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車種選びの次に待っているグレード選びは、その後のカーライフの満足度を左右する大切な車選びのポイントといえます。自分の求めるカーライフに必要な機能を備えているグレードを見極めるには、グレードごとに異なる仕様を把握することが大切です。
ここではトヨタ「ハイエース ワゴン」のグレードについて紹介します。
ハイエース ワゴンのグレード構成
ハイエース ワゴンに搭載されるエンジンは2.7L直列4気筒ガソリンエンジン1種類で、グレードは「DX」「GL」「グランドキャビン」の3種類です。すべてのグレードに2WDと4WDの2つの駆動方式の設定があります。
車種によっては20以上ものグレードを用意している中、ハイエース ワゴンのグレード構成は非常にわかりやすくシンプルだといえるでしょう。
ハイエース ワゴンのグレード別の装備内容
ここから、ハイエース ワゴンのグレードごとの装備内容を見ていきましょう。
最もベーシックなグレード「DX」
「DX」出典:トヨタ「ハイエース ワゴン」価格・グレード
ハイエース ワゴンの基本グレードとなる「DX」は、必要最低限の装備内容に抑えて価格をお手軽にしたグレードで、乗用モデルとはいえほかのグレードと比較すると簡素な装備になっており、商用モデルといってもいいシンプルさです。しかし、その分カスタマイズの自由度は高いといえるでしょう。
ガラス類はUVカットグリーンガラスが標準装備です。ドアミラーは電動格納式ではなく、手動タイプのものになっています。
ライトの自動点灯・消灯システムであるコンライトや、ドアを閉める際、半ドア状態から自動でドアを引き込みロックするイージークローザーは装備されていません。フロントエアコンはダイヤル式のマニュアルエアコンが装備されます。加えてこのグレードのみの装備として、AUX端子付きのAM/FMチューナーが備わります。
またハイエース ワゴンは、日本はもちろん海外でも非常に高い人気を誇るモデルであり、盗難が極めて多いモデルとしても知られています。そのため盗難防止システム(イモビライザー・オートアラーム)はベースグレードでも省かれることなく搭載されています。
ハイエース ワゴンではレスオプションの設定もあるとはいえ、全車にトヨタの運転支援システム「Toyota Safety Sense」が標準装備されている点は評価できるポイントでしょう。
「DX」のシート配置は1・2列目が2名、3・4列目が3名となっています。
実用的な装備内容の「GL」
「GL」出典:トヨタ「ハイエース ワゴン」価格・グレード
「GL」ではガラス類がスモークガラスになり、フォグランプやカラードバンパー、メッキのアウトサイドドアハンドル・バックドアガーニッシュが装備されるなど、エクステリアに上質感がプラスされます。
アウターミラーは電動格納式リモコンドアミラーに、エアコンはプッシュ式のオートエアコンになります。加えてコンライトやインパネのアクセサリーコンセントが標準装備になるなど、「GL」は「DX」よりも実用性を高めたグレードといえるでしょう。
パワースライドドアは全グレードでオプション設定となっていますが、「GL」ではスライドドア・バックドアのイージークローザーは標準装備になります。
「GL」のシート配置は「DX」と異なり、1・2・3列目が2名、4列目が4名となっています。またこの「GL」のみ最後列シートがスペースアップシートとなっており、サイド部分にシートを跳ね上げて収納することが可能です。
ボディサイズが異なる「グランドキャビン」
「グランドキャビン」出典:トヨタ「ハイエース ワゴン」価格・グレード
この「グランドキャビン」は「DX」「GL」とは異なり、ボディ長がスーパーロングでハイルーフ仕様となっています。「DX」「GL」はロング、ミドルルーフです。
そのため室内が広く、ゆったりとした空間になっていることが最大の特徴といえるでしょう。室内高は1,565mmもあるので、子供の着替えなどは余裕ですし、小柄な女性でしたらまっすぐ立って移動することも可能です。
シート配列は1・2列目に2名、3・4列目に3名と「DX」と同じですが、「グランドキャビン」では全長が長いため、4列目シートの後方にある程度の荷物が積載できる荷室が確保されている点が「DX」とは異なります。
そのほかの装備内容としてはほぼ「GL」と同じになっていますが、最後列がスペースアップシートでないこと、アクセサリーコンセントは装備されない点が異なります。また「グランドキャビン」にはUSB端子とAUX端子の付いたCD・AM/FMチューナーが標準装備です。
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ハイエース ワゴンのおすすめグレードは「GL」
ハイエース ワゴンは最後列のシートアレンジが可能で、使い勝手の良さが際立つ「GL」がおすすめです。オートエアコンやスモークガラスなどの実用的な装備も搭載されていることに加え、アクセサリーコンセントが装備される点も評価できます。
ハイエース ワゴンはカスタマイズしてキャンプなどに使用する方も多いモデルです。そうしたシーンでの使い勝手を考えるとアクセサリーコンセントはうれしい装備といえるでしょう。
室内が広い「グランドキャビン」も魅力的ですが、取り回しやすさやハイルーフゆえの全高を考えると、高架下の通行や都市部の立体駐車場など、使用を制限されるシーンが出てくる可能性があります。しかし、常に9、10人の大人数を乗せるのであれば、広々とした室内空間を持ち荷室も確保された「グランドキャビン」は良い選択肢になります。
どのようなシーンでハイエース ワゴンを使用するのか、またどの程度の人数を乗せるのかなどを考慮に入れながら、あなたにぴったりのハイエース ワゴンを選んでください。
※記事の内容は2019年12月時点の情報で執筆しています。