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「トヨタルーミー&タンク」背の高いスライドドアのコンパクトワゴン、その室内空間から走りまで

「トヨタルーミー&タンク」背の高いスライドドアのコンパクトワゴン、その室内空間から走りまで
「トヨタルーミー&タンク」背の高いスライドドアのコンパクトワゴン、その室内空間から走りまで

軽自動車で主流となっているスーパーハイトワゴンのコンパクトカー版がトヨタルーミー&タンクだ。室内空間の広さとスライドドアの利便性、そして最先端の安全装置など、軽自動車メーカーのダイハツが開発の中心だっただけに、軽自動車のいいとこ取りしたこの2台。その魅力を徹底レビューしてみよう。

コンパクトカーにもスーパーハイトワゴンを!

コンパクトカーにもスーパーハイトワゴンを!

軽自動車では主流となっているスーパーハイトワゴン。このボディタイプは、全高を高くすることで、広い室内空間を実現。そしてリアにスライドドアを採用することで、高い利便性を誇っています。

小型車ではスズキソリオがリッターカークラス(エンジン排気量が1L)のハイトワゴン市場に導入されていたものの、 軽自動車と競合するためそれほど市場規模は大きくないと見られていました。しかしソリオは毎月3000台以上の販売台数を記録するスマッシュヒットとなります。やはり軽自動車は4人乗り、小型車は5人乗りという1人の乗車定員の違いは大きかったようです。

ダイハツトール、スバルジャスティとは兄弟車

ダイハツトール、スバルジャスティとは兄弟車

そしてソリオが独占していたリッタカーハイトワゴン市場に2016年11月に参入したのが、トヨタルーミー&タンクです。 ルーミーとタンクの基本性能は同じですが、外観デザインの違いに加えて、取扱店がルーミーはトヨタ店とカローラ店。タンクがトヨペット店とネッツ店という点も異なります。また、ルーミー&タンクは元々ダイハツが開発したトールのOEM供給車で、スバルのジャスティも兄弟車です。

ノーマルとエアログレードの2本立て

ノーマルとエアログレードの2本立て

タンクのノーマルボディ

ノーマルとエアログレードの2本立て②

タンクのカスタム

ルーミーとタンクはそれぞれ、スタンダードモデルとメッキパーツを多用した外観が特徴のカスタムという2つのモデルを設定していますが、軽自動車の「カスタム」ほど見た目の印象は変わりません。

グレードはルーミー&タンクともにスタンダードモデルがX、X“S、”G、G-Tの4種類。そしてカスタムG、カスタムG-Tの2種類。そして特別仕様車のG“Cozy Edition”の7グレードを設定。ターボエンジンを搭載したG-T、カスタムG-TはFFのみですが、その他の全グレードはFFと4WDを設定しています。

それでは2車種合わせると、月販一万台というヒットモデルであるルーミー、タンクを紹介しましょう。

品格あるのがルーミー、ダイナミックなのがタンク(トヨタ談)

品格あるのがルーミー、ダイナミックなのがタンク(トヨタ談)

ルーミーのカスタム

タンクのカスタム

タンクのカスタム

2016年11月に登場したトヨタルーミー&タンクは全長3700mmというコンパクトなボディに、広々と下室内空間や快適で多彩なシートアレンジといったミニバンの魅力を凝縮したハイトワゴンです。ルーミー&タンクは広々とした空間“Living”と余裕の走り“Driving”を掛け合わせた「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」がコンセプトです。

子育てファミリーをはじめ、幅広いユーザーの日常にフィットする新感覚のトールワゴンとなっています。 大きなグリルを採用し「品格と艶やかさ」を表現したルーミー。そしてトヨタの特徴であるキーンルックのフロントマスクで「ダイナミックさとアグレッシブさ」を表現したタンクを用意しています。

ボディカラーはモノトーンに加えて①

ボディカラーはモノトーンに加えて②

ボディカラーはモノトーンに加えて、メッキパーツを多用したカスタムモデルにブラックルーフを採用したツートーンボディ仕様も設定されています。

機能性の高いインテリア

機能性の高いインテリア

機能性の高いインテリア②

機能性の高いインテリア③

機能性の高いインテリア④

インテリアはワイド感とハイテクイメージを追求したデザインを採用。水平に広がるインストルメントパネルで、機能性の高さとワイドな印象を表現するとともに、ドライバーの良好な視界を実現。運転席前に配置したメーターはフードを低く抑えることで、視認性を確保しています。

そして内装色は温かみと落ち着きの感じられるオレンジとブランを基調として、カスタムグレードはテックブルーとシルバー加飾が映えるインテリアに撥水加工シートを採用しています。

ターボなしでも十分な走り

ターボなしでも十分な走り

搭載するエンジンは最高出力69psを発生する1L直列3気筒自然吸気と最高出力98psを発生する1L直3ターボの2種類。トランスミッションは全車CVTを採用しJC08モード燃費は自然吸気エンジン車が22.0〜24.6km/L、ターボ車は21.8km/Lと全モデルが20km/Lを超える優れた燃費性能を実現しています。

実際2つのエンジンを乗り比べてみると、パワーのあるターボエンジンは信号待ちなどからの発進加速などは確かに鋭いのですが、自然吸気エンジンでも街乗りでは不満はほとんどありません。

ターボ車は大人5人を乗せる機会が多いという人やキツイ坂道などを頻繁に走行するという人にオススメです。それ以外の人は自然吸気車で十分満足できるでしょう。

最新化された先進安全運転支援装置も魅力

ルーミー&タンクの安全装備は、デビュー当時は衝突回避支援システム「スマートアシストII」を搭載していました。これは主に街乗りでの事故被害軽減を主眼としたシステムで、「衝突警報機能(対車両・対歩行者)」「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両)」「誤発進抑制制御機能(前方・後方)」「車線逸脱警報」「先行車発進お知らせ機能」の5つの機能でドライバーをサポートしてきました。

しかしルーミー&タンクは2018年11月1日に一部改良を行い、衝突回避支援ブレーキ機能がこれまでの対車両に加えて、歩行者も検知可能になりました。夜間での歩行者の早期発見に貢献するオートハイビームを搭載し、最新の衝突回避支援システム「スマートアシストIII」へアップデートされたのです。さらに前後方のセンサーで障害物を検知して、警報で知らせるコーナーセンサーを標準装備するなど安全性能を大きく向上させています。

特別仕様車のコスパの高さに注目

新車価格は146万3400〜200万8800円となっています。ちなみに一部改良時に特別仕様車のG“Cozy Edition”が設定されました。価格は173万160〜190万2960円です。 ルーミ−&タンクのオススメグレードは、Gをベースとした特別仕様車のG“Cozy Edition”です。

カスタムモデルにのみ採用されていた、汚れにくい撥水機能付きの専用シート表皮をはじめ、運転席・助手席シートヒーターやシートバックテーブルなど快適性を向上させるコンフォートパッケージやバックカメラやオーディオを操作するステアリングスイッチなどのナビレディパッケージを特別装備し、利便性が高いことが特徴となっています。

トヨタルーミー&タンク価格表(2018年12月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
XFF24.6146万3400円
4WD22163万6200円
X“S”FF24.6152万8200円
4WD22170万1000円
GFF24.6168万4800円
4WD22185万7600円
G-TFF21.8180万3600円
カスタムGFF24.6183万6000円
4WD22200万8800円
カスタムG-TFF21.8196万5600円
G“Cozy Edition”FF24.6173万160円
4WD22190万2960円

 

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※記事の内容は2018年12月時点の情報で執筆しています。

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