寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

「トヨタランドクルーザー」世界で愛される陸の王者

「トヨタランドクルーザー」世界で愛される陸の王者
ランドクルーザー

トヨタのフラッグシップSUVであるランドクルーザーは、生産開始から60年以上というトヨタ車の中で最も長い歴史をもつモデルです。DNAである卓越した悪路走破性に加えて、先代モデルからは高級セダンに匹敵する極上の乗り心地を両立するプレミアムSUVという新たなカテゴリーを築き、新しい高級車として世界中で人気を博しています。200系と呼ばれる現行モデルも2007年9月から販売されているロングセラーモデルにもかかわらず、中古車の販売価格が高値安定するほどの人気を誇ります。2021年夏には次期モデル登場が噂されるランドクルーザーですが現行200系のおさらいとして徹底レビューしましょう。

さまざまな電子デバイスが採用されたヨンクの王者

さまざまな電子デバイスが採用されたヨンクの王者1

現行型ランドクルーザーは、「The King of 4WD」をコンセプトに開発されました。伝統のフルフレーム構造を継承しながら、高い強度と耐久性を確保したプラットフォームに、全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mm(一部1880mm)という存在感抜群の大きなボディを採用しています。

さまざまな電子デバイスが採用されたヨンクの王者2

2007年9月の登場時に搭載されたパワートレインは4.7LV8エンジンと5ATの組み合わせで駆動方式は4WDのみ。フロントには新開発のダブルウィッシュボーン式、リアには定評の4リンク式を継承しつつ、足回りは一新され、路面状況を選ばない優れた操縦性、走行安定性、そして乗り心地を実現しています。

さまざまな電子デバイスが採用されたヨンクの王者3

さらに高い悪路走破性を実現するために、電子制御デバイスが取り入れられたのも200系の特徴。トラクションやブレーキの協調制御を行うマルチインセレクト、滑りやすい路面でステアリング操作だけで超低速走行が可能なクロールコントロール、4輪アクティブ・ハイト・コントロールサス&アクティブ・バリアブル・サスペンション・システム、キネティックダイナミックサスペンションシステムなどにより、SUVながら高級車に匹敵する優れた乗り心地を可能としました。

2009年に新エンジン&6AT化、最上級グレードZX追加

200系ランドクルーザーはロングセラーモデルだけに度重なる改良が行われています。2009年5月に一部改良を実施。搭載するエンジンを新開発の4.6LV型8気筒エンジン+6速ATに変更し、燃費性能を向上。さらに20インチアルミホイールやチルト&スライド電動ムーンルーフ、HDDナビゲーションシステム、トヨタプレミアムサウンドシステム(18スピーカー)などを標準装備した最上級グレード「ZX」を設定。「4ホイールAHC&AVS」の採用により、オン/オフロードでの走行性能と乗り心地をレベルアップさせています。

安く手に入れる

2012年には最初のマイナーチェンジで内外装を刷新

2012年には最初のマイナーチェンジで内外装を刷新1

2012年には最初のマイナーチェンジで内外装を刷新2

2012年には最初のマイナーチェンジで内外装を刷新3

2012年1月には初のマイナーチェンジを実施。外観は前後のバンパーやランプ、サイドプロテクションモール、アルミホイールのデザインを刷新。プロジェクター式ヘッドランプとLEDポジションランプを新たに採用しました。内装ではインストルメントパネルなどに光沢のある木目調加飾を採用し上質感を高めています。そして走行環境に応じてスイッチ操作でトラクションやブレーキの制御を切り替えオフロードの走破性を高める「マルチテレインセレクト」を新たに採用。ステアリング操作のみで悪路での極低速走行が可能な「クロールコントロール」も従来の3段階から5段階に進化し、クロールコントロール走行時にタイトなコーナーでの回頭性を高める「ターンアシスト機能」を搭載しました。

2012年には最初のマイナーチェンジで内外装を刷新4

2013年1月の一部改良では、エントリーグレードのGXを除く全車にバイキセノン式(ディスチャージ)のオートレベリング機能付きヘッドランプを採用。より明るい照射を実現し、夜間走行時の視認性を高めています。

ランドクルーザーリース

2015年の二度目のマイナーチェンジで先進安全装備を採用

2015年の二度目のマイナーチェンジで先進安全装備を採用1

2015年の二度目のマイナーチェンジで先進安全装備を採用2

2015年の二度目のマイナーチェンジで先進安全装備を採用3

2015年の二度目のマイナーチェンジで先進安全装備を採用4

2015年8月に2度目のマイナーチェンジを実施。外観は「ファンクショナル・ビューティ」をキーワードに、機能性を突き詰めた美しさや風格により4WDの頂点にふさわしいスタイリングとしヘッドランプにLEDを採用。インテリアは、金属を削り出したようなヘアライン処理の重厚感ある加飾部とソフトな表皮巻きを組み合わせ上質な室内空間を演出しています。インパネ中央には4.2インチTFTカラー液晶画面が設定されさまざまな情報を直感的にわかるように表示するようになりました。そして安全性向上のため、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」をトヨタで初採用、歩行者も検知するプリクラッシュセーフティをはじめ、最先端の安全機能が全車に標準装備されました。

2015年の二度目のマイナーチェンジで先進安全装備を採用5

2017年7月にも一部改良を実施。サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラーにオート格納機能が追加されたほか、乗降時にスライドしてスムーズな乗降をサポートするパワーイージーアクセスシステム(運転席)を採用。また、トレーラーなどを牽引するトレーラーヒッチを装着するためのヒッチメンバーが全車にオプション設定されています。

高い目線で意外とラクな運転、ゆったりとした乗り心地

高い目線で意外とラクな運転、ゆったりとした乗り心地

トヨタブランドの最上級SUVであるランドクルーザーは最低地上高が225mm確保され、ドライバーの目線は非常に高く、大きなボディにもかかわらず運転しやすいのが特徴です。

最高出力318ps、最大トルク460Nmを発生する4.6L V8ガソリンエンジンは約2.5トンもあるランドクルーザーをラクラクとそしてスムーズに加速させます。燃費性能はWLTCモードで6.7~6.9km/Lとお世辞にもほめられませんが、ビッグトルクによるゆったりとした乗り心地はクルマというよりも大きなクルーザーに乗っているような感覚です。さまざまな電子デバイスによりクルマはフラットな姿勢をキープ、無駄な動きも抑えられているのでロングドライブもラクラクこなすことができます。

次期型はV6エンジン採用か?V8のランクルを新車で買う最後のチャンス

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ランドクルーザーは日本国内でも非常に人気が高いのですが、海外、特に砂漠のある諸外国では優れた耐久性と走行性能が高く評価されています。トヨタブランドのクルマの中でもランドクルーザーとハイエースは日本だけでなく、世界各地で必ず見かけるモデルです。国産車ではランドクルーザーのライバルと呼べる車は皆無で、輸入車でもランドローバーディフェンダーなど限られています。フルモデルチェンジにより、搭載するエンジンがV6に変更されるとも言われていますので、ビッグトルクのV8エンジンを味わえる最後のランドクルーザーとなりそうです。

■ランドクルーザー価格表

グレード駆動方式WLTCモード燃費(km/L)車両本体価格
4.6GX4WD6.9482万6800円
4.6AX524万7000円
4.6AX“Gセレクション”6.7597万9600円
4.6ZX697万4000円

 

※記事の内容は2021年5月時点の情報で制作しています。

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