岡崎五朗
寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
岡崎五朗おかざきごろう

「マツダ3」イチオシはSKYACTIV-X、デザインも走りも欧州の一流どころと互角だ(岡崎五朗レポート)

「マツダ3」イチオシはSKYACTIV-X、デザインも走りも欧州の一流どころと互角だ(岡崎五朗レポート)

この記事は、 5 分で読めます。

デリバリーが始まった新型マツダ3に、国内サーキットとドイツで岡崎五朗さんが試乗しました。1.5Lガソリンか、2Lガソリンか、1.8Lディーゼルか、はたまた少し遅れて12月に登場する革新的な新エンジン「SKYACTIV-X」待ちか。購入を検討されている方にとって悩ましいマツダ3のエンジン選びに結論を出します。

悩みどころはエンジンのチョイス

悩みどころはエンジンのチョイス

メインカットのファストバックに比べるとオーソドックスなマツダ3セダン(写真はすべて国内の撮影会のもの)

すでに日本でのデリバリーは始まっているものの、なぜか公道でのメディア向け試乗会が開催されていないマツダ3。1.5Lガソリンか、2Lガソリンか、1.8Lディーゼルか、はたまた少し遅れて12月に登場する革新的な新エンジン「SKYACTIV-X」待ちか。購入を検討されている方にとってエンジン選びは大いに悩ましいところだろう。

悩みどころはエンジンのチョイス②

ファストバックの斬新なリアスタイル

悩みどころはエンジンのチョイス③

セダンのリアスタイルは流麗な印象

実はこの原稿を書いている現時点でも、マツダは日本国内でのメディア向け公道試乗会を開催していない。というわけで、今回の原稿も、限定された条件下での試乗レポートになることをまずはお断りしておきたい。どんな事情があるのかはわからないが、情報を欲しがっているユーザーにとってはかなり不親切な状況だ。

一本化用マツダ3ファストバック

国内テストコースとドイツの公道で試乗

僕がこれまで乗ったマツダ3は合計3モデル。1.8ディーゼルと2Lガソリンには国内のテストコースで、SKYACTIV-Xにはドイツの公道で試乗した。「1.5Lは主に企業向けなので試乗車を用意する予定はありません」とのことだが、いやいやこんなにカッコいいクルマが営業車として使われるはずがない。動力性能は必要にして十分でいいから、できるだけ安い価格であのデザインと質感が欲しいんだよね、という人はきっと多いはずだ。今後マツダの気が変わって1.5Lモデルに試乗する機会があったら改めてレポートしたいと思う。

街中なら2Lガソリン、遠出なら1.8Lディーゼル

街中なら2Lガソリン、遠出なら1.8Lディーゼル

高回転へ引っ張ったときの伸びがすばらしい2.0Lガソリンエンジン

街中なら2Lガソリン、遠出なら1.8Lディーゼル②

力強い低中速トルクが印象的な1.8Lディーゼル

話を本題に戻そう。2Lガソリンと1.8Lディーゼルは、どちらも十二分な動力性能を持っている。2Lガソリンは高回転まで引っ張ったときの伸び感、1.8Lディーゼルは厚みのある低中速トルクによる力強い加速と燃費のよさが魅力だ。どちらを選ぶかはお好み次第。街中中心ならガソリン、高速道路を使った長距離ドライブが多いならディーゼルをおすすめする。

すばらしいデザイン、質感豊かな内装

すばらしいデザイン、質感豊かな内装

すばらしいデザイン、質感豊かな内装②

すばらしいデザイン、質感豊かな内装③

すばらしいデザイン、質感豊かな内装④

すばらしいデザイン、質感豊かな内装⑤

ただし話はそう単純じゃない。前述したようにマツダ3のデザインはまことにすばらしい。好き嫌いは分かれるだろうが、個性の強さと美しさの両立レベルはこのクラスで世界トップだと断言できるし、インテリアも外観にふさわしい質感を備えている。

驚くほどしなやかな足回り

驚くほどしなやかな足回り

走らせても、足回りの動きが驚くほどしなやかで、荒れた路面を走ってもゴツゴツ感は皆無。タイヤとサスペンションとシートがそれぞれの役割をしっかり果たし、極上の乗り心地を提供してくれる。先代(アクセラ)の弱点だったゴーッという盛大なロードノイズも見違えるほど改善された。コーナリングも素直で扱いやすい。つまり、デザインもシャシー性能も一級品ということだ。

一本化用マツダ3セダン

ベストマッチは新エンジン「SKYACTIV-X」、フィーリングの良さも魅力

そう考えると、2Lガソリンも1.8Lディーゼルも、相対的にちょっと不足感があるのは否めない。この外観、この足ならもっといいエンジン、もしくは8速AT(現状は6速AT)が欲しくなるよねと思えてしまうのだ。その点、SKYACTIV-Xはマツダ3の持つ高いポテンシャルにふさわしい質感を備えている。絶対的な動力性能もさることながら、圧倒的な静粛性の高さやアクセルを踏み込んだ瞬間の応答性など、フィーリング面での優秀さが最大の持ち味。低燃費エンジンという捉え方をされがちなSKYACTIV-Xだが、実はフィーリングのよさが最大の美点だ。

欧州の一流どころと互角、ただしSKYACTIV-Xは高価格

欧州の一流どころと互角、ただしSKYACTIV-Xは高価格

問題は価格。SKYACTIV-X搭載モデルは1.8Lディーゼルより40万円、2Lガソリンより70万円も高い。300万円を超えてくると購入をためらう人も増えてくるだろう。とはいえ、ゴルフの上級グレードやメルセデス・ベンツAクラスと比較してもクルマの仕上がりは決して負けていない。どうせ買うならSKYACTIV-Xを推す。あるいは、試乗していないので軽はずみなことは言えないが、エンジンは割り切って200万円そこそこの1.5LMT(MTの設定は1.5Lのみ)を選ぶのも通の選択かもしれない。

※記事の内容は2019年8月時点の情報で執筆しています。

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