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宇野 智うのさとる

中古車のダイハツ「ビーゴ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のダイハツ「ビーゴ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のダイハツ「ビーゴ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

2006〜2016年のあいだに販売されていたコンパクトSUV「ビーゴ」。当時は“新ジャンルカー”とダイハツは銘打っていました。この中古車が気になっている方へ、おすすめモデルから選び方の注意点までをまとめてお伝えします。

  •  一番推したい中古車のダイハツ「ビーゴ」は「CX」グレード・4WD・5速MT
  •  選択肢が非常に少ないモデル。どのモデルでも保証がしっかり付いていれば問題なし

中古車ビーゴ、おすすめモデルはズバリこれ。「CX」グレード・4WD・5速MT

中古車ビーゴ、おすすめモデルはズバリこれ。「CX」グレード・4WD・5速MT

4WD車

おすすめモデルに、上級グレードの「CX」4WD・5速MTとマニアックなタイプを挙げましたが、あくまで個人的おすすめで、実際はどのモデルでもビーゴが気にいった方には、おすすめとなります。

というのは、ビーゴの販売期間は2006〜2016年の約10年間と短く、モデルライフ途中のマイナーチェンジは1回、その変更範囲は少ないものでした。また、一部改良を含め、改良も顕著なものがありませんでした。

グレード体系は、ベースグレード「CL」と上級グレード「CX」の2種類とシンプル。駆動方式が2WDと4WD、トランスミッションは4速ATを基本設定にして、4WDに5速MTが選択できるというもので、エンジンは1.5Lガソリンの1種類でした。したがって、ビーゴの選び方は、パワートレインが主軸となります。

筆者的注目ポイントは、ビーゴはFR(フロントエンジン・リアドライブ)ということ。今どきのコンパクトSUVではFRのパワートレインを採用したモデルはありません。FRだからといって、ビーゴの走行性能に優位性がある、というものではありませんが、気分的にクルマ好きには、うれしいパワートレインです。また、フルタイム4WDというのもポイントです。

コンパクトSUVで、FRベースのフルタイム4WD、5速MTという組み合わせは、ビーゴと一卵性双生児のトヨタ ラッシュしかありません。先進安全装備がないなどのアドバンテージはありますが、運転して楽しい稀少なモデルです。

この筆者おすすめモデルの中古車相場価格と流通台数は次項をご覧ください。

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この項では、ビーゴの誕生から販売終了までの歴史と特徴、タイプ別中古車相場価格と流通台数をまとめてお伝えします。

ビーゴの歴史

2006年1月17日「ビーゴ」発売

2006年1月17日「ビーゴ」発売1

トヨタとダイハツの共同開発で誕生したコンパクトSUV。トヨタでは「ラッシュ」の車名で同日発売された。生産はダイハツが担当し、トヨタへはOEM供給となる。テーマは「タフ&カジュアル スポーツ・ユーティリティ・ワゴン」を掲げ、SUVの“楽しさ・走破性”とコンパクト2BOXの“気軽さ・使い勝手”、ワゴンの“うれしさ・機能性”を融合した新しいジャンルのモデルとして企画・開発、ターゲットは“自分らしさを大切にする若年男女”とし、行動範囲を広げてもらおうという狙いがあるとダイハツは伝えた。

▽エクステリア・ボディサイズ

都会的なイメージと、ダイナミックで力強いイメージを融合したフォルムで、短いオーバーハング(ボディサイドを見たとき、車輪から前後バンパーの端までの長さ。前後オーバーハングが短い車では、タイヤが車体の四隅に寄せられたようなフォルムとなる)、ワイドで押し出しが強いフロントフェイス、ダイナミックに膨らんだタイヤアーチが特徴的な、骨太で厚みを感じるSUVらしいデザインとなっている。また、随所にメタル調の加飾を施して上質感も演出、さらに運転のしやすさと、室内の広さも感じるデザインとなった。ボディサイズは、全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,690mm(2WD車)・1,705mm(4WD車)とコンパクト2BOX並みの全長の5ナンバーサイズ。最小回転半径は4.9mと小さく、高いアイポイントとあいまって街中や狭い路地でも運転がしやすいパッケージングとなっている。

▽インテリア

大人4人が快適に過ごせる室内空間と、大きな荷物を積める大容量のラゲッジスペースを備えた。6:4分割式リアシートは、折りたたんだときの荷室容量が755Lに拡大。多彩なシートアレンジができる構造と、撥水フルファブリックシートやラゲージタイダウンフックなどを装備した、アウドドアユースを想定した設計。また、助手席シートアンダートレー、リアシートアンダーボックスをはじめとした収納スペースを10ヵ所以上に備えて利便性も向上されている。さらに、プラズマクラスター付きオートエアコン、UVカットガラスなども装備し、快適性にも配慮された。インテリアカラーはブラック基調、センタークラスターはメタル調というメリハリの利いた配色で、上質感とスポーティー感を演出した。

2006年1月17日「ビーゴ」発売2

▽パワートレイン・燃費

エンジンは直列4気筒1.5L自然吸気の1種類、トランスミッションは5速MTと4速AT、駆動方式は2WD(後輪駆動)とフルタイム4WDというラインナップ。最高出力は109PS、最大トルクは141N・m、燃費は14.0〜15.2km/L(10・15モード燃費)。

▽安全装備

EBD(電子制御動力分配制御:4輪それぞれ個別に制動力を調節)とブレーキアシスト(急ブレーキ時に、ブレーキ圧を自動で高める機能)が付いたABS(アンチロックブレーキシステム)、デュアルSRSエアバッグ・サイドエアバッグ・カーテンシールドエアバッグを採用。また、衝突安全ボディ、歩行者被害軽減ボディを採用して衝突安全性と予防安全性を高めた。なお、衝突回避支援システムなどの先進安全技術は搭載されない。

▽グレード・価格

ベースグレードの「CL」と上級グレードの「CX」の2タイプ、それぞれのグレードに2WDと4WDを設定、トランスミッションは2WD車に4速ATのみ、4WD車は4速ATと5速MTを設定する、2グレード・4タイプのグレード体系となった。車両価格は、152万〜181万円。

2008年1月11日 一部改良・特別仕様車「CX Limited」発売

パールホワイトIII、ブリティッシュグリーンマイカのボディーカラー2色を追加設定しパーキングブレーキ戻し忘れ警報ブザーを標準装備した。また、「CX」をベースに、高級素材アルカンターラをシート表皮に採用し、本革巻きのステアリングホイールとシフトレバーノブ、専用16インチアルミホイール、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプなどを装備した特別仕様車「CX Limited(CX リミテッド)」を発売した。特別仕様車は2WD・4速ATと4WD(4速AT・5速MT)を設定し,車両価格は、174万〜192万円で販売された。なお、カタログモデルのグレードの車両価格は据え置きにされた。

2008年11月13日 マイナーチェンジ

2008年11月13日 マイナーチェンジ1

フロント/リアバンパーとフロントグリルのデザインを変更し、新デザインの16インチアルミホイールを採用するなど、エクステリアの一部刷新を行った。インテリアでは、内装色がグレージュとダークグレーの2色から選択できるようになり、スエード調ファブリックシート表皮を採用。また、メータークラスターとシフトノブ、ステアリングのデザインを変更、さらにセンタークラスターをチタン調シルバーに変更するなど、質感の向上が図られた。

2008年11月13日 マイナーチェンジ2

パワートレインに変更はないが、空力特性とアイドリング回転数の見直しなどにより、AT車で約6%の燃費改善と、4WD車の燃費を14.8km/L(10・15モード燃費)に向上させた。

グレード体系に変更はなく、車両価格は、166万〜212万円となった。

2016年3月 販売終了

後継車はなかったが、2019年11月にトヨタとダイハツの共同開発でデビューしたコンパクトSUV「ロッキー」が、3年遅れの実質的後継車となった。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車ビーゴ

グレード駆動方式トランスミッション中古車価格流通台数
CL2WD4速AT39万円1台
4WD5速MT48万円1台
4速AT38万円1台
CX
2WD4速AT45万〜78万円10台未満
4WD5速MT50万〜134万円約10台
4速AT100万円1台

* CXがベースの特別仕様車を含む
※2021年7月26日時点

ビーゴならではのチェックポイント

ビーゴの年式は2006〜2016年式と古いモデルとなります。チェックポイントは「保証」です。これは、ビーゴに限ったアドバイスではありませんが、保証期間が数ヵ月以内、保証走行距離が数千キロ未満と少ないものは、購入後の修理代発生リスクが高くなります。安心できるのは、保証期間1年以上、保証走行距離が無制限のものとなるでしょう。

比べて検討!ビーゴのライバル車種

トヨタ「ラッシュ」

トヨタ「ラッシュ」

ラッシュはビーゴと一卵性双生児、共同開発車なのでライバルとはいい難いですが、ビーゴはタマ数が少ないので、ダイハツのエンブレムにこだわりがなければ、ラッシュも比較検討してみてください。
2021年7月26日時点の中古車価格帯は30万〜167万円、平均価格は約72万円、流通台数は170台ほどとなっています。

スズキ「エスクード」

スズキ「エスクード」

ビーゴは「新ジャンルカー」として誕生したモデルで、ライバル不在。近いところの車種でスズキ エスクードが比較検討の対象となるでしょう。ただ、こちらのほうが1クラス上、中古車相場価格も高めです。
2021年7月26日時点の中古車価格帯は35万〜375万円、平均価格は約160万円、流通台数は270台ほどとなっています。

中古車ビーゴはここで探せ!

では、中古車ビーゴをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年7月26日時点、グーネットでは、ビーゴの掲載件数は23件、価格帯は35万~134万円、平均価格は約71万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年7月26日時点、カーセンサーでは、ビーゴの掲載件数は19件、価格帯は36万~134万円、平均価格は約67万円となっています。

定額カルモくんもおすすめ!


中古車を探すなら、購入以外のもっとお得な方法も検討してみましょう。

おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」は、頭金・ボーナス払い0円、月々10,000円台から利用できる人気カーリースです。掲載されている5,000台以上の中古車は全車、大手中古車販売店の品質評価基準で4点以上、車検2年と故障保証1年付き。乗ってすぐに修理費用がかかる心配がありません。

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ちょっとデビューが早かった新ジャンルのコンパクトSUV

2019年にデビューした、新型コンパクトSUVのダイハツ ロッキーとトヨタ ライズは大ヒット。類似したコンセプトのダイハツ ビーゴとトヨタ ラッシュは不人気車種となってしまいました。

ビーゴのデビュー当時、SUV人気は高まっていましたが、コンパクトSUVの市場は黎明期でした。今でこそ、多数のメーカーからラインナップされていますが、ビーゴは先駆的な存在でした。

デビューがもう少し遅ければ、コンパクトSUV人気にあやかって販売台数を伸ばしていたかもしれませんね。

中古車市場ではタマ数が少ない不人気車ですが、基本性能はしっかりとしています。時代的に先進安全装備は付いていませんが、居住空間とラゲッジスペースが広く、使い勝手の良さと運転のしやすさが光るモデルです。

よくある質問

Q1:中古車のビーゴ、どれを買うべき?

A:ビーゴはフルモデルチェンジがない1世代だけのモデルで、モデルライフ途中のマイナーチェンジは1回かつ大きな変更がありませんでした。このため、選択肢はグレードとトランスミッション、駆動方式が主軸となる上、中古車流通台数も少ない状況です。したがって、「これを買うべき」と強くおすすめするモデルが特にありません。ご自身のカーライフスタイルや好みに応じて選んでください。

Q2:中古車ビーゴを買うときに気を付けたいポイントは?

A:ビーゴは年式が古いモデルとなります。保証がしっかりと付いているかどうかが気を付けたいポイントです。詳しくは前述の「ビーゴならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

Q3:中古車ビーゴはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車ビーゴに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年7月26日時点のものです。

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