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車に乗っている間はずっと接することになる内装は、居住性の良さにも関わる車選びの重要ポイントといえる部分です。エクステリアのデザインや燃費性能、安全性能などと同様にしっかりと確認しておきましょう。
ここではスズキ「ソリオ バンディット」の内装について紹介します。
ソリオ バンディットの車内空間の特徴
ソリオ バンディットはボディサイズが小さいコンパクトカーでありながらも広い室内空間を確保しているのが特徴です。新プラットフォーム「HEARTECT（ハーテクト）」の採用によって室内長はコンパクトハイトワゴンNo.1（※2019年9月、スズキ調べ）の室内長2,515mmを誇り、窮屈になりがちな後席でもゆったりと過ごせる快適な車内空間を実現しています。
また、コックピットではインパネの張り出しを抑えるとともにガラスエリアを広く確保。加えて強度は確保したままフロントピラーを細くして、ドライバーの良好な視界を確保するとともに開放感を感じさせるよう工夫されています。
さらにフロントシートだけでなくリヤシートにもリクライニング機能を標準装備。またいずれのシートも左右別々にスライドでき、どの席に座っても思い思いの姿勢でリラックスしてドライブが楽しめる点もソリオ バンディットの魅力といえるでしょう。
ソリオ バンディットの内装
ソリオ バンディットにはマイルドハイブリッドシステム搭載の「HYBRID MV」と、フルハイブリッドシステムを搭載しコンパクトハイトワゴントップ（※2019年9月、スズキ調べ）の燃費を実現している「HYBRID SV」の2つのグレードがありますが、グレード間での装備内容に大きな差がなく、内装もほとんど変わりありません。
インテリアはブラックを基調にしたモノトーンでまとめられ、非常にすっきりとしたシンプルで落ち着いた印象です。天井色やピラーにはホワイトを採用し明るさや開放感をプラスしており、幅広い層に受け入れられやすいカラーコーディネートとなっています。
シート素材は立体感のある織模様が施された柄入りのブラックファブリックを採用。無機質になりがちなモノトーンの空間に柄を添えることで躍動感を演出します。
ステアリングホイールやシフトノブは上質さを感じさせる本革巻き、インパネセンターガーニッシュにはピアノブラック調を使用するなど、迫力と力強さが持ち味のソリオ バンディットのエクステリアに負けない存在感や高級感をインテリアに持たせている印象です。
インパネアッパーガーニッシュのカラーはグレードごとで異なり、「HYBRID MV」ではシルバーメタリック、「HYBRID SV」ではブルーメタリックになっています。グレードによって異なるインテリアはこの部分のみです。
ソリオ バンディットの座席周りの収納
ドライブの際に重要になる座席周りの収納はどのようになっているのでしょうか。
インパネアッパーボックス（運転席）
ステアリングホイールの奥には蓋付きのインパネアッパーボックスがあります。内部にUSBソケットを装備しているので、スマートフォンなどを充電しながらの保管も可能です。スズキ純正ビルトインETCを設置する際にはここを使います。
インパネボックス（運転席）
インパネアッパーボックスの右前方には運転席用の小物入れが用意されています。小銭入れやガムなどの保管にいいでしょう。
運転席シートサイドポケット
運転席の左側のシートサイドポケットには薄型の手帳などが保管できるポケットも用意されています。
インパネドリンクホルダー（運転席、助手席）
運転席・助手席のエアコン送風口の前にはドリンクホルダーが1個ずつ装備されています。缶やカップ、ペットボトルはもちろん、500mlの紙パックも収納できます。
インパネトレー（助手席）
助手席前にはトレーが設置されています。メガネやスマートフォン、ハンドタオルなどドライブ中によく使用するものはもちろん、奥行きがあるので薄型のボックスティッシュの収納も可能です。
グローブボックス
書類の保管場所として定番のグローブボックスももちろん装備。
インパネミドルポケット（センター）
インパネのシフトノブの上の部分にはスマートフォンやカードケースなどの厚みのないものが収納できるポケットがあります。
インパネアンダーボックス（センター）
インパネアンダーボックスは取り外しが可能。大きめの小物入れとして使用してもいいですし、ダストボックスとしても使いやすそうです。
ショッピングフック
助手席側のインパネセンター部分には2kgまでの荷物に対応できるショッピングフックがついています。
パーソナルテーブル（後席左右）
運転席、助手席のシートバックにはドリンクホルダー2個とショッピングフックが3個ついた折りたたみ式のテーブルが装備されています。休憩中の食事などに重宝するでしょう。
助手席シートバックポケット
助手席にのみ雑誌や観光ガイド、タブレットなどが保管できるシートバックポケットがあります。
助手席シートアンダーボックス
助手席の座面下には取り外し可能なボックスが装備されています。普段あまり使用しないものや人目に触れたくないもの、汚れものなどの収納に最適。取り外しできるのでお手入れも簡単です。
フロントドアポケット
フロントドアには500mlのペットボトルが保管できるボトルホルダーと小さなポケットが用意されています。
リヤドアペットボトルホルダー/リヤクォーターポケット
リヤドアには500mlのペットボトルが収納できるホルダーと、別にリヤクォーターに小物入れが装備されています。
ソリオ バンディットの荷室・シートアレンジ
ソリオ バンディットの荷室は底面が低く、開口部が広いので荷物の積み降ろしが楽に行えます。定員乗車時で9.5インチのゴルフバッグが1個積載でき、さらにリヤシートをすべて収納すれば26型の自転車と20型の自転車をいっしょに積載することも可能。日常の生活には十分な荷室容量を備えています。
またソリオ バンディットはシートに5:5分割可倒式シートを採用しているので、乗車人数や荷物の大きさ・量に合わせて幅広い座席アレンジが可能です。
フルフラットモードにすれば、ドライブ中の休憩の際も横になってゆったりとくつろげます。
広い室内空間と充実した収納を持つソリオ バンディット
一般的には少なくなりがちな運転席周りの収納を複数装備し、充実した座席周りの収納に加えてシートバックテーブルなどのあるとうれしい装備を備えている上、広く快適な車内空間を確保しているソリオ バンディット。
インテリアデザインも落ち着きと開放感があり、シートアレンジも豊富と、日常生活で活躍する車として十分な居住性を備えているといえるでしょう。
※記事の内容は2019年12月時点の情報で執筆しています。
