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高橋満たかはしみつる

中古車のトヨタ「クラウンロイヤル」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のトヨタ「クラウンロイヤル」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖|中古車ならカルモマガジン

「いつかはクラウン」という言葉が象徴するように、日本を代表する歴史ある高級セダン、トヨタ「クラウンロイヤル」。クラウンは1999年にデビューした11代目(170系)からロイヤルシリーズとアスリートシリーズ、2つのタイプが用意されるようになりました。

人気車種だけに中古車の流通量も多く、自分に合った1台を選ぶのはなかなか大変です。この記事では中古車のクラウンロイヤルなら、どのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

【この記事のポイント】
✔一番推したい中古車のトヨタ「クラウンロイヤル」は2013年式ハイブリッドロイヤルサルーンG
✔デビュー直後のものは最上級グレードとその下のグレードの相場差がほとんどない

中古車のクラウンロイヤル、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「2013年式ハイブリッドロイヤルサルーンG」を200万円で買う!

中古車のクラウンロイヤル、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「2013年式ハイブリッドロイヤルサルーンG」を200万円で買う!

中古車市場には現在でも古いクラウンがマニアのために販売されています。ただ、一般の人がクラウンロイヤルを購入するのであれば、現実的な選択肢は2012年12月から2018年6月まで生産された14代目か、2008年2月から2012年11月まで生産された13代目になります。中古車の価格帯は14代目が100万〜350万円、13代目は40万〜160万円となっています。その中から筆者が選ぶのは、14代目の最上級モデルであるハイブリッドロイヤルサルーンGです。

14代目の中古車は、ハイブリッドモデルのミドルレンジであるハイブリッドロイヤルサルーンの流通量が圧倒的に多くなっています。ハイブリッドロイヤルサルーンGの流通量はハイブリッドロイヤルサルーンの3分の1ほど。ただ、低価格帯の相場を比べてみると、ハイブリッドロイヤルサルーンとハイブリッドロイヤルサルーンGではあまり差がなくなってきています。それなら流通台数は少なくても最上級グレードに的を絞ったほうがお得な中古車を手に入れられると判断しました。

ハウブリッドロイヤルサルーンGは電動式のリアサンシェードやリア電動パワーシートなど後部座席に快適装備が備わるだけでなく、雨滴感応式のオートワイパーやアダプティブハイビームなどの安全装備も搭載されます。ハイブリッドロイヤルサルーンとの新車時価格の差は約50万円。これが中古車だとほぼ変わらない値段で手に入るのはかなりお得!

低価格帯だと走行距離が10万kmを超えるものが中心に。ただ、車両本体価格200万円前後だと、人気のパール系と黒を外せば走行距離がかなり少ないものも見つかります。

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ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のクラウンロイヤル

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のクラウンロイヤル

イチオシモデルとして紹介した14代目ハイブリッドロイヤルサルーンG以外にも、クラウンロイヤルはさまざまな視点から魅力的な中古車を探すことができます。コンサバティブなデザインが好きな人は13代目に注目するのもありですし、14代目でガソリンモデルを狙うのも満足度の高い中古車を見つけることができるはず。先進的なコネテクテッド技術を搭載したモデルが欲しいなら14代目の後期モデルを探してみましょう。

クラウンロイヤルのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

1955年に誕生した初代トヨペットクラウンは、日本人が作った初の国産車でした。それから60年以上の月日が流れた現在でもクラウンというブランドは生き続けています。1983年に登場した7代目クラウンはテレビCMで「いつかはクラウン」という名コピーを使用。現在でもこの言葉を覚えている人は少なくないはずです。

クラウンは1999年9月に登場した11代目から、従来グレード名に使われていた“ロイヤル”を車名に冠したクラウンロイヤルシリーズとスポーティーさを強調して新たなファン層の獲得を狙ったアスリートシリーズに分かれました。

クラウンロイヤルのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

2008年に登場した13代目では、2月発売のロイヤル、アスリートに加え、5月にハイブリッドも追加されました(この代ではハイブリッドが別系統として発売されています)。

この世代ではロイヤルとアスリートでグリルやフロントバンパーのデザインが異なっています。

インテリアは先代よりも横幅が拡大され、センタークラスターに縦方向の流れを取り込んだことで開放感のある室内空間を実現しました。

クラウンシリーズには、いつの時代もトヨタがもつ最先端技術が投入されてきました。13代目にはドライバーの眼の開閉状態を検知する機能を追加し衝突時のさらなる被害軽減を図ったドライバーモニター付きプリクラッシュセーフティシステム(世界初)、歩行者検知機能を搭載しドライバーの視覚を支援するナイトビュー(世界初)などを搭載。ほかにもカーナビと連動して高速道路の合流や退出、一時停止交差点での運転支援を行うシステムなども搭載されています。

搭載エンジンは2.5L V6と3L V6を用意。トランスミッションは6速ATです。2010年2月のマイナーチェンジで、2.5Lエンジンがレギュラーガソリン仕様に変更されました。

2012年12月、クラウンシリーズは14代目へと進化。このタイミングでハイブリッドは、ロイヤルとアスリート、両方に設定されました。

クラウンロイヤルのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧2

14代目クラウンはロイヤルとアスリートでグリル形状が大きく変えられています。どちらも王冠をイメージしたデザインですが、アスリートは稲妻のようにも見えるアグレッシブなデザイン。ロイヤルは正統派の大型グリルと、左右に大きく広がったアンダーグリルでフォーマルなイメージが与えられています。

インテリアは日本の美を感じさせる造形や手工芸品のような質感と、最新のオペレーションシステムが融合。伝統と革新が見事に調和したモダンな室内空間になっています。

クラウンロイヤルのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧3

パワートレインは2.5L V6ガソリンエンジンと、2.5L直4にモーターを組み合わせたハイブリッドを用意。ガソリンモデルはFRと4WDを選ぶことができました。トランスミッションはガソリンモデルが6速AT、ハイブリッドはCVTです。

安全装備はミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティシステム、インテリジェントクリアランスソナー、レーダークルーズコントロールなどがロイヤルサルーンとロイヤルサルーンGにオプション設定されました。

2014年7月にはトヨタで初となるハイブリッド4WDを追加設定しています。

クラウンロイヤルのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧4

クラウンロイヤルのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧5

2015年10月のマイナーチェンジでは、フロントバンパーに厚みを持たせることで押し出しと上質さを高めたデザインに変更。インテリアは木目を基調にした格子柄パネルを採用。上品な雰囲気のインテリアにまとめられています。

そしてこのタイミングで、ITS専用周波数を活用したITSコネクトを世界初採用。道路に設置されたインフラ設備、そして車同士で通信することで安全に寄与します。
おもな機能は以下のとおりです。

クラウンロイヤルのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧6

<車路間通信システム>

  • 右折時注意喚起
  • 赤信号注意喚起
  • 信号待ち発進準備案内

<車車間通信システム>

  • 通信利用型レーダークルーズコントロール
  • 緊急車両存在通知

こちらもおすすめ!タイプ別にクラウンロイヤルの中古車を選ぶなら

ITSコネクトの世界を味わってみたい人に「14代目後期モデルハイブリッドロイヤルサルーンG」 中古市場の相場170万〜340万円

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現行型クラウンは最新のITS機能を搭載したコネクテッドカーに。その流れは14代目クラウンの後期モデルからスタートしました。クラウンロイヤルでもその片鱗を味わいたいなら14代目の後期モデルを!

この世代はガソリンモデル、ハイブリッドモデルともに、ITSコネクトがロイヤルサルーンGに標準装備、ロイヤルサルーンにオプション設定となっていました。流通台数はハイブリッドロイヤルサルーンのほうが多いですが、この機能が欲しい人にはハイブリッドロイヤルサルーンGがおすすめです。

4WDが必要。それでもハイブリッドに乗りたい人に「14代目ハイブリッドロイヤルサルーンFour」 中古市場の相場190万〜320万円

4WDが必要。それでもハイブリッドに乗りたい人に「14代目ハイブリッドロイヤルサルーンFour」 中古市場の相場190万〜320万円

住んでいるエリアの関係で車は4WDがマストという人もいるでしょう。また、近年は急激な気象状況の変化で都市部でも4WDだと助かるというシーンがあります。クラウンロイヤルは2014年7月にハイブリッドの4WDが設定されました。

ハイブリッドの4WDは流通量が少なめ。その中で選びやすいのはハイブリッドロイヤルサルーンで、15台流通していました。

価格にこだわってクラウンを探したい人に「13代目後期モデルロイヤルサルーン」 中古市場の相場60万〜130万円

13代目クラウンロイヤルは、100万円以下で手に入る中古車が多数。その中でも選びやすいのは2.5ロイヤルサルーンです。2010年2月以降の後期型はレギュラーガソリン仕様。まだ税金の重課対象にもなっていないので、維持費を抑えることもできます。

中古車のクラウンロイヤルならではのチェックポイントはココ

中古車のクラウンロイヤルならではのチェックポイントはココ

走行距離はそこまで気にしなくても大丈夫。内装の状態は納得できるかしっかり確認

2012年12月にデビューした14代目クラウンロイヤル。低価格帯は走行距離が10万kmを超えるものが中心になります。ただ、この年式でそこまで距離が伸びているものは高速道路などを使って長距離を走る機会が多かったものもあるので、そこまで深刻にならなくても大丈夫でしょう。

ただ、長く乗られたものはインテリアの体がふれる部分に使用感が現れているものもあります。インテリアの状態はよく確認し、価格との折り合いがつくかじっくり考えて選ぶようにしてください。

年式が経過した中古車は電装品の状態をチェック

エアコン、パワーウィンドウ、オーディオなどの電装品は、きちんと作動するか実際に動かして確認してください。例えばエアコンは風量を最大にしてみて、温度設定も変えてみましょう。パワーウィンドウは運転席からだけでなく、それぞれの席に座って動かしてみてください。オーディオはCDを持参して実際に再生してみましょう。

ロイヤルサルーンGは後部座席にもさまざまな電装品が装備されているので、これらを操作するのも忘れずに。

カスタムモデルは車検対応かなどを要確認

13代目クラウンロイヤルには、いわゆるVIP仕様にカスタムされている中古車もあります。購入後にカスタムを考えている人は自分の趣味に合うものが見つかれはお得な買い物になります。

ただ、カスタム車の中には車検非対応のものが混ざっている可能性も。カスタムされた中古車の購入を考えている人は、店頭で必ず車検対応かを確認してください。

クラウンロイヤルの中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

伝統を受け継いだクラウンシリーズのガチライバル「日産フーガ」

伝統を受け継いだクラウンシリーズのガチライバル「日産フーガ」

前身モデルであるセドリック/グロリア時代から、クラウンのライバルモデルとして上級セダンファンの中に“派閥”を作り上げてきました。そして2004年にセド/グロからフーガへと進化しました。2009年11月には2代目となる現行型にモデルチェンジ。

搭載エンジンは2.5L V6と3.7L V6で、2010年10月には3.5L V6にモーターを組み合わせたフーガハイブリッドも追加されています。ハイブリッドシステムは1モーター2クラッチタイプで、高速巡航時などにクラッチを切り離し、エンジンを休止してモーターのみの力で走行することもできるシステムです。

2015年2月にはエクステリアを一新し、全方位運転支援システムを採用するビッグマイナーチェンジが施されました。

デビューから時間が経っているため、価格帯は50万〜360万円と幅広くなっています。

クリーンディーゼル+MTもラインナップするマツダのフラッグシップ「マツダアテンザ」

クリーンディーゼル+MTもラインナップするマツダのフラッグシップ「マツダアテンザ」

2012年11月にデビューした3代目アテンザは、マツダのデザインテーマである「魂動-Soul of Motion」を採用し、スカイアクティブ技術を全面に取り入れたモデルです。

デビュー時のパワートレインは2.2Lディーゼル、2Lと2.5Lのガソリンエンジンに。トランスミッションは6速ATで、ディーゼルには6速MTも用意されました。

2016年8月の改良ではコーナリング中の挙動を安定させるG-ベクタリングコントロールを搭載しています。2019年7月には車名が世界統一名称であるMazda6セダンに変更されました。

中古車の価格帯は60万〜330万円。流通している中古車の約70%はディーゼルモデルです。

デザインだけでなく中身もアグレッシブ「トヨタクラウンアスリート」

デザインだけでなく中身もアグレッシブ「トヨタクラウンアスリート」

14代目クラウンシリーズのアスリートはアグレッシブなグリルデザインで人気となったモデル。ピンククラウンのほか、空色や茜色など「攻めた」色使いのジャパンカラーセレクションも用意されました。

見た目だけでなく、3.5L V6や2Lターボが設定されるなど、走りにこだわったグレードとなっています。

クラウンロイヤルよりももう少しスポーティーな雰囲気が欲しい。毎日のドライビングを楽しみたい人にはアスリートがおすすめです。

中古車は1000台以上流通していて、価格帯は130万〜600万円となっています。

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中古車のクラウンロイヤルはここで探せ!

中古車のクラウンロイヤルはここで探せ!

では、中古車クラウンロイヤルをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証されます。保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合わせた保証を付けることができます。

カーセンサーnetのクラウンロイヤルの掲載件数は903件、価格帯は40万~350万円となっています(※)。
※2021年7月24日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証が付く「Goo保証」などの制度があります。

グーネット中古車ではクラウンロイヤルとクラウンロイヤルハイブリッドが別々に掲載されています。13代目・14代目クラウンロイヤルの掲載台数は579件、価格帯は40万〜300万円。14代目クラウンロイヤルハイブリッドの掲載台数は404件、価格帯は100万〜350万円となっています(※)。
※2021年7月24日時点の情報です。

流通台数は少なめだがトップグレードのお買い得度が高い

コンサバティブで、品格あるデザインがクラウンロイヤルの魅力。パワートレインもアスリートに比べるとおとなしめの設定です。流通量が多いのはガソリンモデル、ハイブリッドモデルともにロイヤルサルーンに。ただ、ある程度年式が経ったものは最上級グレードのロイヤルサルーンGでも価格があまりかわらないので、後部座席の快適性も求める人は狙い目です。先進技術に興味がある人は14代目後期モデルのロイヤルサルーンG一択で探してみましょう。

よくある質問

Q1:中古車のクラウンロイヤル、どれを買うべき?

A:14代目クラウンロイヤル前期モデルのハイブリッドロイヤルサルーンG

Q2:中古車のクラウンロイヤルを買うときに気を付けたいポイントは?

A:14代目クラウンロイヤルはまだデビューから10年経過していないモデルなので、走行距離が伸びていてもそこまでシビアになる必要はないでしょう。ただ、インテリアには使用感が出ている可能性もあります。そこに納得できるか状態をよく確認してください。

Q3:中古車のクラウンロイヤルはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のクラウンロイヤルに乗ることができます。

※記事の内容は2021年7月時点の情報で制作しています。

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