小さなサイズでも居住性は抜群！トールの内装を見てみよう

実際に車を使用する上で最もふれることになる車の内装は、ドライブの快適さや使い勝手の良さなどに関わるので車選びの際にはこだわりたいポイントです。

車種ごとにインテリアの質感や収納の充実度などは異なるので、必ず確認するようにしましょう。ここではダイハツ「トール」の内装について紹介します。

トールの室内空間の特徴

ダイハツは軽自動車づくりに定評のあるメーカーです。トールの開発にあたってはダイハツがその歴史の中で培ってきた軽自動車づくりのノウハウを活かし、コンパクトなボディながらも大人5人がゆったりと座れるゆとりある室内空間や、限られたスペースを有効活用する多彩な収納スペースを備えていることが魅力です。

室内幅にゆとりを持たせ、センターコンソールをなくしたことでフロントシートウォークスルーを実現し、後席への移動もスムーズ。2020年9月のマイナーチェンジでは、センタークラスターパネルにUSBソケットや、メーカーオプションでスマートフォンと連携できる9インチディスプレイオーディオが追加されるなど、車内での快適さをさらに向上させています。

トールの内装

ここからはトールの内装の詳細を見ていきましょう。トールにはノーマルモデルと力強く迫力のあるエクステリアデザインのカスタムモデルがあります。内装はノーマルモデルとカスタムモデルで差があり、それぞれのグレード間の内装の違いはわずかな加飾の有無程度なので、ここではノーマルモデルとカスタムモデルに分けて紹介します。

ノーマルモデルはブラック×アッシュブラウンの落ち着いたインテリア

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

ノーマルモデルである「X」「G」「Gターボ」では、ブラックを基調としたインテリアにトーンを抑えたアッシュブラウンが組み合わされ、ブラックの無機質な車内に温かさや落ち着きを与えています。シート素材にはファブリックを採用。グレードごとのシート素材の差はありません。

グレードによって異なる点は「G」「Gターボ」のステアリングホイールやサイドエアコンレジスターにシルバー加飾追加、シフトレバーボタンがメッキになる点、そしてセンタークラスターパネルがピアノブラック調になる程度です。

カスタムはブルーとシルバー加飾で先進的な印象を与えるインテリアが持ち味

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

カスタムモデルの「カスタムG」「カスタムGターボ」ではブラック基調のインテリアに深みのあるブルーのアクセントカラーとシルバー加飾をあしらい、先進性を持たせたインテリアが特徴です。

シートには水濡れに強く、手入れのしやすい撥水性のファブリックが使用されています。またステアリングホイールやインパネセンターシフトは本革巻きになり、上質さを演出するとともに機能性も向上させています。

シルバー加飾はドアトリムやセンタークラスターパネル、インパネセンターシフトなどにもあしらわれるほか、メッキインナードアハンドルやメッキエアコンレジスターノブが装備され、輝きが無機質なブラックの室内を華やかに演出します。

トールの座席周りの収納

座席周りの収納は車の使い勝手を左右する重要な部分です。ここからは、トールの座席周りの収納を見ていきましょう。

インパネアッパートレイ

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

インパネアッパートレイは2020年9月のマイナーチェンジでスリムサイズのティッシュボックスが収納できるサイズに拡大されました。ティッシュボックスの置き場所に困ることは意外と多いので、これはうれしいポイントでしょう。

インパネセンターポケット

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

エアコンパネルの上部にあるポケットはスマートフォンやカードケースなど、厚みのないものを保管しておくのに適しています。

インパネセンター大型ボックス

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

インパネセンターボックスは容量が大きく、高さもありペットボトルの保管も可能です。手入れのしやすい脱着式なので、ダストボックスとして使用してもいいでしょう。

回転式カップホルダー

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

運転席・助手席のエアコン送風口の前には使用しない際には収納しておける回転式のドリンクホルダーが装備されています。500mlの紙パックドリンクの収納も可能です。

閉じるとスマートフォン立てとしても使用できます。

グローブボックス

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

助手席前の定番収納のグローブボックスは一般的なサイズです。車検証や取扱説明書などの書類入れとしては十分な大きさでしょう。

ショッピングフック

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

バッグや紙袋などを掛けられるフックが助手席に加えて荷室にも用意されています。

センターフロアトレイ

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

運転席と助手席の間にはトレイが用意されています。バッグを置いて利用すると便利でしょう。

ドアポケット＆ボトルホルダー

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

左右のフロントドアには500mlのペットボトルが保管できるボトルホルダーと、ノートや小物などが収納できるポケットがあります。

シートバックポケット（カスタムに標準装備）

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

助手席のシートバックには雑誌や地図、タブレットなどが収納できるポケットが装備されています。

シートアンダートレイ（「X」を除くグレードに標準装備、「X」にメーカーオプション）

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

助手席シートの下にはトレイがあります。汚れものや普段あまり使用しないものの収納に最適です。

トレイ式デッキサイドトリムポケット＆ボトルホルダー

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

デッキサイドにもボトルホルダーとスマートフォンやノートなどが置ける場所が確保されています。

シートバックテーブル（全グレードにメーカーオプション）

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

オプションで運転席・助手席のシートバックにテーブルを設置することも可能です。休憩時の食事などに役立つため、小さな子供がいるファミリーなどにうれしい装備といえるでしょう。ボトルホルダー2個とショッピングフックが付属します。

トールの荷室の収納

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

広い荷室を備えていることもトールの特徴のひとつです。リアシートを最大まで前にスライドすれば、5人乗車時でも機内持ち込み用スーツケースを4個積載可能です。

自転車も積み込める

出典：ダイハツ「トール」車内空間・荷室・内装

また防汚シート付きのデッキボードを採用し、跳ね上げれば高さのある荷物にも対応します。さらにリアシートをダイブインしてデッキボードを反転させ、防汚シートを活用すれば、自転車なども汚れを気にすることなく積み込めます。リアシート収納時で26インチの自転車が2台積載可能です。

コンパクトボディながら十分な収納力を持つトール

トールではノーマルモデルとカスタムモデルでインテリアに異なる個性を持たせていますが、グレード間のインテリアの差はほとんどありません。まずノーマルモデルかカスタムモデルのどちらが好みになっているのかを見極めるといいでしょう。

座席周りの収納も充実し、荷室の積載性も良いトール。買い物や送迎などの毎日の生活はもちろん、ちょっとした旅行でも活躍してくれそうです。

よくある質問

Q1：トールの室内空間の特徴は？

A：トールではダイハツの軽自動車づくりのノウハウを活かし、コンパクトなボディでも大人5人がゆったりと座れるゆとりある室内空間や、限られたスペースを有効活用する多彩な収納を備えています。また2020年9月のマイナーチェンジではUSBソケットやディスプレイオーディオが採用され、室内の快適性を高めているのが特徴です。

Q2：トールのグレードごとの内装の違いは？

A：トールではノーマルモデルとカスタムモデルのあいだで内装デザインに差がつけられていますが、それぞれのグレード間ではあまり差はありません。ノーマルモデルではブラックと落ち着きのあるアッシュブラウンを組み合わせた内装、カスタムモデルではブラックをベースに深みのあるブルーをアクセントカラーとして取り入れ、先進性を表現しています。

Q3：トールの荷室はどんな感じ？

A：トールは広い荷室を備えており、リアシートを最大まで前にスライドさせると機内持ち込み用のスーツケースが4個積み込めます。リアシートをダイブインすれば26インチの自転車の積載も可能です。

※記事の内容は2021年3月時点の情報で執筆しています。