車のグレード選びに苦手意識を持つ方は少なくないようです。確かに、カタログを細かくチェックしてどんな装備があるのかを確認するのは面倒に感じるかもしれません。しかし車はグレードごとに仕様が異なるので、グレードごとの装備内容を把握することは自分の目指すカーライフの実現に欠かせないのです。
ここでは、ホンダ「アコード」のグレードや装備内容について紹介します。
- アコードのグレードは「EX」1種類
- ノイズリデューシングアルミホイールやサンルーフを標準装備
- スマートフォンと連携できるタブレット型の8インチ大画面ナビを搭載
アコードのグレード構成
国産車の中には10以上のグレードをそろえ、グレード構成を把握するだけでも一苦労、というような複雑なグレード構成の車種も多いためグレード選びはたいへん、というイメージを持つ方もいるようです。
しかし、アコードに関してはそういった心配は無用です。2020年2月に販売が開始された現行型のアコードのグレードは「EX」の1種類のみ。パワートレインも2L直列4気筒ガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドのみ、駆動方式は2WDのみなので選択の余地はありません。
アコードは近年では日本市場よりもグローバル市場で高い人気を得ているモデルであり、特に売れ行きのいい北米市場においては複数のパワートレイン・グレードをラインナップしています。現行型も2017年と日本よりもかなり早く導入されました。
日本では現在SUV人気が高く、セダン離れが激しいのが現状です。そのため国内市場向けにはパワートレイン、グレードともに数をしぼっての登場になったのだと考えられます。
アコードの装備内容
ここからは、アコードの装備内容を詳しく見ていきましょう。
アコードならではの上質さを感じさせるスタイリング
アコードは、新開発のプラットフォームの採用によって低重心で安定感を演出するプロポーションを持つのが特徴です。シャープなクロームバーと一体化した薄型ヘッドライトを引き立たせる黒基調のフロントグリルの組み合わせが精悍なフロントフェイス、力強さを感じさせるフェンダーや流麗なシルエットでアコードならではの走りのパフォーマンスや上質感を表現したエクステリアとなっています。
ロードノイズを軽減するアルミホイールを採用
足回りには18インチタイヤとデザイン性の高いアルミホイールが装備されています。アルミホイールは中空構造の消音機能によって不快なロードノイズを低減する「ノイズリデューシングアルミホイール」を採用し、静粛性を高めています。
ランプ類はLEDを採用
ヘッドライトはデイタイムランニングランプが付いたオートレベリング機能付きのLEDヘッドライトを標準装備。またフォグライトやポジションランプ、ターンランプやストップランプ&テールランプ、リアライセンスランプなどのランプ類もすべてLED化されています。
サンルーフを標準装備
アコードでは、チルトアップ機能の付いたサンルーフを標準装備している点にも注目。直射日光をやわらげるプライバシーガラスを採用し、日差しに対する配慮も万全です。
充実した快適装備
上級セダンらしく、アコードは快適に車が利用できる装備がかなり充実しています。
インテリジェント・デュアル・フルオートエアコンディショナー(プラズマクラスター技術搭載)
アコードには日差しの向きや強さをシステムが判断して、温度や風量を左右別々に自動でコントロールしてくれるGPS制御偏日射コントロール式のオートエアコンが搭載されています。
ドライバーが運転席から操作することにも配慮し、直感的な操作がしやすいダイヤル式をあえて採用。操作感の良さにもこだわった、上級セダンらしさを感じさせる装備のひとつです。
リアシートにもヒートシーターを採用
運転席と助手席のシートヒーターはもちろんのこと、リアシートの左右席にもシートヒーターが装備されているのもうれしいポイントです。寒い季節でも快適にドライブが楽しめるでしょう。
スマートフォンと連携する8インチ大画面ナビを搭載
アコードはスマートフォン感覚で操作できる静電式タッチパネルを採用したタブレット型デザイン8インチ大画面のHonda インターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器〈ナビゲーション連動〉を標準装備しています。
このナビはApple CarPlayやAndroid Autoに対応し、スマートフォンとの連携が可能なことに加え、緊急通報サービス「ヘルプネット」などのコネクティビティサービスも利用できる先進装備です。
このほか、携帯キーを身につけておけばキーを取り出さなくてもドアの解錠・施錠ができ、エンジンもスイッチ操作で始動できるHondaスマートキーシステム&パワースイッチ、アレルフリー高性能脱臭フィルター、ワイヤレス充電器、急速充電に対応したUSBジャックなど、ドライブを快適にするためのさまざまな装備がアコードには搭載されています。
ヘッドアップディスプレイ
アコードでは、運転に必要な情報をフロントウィンドウに投影することで、ドライバーの視線・焦点移動を少なくするヘッドアップディスプレイを採用しています。速度のほか、道路標識やコンパス、交差点案内や駆動力の配分状況など、さまざまな情報の表示が可能です。
また、アコードはホンダのミリ波レーダーと単眼カメラを使用した高精度な認知機能が自慢の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発している「サポカー」の中でも最も上位の分類である「サポカーSワイド」に認定されています。
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上級セダンらしい充実した装備内容が魅力のアコード
アコードはサンルーフやGPS制御偏日射コントロール式のフルオートエアコン、リアシートのヒートシーター、スマートフォンと連携できるタッチパネル式のナビなど多くの快適装備を搭載し、上級セダンにふさわしい装備内容を誇るモデルといえます。
車をただの移動空間ではなく、いかに快適に過ごすかを追求した一台といえるでしょう。
よくある質問
Q1:アコードのグレード構成は?
A:アコードのグレードは「EX」の1種類のみです。アコードのパワートレインは2L直列4気筒ガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドのみ、駆動方式も2WDのみなので、グレードの選択肢はありません。
Q2:アコードにはどんな装備が搭載されているの?
A:アコードにはチルトアップ機能付きのサンルーフ、システムが日差しを認識して左右別々に風量や温度を調節してくれるインテリジェント・デュアル・フルオートエアコンディショナー(プラズマクラスター技術搭載)、フロントシートとリアシート左右席のシートヒーター、スマートフォンと連携可能なタブレット型の8インチ大画面ナビ、ワイヤレス充電器などが搭載されています。
Q3:アコードに標準装備される「ヘッドアップディスプレイ」って何?
A:運転に必要な情報をフロントウィンドウに投影して、ドライバーの視線・焦点移動を減らす機能です。アコードでは速度表示のほか、道路標識やコンパス、交差点情報、駆動力の配分などさまざまな情報の投影が可能です。
※記事の内容は2020年11月時点の情報で執筆しています。
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