萩原文博
寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

「スズキイグニス」 軽自動車並みの取り回しと、高い悪路走破性を兼ね備えたコンパクトSUV

「スズキイグニス」 軽自動車並みの取り回しと、高い悪路走破性を兼ね備えたコンパクトSUV

この記事は、 5 分で読めます。

コンパクトSUVのなかでも全長3.7mと小柄なボディをもつスズキイグニス。個性的なスタイルと高い悪路走破性をもつ隠れた実力車です。2020年2月には一部改良でよりSUV色を強めた新グレードも追加されました。そんなイグニスを徹底レビューしましょう。

4車種が用意されたスズキのコンパクトSUV

トヨタライズ/ダイハツロッキーが2020年1〜2月の新車販売台数で連続1位に輝くなど、注目度の高いコンパクトSUVカテゴリー。実はこのコンパクトSUVのカテゴリーに豊富な車種ラインナップを用意しているのが、スズキです。

いまだに納車までの期間が長期に渡っているジムニーシエラをはじめ、SUVにハイトワゴン譲りの広い室内空間を実現したクロスビー、スイフトスポーツと同じ1.4Lターボエンジンを搭載し、オールグリップと呼ばれる4WDシステムによって高い走破性を確保したエスクード、そして全長3.7mという軽自動車並のボディサイズが特徴のイグニスと実に4車種を用意しています。今回はそのスズキのコンパクトSUVラインナップから2020年2月に一部改良を行ったイグニスの徹底レビューを行いたいと思います。

一本化用イグニス

軽自動車並みの小回り性能と意外に高い悪路走破性

軽自動車並みの小回り性能と意外に高い悪路走破性1

イグニスは2016年1月に登場しました。全長3,700mm×全幅1,660mm×全高1,595mmという5ナンバーサイズボディを採用。最小回転半径は4.7mと軽自動車並の取り回しの良さを実現したコンパクトSUVです。

軽自動車並みの小回り性能と意外に高い悪路走破性2

SUVらしく前席のヒップポイントを615mmとすることで、身長の高さに関わらず高いアイポイントを実現し、見通しの良い視界を確保しています。またボディサイズのわりに長い2,435mmのホイールベースを持ち、同時に最低地上高も180mmと十分な数値を確保しています。その結果としてアプローチアングル20°、デパーチャーアングル38.3°の高い悪路走破性を持っています。

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マイルドハイブリッドやグリップコントロールなどが支える走り

マイルドハイブリッドやグリップコントロールなどが支える走り

搭載されているパワートレインは最高出力91ps、最大トルク118Nmを発生する1.2L直列4気筒ガソリンエンジンに、ISGと呼ばれるモーター機能付発電機+専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。組み合わされるミッションはCVTで、駆動方式は2WD(FF)と4WDを全車で用意し、JC08モード燃費で28.0〜28.8km/Lという優れた燃費性能を発揮します。

さらに4WD車には、急な坂道を下るときに自動的に車速を約7kmに設定するヒルディセントコントロールや雪道などの発進で滑りにくくするグリップコントロールを装備しています。

必要十分な先進安全装備

必要十分な先進安全装備

運転支援システムはフロントガラス内に設置されたステレオカメラによって、クルマだけでなく歩行者も検知して衝突被害を軽減するデュアルカメラブレーキサポートが採用されています。

このほかにも誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能など5つの機能によってドライバーをサポートしてくれます。

2020年2月の一部改良で魅力アップ

2020年2月の一部改良で魅力アップ1

グレードは当初、価格の安い順にMG、MX、MZの3グレードが用意されていました。2020年2月の一部改良で、シルバーのスキッドプレート調デザインの専用フロントバンパー、シルバー塗装を施したリアバンパー、ルーフレール、新デザインのフロントグリルなどSUVテイストを強めた新グレードMFが追加されました。また、ボディカラーは新色のタフカーキパールメタリックを追加し、ブラックの2トーンルーフ仕様を含めた全16色としています。

この一部改良では既存のグレードも、5スロットグリルをモチーフとした新デザインのフロントグリルをはじめ、ボディと同色のリアバンパーを採用し、力強さを強調した外観デザインに変更されています。

2020年2月の一部改良で魅力アップ2

インテリアはシート表皮やメーター盤面のデザインを変更したほか、センターコンソールやインサイドドアグリップのアクセントカラーに新色のブルーとガンメタリックを設定しています。

2020年2月の一部改良で魅力アップ3

2020年2月の一部改良で魅力アップ3

2020年2月の一部改良で魅力アップ4

快適装備でも夜間の降車後にヘッドライトが一定時間点灯したり、リモコンキーによってドアロックを解除した場合に自動でヘッドライトが点灯する「ガイドミーライト機能」付きオートライトシステムを全車標準装備としています。また、従来は4WD車のみ標準装備だった、助手席シートヒーターも全車に標準装備となりました。

安全装備では、一部改良前はセーフティパッケージ装着のみに搭載されていたデュアルカメラブレーキサポートが全車に標準装備となるなど、安全性も向上しています。

SUV感が増した新グレード「MF」

SUV感が増した新グレード「MF」

今回は新グレードであるMFに試乗しました。外観は専用のフロントバンパーとルーフレールによる演出は効果的で、SUV濃度が相当高まっています。特に注目なのは防汚タイプのラゲージフロアを採用したこと。汚れたモノや濡れた物でも気にせずラゲッジに置くことができ、使用後は濡れたぞうきんなどで拭き取ればOKと、アウトドア派にうれしい追加装備です。

やはり4気筒エンジンはスムーズ、隠れた実力車

やはり4気筒エンジンはスムーズ、隠れた実力車

搭載するエンジンは1.2Lながら4気筒エンジンなので、スムーズな加速そして高い静粛性を両立しています。乗り味ではやや上下左右の揺れは気になりますが、コンパクトカーであることを考えれば及第点。

それ以上に取り回しのしやすさ、狭い道での運転のしやすさは免許取り立ての人などのビギナーにはピッタリのクルマです。また多彩なボディカラーも用意され、個性を主張するには申し分ないでしょう。

イグニスの車両本体価格は152万2,400円〜197万5,600円となっています。価格的にも人気のトヨタライズ/ダイハツロッキーよりも安いので、イグニスは隠れた実力車と言えるのではないでしょうか。

■スズキ イグニス価格表

グレード駆動方式WLTCモード燃費(km/L)車両本体価格
ハイブリッド MG2WD(FF)19.81,522,400円
4WD191,658,800円
ハイブリッド MX2WD(FF)19.81,650,000円
4WD191,786,400円
ハイブリッド MZ2WD(FF)19.81,788,600円
4WD191,925,000円
ハイブリッド MF2WD(FF)19.81,839,200円
4WD191,975,600円

※記事の内容は2020年5月時点の情報で制作しています。

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