車選びの際に頭を悩ませるポイントのひとつがグレードではないでしょうか。自分にあったグレードを選ぶにはまずグレードごとの特徴を把握することが必要です。
ここではトヨタ「ルーミー」のグレードごとの装備内容やおすすめグレードについて紹介します。
- ルーミーのグレードは5種類
- 標準系と押し出しの強いエクステリアの「カスタム」がある
- ルーミーのおすすめグレードは「G」
ルーミーのグレード構成
車のグレードを選ぶ際には、まずグレードの構成を把握しましょう。ルーミーではパワートレインが2種類、1.0Lターボエンジンと1.0LNAエンジンがあります。
1.0LNAエンジンには「X」「G」の2つのグレードがあり、1.0Lターボエンジンには「G-T」というグレードがラインナップされています。
それに加えてメッキ加飾や専用バンパーなどを施したカスタムグレードの設定があり、カスタムグレードは「カスタムG」「カスタムG-T」の2種類という構成です。
ルーミーのグレードを選ぶ際にはまずパワートレインを選び、そしてベースモデルかカスタムかを決めるといいでしょう。
ルーミーのグレードごとの装備内容
ここからは、ルーミーのそれぞれのグレードごとの装備内容を見ていきましょう。
価格を抑えたエントリーグレードの「X」
ルーミーのラインナップの中で最もお手軽なこのグレードは、基本的な車としての実用性に徹したグレードといえるでしょう。インテリアにもメッキ加飾などは使用されず、シンプルにまとめられています。
評価できるのは助手席側パワースライドドアが装備されていることでしょう。スライドドアを装備したミニバンの中でエントリーグレードにはパワースライドドアが装備されないものもあるので、その点はミニバンとしての使い勝手の良さに配慮している印象です。キーフリーシステムも標準装備です。
エアコンがダイヤル式のマニュアルエアコンであることや、メーターが単眼のアナログメーターであること、またマルチインフォメーションディスプレイがTFTカラーではなくLCDであることなどが廉価版グレードであることを感じさせるかもしれないのですが、日常的な車の使用において不自由はない装備内容になっています。
なお、予防安全機能「スマートアシスト」が2020年9月のマイナーチェンジで追加されたことにより、安全性が向上しました。さらにこのマイナーチェンジでは「X」を含む全グレードにスマートフォンと連携して、ハンズフリー通話ができたり、いつも利用しているスマートフォンの地図アプリや音楽アプリなどが車で使用できたりするディスプレイオーディオがメーカーセットオプションで設定されたことにより、より時代に合った装備内容にアップデートされたといえるでしょう。
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両側パワースライドドアが装備される「G」
「G」は助手席側に加えて運転席側にもパワースライドドアが標準装備になり、利便性がアップしたグレードです。メーターが2眼オプティトロンメーターになり、マルチインフォメーションディスプレイはTFTカラーのものが採用されています。
また、このグレードからプッシュ式のオートエアコンが標準装備になります。さらにステアリングホールやエアコンレジスター、シフトレバーボタンなどに加飾が施されインテリアの質感も向上。運転席シート上下アジャスター、フロントセンターアームレストなどが装備され、座席周りの快適装備も充実している印象です。
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リアスタビライザーが追加されターボエンジンならではの走りを楽しめる「G-T」
最高出力98psを発揮する1.0Lターボエンジンを搭載する「G-T」では、フロントに加えてリアにも安定性を高めるスタビライザーが装備され、ターボエンジンならではの走りを楽しめるように足回りが強化されています。
加えてアクセル操作に対して優れたレスポンスをもたらすスポーツモードスイッチがステアリングスイッチに追加されました。
そのほかの装備内容は「G」に準じます。
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カスタム専用装備をまとった「カスタムG」/「カスタムG-T」
メッキ調のフロントグリル、専用デザインのメッキフロントフードガーニッシュやメッキバックドアガーニッシュをまとい、標準系とは差をつけた押し出しの強いエクステリアがカスタムの大きな特徴です。
標準系の足回りには14インチのフルキャップ付きスチールホイールが装備されるのに対し、「カスタムG」は14インチのアルミホイール、ターボエンジンを搭載する「カスタムG-T」ではインチアップした15インチのアルミホイールを標準装備し、足回りがぐっと引き締まっているのも魅力的。
オートレベリング機能付きのLEDヘッドランプ、専用デザインのLEDフロントフォグランプ+LEDイルミネーションランプや専用のLEDリアランプが装備され、夜間の視認性や被視認性を向上させるとともに、ルックスに先進性を与えているのもポイントです。
内装では本革インパネセンターシフトに本革巻きステアリングホイール、さらにメッキ加飾やシルバー加飾が多用され、撥水機能付きのファブリックを使用した専用シートが装備されます。
そのほかの装備内容はほぼそれぞれのベースグレードに準じますが、「スマートアシスト」に高速道路や自動車専用道路で先行車に追従走行することでドライバーの運転負担を軽減する運転支援機能が追加されているため、長距離のドライブも快適に楽しめるでしょう。
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カーリースならルーミーの上級グレードも夢じゃない
ルーミーに新車で乗るには、車両本体価格のほか、法定費用や各種手数料などの初期費用が必要です。初期費用は本体価格の1~2割ほどになることが多く、カーローンには含められないケースもあるので、現金で用意しておかなければなりません。
また、カーローンを利用する場合は、頭金としてまとまった金額を用意することも考えられます。
車は人生最大の買い物のひとつともいわれるほど高価な買い物だけに、カーローンの借入可能額や予算によっては、希望するグレードをあきらめなければならないこともあるでしょう。
しかしカーリースであれば、頭金も初期費用も用意する必要がないため、貯金を切り崩すこともなく、憧れのグレードのルーミーを手にすることが可能になります。
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月々のリース料には法定費用や各種手数料が含まれているため、頭金も初期費用も別途支払うことなく、定額料金だけで車に乗り始めることができます。
リース料は、本体価格から契約満了時の想定残価を引き、契約期間で割って算出されます。そのため、本体価格が購入よりも安くなる上、契約期間が長いほど月々のリース料を安くできます。購入費用を借入れるカーローンとは違い、金利の負担もありません。
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*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
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ルーミーはバランスのとれた「G」がおすすめ
日常的に車を快適に使用していく上で、パワースライドドアは欠かせないでしょう。後席両側のパワースライドドアに加え、オートエアコンを標準装備する「G」が装備内容のバランスがとれており、実用的なおすすめグレードといえるでしょう。
各グレードの特徴とどの程度までの装備が自分には必要なのかを踏まえた上で、予算や好みも考慮して最適なルーミーを選んでください。
よくある質問
Q1:ルーミーのグレード構成は?
A:ルーミーには1.0LNAエンジンと1.0Lターボエンジンの2種類のパワートレインがありNAエンジンには「X」「G」「カスタムG」の3種類、ターボエンジンには「G-T」「カスタムG-T」の2種類、計5種類のグレードが用意されています。
Q2:ルーミーの「X」と「G」の違いは?
A:大きな違いとしては、「X」には助手席側のみがパワースライドドアであるのに対し、「G」では後席両側のパワースライドドアが装備されることが挙げられます。
Q3:ルーミーの「カスタム」は標準系と何が違うの?
「カスタムG」「カスタムG-T」は専用のメッキ調のフロントグリル、専用デザインのメッキフロントフードガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュなどをまとい、押し出しの強さや力強さを表現するエクステリアデザインが特徴です。加えて標準系には装備されないアルミホイールも採用し、引き締まった足回りも魅力です。
Q4:ルーミーのおすすめグレードは?
A:両側のパワースライドドアやオートエアコンを標準装備し、使い勝手がよく装備内容のバランスがとれた「X」がルーミーのおすすめグレードです。
※記事の内容は2021年3月時点の情報で執筆しています。