手取り給与20万円で車を持つことは可能?

手取り給与20万円で車を持つことは可能?

地方在住で公共交通機関が十分でない場合は、通勤や日々の買い物にも車が必要であり、車はまさに生活必需品の一部といえます。しかし車は、購入するにも維持するにも、ある程度まとまったお金が必要です。
ここでは、手取り20万円でも、なるべく家計を圧迫にせずに車を持つ方法についてご紹介します。

n-box

手取り20万円の生活の実態

車を持てない理由として、経済的にゆとりがない点を挙げる人は多いものです。まずは、手取り20万円の場合の生活の実態について見ていきましょう。

手取り20万円でも就労形態によって年収に大きな差が!

給料が振り込まれたとき、金額は確認するものの、渡された給与明細書については細かく確認しない方も多いのではないでしょうか?
給与明細書をよく見ると、総支給額と実際に振り込まれた金額には、大きな違いがあることがわかります。手取り20万円の場合、総支給額はおよそ24万〜25万円になります。正社員として働いている場合は、そこから次のような費用が控除されます。

<月収25万円の人の控除額>
・厚生年金保険料:24,790円
・健康保険料:12,870円
・雇用保険料:750円
・所得税(源泉徴収税額):5,200円
・住民税:9,884円

40歳以上の方であれば、健康保険料にプラスして、介護保険料が控除されます。また、扶養親族の数によっても控除額が変わってきます。さらに住民税の額も、自治体によって多少の差が生じます。

同じ手取り20万円でも、非正規雇用では状況が異なる場合があります。健康保険(介護保険を含む)・厚生年金保険・雇用保険(労災保険を含む)をまとめて「社会保険」と呼びますが、非正規雇用の場合、勤務状況や雇用形態によっては、個人で社会保険に加入しなければなりません。正社員の場合、社会保険の半分を会社が負担してくれますが、社会保険に個人で入ると負担が重くなってしまいます。

それに加えて、非正規雇用はボーナスが出ない場合が多く、毎月の手取りが同じ20万円でも、年収には大きな差が出ます。手取り20万円でボーナスが夏冬合わせて年4ヵ月分支給されたと仮定すると、正規雇用者と非正規雇用者とでは、80万円の収入の差があることになります。つまり、生活設計を考える場合には年収ベースで考える必要があるのです。

手取り20万円の場合、生活費にはいくらかかる?

ここからは、手取り20万円の場合の生活費の内訳を見ていきましょう。正社員で社会保険は給料から天引き、単身世帯の方を想定して計算します。

<20万円の場合の生活費の内訳>
家賃:60,000〜70,000円
食費:40,000円程度
水道光熱費:10,000円程度
通信費:10,000円程度
交際費・娯楽費:20,000円程度
日用品・衣類購入費:30,000円程度
貯金・予備費:20,000円程度

これでおよそ20万円です。手取り20万円でも、家賃を払って生活できないことはありませんが、あまり生活にゆとりはないといった実態が浮かび上がってきます。

手取り20万円でマイカーの保有は可能か?

手取り20万円でマイカーの保有は可能か?

では、手取り20万円でマイカーを保有することは可能なのでしょうか?車の購入や維持に必要な費用を、詳しく見ていきましょう。

車購入時の初期費用はいくらかかるのか

車を購入するときは、車両本体の価格にばかり目が行きがちです。しかし、実際に購入手続きを始めてみると、車両本体価格以外の支出が多いことに驚かされます。車購入時に必要な、車両本体価格以外の初期費用には次のようなものがあります。

<車購入時に必要な初期費用>
・自動車税
・自動車取得税(車両本体価格が50万円以上の場合必要。普通車の場合は価格の5%、軽自動車の場合は3%、エコカーの場合は減税されるしくみがある)
・自動車重量税(車検ごとの支払いで車の重さによって税額が変わる。エコカーは減税あり)
・自賠責保険
・リサイクル料
・任意自動車保険

上記以外に、ディーラーに手続きを代行してもらうと、次のような費用もかかります。
・登録費用
・車庫証明費用
・納車費用(自分でディーラーまで取りに行く場合には不要)

車の大きさなどにより金額が異なるため一律ではありませんが、車を購入するときの初期費用は、車両本体価格のおよそ1割から2割が目安となっています。つまり、300万円(税込)の車を購入した場合、およそ30万円の初期費用がかかる計算になります。

車を持つと年間の維持費にどのくらいかかるのか

こうした初期費用のほかにも、車を保有すると維持費が必要になります。初期費用とかぶるものもありますが、おもな維持費には次のようなものがあります。

・自動車税(年1回)
・重量税(車検ごと)
・自賠責保険(概ね車検ごと)
・自動車任意保険
・法定点検費用
・車検費用(隔年、新車時のみ3年)
・駐車場代
・燃料代
・その他整備費、消耗品費用(タイヤ代・オイルやエレメント代など)

軽自動車か普通自動車か、駐車場賃貸の有無や車の使用頻度、さらには年齢や事故歴などによって金額が大きく変わる任意自動車保険料など、金額にはかなり幅がありますが、平均して年間40万〜50万円程度の維持費が必要となります。

年収から見た車の購入予算の目安

車購入にかけられる費用は、家賃や駐車場の有無、さらには家族構成などによって異なるため、一概にはいえません。しかし、一般的に購入する車の予算は年収の半分程度に収めることが望ましいとされています。
この場合の年収とは手取り額であり、毎月の手取りが20万円でボーナスが年4ヵ月分出たとすると、単純計算で手取りの年収は320万円。よって、購入できる車の価格の目安は160万円以下となります。初期費用などをそこから差し引けば、現実的には140万円以下の車が望ましいでしょう。

手取り20万円でもマイカーの保有は可能!

結論からいえば、手取り20万円でもマイカーの保有は可能です。実家暮らしなら、家賃や光熱費分を丸々マイカー購入費用にあてられますし、正社員であれば、ボーナスをすべてマイカー購入費用にあてることも可能です。
一人暮らしでボーナスが出ない場合でも、貯金・予備費の20,000円に加えて各費目を少しずつ節約したり、中古車などを利用したりすることで、車を購入することは可能といえます。

車購入の選択肢は多い!

車購入の選択肢は多い!

とはいえ、車を購入することで生活がギリギリになることは避けたいもの。資金にゆとりがない場合、車を購入するにはどのような支払い方法があるか、具体的に見ていきましょう。

貯金をして一括購入

しっかりお金を貯めてから一括で車を購入すれば、金利の支払いが不要です。ただし、生活必需品として車が必要な場合には、お金が貯まるまで購入が待てないといった問題があります。

カーローンで購入

手元にまとまった資金を準備できない場合、一番現実的なのがカーローンを利用する方法です。カーローンは、無尽蔵に借入れができるわけではありません。一般的にカーローンの借入れ限度額は、年収の30~40%といわれています。
さらに、別途キャッシングや住宅ローンなど自動車以外の借入れがある場合は、それらを差し引いた金額しか借入れできません。車の購入時に利用できるローンには、次のようなものがあります。

・銀行系ローン(金利の目安:年1〜2%)
住宅ローンなどを抱えている場合には、銀行系ローンであればカーローンは総量規制(年収から借入れ可能額が決定される規則)の例外となっているため、住宅ローンを理由に借入額に限度が設けられる心配はありません。また、銀行系ローンは中古車を購入する場合にも利用できます。ただし、銀行系ローンは審査がきびしめです。

・ディーラーローン(信販系ローン、金利の目安:年4~8%)
ディーラーローンは、車購入に必要な手続きをすべて代行してくれるほか、銀行系ローンより審査に通りやすいというメリットがあります。しかし、一般的に金利が高く、車の本体価格充当分しか借入れができません。ただし、金利については、キャンペーンなどで低金利や金利ゼロで借りられる場合もあります。

・自社ローン(金利の目安:金利0%のケースも多い)
自社ローンは、おもに中古車販売店で実施しているもので、信販会社や銀行を通さず、販売店が貸主となって直接ローンを組む形式です。審査がスピーディーで手続きが簡単、さらに金利0%のケースもあるといったメリットがあります。しかし、頭金や保証人を求められ、ローン返済中に販売店が倒産した場合には車を差し押さえられる可能性があるといったデメリットがあります。

・残価設定ローン(金利の目安:5〜7%)
残価設定ローンは契約時に3〜5年後の残価を設定し、残価を除いた金額を分割返済する形式のローンです。ローン返済後には、車両を返却する、買い取る、再びローンを組み直して所有権が得られるまで返済を続けるという3つの選択肢があります。
なお、返済額は残価分を引いた額ですが、金利は車両価格のすべてにかかります。キャンペーンなどで年率2〜3%の低金利で利用できる場合もあります。

・ローンを利用するときの注意点
カーローンを利用する際には、できるだけ頭金を多く準備することで、審査に通りやすくなるだけではなく、毎月の支払いも楽になります。可能であれば、支払総額の2〜3割を頭金として準備できると理想的です。

中古車を購入する

車を購入する際に一番大きな割合を占めるのが車両価格です。購入価格を抑えるために、中古車を購入することも、選択肢の1つとして考えてみましょう。

資金がなくても新車に乗れる?カーリースのしくみとは

手元にまとまった資金がなくても、新車に乗ることができるシステムとして注目を集めているのが「カーリース」です。カーリースとは、自分が乗りたい車をリース会社に代わりに購入してもらい、その車を年単位の契約で借りて、マイカー感覚で車を利用できるサービスです。

カーリースのメリット・デメリット

カーリースでは、マイカー購入時と同じく、自分の好きな車を選ぶことができます。頭金などまとまった初期費用が不要であり、車検基本料や自動車税といった諸経費が月々の料金に含まれているため、突発的な支出に備える必要がない点も魅力です。

デメリットとしては、原則自己都合での中途解約ができず、中途解約を希望する場合には、残金の一括納入などまとまったお金が必要なことや、毎月の走行距離に制限が設けられていること、自由にカスタマイズできないことなどが挙げられます。

カルモ割引バナー

マイカー保有のポイントは収入に見合った車を選ぶこと

車を購入したことで経済的な負担を感じるのは、年収が低い場合に限りません。年収が1,000万円あっても、1,500万円の車を購入すれば、やはり経済的に負担がかかってしまいます。車を購入する際には、いかに収入に見合った車や支払い方法を選ぶかが大切なポイントとなります。中古車購入やカーリースなども含め、どのような車の持ち方が自分の経済状況に見合っているか、よく検討しましょう。

 

※記事の内容は2019年9月時点の情報で執筆しています。

ラストチャンス
ラストチャンス

カーリースお役立ち記事

人気記事ランキング

注目のキーワード

この記事をシェアする

カテゴリから記事を探す

カーニュース

試乗記

車種カタログ

賢く車に乗る

タグから記事を探す