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「日産フェアレディZ」50周年の伝統のスポーツカーは今も健在か?

「日産フェアレディZ」50周年の伝統のスポーツカーは今も健在か?

日産、いや日本を代表するスポーツカーとして今年50周年を迎えるフェアレディZ。特に北米での人気は絶大だった時期もあるが、6代目となる現行型は登場から11年が経過している。その実力は今も健在なのか、徹底レビューしてみよう。

スポーツカーのお手本のようなスタイル

スポーツカーのお手本のようなスタイル

1969年に初代モデルが登場し、途中2000年12月〜2002年7月の空白の時間はあったものの、2019年に生誕50周年を迎えたのが日産のピュアスポーツカー、フェアレディZです。

フェアレディZは初代から2008年に登場した6代目となる現行モデルまで、ロングノーズ・ショートデッキというスポーツカーのお手本といえるスタイリングを採用。駆動方式もエンジンを運転席前に置き、リアタイヤを駆動させるFR(後輪駆動)のみという徹底ぶりです。基本的には2ドアクーペが中心ですが、4代目〜現行型ではオープンモデルも設定されていました(現行型はすでに生産終了)。

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軽量化でスポーツカーらしさが増した現行型

軽量化でスポーツカーらしさが増した現行型

趣味性の高いスポーツカーであるフェアレディZが50年という長い年月を生き抜いてこられた理由は、クラシカルなスタイリングに加えて、車の挙動がつかみやすく、操っている感が味わえるFR(後輪駆動)の駆動方式を受け継いできたからでしょう。

フェアレディZの現行モデルは2008年12月より販売開始されました。スポーツカーとしての基本性能を向上させるために、アルミ素材や車体構造の最適化により先代モデルに比べて軽量化を実現。さらに、ホイールベースを100mm短縮し、FRスポーツカーらしいキビキビとしたハンドリング性能を実現しています。

外観デザインは大地を力強く蹴るようなイメージを想像イメージさせるダイナミックさが特徴です。フェアレディZ伝統のロングノーズ・ショートデッキを受け継ぎながら、後輪駆動車であることを強く感じさせる張り出し感のあるリアフェンダーはなかでも印象的です。

専用素材で機能性と品質感を両立したインテリア

専用素材で機能性と品質感を両立したインテリア

専用素材で機能性と品質感を両立したインテリア2

専用素材で機能性と品質感を両立したインテリア3

インテリアは専用素材を使用することにより、スポーツカーにふさわしい機能性と高い品質感を追求しています。適度なタイト感によりドライバーとコックピットの一体感を実現しています。またセンタークラスターパネルには新合成皮革の「ソフィレス」を採用し、やわらかいタッチで高級感に一役買っています。

さすが、336馬力を発揮する3.7LのV6エンジン

さすが、336馬力を発揮する3.7LのV6エンジン

搭載するエンジンは最高出力336ps、最大トルク365Nmを発生する3.7LのV型6気筒自然吸気を搭載。VVELと呼ばれる機能を搭載することで、大排気量エンジンながら、高回転まで軽く滑らかに吹け上がるのが特徴です。

6MTには秘密兵器が

組み合わされるトランスミッションは6速MTと7速ATの2種類で、6速MTはシフトチェンジの際にドライバーのシフト操作に応じて、エンジンの回転数を最適に制御するシンクロレブコントロールを装着。上級者のテクニックであるヒールアンドトゥを機械が行ってくれるので、シフトチェンジ時の車のぐらつきがありません。

また、7速ATはMTのように変速可能なマニュアルモードが付いています。モデルライフの経過とともに車の熟成が進み、2017年7月の一部改良ではMT車に採用されているクラッチが新型の高効率タイプに変更され、クラッチペダルの踏む力が軽減され半クラッチのコントロール性が向上しています。

より走りにシフトしたい方には「ニスモ」を

より走りにシフトしたい方には「ニスモ」を

フェアレディZにはサーキットで培ったテクノロジーを市販車にフィードバックし走行性能に磨きを掛けた「ニスモ」も設定されています。高い空力性能を実現したエアロパーツをはじめ、乗員の体をしっかりとホールドするレカロ社製のスポーツシート。そしてハイパワー化したエンジンそして専用サスペンション&タイヤを装着したハイパフォーマンスモデルです(今回の記事写真は以下の50周年記念車以外はニスモのものです)。

北米での人気を投影した50周年記念車も追加

北米での人気を投影した50周年記念車も追加

フェアレディZは日本でも人気のスポーツカーですが、最も高い人気を誇ったのが北米市場。フェアレディZはZカー(ヅィーカー)と呼ばれ、プアマンズポルシェ(ポルシェより価格が安くて、性能は近い)として多くの人に支持されました。そういう影響もあって、2019年5月24日発表されたフェアレディZの生誕50周年を記念した特別仕様車の「50th Anniversary」は1970年アメリカのSCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ。アメリカ)のレースで優勝したダットサン240Z BREのカラーリングを再現しています。

限定車はフェアレディZの標準グレードをベース

限定車はフェアレディZの標準グレードをベースに、ブリリアントホワイトパールのボディにバイブランレッドの組み合わせと、ブリリアントシルバーのボディにダイヤモンドブラックの組み合わせという2種類のボディカラーを設定。フロントフェンダーにステッカー、そしてリアには50周年記念を象徴するバッジを追加。さらに19インチアルミホイールのリムにはレッドラインを追加しています。

インテリアにはレーシングカーをイメージさせるセンターストライプを施したアルカンターラのハンドルをはじめ

インテリアにはレーシングカーをイメージさせるセンターストライプを施したアルカンターラのハンドルをはじめ、専用キッキングプレート、専用カラーシフトノブ、専用ステッチを施したパワーシートやドアトリムを採用。またシートやシフトノブ周りやメーター内に50周年記念ロゴを配することで、スポーティ感、そして50周年の特別感を演出しています。

走りで選ぶか、豪華さで選ぶか

フェアレディZはベーシックグレードをはじめ、豪華仕様のバージョンT、スポーティ仕様のバージョンS、そして最上級モデルのバージョンSTの4グレード、そしてニスモの合計5グレードを用意しています。

トランスミッションはベーシック、バージョンST、ニスモがMTとATを設定し、バージョンTはATのみ、バージョンSはMTのみとなっています。フェアレディZの車両本体価格は390万7440円〜640万1160円です。

フェアレディZは昔スポーツカーに乗っていた子育て卒業世代で、もう一度懐かしいスポーツカーを味わいたいという人にピッタリです。その場合はニスモやバージョンSTがオススメです。もちろん走りにこだわるスポーツカー好きの若者にもオススメですが、価格が高いのでベーシックグレードを狙ってみるといいでしょう。

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
フェアレディZ(6MT)2WD(FR)9.1390万7440円
フェアレディZ(7AT)9.2398万5200円
フェアレディZ バージョンT(7AT)9.2471万5280円
フェアレディZ バージョンS(6MT)9.1476万640円
フェアレディZバージョンST(6MT)9510万4080円
フェアレディZ バージョンST(7AT)9.1521万2080円
フェアレディZ 50周年記念車(6MT)9.1458万8920円
フェアレディZ 50周年記念車(7AT)9.2466万6680円
フェアレディZ NISMO(6MT)9.1629万3160円
フェアレディZ NISMO(7AT)9.2640万1160円

 

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※記事の内容は2019年9月時点の情報で執筆しています。

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