萩原文博
寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎわらふみひろ

「ダイハツキャスト」レトロと遊び心のトールワゴン、そのスタイルから使い勝手まで

「ダイハツキャスト」レトロと遊び心のトールワゴン、そのスタイルから使い勝手まで

3つのスタイルで自分らしさを叶えるトールワゴン

3つのスタイルで自分らしさを叶えるトールワゴン

日本市場において、軽乗用車の新車販売台数の割合は約40%となっています。これだけ多くのユーザーが軽自動車を購入していると要望も多様化します。こうした多様化したニーズに応えるため2015年9月に登場したのが、ダイハツキャストです。キャストは“自分らしさ=個性”を重視するユーザーの要望に対応するために、「生活を彩る自分仕様の軽自動車」をコンセプトに開発された軽ハイトワゴン。キャストは世界観の異なる「アクティバ」「スタイル」「スポーツ」という3つのバリエーションを用意しているのが特徴です。

SUVのアクティバ、レトロなスタイル、走りのスポーツ

SUVのアクティバ、レトロなスタイル、走りのスポーツ

アクティバは現在、流行しているクロスオーバーSUVテイストを取り入れたモデル。ボディの下回りをプロテクトする力強い印象の樹脂ガーニッシュの採用や最低地上高を180mm(FF車)に設定することで、見た目だけでなく、オフロードでの走破性を向上させているのが特徴です。

スタイルはバンパーモールやサイドロッカーモールなどに効果的なメッキ加飾を施すことにより

スタイルはバンパーモールやサイドロッカーモールなどに効果的なメッキ加飾を施すことにより、都会的な上質感を追求したモデルです。その落ち着いたたたずまいはかつて流行ったレトロ調モデルを彷彿させます。

そして3番目のモデルは2015年10月に遅れて登場したスポーツです

そして3番目のモデルは2015年10月に遅れて登場したスポーツです。スポーツは前後のサスペンションに専用チューニングを施すことにより、高い操縦性を実現したモデルです。インテリアもレッドステッチが施されたMOMO製の革巻ハンドルや自分の思い通りにシフトチェンジができ、マニュアル車感覚でクルマを操れる7速マニュアルモードのパドルシフトを装着。他のモデルより大径の16インチホイールを採用し、ダイレクトな操舵感を実現しています。

タフギア、エレガンスそしてスポーティという3つの異なる世界観がキャストというひとつの車種で選べるのが特徴です。

2WDと4WDで少ない燃費の差

2WDと4WDで少ない燃費の差

キャストに搭載されているエンジンはアクティバとスタイルは660ccの直列3気筒DOHC(自然吸気)と直列3気筒DOHCターボの2種類。そしてスポーツは直列3気筒DOHCターボのみ。ミッションは全車CVTが組み合わされます。

直列3気筒自然吸気エンジンは最高出力52ps、最大トルク60Nmを発生。一方のターボエンジンは最高出力64ps、最大トルク92Nmを発生します。駆動方式は全グレードでFFと4WDを設定し、JC08モード燃費は自然吸気車が26.8〜30.0km/L。ターボ車はアクティバとスタイルが25.0〜27.0km/L、スポーツは24.6〜24.8km/Lと駆動方式の違いによる燃費の悪化は最小限に抑えられています。

登場時にキャストに設定された安全装備は衝突回避支援システム「スマートアシストII」。カメラとレーザーレーダー、ソナーセンサーの組み合わせにより、前方の車両との衝突の危険が高まった場合に緊急ブレーキによる危険の回避を支援します。さらに歩行者の検知や車線の逸脱も警報でドライバーに伝えて、前方や後方へのアクセルとブレーキの踏み間違いによる飛び出しも抑制してくれます。現在では後述のようにさらに進化した「スマートアシストIII」に変更されています。

内外装、安全装備とも進化を続ける

内外装、安全装備とも進化を続ける

2015年9月に発売されたキャストは2016年6月に一部改良を行い、多彩な内外装のカラーバリエーションをさらに拡充し魅力を向上させるとともに、アクティバ、スタイルにはレザー調シートを採用し、上質な質感を演出した「プライムコレクション」を設定しました。加えて4WD車の最低地上高をアクティバは180mm、スタイル、スポーツは150mmとすることで、走破性を向上。さらに一部グレードに助手席シートヒーターを追加するなど走行性能と快適性を向上させています。

そして、2017年10月に一部改良を行い、内外装の変更と安全装備のアップデートを行っています①

そして、2017年10月に一部改良を行い、内外装の変更と安全装備のアップデートを行っています②

そして、2017年10月に一部改良を行い、内外装の変更と安全装備のアップデートを行っています③

そして、2017年10月に一部改良を行い、内外装の変更と安全装備のアップデートを行っています。内外装の変更では、アクティバ、スタイルについては、フロントグリルのデザインを変更。そしてカラーバリエーションの追加やダイハツ独自のラッピング工法を採用したデザインフィルムトップの設定を拡大しました。内装についてはインテリアのアクセントカラーを変更したことにより、各車の個性を強化しています。

このタイミングで安全装備は従来モデルに搭載されていた衝突回避支援システムの「スマートアシストII」

このタイミングで安全装備は従来モデルに搭載されていた衝突回避支援システムの「スマートアシストII」から、フロントウインドウ内に設置されたステレオカメラを採用した最新の「スマートアシストIII」に変更されました。従来のスマートアシストIIは前方の車両しか検知できませんでしたが、新しいスマートアシストIIIは前方の車両に加えて、歩行者も認識し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへの注意喚起を行います。さらに危険性が高まった場合は緊急ブレーキで減速。衝突の回避や衝突時の被害を軽減してくれる(対車両・対歩行者)衝突警報機能と衝突回避支援ブレーキ機能を採用。さらに約60km/h以上で走行中に車線からはみ出しそうになると、ドライバーへ警報する車線逸脱警報機能、ペダル操作を誤っても急発進を防ぐ前後の誤発進抑制制御機能、対向車のヘッドランプや周囲の明るさを検知して、ヘッドライトのハイとローを自動的に切り替えるオートハイビーム機能を装備し、「セーフティ・サポートカーSワイド」に該当するようになりました。

背の高さを感じさせない走り

背の高さを感じさせない走り

背の高さを感じさせない走り②

キャストはムーヴで採用され高い評価を得ている軽量高剛性ボディの「Dモノコック」をはじめ、Dサスペンション、Dアシストを採用し、しっかりとしたハンドリングとカーブを曲がる際などにボディのふらつきが少ない高い操縦安定性を確保しています。さらに、ボディパネルの隙や穴を減らし、音の侵入経路を低減することで、高い静粛性を実現しています。

3つの個性をもつキャストですが、車両本体価格は122万5,800円〜177万1,200円と幅が広くなっています。クルマを操る楽しさやスポーティな走りを望む人にはスポーツ。女性や大きなクルマが必要なくなったけれども、質感にこだわるシルバー世代にはスタイル。海や山へとアクティブに活動する人にはアクティバがオススメです。装備面を考えるとアクティバとスタイルはGプライムコレクションSAIIIが満足度の高いグレードだと思います。

■ダイハツキャスト価格表(2019年4月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
アクティバ X2WD28122万5800円
4WD24.4135万5400円
アクティバ X “SAIII”2WD28129万600円
4WD24.4142万200円
アクティバ G “SAIII”2WD28141万4800円
4WD24.4154万4400円
アクティバG2WD28147万9600円
“プライムコレクションSAIII”4WD24.4160万9200円
アクティバ Gターボ “SAIII”2WD28151万7400円
4WD24.4164万7000円
アクティバ Gターボ2WD28158万2200円
“プライムコレクションSAIII”4WD24.4171万1800円
スタイル X2WD28122万5800円
4WD24.4135万円
スタイル X “SAIII”2WD28129万600円
4WD24.4141万4800円
スタイル G “SAIII”2WD28141万4800円
4WD24.4153万9000円
スタイル G2WD28147万9600円
“プライムコレクションSAIII”4WD24.4160万3800円
スタイル Gターボ “SAIII”2WD28151万7400円
4WD24.4164万1600円
スタイル Gターボ2WD28158万2200円
“プライムコレクションSAIII”4WD24.4170万6400円
スポーツ“SAIII”2WD28164万7000円
4WD24.4177万1200円

※記事の内容は2019年4月時点の情報で執筆しています。

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