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ホンダフリード+の実燃費とカタログ燃費を徹底調査!(2016年~現行モデル前期)

【燃費・走り】ホンダフリード+の実燃費とカタログ燃費を徹底調査!
【燃費・走り】ホンダフリード+の実燃費とカタログ燃費を徹底調査!

お車選びをするうえで大事なポイントになるのは燃費や走行性能です。「進化したコンパクトミニバン」ホンダ フリード+について、実燃費や乗り心地、走行性能を徹底調査しました。

 

フリードとフリード+の違いって?

フリードとフリード+

コンパクトサイズで取り回しの良いミニバン「ホンダフリード」の3列目シートをなくして2列シートにしたモデルが「フリード+(プラス)」です。

標準モデル(3列シート)のフリードは2008年に初代が登場しましたが、初代モデルには今回紹介するフリード+の前身となる2列シート仕様モデルが2種類存在していました。
ひとつはフリードの3列目シート無しバージョンの「FLEX」というグレード、そうしてもうひとつが外観を変更し、2列目シートもダイブダウン式としてラゲッジスペースを拡大した「フリードスパイク」です。

結局、2011年のマイナーチェンジの際にFLEXは廃止され、フリードスパイクに統一されました。

フリードは2016年にフルモデルチェンジをし、その際にフリードスパイクの後継モデルとしてフリード+が登場します。フリードとフリード+の外観の違いはリアゲートの開口部の大きさです。フリード+のほうが低い位置からリアゲートが開くのです。

リアゲート

コンパクトミニバンベースの広い室内空間を持ち、大きな荷物も楽々乗せられる開口部を持つリアゲート、そして奥行きと広さを十分に備えたラゲッジルーム、大人二人が横になって車中泊できる仕様など、フリード+はアクティブな趣味を持つ人たちのために進化したモデルなのです。

気になるフリード+の燃費

フリード+の燃費

車選びの際に燃費の良し悪しはかなり気になるところ。デザインや走行性能ももちろん大きなチェックポイントですが、少しでも燃費性能のいい車を選びたいというのが多くの方の本音なのではないでしょうか。それでは、フリード+の燃費について、詳しく見ていきましょう。

フリード+のカタログ燃費

まずは車選びの際のチェックポイントとなるカタログ燃費をチェックしてみましょう。

フリード+はガソリンモデルとハイブリッドモデルがラインナップされています。燃費はガソリンモデルは2WD車が19.0㎞/L、4WD車が17.6㎞/L。ハイブリッドモデルは2WD車が27.2㎞/L、4WD車が25.2㎞/Lという数値です。(いずれもJC08モード)

ハイブリッドはもちろんガソリンモデルもなかなか良好な燃費といっていいのではないでしょうか。

フリード+の実燃費

燃費をチェックする際にはカタログ燃費だけではなく実燃費もチェックすることをおすすめします。カタログ燃費と実燃費では大きな差が生じることも少なくないからです。ここでは、燃費の口コミサイトe燃費のデータを参考にしてご紹介します。

・ガソリンモデル
2WD車は14.11㎞/L、4WD車が14.08㎞/L

・ハイブリッドモデル
2WD車が17.32㎞/L、4WD車が15.96㎞/L

ハイブリッドモデルは実燃費とカタログ数値の差が大きくなりました。一方でガソリンモデルはなかなか優秀な実燃費を記録しています。

ライバル車であるトヨタシエンタとの比較

トヨタシエンタ出典:トヨタ「シエンタ」

フリード+のライバル車として挙げられるのは同じコンパクトミニバンのトヨタシエンタでしょう。現行型シエンタは3列シート仕様のみでしたが、2018年にフリード+対抗の2列目シート仕様「ファンベース」を追加しています。

実燃費においてトヨタシエンタのハイブリッドモデル2WD車(シエンタはハイブリッドに4WDなし)は17.9km/Lとフリード+とほぼ同数値、ガソリンモデルは2WD車が13.4km/L、4WDが11.95km/Lですから、ガソリンモデルはフリード+の方が優秀な結果となっています。

ここからも、フリード+はコンパクトとはいえ大きなボディを持つミニバンベースの車としては十分な燃費性能を備えているといっていいでしょう。

広い荷室開口部を持ちながらも安定性を備えたフリード+

広い荷室開口部

ではここから、走行性能や乗り心地についても見ていきましょう。

フリード+はフリードの2列シート版であると述べましたが、ただ2列シートにアレンジされているだけではありません。フリード+は3列目シートがなくなった分、フリードよりも車両重量は軽くなったと思われがちですが、実際は3列シートのフリードとは異なる専用設計を施し、ほぼ変わらない車両重量となっています。

フリードはもともと車内の広さに定評のあるモデルですが、このフリード+はサーフィンやロードバイク、アウトドアなど荷物の多くなりがちな趣味を持つ人が存分に使い倒せるように設計されています。

最も大きな特徴は広い荷室と荷室の開口部地上高の低さ。2WD車では335㎜とかなり低床化していますので大きな荷物も難なく積み降ろしが可能です。これは通常モデルのフリードでも480㎜、先代モデルにあたるフリードスパイクが520㎜だったことを考えるとかなり画期的だといえるでしょう。

しかし、開口部が大きい分、ボディ剛性や走行安定性等に影響が出るのではないかと思われる方もいらっしゃることでしょう。

フリード+

カルモマガジンのフリード+のレビュー記事において自動車評論家の萩原さんが「フリード+はこの(開口部が大きい)デメリットをボディの補強によってリカバリー。その結果、車両重量は重くなってしまいましたが、高い利便性と走行安定性、静粛性を実現できたのです。」と書いています。車両重量が通常の3列シートのフリードとそう変わらない秘密はここにありました。

また萩原さんは「ホンダの低床プラットフォームを活かしたキビキビとした軽快さが特徴です。高い全高によって広い室内空間を確保していますが、背の高いクルマに発生しやすい横揺れはかなり抑えられています。」とも書いています。背の高いクルマの横揺れが少ないのは乗り心地の上でとても大きなポイントになります。ホンダが手掛けている大人気の軽スーパーハイトワゴン、N-BOXなども安定性に定評があります。

コンパクトミニバン

燃費性能には定評のあるトヨタのシエンタにも負けない低燃費、そして走行安定性と静粛性を手に入れたフリード+。バランスの取れた、使い勝手の良い趣味人の為のコンパクトミニバンとして存在感を放つクルマです。

※記事の内容は2019年6月時点で執筆しています。

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