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宇野 智うのさとる

中古車のダイハツ「ムーヴ キャンバス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のダイハツ「ムーヴ キャンバス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
ムーヴキャンバス_中古車ボタン

ダイハツが女性をターゲットに企画・開発した軽トールワゴン「ムーヴ キャンバス」は中古車市場でも大人気!選び方のポイントから、おすすめグレードまでまとめてお伝えします。

【この記事のポイント】
✔ 一番推したい中古車のダイハツ「ムーヴ キャンバス」は「メイクアップリミテッド」
✔ 寒い地域にお住まいなら、特別仕様車「VSシリーズ」がおすすめ
✔ 中古車のムーヴ キャンバスなら定額カルモくんがお得

中古車ムーヴ キャンバス、おすすめモデルはズバリこれ。「メイクアップリミテッド」

中古車ムーヴ キャンバス、おすすめモデルはズバリこれ。「メイクアップリミテッド」

ダイハツ「ムーヴ キャンバス」は後席スライドドアをもつ軽トールワゴン。2016年9月のデビューです。ダイハツが女性をターゲットに企画・開発したモデルで、丸みを帯びたかわいらしいデザインが特徴的です。車名の由来は、帆布を意味する「CANVAS(キャンバス)」と、『何でもできる』を意味する「CAN」、「BUS(バス)」をかけ合わせた造語で、ミニバスのようなデザイン性によって、暮らしの可能性を広げられるクルマを表現したいとダイハツの願いが込められたものです。

そんなムーヴ キャンバス、デビューしてから約5年が経過していますが、一度も大きな改良やモデルチェンジが行われていません。モデル構成は1タイプでグレード構成も複雑ではないため、特に「これがおすすめ!」と声高く言えるモデルがないのですが、強いてあげるなら「リミテッド」系グレード。2018年8月に追加された「メイクアップリミテッド SA III」は「パノラマモニター(見通しの悪い交差点や駐車時に、車両の前後左右のモニターに映し出し、ドライバーが車両を真上から見下ろすように視認できる装置)」を標準装備し、ダイハツ自身も『お買い得』と伝えたグレードでおすすめです。しかし、ムーヴ キャンバスはグレード間の価格差が大きく開かないため中古車市場では、査定のシステム上、かならずしもお買い得とならないのが注意点。必要な装備をあらかじめ調べてから、お目当てのタマを見つけましょう。

なお、メイクアップリミテッドの中古車価格は、85万〜190万円、相場価格は110万〜130万円といったところとなっています(本記事執筆時点)。

ムーヴキャンバス_中古車ボタン

★ほかにも!お買い得で魅力的な中古車ムーヴ キャンバス

本記事冒頭でおすすめした「メイクアップリミテッド」のほかに、寒冷地にお住まいの方におすすめの特別仕様車をご紹介。あわせて、ムーヴ キャンバス誕生から現在に至るまでの歴史をまとめてお伝えします。まずは、ムーヴ キャンバスの歴史からどうぞ。

ムーヴ キャンバスの歴史

ムーヴ キャンバス誕生から、現在に至るまでの歴史を年表形式にまとめてお伝えします。

2016年9月7日 ムーヴ キャンバス デビュー

ダイハツは「近年の女性の行動特性」に着目し、女性をターゲットに企画・開発を行った。デザインコンセプトは「ナチュラル・愛着・アクティブ」とし、「おおらかでシンプルな丸みのあるシルエットと、こだわりを感じる内外装デザイン」を掲げて発売された。また、クラス初の両側スライドドアを採用した新しいパッケージングと、ダイハツ初の「パノラマモニター(見通しの悪い交差点や駐車時に、車両の前後左右のモニターに映し出し、ドライバーが車両を真上から見下ろすように視認できる装置)」も採用、さらに衝突回避支援システム「スマートアシスト II(略称:スマアシ)」も搭載した先進的なモデルでもあった。新車車両価格は119万〜167万円で販売された。

2017年9月11日 一部改良

衝突回避支援システム「スマートアシスト」が「II」から「III」へバージョンアップ。歩行者にも緊急ブレーキが対応された。これによりグレード名の「SA II」は「SA III」に変更となった。新車車両価格は変わらず、119万〜167万円。

2018年8月20日 グレード追加

「パノラマモニター」などを標準装備したグレード「メイクアップリミテッド SA III」が追加された。車両価格は、148万〜168万円。ダイハツはお買い得感を強調。

2019年4月22日 特別仕様車を追加設定

「メイクアップリミテッド」と「ブラックアクセントリミテッド」をベースとした特別仕様車「ホワイトアクセントリミテッド SA III」と「ブラックアクセントリミテッド SA III」を追加設定した。これは、メイクアップリミテッドのモノトーン仕様に対して、フロントグリルやフォグランプリングや、サイドモール、バンパーモール、ホイールキャップ、ドアミラーなどをホワイトないしはブラックのパーツとしたもの。車両価格は、148万〜168万円。

2020年12月14日 特別仕様車を追加設定

「メイクアップリミテッド」と「ブラックインテリアリミテッド」をベースに「ウォームパック(ヒーテッドドアミラー/2WDのみ、運転席シートヒーター、ウィンドウシールドディサイアー(ワイパーが凍結してウィンドウと固着するのを防止する装置)」などの快適装備を追加した特別仕様車「メイクアップVS SA III」と「ブラックアクセントVS SA III」が追加設定された。

以上が、ムーヴ キャンバスの現在に至るまでの歴史です。ご覧のとおり、モデルチェンジは一度も行われていません。

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G メイクアップ VS SA III

2020年12月に追加設定された特別仕様車「VS」シリーズは、「G メイクアップリミテッド」と「G ブラックインテリアリミテッド」をベースに、ヒーテッドドアミラー(2WDのみ)や運転席シートヒーター、ウィンドウシールドディサイアー(ワイパーが凍結してウィンドウと固着するのを防止する装置などの追加した特別仕様車「メイクアップVS SA III」と「ブラックアクセントVS SA III」がラインナップに加わりました。追加された装備の数々は、寒い地域にお住まいの方にピッタリ。車両価格ベースグレードと差が小さいお買い得モデルとなっています。しかし、中古車相場では必ずしもお買い得になるとは限りませんが、他のグレードと装備品の内容を見比べて検討すると、いいお買い物ができるでしょう。

ムーヴ キャンバスならではのチェックポイント

ムーヴ キャンバスは、2016年のデビューと比較的新しいモデルです。また、デビューしてから現在までモデルチェンジは行われておらず、大きな改良もない(一部改良は、2017年9月11日に実施された、衝突回避支援システム「スマートアシスト」が「II」から「III」へバージョンアップした1度きり)モデルのため、特に選び方のチェックポイントとなるような注意点、懸念点はありません。

ムーヴ キャンバスを中古車で選ぶ方で多い悩みのひとつは「2WDと4WD、どちらを選んだほうがいい?」というものです。ここでそのご回答と、基本的な中古車選びの重要なポイントを1つお伝えします。

「2WD or 4WD」どっちを選んだほうがいい?

結論から言えば、冬場にスタッドレスタイヤが必須となるなら4WDを選択したい、となります。積雪地帯にお住まいの方や、ウィンタースポーツを積極的に楽しまれる方など、冬場は必ずスタッドレスタイヤに履き替えるといったカーライフの方は、4WDを選んだほうが安全で、走行性能も高くなるので、運転も疲れにくくなります。逆に、スタッドレスタイヤに履き替える必要のないカーライフを送っている方は、2WDで十分でしょう。

走行距離と平均年間走行距離の関係性に注意

買いたい中古車の候補を見つけたら、平均年間走行距離を出してみましょう。現在の年から、中古車の年式を引いた経過年数で走行距離を割ると、推定平均年間走行距離が求められます(前オーナーが下取りに出してから中古車販売店で売られるまでの期間や、中古車販売店で長く在庫となっているなどの状況があるため、あくまで推定となります)。この推定平均年間走行距離が、4,000〜8,000kmの範囲内を目安に候補の絞り込みをかけると良いでしょう。

その理由としては、推定平均年間走行距離が8,000kmを超えると過走行車のおそれがあり、4,000km未満の場合は、ほとんど乗られていない場合があるからです。過走行車とは、平均年間走行距離が10,000kmを超えた車のことをいい、日本自動車査定協会が定めた基準でもあります。中古の過走行車を買ったあとの故障発生率は高くなることは、容易に想像できるでしょう。

逆に走行距離が少なすぎるの車も、故障発生率が高くなる危険性大となります。なぜなら、車は“走らせてナンボ”の機械モノ。駐車場に眠っていることが多かった車や、ごく短い距離しか走らせていない車は、可動部分への負担、劣化が大きくなります。エンジンやトランスミッション、サスペンションといった動くことを基本として設計されているものは、走行距離が短いと、潤滑油が部品にうまく回らなくなるなど、スムーズに動くことが難しくなり、ひいては故障の原因となります。

現在、日本の乗用車の平均年間走行距離は、約8,000kmとされています。また、平均年間走行距離が3,000kmを下回ると、ほとんど運転されることがなかった車となります。毎日のちょっとした買い物だけでもそこそこの距離を走っていれば、年4,000kmは超えるのが通常です。

以上のことから、走行距離と平均年間走行距離の関係性に注意をして、ムーヴ キャンバスを探してみてください。

比べて検討!ムーヴ キャンバスのライバル車種

ホンダ「N-BOX/(エヌボックス スラッシュ)」

ホンダ「N-BOX/(エヌボックス スラッシュ)」

2020年2月で生産終了してしまった「N-BOX/(エヌボックス スラッシュ)」。初代N-BOXのルーフを低くした「チョップドルーフ」のトールワゴンです。チョップドルーフとは、アメリカで人気のカスタムのひとつで、ルーフを低くしウィンドウ面積を小さくするもの。N-BOXスラッシュは、アメリカンな雰囲気が漂うモデルです。ムーヴ キャンバスが女性向けに企画・開発されたことに対して、N-BOXスラッシュはユニセックス。N-BOXは記録的な大ヒットを飛ばしましたが、派生モデルのスラッシュは新車販売で鳴かず飛ばず。しかし、根強い人気があり生産終了後の中古車相場価格は高めの傾向です。ムーヴ キャンバスが気になる方は、ぜひ、N-BOXスラッシュも比較検討してみてください。

2021年6月21日時点の中古車価格帯は55万〜177万円、平均価格は約120万円、流通台数は400台ほどとなっています。

中古車ムーヴ キャンバスはここで探せ!

では、中古車ムーヴ キャンバスをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

月額で支払える「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」

中古車を探す

毎月定額の利用料を支払うだけで車に乗れる「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」というサービスがあります。定額カルモくん 中古車の月額料金には、購入時に一括で支払わなければならない税金や自賠責保険料が含まれているので、まとまったお金がなくても、数万円あればすぐムーヴ キャンバスに乗ることができます。

さらに、定額カルモくんでは全車に1年の故障保証と車検2年が付いている上、納車時は自宅まで車を届けてもらえるので安心してすぐに乗り始めることができます

なお、定額カルモくんで中古車のムーヴ キャンバスを利用した場合の月額料金は、21,200~34,800円となっています(2021年6月21日時点の情報です)。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても

2021年6月21日時点、グーネットでは、ムーヴ キャンバスの掲載件数は2,924件、価格帯は63万~190万円、平均価格は約137万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年6月21日時点、カーセンサーでは、ムーヴ キャンバスの掲載件数は2,654件、価格帯は60万~210万円、平均価格は約139万円となっています。

モデルチェンジが一度も行われていないムーヴ キャンバス。シンプルな選び方でよし

ムーヴ キャンバスは、2016年にデビューして以来、大きな改良やモデルチェンジが一度も行われていません。モデル構成は1つのみですので、選び方はシンプルに装備と走行距離、年式だけで候補を絞り込んでいく方法でよろしいでしょう。本記事で、おすすめグレードを2つピックアップしましたが、特にこれにこだわる必要もありません。グレード間の装備の違いを確認して、中古車で買いたいグレードを選定してもあまり効率的とはいえません。

あったほうがいい装備は「パノラマモニター(機能は冒頭で解説しています)」。ただ、運転に自信のある方には不要な装備でしょう。

せっかくの、デザイン重視のムーヴ キャンバスですから、ボディカラーとインテリアカラーだけで選ぶのも吉。ムーヴ キャンバスはグレード間の装備に大きな装備の隔たりはありません。

よくある質問

Q1:中古車のムーヴ キャンバス、どれを買うべき?

A:2016年にデビューしてから、モデルチェンジや大きな改良がないことと、モデル構成は1つだけであること、顕著なグレード間の差別化がないという特徴のムーヴ キャンバスですから「これに乗るべき!」と強くおすすめするものがありません。選び方のポイントについては前項「ムーヴ キャンバスならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

Q2:中古車ムーヴ キャンバスを買うときに気を付けたいポイントは?

A:前項「Q1」と同じになりますが、モデルチェンジが行われていない比較的新しいモデルですので、現時点でムーヴ キャンバス固有の選び方の注意点はありません。ムーヴ キャンバスに限らず、どんな中古車でも共通していえる選び方のポイントについては、前項「ムーヴ キャンバスならではのチェックポイント」の項で記載しています。

Q3:中古車ムーヴ キャンバスはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車ムーヴ キャンバスに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年6月21日時点のものです。

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