萩原文博
寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎわらふみひろ

ジュネーブモーターショーで登場した注目の日本車

ジュネーブモーターショーで登場した注目の日本車

今年のジュネーブは日本車も豊作

毎年春に開催されている世界5大モーターショーのひとつであるスイスのジュネーブモーターショー。正式な名称はサロン・アンテルナショナル・ド・ロトといいます。このジュネーブモーターショーは欧州車ブランドが新型車を発表する場となっていますが、2019年は欧州車ブランドに負けないほど日本車メーカーも新型車を出展しました。そこで、ジュネーブモーターショーに出展された国産車の注目の新型車を紹介しましょう。

「トヨタカローラトレック」もうすぐ日本でも登場するステーションワゴンベース

「トヨタカローラトレック」もうすぐ日本でも登場するステーションワゴンベース

まずは、トヨタカローラトレックです。カローラトレックはまだ日本に導入されていないステーションワゴン、カローラツーリングスポーツだけに設定されるクロスオーバーSUVモデルです。自転車ブランドの「TREK」とのパートナーシップにより生まれたモデルで、最低地上高を高めています。搭載されているパワートレインは1.8L直列4気筒ガソリンエンジンと2Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッド。2019年の秋に欧州市場に導入予定です。

「日産IMQコンセプト」次期エクストレイルのコンセプトカーか?

「日産IMQコンセプト」次期エクストレイルのコンセプトカーか?

続いては日産が出展したIMQコンセプトです。このクルマは次期キャシュカイ(日本名エクストレイル)のデザインコンセプトといわれているショーモデルです。クーペのようなスタイリッシュなスタイリングのSUVながら、観音開きのドアを採用するなど非常にユニーク。

搭載されているパワートレインはセレナやノートに搭載され、高い評価を得ているe-POWERで、駆動方式は全輪駆動となっています。これは日本だけでなく、欧州市場にもe-POWERを搭載した市販車を投入するという日産の意気込みの表れかもしれません。

「Honda e(ホンダ イー)」ホンダの電気自動車は街乗り用

「Honda e(ホンダ イー)」ホンダの電気自動車は街乗り用

ホンダ イー室内

そして、ホンダは待望の電気自動車のプロトタイプ「Honda e(ホンダ イー)」を世界初公開しました。ホンダ イーの外観はホンダのスモールカーが作り上げてきた走る楽しさと、愛着を感じる親しみやすさをシンプル・クリーンに表現。新採用したポップアップ式のドアハンドルや従来のサイドミラーの役割を果たす「サイドカメラミラーシステム」など先進機能を取り入れることで、シームレスなボディデザインとなっています。

新開発のプラットフォームはコンパクトで、街中での取り回しの良さと優れた走行性能を両立しています。搭載するモーターは後輪駆動による走る楽しさを実現し、航続走行距離は200km以上を達成しています。また30分で80%まで充電可能な急速充電にも対応。2019年の秋より販売される予定です。

「マツダCX-30」最新技術を盛り込んだSUV

「マツダCX-30」最新技術を盛り込んだSUV

CX-30室内

マツダは新世代商品の第二弾となる新型コンパクトクロスオーバーSUV「マツダCX-30」を世界初公開しました。現在販売されているCX-3はコンパクトカーのデミオがベースですが、このCX-30は間もなく発売されるマツダ3(アクセラ)をベースとしたモデル。大人4人がゆったりと座れる空間とタップリとした容量を確保したラゲージスペースを実現した優れたパッケージングが特徴です。

また、マツダ独自の人間がもつバランス能力を最大限に引き出すことを追求した新世代車両構造技術「スカイアクティブ ビークルアーキテクチャー」に加えて、幅広い走行シーンで意のままの加減速を可能とする最新の「スカイアクティブX」をはじめとした「スカイアクティブエンジンシリーズ」を搭載し、走る・曲がる・止まるというクルマの基本性能を飛躍的に向上させています。2019年の夏より欧州から順次販売開始する予定です。

「三菱エンゲルベルクツアラー」最新のプラグインハイブリッドSUV、次期アウトランダーか?

「三菱エンゲルベルクツアラー」最新のプラグインハイブリッドSUV、次期アウトランダーか?

三菱はブランドメッセージである“Drive your Ambition”を具現化し、先進の電動化技術、四輪制御技術を搭載した新世代クロスオーバーSUVのコンセプトカー「三菱エンゲルベルクツアラー」を世界初披露しました。車名に関したエンゲルベルクはスイス中央部にある山間部の村で、世界有数のスキーリゾート地です。その名前にふさわしく三菱エンゲルベルクツアラーは厳しい気象条件や路面状況でもドライバーが安心してドライブできる高い走行性能を持ち、充電インフラが整っていない場所でも安心して移動できるツインモーター4WDのプラグインハイブリッド車です。

三菱車のフロントフェイスの特徴である「ダイナミックシールド」のメッキ部を給電時や充電時に優しく点灯させるなどPHEVらしい特徴を採用しています。搭載されているPHEVシステムは高出力・高効率モーターをフロントとリアに搭載。エンジンはPHEV専用の2.4Lガソリンエンジンを搭載することで、EV走行距離はWLTPモードで70km以上、満充電・燃料満タンの状態で総航続距離は700km以上というロングドライブが可能です。

「スバルヴィジヴアドレナリンコンセプト」早くも次期XVを予感させるコンセプトカー

「スバルヴィジヴアドレナリンコンセプト」早くも次期XVを予感させるコンセプトカー

スバルが初公開したのは、「スバルヴィジヴ アドレナリンコンセプト」です。スバルは2014年に共通デザインフィロソフィ「ダイナミック×ソリッド」を定義しました。今回初公開したスバルヴィジヴアドレナリンコンセプトはこの思想をさらに進化させ、新しい方向性を示した「BOLDER」を取り入れた初めてのコンセプトカーです。

ダイナミックで力強いボディには乗員をしっかりと守るルーフやプロテクターを大胆に配置し、強靱さと軽快さを両立。ホイールからオールテレインタイヤに繋がるホワイトのアクセントはフィールドギアの印象を強めています。アクティビティをサポートするユーティリティと、道を選ばず、早く意のままに駆け抜ける楽しさを併せもち、アクティブマインドをもつ人が「大自然の中を思いのままに走り回りたい!」という気持ちを駆り立てる、そんな新しいスポーツヴィークルを表現しています。

今回のジュネーブショーに登場した国産車は、登場間近のものから数年後を予感させるモデルまで、やはりSUVが目立ちました。今年は秋に東京モーターショーも開催されます。「令和」初の東京モーターショーもどんな新型車が登場するのか楽しみですね。

 

※記事の内容は2019年4月時点の情報で執筆しています。

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