード構成はシンプルです。ガソリン車、ハイブリッド車ともに最上級グレードのGiプレミアムパッケージ、Gi、Xiの各3グレード合計6グレード。乗車定員は7人乗りの中心にガソリン車のGiとXiに8人乗りが設定されています。

そんなエスクァイアのベストグレードを紹介しましょう。

優れた燃費性能を実現したハイブリッドと高バランスのガソリン車がありますが、オススメは2Lガソリン車です。

同じ最上級グレードのGiプレミアムパッケージで比較すると価格差は37万8000円です。確かにエコカー減税の効果はハイブリッド車のほうが大きいですが、約40万円の価格差は埋めきれません。

さらに週末しか運転しないとなると、ハイブリッド車のメリットも薄れますから2Lガソリン車のリーズナブルさがクローズアップされます。

グレードは7人乗りのGiで約12万円のオプションであるツインムーンルーフ、通信機能を搭載したTコネクトナビを装着すれば、乗車時の利便性だけでなく、手放す時のリセールバリューも高くなります。エスクァイアは人気車なので、ボディカラーも白(パール)、黒など人気色を選ぶのがベターでしょう。

トヨタエスクァイア価格表(2019年1月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
2.0Xi 8人乗り2WD16266万4360円
4WD15286万9560円
2.0Xi 7人乗り2WD16269万4600円
4WD15289万9800円
2.0Gi 8人乗り2WD16290万9520円
4WD14.8311万4720円
2.0Gi7人乗り2WD16293万9760円
4WD14.8314万4960円
2.0Gi プレミアムパッケージ 7人乗り2WD16299万8080円
4WD14.8320万3280円
HV Xi2WD23.8314万640円
HV Gi331万7760円
HV Gi プレミアムパッケージ     337万6080円

 

※記事の内容は2019年2月時点の情報で執筆しています。

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