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宇野 智うのさとる

中古車のトヨタ「クラウン アスリート」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のトヨタ「クラウン アスリート」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

上質の走りを使命にもった、トヨタのフラッグシップセダンのスポーツ版「クラウン アスリート」。モデルとしては、1999〜2018年までの11代目から14代目の4世代が存在します。そんなクラウン アスリートの中古車をお探しの方へ、おすすめのモデルと選び方の注意点をまとめてお伝えします。

【この記事のポイント】
✔ 一番推したい中古車のトヨタ「クラウン アスリート」は14代目「210系」V6 3.5L ハイブリッドの「G Four」
✔ V6 3.5Lの余裕の走りもおすすめ

中古車クラウン アスリート、おすすめモデルはズバリこれ。14代目「210系」V6 3.5L ハイブリッドの「G Four」

中古車クラウン アスリート、おすすめモデルはズバリこれ。14代目「210系」V6 3.5L ハイブリッドの「G Four」

クラウン アスリートの中古車を探すなら、年式を考慮して、1999年にフルモデルチェンジした11代目170系以降から選びたいところです。1999年より前のクラウン アスリートとなると、1991〜1995年に販売された9代目140系ないしは1987〜1991年に販売された8代目130系に設定された「アスリート」グレード(8代目では、特別仕様車として登場、その後にグレードへ格上げされた)となり、マニアなら手を伸ばすことを止めませんが、日常の足として乗るなら、最低でも11代目170系の1999年式以降が現実的な選択となるでしょう。

ただ、そうはいっても選択肢が豊富なクラウン アスリート。その中で最もおすすめは?と筆者に尋ねられたら、いの一番にお答えするのは、クラウン アスリートとして最終モデルとなった14代目210系、V6・2.5Lハイブリッドエンジンを搭載した4WD「G Four」です。

このモデル、なんといってもパワートレインが強力です。14代210系は、V6・3.5LとV6・2.5Lのガソリンモデルとハイブリッドがラインナップする、3つのエンジンタイプですが、最もバランスが良く、クラウン アスリートらしい走りを見せるモデルです。駆動方式は2WDと4WDがありますが、高級セダンなら上質な走りの4WDがおすすめです。また、どうせクラウンに乗るなら、一番いいグレードに乗っておきたいので、グレードは「G」で。

14代目210系クラウン アスリート ハイブリッド G Four の中古車価格帯は、129万〜629万円(2021年6月26日時点)となっています。

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★ほかにも!魅力的な中古車クラウン アスリート

冒頭でおすすめしたハイブリッド4WD車のほかに、もう1台おすすめを紹介します。「ハイブリッドはいいけど、クラウン アスリートに乗るなら、大排気量エンジンに乗りたい」という方へのおすすめです。

その前に、1955年からはじまったクラウンの歴史を、アスリートの登場に着目しながら年表形式にまとめましたので、ぜひご覧ください。

クラウンの歴史

1955〜1962年 初代「RS型」

1955〜1962年 初代「RS型」

日本の自動車の歴史の黎明期に登場した「クラウン」。観音開きドアを採用し、タクシーやハイヤーの定番として全国で愛される。1.5L・1.9LガソリンOHVエンジンを搭載、フロントに日本初採用のダブルウィッシュボーン式サスペンション、2速半自動AT「トヨグライド」を採用した先進的なセダンだった。耐久性にも優れ、ロンドン〜東京間の5万kmを8ヵ月かけて走破し、その性能の高さをアピールした。

1962〜1967年 2代目「40系」

1962〜1967年 2代目「40系」

王冠のエンブレムが採用されたのは2代目から。日本初の完全自動2速AT「トヨグライド」を採用、エンジンは2.6L V8、2.0L直列6気筒SOHCと先進的。

1967〜1971年 3代目「50系」

1967〜1971年 3代目「50系」

「いざなぎ景気」で沸く好景気の最中にフルモデルチェンジ。日本各地に高速道路が整備されはじめるのもこの時期。日本のモータリゼーションが大きく進化、普及が進んだ時期でもある。採用された先進装備は、パワーウィンドウ、フロント・ディスクブレーキ、ペリメーターフレームなど。1968年に2ドアハードトップが追加された。

1971〜1974年 4代目「60系」愛称「くじらクラウン」

1971〜1974年 4代目「60系」愛称「くじらクラウン」

新しい技術や装備では、ボディ同色カラードバンパー、電子制御式3速AT、後輪横滑り防止装置、EFI(電子制御燃料噴射)などが採用された。世界初のアイドリングストップ機能を搭載したのも、4代目クラウン。しかし、ボディ形状の問題からオーバーヒートしやすく、前方の見切りが悪いなどの不評が相次ぎ、ライバルの日産セドリック・グロリアに販売台数で負けてしまい、クラウン史上で最大の失敗作などと評されてしまった。現在では、独特なフロントフェイスのデザインなどから、愛好家が無数に存在する。お笑い芸人のケンドーコバヤシ氏の愛車でも知られている。

1974〜1979年 5代目「80系」

1974〜1979年 5代目「80系」

1973年にはじまったオイルショックの混乱が続く中でフルモデルチェンジ。そんな中でも最新技術の投入は控えられなかった。世界初のオーバードライブ付き4速AT、日本初の車速感応式パワーステアリング、4輪ディスクブレーキ、ペダル式パーキングブレーキ、後席パワーシートなど目白押しの装備で登場した。広告に吉永小百合氏が起用されたことでも大きな話題となった。のちに2.2L直列4気筒ディーゼルエンジンが追加された。

1979〜1983年 6代目「110系」

1979〜1983年 6代目「110系」

東京サミットが開催され、オイルショックから立ち直りつつある最中にフルモデルチェンジ。トヨタ初のターボエンジンを搭載、電子制御式AT、消費燃料や平均車速など表示するクルーズコンピューターなどの最新技術・装備が採用された。6代目クラウンで、日本の高級車としての地位を確固たるものとしたと評された。

1983〜1987年 7代目「120系」

1983〜1987年 7代目「120系」

バブル景気が始まる直前の1983年にフルモデルチェンジ。11種類に及ぶエンジンと多彩なグレードを展開したラインナップであった。日本初のスーパーチャージャーエンジン、四輪独立懸架、四輪ESC(ABSの前身となるブレーキロック制御機能)などの先進技術を満載した。

1987〜1991年 8代目「130系」

1987〜1991年 8代目「130系」

バブル景気真っ最中にフルモデルチェンジ。世界初採用となった「CDインフォメーション」は、現在のカーナビの前身となるもので、日本初のトラクションコントロールシステムを採用、電子制御エアサスなど8代目クラウンは引き続き先進技術・装備を満載して登場した。当時「ハイテク」「エレクトロニクス」という言葉が多用されていた時代で、クラウンはその言葉がぴったりと当てはまった。

1982年2月には特別仕様車「アスリート」が発売。クラウンシリーズに初のアスリートの名称が使われたモデルとなった。その半年後には特別仕様車からグレードに格上げされ「アスリートL」のカタログモデルとなった。

1991〜1995年 9代目「140系」

1991〜1995年 9代目「140系」

バブル崩壊後にフルモデルチェンジ。V8エンジンを搭載した「マジェスタ」が登場した。8代目に設定されたグレード「アスリートL」は、「ロイヤルツーリング」のグレード名に変わり、しばらくはアスリートの名がクラウンシリーズから消滅する。

1995〜1999年 10代目「150系」

1995〜1999年 10代目「150系」

阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件が発生した年にフルモデルチェンジした。この年は、「Windows95」の発売、「新世紀エヴァンゲリオン」TVアニメ版の放映が始まった年でもあった。クラウン初の4WDが設定されたほか、ブレーキアシストや衝突安全ボディなどの安全面の強化が図られた。

1999〜2003年 11代目「170系」

1999〜2003年 11代目「170系」

「クラウン アスリート」が復活。「アスリートV」は当時の最高出力自主規制の上限、280PSを発生させた。また、世界初のマイルドハイブリッドシステムを搭載するなど、先進技術が満載された。

2003〜2008年 12代目「180系」愛称「ゼロクラウン」

2003〜2008年 12代目「180系」愛称「ゼロクラウン」

クラウン アスリート

「若者の車離れ」といわれるようになった時代にフルモデルチェンジ。「いつかはきっとクラウンへ」というコピーは若い世代には通用しなくなった最中、デザインやイメージを一新して登場。「ゼロクラウン」の愛称で人気を博した。先進安全技術をトヨタ車の中でいち早く採用するなど、先進性もしっかり。

2008〜2012年 13代目「200系」

2008〜2012年 13代目「200系」

クラウン アスリート

2.5Lハイブリッドエンジンを搭載するなど、進化を遂げた13代目。SUV人気が高まり、セダンのシェア縮小が顕著になってきたころである。

2012〜2018年 14代目「210系」

2012〜2018年 14代目「210系」

クラウン アスリート

フルモデルチェンジされたときのキャッチコピーは「CROWN Re BORN」。王冠をモチーフにしたフロントグリルが特徴的。クラウンのユーザー層が50〜60代というのが確立されてしまった。

2018年〜現在 15代目「220系」

2018年〜現在 15代目「220系」

クラウン アスリートG

クラウンのユーザー層の若返りを狙ってフルモデルチェンジ。先代までの「ロイヤル」「アスリート」「マジェスタ」の3モデル体制がなくなり、1モデルに集約、これまでの3モデルが対応するグレードがそれぞれ設定された。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車クラウン アスリート

●余裕の走りなら V6 3.5L 14代目210系 中古車市場の相場135万〜338万円

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「ハイブリッドもいいけどクラウン アスリートに乗るなら、大排気量エンジンで余裕の走りを楽しみたい」という方はこちらのV6・3.5L車をどうぞ。乗って後悔しないはずです。

クラウン アスリートならではのチェックポイント

本記事冒頭で「クラウン アスリートの中古車を探すなら、年式を考慮して、1999年にフルモデルチェンジした11代目170系以降から選びたいところ」とお伝えしましたが、クラウン アスリートは走りを重視したモデルのため、高い負荷がかかる走行をされやすく、故障リスクが他のモデルより高くなりますので、予算が許せば、年式の新しい14代目210系から選ぶことをおすすめします。

クラウン アスリートの中古車を選ぶときは、保証がしっかりと付いたものをおすすめします。保証がない車や、あっても期間が短い保証は、購入後の故障リスクが高い車と考えて、覚悟を決めての購入としましょう。

保証がきちんと付いた車なら、状態の良い車の証明でもありますので、安心です。特に、クラウン アスリートは中古車でも車両価格が高いタマが多いので注意してください。

比べて検討!クラウン アスリートのライバル車種

日産「フーガ」

日産「フーガ」

国産高級セダンのジャンルそのものがもはや稀少となってしまいました。クラウン アスリートの直接的なライバルは日産 フーガぐらいしかないでしょう。
2021年6月26日時点の中古車価格帯は40万〜450万円、平均価格は約128万円、流通台数は128台ほどとなっています。

LINE買い方診断

中古車クラウン アスリートはここで探せ!

では、中古車クラウン アスリートをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年6月26日時点、グーネットでは、クラウン アスリート(ガソリンモデル)の掲載件数は1,432件、価格帯は18万~378万円、平均価格は約119万円、クラウン アスリート(ハイブリッドモデル)の掲載件数は934件、価格帯は129万~620万円、平均価格は約256万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年6月26日時点、カーセンサーでは、クラウン アスリートの掲載件数は2,224件、価格帯は129万~620万円、平均価格は約249万円となっています(カーセンサーはグーネットとは異なり、ガソリンモデルとハイブリッドモデルが分離されず掲載されています)。

クラウン アスリートを中古車で買うなら、14代目210系から選びたい

クラウンシリーズで最も走りに注力されたアスリートは、最も負荷の高い乗り方をされる可能性が高いモデルです。この点と、安全性能面の進化を考えると、クラウン アスリートとして最終モデルとなった14代目210系から選ぶことをおすすめします。

その中で筆者的イチオシは、ハイブリッドの4WD。クラウン アスリートたる上質な走りが楽しめます。大排気量エンジンをお好みの方は、V6・3.5Lという選択肢もあります。

よくある質問

Q1:中古車のクラウン アスリート、どれを買うべき?

A:おすすめは、クラウン アスリートの名を持ったモデルでは最終となる14代目210系です。これより前のモデルは、年式が古く、安全性能も劣ってしまいますので、できるなら避けていただきたいと思います。

Q2:中古車クラウン アスリートを買うときに気を付けたいポイントは?

A:めぼしい車が見つかったら、保証がきちんと付いているかどうかをチェックしてください。保証がない車や、あっても期間が短い保証の車は、購入後の故障リスクが高いと考えましょう。

Q3:中古車クラウン アスリートはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車クラウン アスリートに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年6月26日時点のものです。

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