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宇野 智うのさとる

中古車のトヨタ「ポルテ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のトヨタ「ポルテ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のトヨタ「ポルテ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

トヨタ「ポルテ」は助手席側に大きな電動スライドドアをもった車高の高い2BOXのコンパクトカー。独特なスタイリングは使い勝手に優れています。そんなポルテの中古車をお探しの方に、おすすめモデルと選び方の注意点をまとめてお伝えします。

  •  一番推したい中古車のトヨタ「ポルテ」は2019年7月一部改良モデル
  •  4WD車も設定。価格重視なら1.3Lモデルが狙い目

中古車ポルテ、おすすめモデルはズバリこれ。2019年7月一部改良モデル

中古車ポルテ、おすすめモデルはズバリこれ。2019年7月一部改良モデル

ポルテは、2004年に初代デビュー、2012年に2代目へフルモデルチェンジし、2020年12月で生産販売が終了しています。中古車を買うなら、経年劣化と故障リスクの心配が少ない2代目がおすすめです。初代は、2009〜2012年式と、今から10年以上前の車となることと、基本設計が古い車となりますので、積極的にはおすすめできません。

2代目は1.3Lと1.5Lの2種類のエンジンが設定されています。1.5Lエンジンは、2015年7月の一部改良で新開発のものに載せ替えられており、性能と燃費が良くなっています。1.3Lエンジンと比較すると、走りの余裕がありますが、1.3Lでも不自由をしないパワーがあります。1.3Lは、2012年のフルモデルチェンジで新設計エンジンが搭載されており、性能と燃費の向上が図られています。ただ、1.3L車は2015年7月の一部改良時で、ラインナップから消えてしまい、それ以降は1.5L車のみのラインナップとなりました。

おすすめモデルは、2019年12月に発売された、一部改良モデル。このモデルは、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」の機能が強化され、歴代のポルテの中で最も安全性能が高いものとなります。また、一部改良が繰り返された熟成モデルという点もおすすめする理由のひとつです。

この一部改良モデルのグレードは4タイプが設定されていますが、ベースグレードと最上級グレードのあいだの価格差は、約14万円と開きがありません。中古車市場では、同じ年式、同じ走行距離でも、最上級グレードよりベースグレードのほうが車両価格が高い、ないしはその逆といったケースがよくあります。したがって、中古車を探すときは、最上級グレード「G」を狙って探すのがおすすめです。なお、中古車価格帯は、139万〜158万円となっています。

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★ほかにも!魅力的な中古車ポルテ

前項でおすすめした一部改良モデルのほかに、タイプ別のおすすめモデルを紹介します。

その前に、ポルテ誕生から生産終了するまでの歴史を年表形式でまとめましたので、どうぞご覧ください。

ポルテの歴史

2004年7月26日 初代「ポルテ」発売

2004年7月26日 初代「ポルテ」発売

車高の高い2BOXのスタイルに、助手席側に大型の電動スライドドア1枚を備えた独特のパッケージングでデビュー。トヨタ ラウムに続く、ユニバーサルデザイン車第2弾であった。フロア地上高を300mmと低く設計し、リモコンキーでも開閉できる助手席側大型電動スライドドアとあいまって、格段に優れる乗降性を確保した。また、前席の前後スライド量を大きくとり、室内長はレクサス LSを超えるともいわれたほどの広い室内空間を確保、室内高は1,390mmというミニバン並みの余裕をもたらした。広大な室内空間を備えながらも、全長は4mを切るコンパクトカー並みのボディサイズで、優れた扱いやすさも兼ね備えていた。プラットフォーム(シャシーなどの基本構造物)はヴィッツのものを流用し、エンジンは1.3Lと1.5Lの2タイプのガソリン、トランスミッションは4速ATを組み合わせ、駆動方式は2WD(前輪駆動)のみでデビュー(約1ヵ月遅れで4WDを追加)。車両価格は、140万〜158万円で販売された。

2007年6月26日 マイナーチェンジ

2007年6月26日 マイナーチェンジ

エクステリアデザインの一部を変更し、インテリアの質感向上、快適装備の追加などが実施された。また、装備を充実化した新グレードパッケージを追加。車両価格は、140万〜176万円で販売された。

2012年7月23日 2代目へフルモデルチェンジ

2012年7月23日 2代目へフルモデルチェンジ

キープコンセプトでフルモデルチェンジしたが、運転席側ヒンジドアは初代の1枚から2枚へと変更されたのが大きな相違点。エンジンは、1.5Lが先代の改良版、1.3Lが新開発のものを搭載、トランスミッションは初代の4速ATからCVT(無段変速機)へと変更された。また、ポルテの姉妹車として販売系列店が異なる「スペイド」も同時にデビューし、トヨタは双方の新型車に「プチバン」という言葉を用いて発表した。車両価格は、145万〜191万円で販売された。

2015年7月1日 一部改良

2015年7月1日 一部改良

フロントグリルをグレーメタリック塗装へ変更、インテリアカラーの配色変更、シート表皮の色や柄などの変更など、内外装を改良、質感向上が図られた。また、1.5Lエンジンは新開発のものに変更された。車両価格は164万〜201万円で販売された。

2016年6月30日 一部改良

衝突回避支援などの予防安全機能をパッケージした「トヨタセーフティセンスP」が全車標準装備し安全性能を向上、キャビン内では赤外線カット機能付きウインドシールドガラスも標準装備とし、センターメーターをデジタル表示にするなどの変更が実施された。

2019年7月3日 一部改良

予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」の機能を強化、プリクラッシュセーフティ(衝突回避支援)は、昼間の歩行者にも対応したレーザーレーダーと単眼カメラを採用、ペダル踏み間違い時の衝突被害軽減を目的とした「インテリジェンスクリアランスソナー」をオプション設定した。

2020年12月9日 生産販売終了

公式ホームページからポルテと姉妹車のスペイドが削除された。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車ポルテ

●「冬場はスタッドレスに履き替える」という方なら 4WD車 2代目の中古車市場の相場140万〜160万円

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車ポルテ1

画像は2WD車

2代目ポルテの1.5L車には、全グレードに4WDが設定されています。「冬場はスタッドレスタイヤに履き替える」という積雪地帯にお住まいの方や、ウィンタースポーツをよくされる方は、4WDの選択がおすすめです。

●「ベーシックなタイプで十分」という方なら 1.3L車 2代目の中古車市場の相場20万〜126万円

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車ポルテ2

画像は1.5L車「F」グレード

2代目にフルモデルチェンジした2007年6月から2015年7月に一部改良される前までのモデルには、1.3L車が設定されていました。1.3L車はエントリーグレードの「V」のみの設定となっており「ベーシックなタイプで十分」という方におすすめです。ただ、2代目前期型は、後期型に採用されている予防安全装備がついていないことにご注意ください。

ポルテならではのチェックポイント

ポルテは、実用的なコンパクトカーということから、前オーナーがどのような扱い方をしていたか、多岐にわたり、中古車の状態もさまざまです。ポルテに限らず、中古車は年式が新しく、走行距離が短ければ良いと単純には言えません。

そこで、注意したいチェックポイントは、保証の有無。保証がついていない車は、極論納車当日でも、引き渡しが済んでしまったら修理費や部品交換費用の負担は買った人になります。保証がついている車では、その保証の期間がいつまでなのか、保証の範囲はどこまでなのかをしっかりと確認するようにしましょう。

また、内装の状態には注意が必要です。エクステリア、インテリアなど外観については保証の対象外となることが基本です。選ぶときには、特にシート表皮の状態に注意してみてください。体が常に触れるところでもありますので、購入後の精神衛生状態にも影響を及ぼします。

なお、予算の都合上、保証がついていない車や、ついていても保証期間が短い車を買うときは、走行距離と年式の関係に注意してください。平均年間走行距離が10,000kmを超えた車は「過走行車」や「多走行車」などと呼ばれる、買取りや下取りに出すときの査定時でマイナス評価となるものとなります。過走行車は、購入後の故障リスクや部品交換の発生率が高くなりますので、手を出さないほうが無難です。

逆に、年式に対して走行距離が短すぎる車も注意が必要です。ほとんど駐車場で眠っていた車や、ごく短い距離しか走っていない車も故障リスクが高くなります。車は機械モノで、走っている状態を基本として設計されています。駐車場で放置された車は、エンジンやトランスミッション、サスペンションなどの可動部分がスムーズに動かず、故障率の高さの要因となります。ごく短い距離の走行の場合、エンジンのみならず可動部分のパーツが温まる前に駐車されてしまい、これも傷みや故障の原因となります。

比べて検討!ポルテのライバル車種

トヨタ「スペイド」

トヨタ「スペイド」

ライバル車というより、ポルテの姉妹車。フロントフェイスが異なるのが最も大きな相違点。ポルテのデザインにこだわっていないなら、スペイドからも探してみてください。なお、スペイドもポルテと同じタイミングで販売終了しています。
2021年6月27日時点の中古車価格帯は15万〜165万円、平均価格は約67万円、流通台数は1,300台ほどとなっています。

トヨタ「ルーミー」

トヨタ「ルーミー」

ルーミー カスタム

トヨタのコンパクト・トールワゴン。後席スライドドアでグレードにより両側が電動になります。ポルテが生産終了に追いやられたのは、ひょっとするとこのルーミーの登場が原因かもしれません。なお、ルーミーは姉妹車にタンクがあり、さらにダイハツ トールのOEMを受けたモデルで、トールは、スズキ シフォンにもOEM供給されています。ルーミーを比較検討するなら、これらのOEM関係にあるモデルもあわせて検討してみてください。
2021年6月27日時点の中古車価格帯は45万〜260万円、平均価格は約140万円、流通台数は2,000台ほどとなっています。

スズキ「ソリオ」

スズキ「ソリオ」

2020年11月にフルモデルチェンジした、スズキのコンパクト・トールワゴン。先代の中古車価格もこなれはじめてきたので、狙い目です。こちらにはハイブリッドモデルがラインナップされているのが強み。OEMモデルに、三菱 D:2 があります。こちらもあわせて調べてみてください。
2021年6月27日時点の中古車価格帯は9万〜266万円、平均価格は約97万円、流通台数は1,800台ほどとなっています。

中古車ポルテはここで探せ!

では、中古車ポルテをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年6月27日時点、グーネットでは、ポルテの掲載件数は1,354件、価格帯は0.6万~160万円、平均価格は約54万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年6月27日時点、カーセンサーでは、ポルテの掲載件数は1,318件、価格帯は16万~160万円となっています。

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2代目の2019年一部改良モデルがベストバイ

助手席側に大きなスライドドアを有したコンパクトカーは、ポルテと姉妹車のスペイドだけ。低いフロアと高い室内高で広い室内空間がもたらされた、実用性に優れるモデルです。また、全長4m足らずというコンパクトなボディサイズは、狭い駐車場でも取り回しがしやすく、運転が苦手な方にもおすすめです。

そんなポルテは、2代目の2019年一部改良モデルがベストバイです。最終モデルが一番いいのは、ポルテに限ったことではありませんが、日進月歩で進化する安全性能は、改良が加えられるたびに進化していきます。

よくある質問

Q1:中古車のポルテ、どれを買うべき?

A:ポルテで一番古い年式は2004年となります。故障リスクや経年劣化を考えると、2代目(2007〜2020年式)から選ばれることをおすすめします。最もおすすめするのは、予防安全装備が充実した最終モデル、2019年一部改良モデルです。詳しくは、本記事冒頭をご覧ください。

Q2:中古車ポルテを買うときに気を付けたいポイントは?

A:ポルテの中古車を探すときには、保証がついているものから選ぶようにしましょう。ポルテは実用的なコンパクトカーですので、前オーナーがどのような乗り方をしていたかが多種多様です。大切に乗られていないケースも十分に考えられます。

Q3:中古車ポルテはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車ポルテに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年6月27日時点のものです。

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