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宇野 智うのさとる

中古車の日産「ウイングロード」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車の日産「ウイングロード」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車の日産「ウイングロード」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

日産がステーションワゴン市場から撤退する直前まで販売された「ウイングロード」。この中古車をお探しの方に、選び方のポイントからおすすめモデルまでをまとめてお伝えします。

  •  一番推したい中古車の日産「ウイングロード」は無難に3代目 1.5L車
  •  3代目の4WDは、後輪モーター駆動の電子制御式で雪道走行が多い方におすすめ

中古車ウイングロード、おすすめモデルはズバリこれ。無難に3代目 1.5L車

中古車ウイングロード、おすすめモデルはズバリこれ。無難に3代目 1.5L車

ウイングロードは、1996年に誕生した日産のコンパクト・ステーションワゴン。ご先祖様は、日本の代表的国民車の座をトヨタ カローラとともに争った、サニーのステーションワゴン「サニー カリフォルニア」と、商用バン「ADバン」のステーションワゴン版の「ADワゴン」でした。

デビュー後は2度のフルモデルチェンジが行われ、全3世代が生産販売され、2018年に販売終了となりました。この背景には、国内では全体的にステーションワゴンが人気薄で、SUVにその座を奪われていき、生き残ったコンパクト・ステーションワゴンは、トヨタ カローラフィールダーに人気が集中、ホンダ シャトル/フィット シャトル が、その背中を追うような格好となり、ウイングロードは後塵を拝してしまいました。

しかし、人気がなかったのは、性能が悪かったからではありません。デザインや装備に好みはありますが、技術の日産がつくったステーションワゴンは、基本性能がしっかりとしています。中古車市場では不人気車に近いような相場価格の感がありますが、ライバルに比べるとお買い得感が高いモデルとなるでしょう。

そんなウイングロードの中古車でおすすめするのは、無難に3代目の1.5Lガソリン車。次項の「ウイングロードの歴史」の項でグレード・パワートレイン構成の詳細を記していますが、3代目には、1.8Lガソリン車もラインナップされていました。しかし、販売構成比は1.5Lが多数派になり、中古車市場で1.8L車は少数派となっています。中古車価格帯は6万〜98万円(2021年7月20日時点)、狙い目のグレードは上級の「RX」系。快適装備が充実しておりおすすめです。

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この項では、ウイングロードの誕生から販売終了までの歴史と、前述のほかに注目したいおすすめモデルの紹介をします。

ウイングロードの歴史

初代 Y10型(1996〜1999年)

▽1996年5月 初代「ウイングロード」発売

サニーがベースのコンパクト・ステーションワゴン(全長4,295mm、5ナンバー)。先代は、サニー・カリフォルニアとADワゴンで、ウイングロードはその2車種の統合後継車となった。エンジンは、1.5Lと1.8Lのガソリンおよび2.0Lディーゼルの3タイプ、トランスミッションは5速MTと4速AT、駆動方式は2WD(前輪駆動)と4WDがラインナップされた。

▽1997年5月 マイナーチェンジ

フロントグリルのデザイン変更、インテリアの質感向上等が図られた。

2代目 Y11型(1999〜2005年)

▽1999年5月31日 フルモデルチェンジ、発売

エアロとビジネス、ベーシックの3タイプのシリーズがラインナップ。エンジンはディーゼルが廃止され、新しい1.5L、1.8L、2.0Lのガソリンエンジンがラインナップされた。トランスミッションは、電子制御4速AT、6速マニュアルモード付きCVT(無段変速機)、5速MT、駆動方式は2WDと4WDが設定された(排気量別に、トランスミッションと駆動方式の組み合わせが異なる)。

▽2001年10月22日 マイナーチェンジ

初代 Y10型(1996〜1999年)

フロントフェイスとインテリアデザインの大幅変更をはじめとする、内外装デザインの変更、インテリアの質感向上などが実施された。また、車名のバッジがそれまでの大文字と小文字の「Wingroad」からすべて大文字の「WINGROAD」に変わり、エンブレムは車名から日産のロゴに変更された。

▽2002年1月7日 「ライダー」発売

同時に日産の関連会社で、日産車の架装などを行うオーテックジャパンがエクステリアとインテリアに手を加えたコンプリートカー「ライダー」を発売。フロントでは専用のバンパー、グリル、フォグランプを装備、専用リアアンダープロテクターなどを装着、インテリアではホワイトメーターや専用のシート地&ドアトリムなどを施した。車両価格は、155万〜202万円で販売された。

▽2003年10月14日 一部改良

エクステリア・インテリアデザインの一部変更、インテリジェントキーの採用などが実施された。

3代目 Y12型(2005〜2018年)

▽2005年11月14日 フルモデルチェンジ、発売

3代目 Y12型(2005〜2018年)1

エンジンは、1.5Lと1.8Lガソリンのみとなり、5速MTが廃止、1.5Lに電子制御4速AT、CVTをグレード別設定、1.8Lに6速マニュアルモード付きCVTを設定した。1.5L車には後輪をモーター駆動する「e-4WD」を電子制御4速ATの組み合わせでラインナップした。

グレードは、ベースグレードから上級グレードに向かって「RS」「RX」「RXエアロ」となり、排気量を示す数字と組み合わせた表記(例「15RS」)とし、4WD車は「FOUR」を追加表記(例「15RX FOUR」)した。

安全装備は、フロントシートにアクティブヘッドレスト、デュアルエアバッグ(運転席・助手席SRSエアバッグシステム)を全車に標準装備した。

車両価格は、149万〜188万円で販売された。

また、先代にも追加発売されたオーテックジャパンによるコンプリートカー「ライダー」も発売。「15RX」「18RX」「15RX FOUR」をベースに、専用のフロントグリル、フロント・リアバンパー装着、さらにサイドシルプロテクター、専用16インチ光輝アルミホイールなどを装着、足回りは専用スポーティーサスペンション(2WD車はローダウン)、専用マフラーも装備した。インテリアでは、専用のシート地とドアトリム地に、本革巻きステアリングを設定、さらに、専用のブラックコンビメーターやブルーブラックのフィニッシャーなども設定され、内外装ともに標準モデルとひと目で異なる仕様とした。車両価格は199万〜218万円で販売された。

▽2006年5月29日 「ライダーアルファII」発売

3代目 Y12型(2005〜2018年)2

ライダーをベースに専用イルミネーション付きキッキングプレート、バイキセノンヘッドランプ+アクティブAFS、インテリジェントキー+エンジンイモビライザーを装備、インテリアでは専用アルミペダルと専用スポーティーフロアカーペットを装備した。車両価格は、220万〜241万円で販売された。

▽2006年12月25日 1.5Lガソリンエンジンを改良、エクストロニックCVTと組み合わせて搭載

改良型1.5Lガソリンエンジンに、エクストロニックCVTを組み合わせたパワートレインを搭載。これにより環境性能と燃費が向上した。車両価格に変更なし。

▽2018年3月 販売終了

日産最後のステーションワゴンが販売終了となった。

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●標準モデルとは異なる顔つきの「ライダー」3代目の中古車市場の相場15万〜69万円

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日産の関連会社で日産車の架装などを担当する「オーテックジャパン」が手掛けたコンプリートカー。内外装に手を加えています。3代目のライダーは、足回りもチューニングされています。

●雪道や凍結路の走行が多い方は、4WDの「FOUR」3代目の中古車市場の相場15万〜68万円

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3代目は「e-4WD」と呼ばれる、後輪モーター駆動の電子制御四輪駆動が採用されています。簡単にいえば、後輪の駆動力が必要なときだけ、モーターの力で後輪が回るしくみです。この方式により、滑りやすい道での操縦安定性と低燃費を両立しました。なお、e-4WDはほかの日産のコンパクトカーを中心に採用されています。

ウイングロードならではのチェックポイント

ウィングロードの中古車は、年式が古いタマや走行距離が多いタマが目立ち、内外装の状態の開きも目立っているようです。そこで注意したいのは、候補にピックアップした車は、しっかりとした保証が付いているかどうかをチェックしましょう。目安としては、保証期間が1年以上で走行距離が無制限のものとなります。故障リスクが高い車には、当たり前ですが長い保証期間を付けることができません。

比べて検討!ウイングロードのライバル車種

トヨタ「カローラ フィールダー」

トヨタ「カローラ フィールダー」

2019年のフルモデルチェンジで「カローラ ツーリング」に車名変更される前のモデルで、ウイングロードと真っ向勝負となるモデルです。人気は圧倒的にカローラ フィールダーのほうが上でタマ数も豊富ですが、中古車相場価格はウイングロードより高めの傾向です。なお、カローラ フィールダーはグレード整理されて現在もカローラ ツーリングと併売されています。
2021年7月20日時点の中古車価格帯は14万〜228万円、平均価格は約99万円、流通台数は1,700台ほどとなっています。

ホンダ「シャトル」

ホンダ「シャトル」

フィットがベースのコンパクト・ステーションワゴン。こちらも人気モデルですが、新車販売台数はカローラ フィールダーのほうが多く、タマ数はシャトルのほうが少なくなります。中古車相場価格は、カローラ フィールダーといい勝負。シャトルは2015年式〜現在までとなり、ハイブリッドモデルもラインナップされています。
2021年7月20日時点の中古車価格帯は36万〜272万円、平均価格は約145万円、流通台数は800台ほどとなっています。

ホンダ「フィット シャトル」

ホンダ「フィット シャトル」

前項のシャトルの1世代前は「フィット シャトル」の車名で販売されていました。年式は2011〜2015年となります。
2021年7月20日時点の中古車価格帯は20万〜110万円、平均価格は約49万円、流通台数は80台ほどとなっています。

中古車ウイングロードはここで探せ!

では、中古車ウイングロードをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年7月20日時点、グーネットでは、ウイングロードの掲載件数は170件、価格帯は6万~98万円、平均価格は約37万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年7月20日時点、カーセンサーでは、ウイングロードの掲載件数は179件、価格帯は6万~91万円、平均価格は約35万円となっています。

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おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」は、頭金・ボーナス払い0円、月々10,000円台から利用できる人気カーリースです。掲載されている5,000台以上の中古車は全車、大手中古車販売店の品質評価基準で4点以上、車検2年と故障保証1年付き。乗ってすぐに修理費用がかかる心配がありません。

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日産最後のステーションワゴン。ゲタ車としてはベストかも

「安くて使えればいい」というゲタ車として選ぶなら、ベストバイの中古車となるでしょう。大人4人乗車した上に、荷物もたくさん積めるコンパクトなステーションワゴンは、今や希少です。ウイングロードの中古車相場価格は、全体的にお買い得感のあるものになっています。

よくある質問

Q1:中古車のウイングロード、どれを買うべき?

A:どれを買うべきかお悩みなら、最終モデルとなる3代目(2005〜2018年)から選ぶことをおすすめします。初代、2代目は最も新しくても2005年式と、今から16年も前のモデルとなってしまいますので、日常生活の足として乗るには比較的安心できる3代目がおすすめです。

Q2:中古車ウイングロードを買うときに気を付けたいポイントは?

A:ウイングロードは走行距離が多いものや、年式が古いものが多く流通していますので、保証がしっかりとついたものを選ぶようにすると安心です。目安として、保証期間1年以上で走行距離が無制限のものががおすすめ。保証期間が数ヵ月のものは、購入後の故障リスクが高いと判断しましょう。

Q3:中古車ウイングロードはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車ウイングロードに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年7月20日時点のものです。

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