寄稿記事(上級者向け)
モーター・エヴァンジェリスト
宇野 智うのさとる

中古車のトヨタ「bB」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のトヨタ「bB」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
5万円キャンペーン_目次上

2000〜2016年のあいだに生産されたコンパクト・トールワゴン「bB(ビービー)」。若者をターゲットに開発されたモデルです。そんなbBの中古車をお探しの方に、おすすめモデルと選び方の注意点をまとめてお伝えします。

【この記事のポイント】
✔ 一番推したい中古車のトヨタ「bB」は、2014年一部改良モデル
✔ 冬場はスタッドレスに履き替える、という方は4WD車がおすすめ
✔ 中古車のbBなら定額カルモくんがお得

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中古車bB、おすすめモデルはズバリこれ。2014年一部改良モデル

 

中古車bB、おすすめモデルはズバリこれ。2014年一部改良モデル

Z“煌”

bB(ビービー)は、2000年にデビューし2005年まで生産された初代と、2005〜2016年のあいだに販売された2代目の2世代が存在します。このうち、日常の足として乗るなら、2代目をおすすめします。初代は年式が古いため、故障リスクや経年劣化による傷みが心配されます。なお、初代の角張ったデザインが好きという方、bBのファンになったという方は、今のうちに手にいれておいてもいいでしょう。ただ、保証がないタマやあっても短い期間しか設定されていないタマが多いため、修理代の出費は覚悟しておきましょう(bBが故障の多いモデルという意味ではありません)。

2代目は、2008年10月にマイナーチェンジが実施されています。一部改良も数回行われていますが、細かい変更が主なものとなり、安全性能が向上した改良が1度、2014年8月に実施されています。2代目から選ぶ場合のターニングポイントとなるのがこの2つで、中古車相場価格も多少影響を受けています(一概に大きな価格差があるとはいえない状況です)。

その中で、おすすめは、2014年の一部改良モデルです。bBの中で最も新しいモデルというのが最大の理由ではありますが、VSCとTRC(VSC:横滑りが発生しそうになったときに、エンジン出力やブレーキを制御し、車両の安定をサポートする機能・TRC:トラクションコントロール:駆動輪の空転を制御する機能)、ディスチャージヘッドライト&LEDクリアランスライトが標準装備となったことも大きなポイントです。なお、2タイプあるエンジン排気量、どちらを選んだほうがよいか、グレードはどれを選んだらよいかは「bBならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

bB 2014年一部改良モデルの中古車価格は、38万〜128万円(2021年6月27日時点)となっています。

bB_中古車ボタン

★ほかにも!魅力的な中古車bB

bBは4WDモデルも設定しています。「冬場はスタッドレスタイヤに履き替えるよ!」という方はぜひ、4WD車を検討してみてください。

4WDモデルの紹介の前に、bBの誕生から生産終了までの歴史を年表形式にまとめましたので、ぜひご覧ください。

bBの歴史

2000年2月3日 「bB」初代デビュー

2000年2月3日「bB」初代デビュー

斬新なデザインのトールワゴンとしてデビュー。初代ヴィッツのプラットフォーム(シャシーなどの車の基本構造物)とエンジンを流用して開発。bBは購入後に思い思いにカスタムすることを前提に開発され、東京モーターショーで先行公開されたときは、標準モデルではなく、カスタムされたモデルだけで展示されるという異例の形をとった。bBは、わかりやすいシンプルな箱型の2BOXのトールワゴンで、20代をターゲットに開発されたが、発売時は幅広い年齢層から支持され、目標販売台数の6倍以上というセールスを記録、ヒットモデルとなった。エンジンは、1.3L・1.5Lガソリン、トランスミッションは全車4速AT、駆動方式はFF(前輪駆動)、1.5L車には4WDが設定された。車両価格は、130万〜174万円で販売された。

2001年6月に、派生モデルとなるピックアップトラックタイプの「オープンデッキ」を発売。後席の真後ろをトラックの荷台に架装したモデルだったが、販売不振により2003年3月で販売終了となった。

2003年4月8日 マイナーチェンジ

2003年4月8日 マイナーチェンジ

エクステリアデザインの一部変更と、インテリアの質感向上、快適装備の充実化などが図られた。エクステリアでは、フロント・リアバンパーの大型化に加えフロント・リアアンダースポイラーの追加、ハニカムメッシュタイプのフロントバンパーグリルを備えるなどの変化があった。このため、全長が120mm大きくなった。車両価格は、126万〜178万円で販売された。

2005年12月26日 2代目へフルモデルチェンジ

2005年12月26日 2代目へフルモデルチェンジ

初代の2BOXトールワゴンのボディ形状を引き継いでフルモデルチェンジ。2代目は初代と異なり、ダイハツ ブーンのプラットフォームが流用され、ダイハツの池田工場で生産された。エンジンは設計が新しい1.3L・1.5Lガソリンを採用した。トランスミッションは先代と変わらず、全車4速AT、駆動方式はFFと4WD設定にしたが、4WD車は先代と異なり1.3L車に設定された。2代目は「クルマ型ミュージックプレイヤー」を開発テーマに掲げ、9スピーカーの最新音響技術を投入したサウンドシステムを装備し、音と連動して明滅するイルミネーションも採用。さらにシートは駐車時にくつろげるように座面が深く沈み込む「マッタリモード機能付きフロントシート」も採用し、20代を中心とした若い世代をターゲットにした。車両価格は、134万〜185万円で販売された。

2008年10月6日 マイナーチェンジ

2008年10月6日 マイナーチェンジ

フロントフェイスとリアのデザインの小変更や新しいボディカラーの追加、新デザインのアルミホイールの採用、インテリアの質感向上や快適装備の充実化などが図られた。車両価格は、137万〜187万円で販売された。

2014年8月8日 一部改良

2014年8月8日 一部改良

VSC(横滑りが発生しそうになったときに、エンジン出力やブレーキを制御し、車両の安定をサポートする機能)、TRC(トラクションコントロール:駆動輪の空転を制御する機能)、ディスチャージヘッドライト&LEDクリアランスライトを全車に標準装備、安全性能が向上した。

2016年8月 販売終了

2代目が若い世代をターゲットに、「マッタリモード機能付きフロントシート」や、高性能な9スピーカーオーディオシステムや、音連動明滅機能付きイルミネーションなどを設定して販売されたが、初代のような人気が得られず、販売は不振に終わり、後継車もなく生産終了となってしまった。初代はユーザーがカスタムすることを前提に設計されたが、2代目はそうではなく、メーカー側が多彩な装備を設定したため、ユーザー側は自由度がなくなってしまい敬遠したと思われる。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車bB

● 「冬場はスタッドレスに履き替える」方なら 2代目・4WD 中古車市場の相場10万〜100万円

2代目bB

画像は2WD車

2代目は、1.3L車に4WDを設定しています。「冬場はスタッドレスタイヤに履き替える」というカーライフスタイルの方は、こちらを選択されることをおすすめします。

bBならではのチェックポイント

bBは、最も古い年式が2000年、最も新しいものでも2016年式と比較的古いモデルとなります。本記事冒頭でもお伝えしましたが、bBの中古車は2代目(2005年式以降)から選ぶことをおすすめします。以下、2代目から車を選ぶ上でのチェックポイントをお伝えします。

エンジンは2種類

エンジンは1.3Lと1.5Lの2種類がラインナップされていますが、パワーの差は顕著ではありません。パワーに余裕があるのは言わずもがな1.5Lとなりますが、1.3Lが非力で乗りづらいということはありません(デビュー当時の基準で、現在の新しいモデルと比較すると、1.5L車でも走行性能は劣ってしまいます)。特にこだわりがなければ、価格と装備優先で選んでしまっても大丈夫でしょう。

グレード

ベースグレードの「S」、上級グレードの「Z」の2タイプのグレード構成となっています。前期型(2005〜2014年式)では、Zグレードに、「Xバージョン」「Qバージョン」と装備が充実化したグレードが設定され、さらに2013年には新パッケージ「煌(きらめき)」が追加されています。

中古車価格が、単にグレードの高い・低いだけで決められるわけではないため、同じ年式、同じエンジンタイプでもベースグレードのほうが、上級グレードより高いケース、もしくは逆になるケースが多々あります。これは、ボディカラーや内装の状態、オプション装備の有無など多岐にわたる要素で中古車価格が決められるしくみによるものですが、いちいち、つぶさに精査してお買い得なタマを探すより、上級グレードに絞り込んで探したほうが効率的ですし、装備も充実しているので、買ってからの満足度も高くなります。

bB 2代目から探すなら、「Z」グレードおよび、その各種パッケージから選ぶことをおすすめします。

保証

これは、bBに限ったことではありませんが、しっかりと保証が付いたタマから選ぶことをおすすめします。保証がない車、あっても期間が短い車は、故障リスクが高いと考えて問題ありません。

比べて検討!bBのライバル車種

スズキ「ソリオ」

スズキ「ソリオ」

先代ソリオ

スズキのトールワゴン「ソリオ」。2020年11月にフルモデルチェンジしたので、bBのライバルは先代モデルに。先代は中古車価格もこなれてきて買いやすくなっています。
2021年6月27日時点の中古車価格帯は10万〜265万円、平均価格は約97万円、流通台数は1,900台ほどとなっています(現行モデル含む)。

デリカ「D:2」

 

デリカ「D:2」

先代D:2

前項で紹介したソリオは三菱にOEM供給され「D:2」の車名で販売されています。こちらも併せてご検討ください。
2021年6月27日時点の中古車価格帯は13万〜212万円、平均価格は約95万円、流通台数は700台ほどとなっています(現行モデル含む)。

トヨタ「ルーミー」

トヨタ「ルーミー」

ルーミー カスタム

bBの実質的後継車となったトールワゴンでダイハツ トールのOEM版となります。姉妹車に「タンク」が、別メーカーのOEM車で、スバル シフォンがあります。OEM関係にある各モデルも比較検討してみてください。
2021年6月27日時点の中古車価格帯は45万〜260万円、平均価格は約140万円、流通台数は2,000台ほどとなっています。

中古車bBはここで探せ!

では、中古車bBをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

月額で支払える「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」

中古車を探す

毎月定額の利用料を支払うだけで車に乗れる「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」というサービスがあります。定額カルモくん 中古車の月額料金には、購入時に一括で支払わなければならない税金や自賠責保険料が含まれているので、まとまったお金がなくても、数万円あればすぐbBに乗ることができます。

さらに、定額カルモくんでは全車に1年の故障保証と車検2年が付いている上、納車時は自宅まで車を届けてもらえるので安心してすぐに乗り始めることができます

なお、2021年6月27日時点、定額カルモくんに中古車のbBの在庫はありませんでしたが、中古車は入れ替わりが早いので、本記事をご覧になられている今ならあるかもしれません。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年6月27日時点、グーネットでは、bBの掲載件数は673件、価格帯は0.1万~132万円、平均価格は約673万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年6月27日時点、カーセンサーでは、bBの掲載件数は916件、価格帯は0.1万~131万円となっています。

bBの中古車を買うなら、できるだけ新しい年式から選びたい

bBの販売期間は、2000〜2016年と、最も新しい年式でも今から約4年前となります。基本設計が古く、安全装備も今のモデルと比べると乏しいため、できるだけ新しい年式から選ぶことをおすすめします。最もおすすめするのは、2014年8月に実施された一部改良モデル。このモデルはbBの最終モデルでもあります。

趣味や好みで初代を選ぶことは止めません(むしろ、今どきの車にはない角張ったデザインは素敵です)が、古いモデルということを念頭に置いて買いましょう。

5万円キャンペーンバナー_記事内

※対象は、こちらのバナーから審査をしていただいた方で初回引き落としが確認取れた方。また、新規申込みの方(申込み期限は2021年12月31日まで)

よくある質問

Q1:中古車のbB、どれを買うべき?

A:「このモデルを買うべき!」とイチオシするモデルは特にありませんが、日常の足として乗るなら、最終モデルとなる2014年8月実施の一部改良モデルをおすすめします。その理由については、本記事冒頭でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

Q2:中古車bBを買うときに気を付けたいポイントは?

A:bBは年式が古いモデルが多いため、内外装の状態、保証の有無といった中古車選びの基礎はしっかりと踏まえて選びましょう。前項「bBならではのチェックポイント」で、エンジンタイプやグレードの選び方のポイントをお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

Q3:中古車bBはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車bBに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年6月27日時点のものです。

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