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福嶌弘ふくしまひろし

中古車のトヨタ「ウィッシュ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のトヨタ「ウィッシュ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のトヨタ「ウィッシュ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

ミニバンブーム真っただ中の2000年代初頭にデビューしたウィッシュは、後部座席のドアがスライドドアではなくヒンジ式ドアになります。これは3列シートのミニバンながら低重心で走行性に優れたモデルを目指したゆえのもので、スポーティーな走りを楽しめると人気を博しました。そのため、販売終了から3年以上が経つ現在でも中古車の流通量は900台前後を超えていて、自分に合った1台を選ぶのはなかなか大変です。今回は中古車のウィッシュならどのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

  • 一番推したい中古車のトヨタ「ウィッシュ」は2016年式 1.8G
  • グレードによって乗員人数が変わるため要注意

中古車ウィッシュ、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら2016年式1.8Gを80万円で買う!

中古車ウィッシュ、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら2016年式1.8Gを80万円で買う!

写真は1.8S

ウィッシュはデビュー当時から1.8Lと2L車が用意されていて、それぞれベースとなるX、上級グレードのGを基本としてトップグレードにZが用意されています。フルモデルチェンジを果たした2代目ではさらにシンプルになり、1.8L車はX、A、S、Gの4グレード、そして2L車はZの1グレードのみ(マイナーチェンジ後)とかなりしぼられました。

その中でも私がおすすめしたいのは1.8L車のGグレードです。

ウィッシュは元々、UVカット機能付きプライバシーガラス、パワステ、チルト&テレスコピックステアリング、運転席シートアジャスター、セカンドシートのアームレスト、オートエアコンなどの最低限の装備が全車標準。ベースグレードの「1.8X」の時点で必要な装備は十分ですが、1.8L車の中で最上級のグレードとなる「1.8G」になると大きくアップグレードします。

具体的にどんな変化があるかというと、オートレベリング機能付きのディスチャージヘッドランプ、メッキガーニッシュ付きのフロントフォグランプに本革巻きのシフトノブ、ホワイト照明オプティトロンメーター、シルバーステッチ+シルバー調本革巻き3本スポークステアリングホイール、スマートキー2本、スマートエントリー&スタートシステムなど、あるとうれしい装備のオンパレード。

新車購入時には40万円近く差がありました。でも中古車ではそこまでの差がなく100万円を切る予算でも十分手が届くだけにお得感が高いといえます。

現時点で中古車市場に出回っている「1.8G」の台数が50台を切っているため、見つけづらいというのが難点ではありますが、時間の制限がなければ根気強く探すだけの価値はあるといえるでしょう。

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ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車ウィッシュ

一押しモデルとして紹介したウィッシュの「1.8G」以外にも、ウィッシュにはさまざまな視点から魅力的な中古車を探すことができます。

ウィッシュはベースグレードの時点である程度装備が充実しているので、価格を優先するのであればベースグレードの「1.8X」を選ぶのも十分ありですし、どうしてもエアロパーツを組んでスタイリッシュな外観にしたいのであれば、Xの装備にエアロパーツを装着した「1.8A」を選択する手もあるでしょう。

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車ウィッシュ

またミニバンらしからぬ走行性能の高さが魅力のウィッシュの個性を考えると、スポーティーな走りを体感できる「1.8S」や2Lエンジンを積んだ「2.0Z」を選ぶという考え方も。ロングドライブをすることが多い場合はこちらのほうがより充実したカーライフを送ることができるでしょう。

ウィッシュのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

ミニバンがファミリーカーとして不動の地位を築いていた2003年に誕生したのがこのウィッシュ。3列シート7人乗車が可能なミニバンでありながら全高は1,590mm(4WD車は1,600mm)という低い全高の5ナンバーサイズに。流線型のスポーティーなボディデザインは、ミニバン=運転がつまらないと感じていたファミリーの間で人気を博していきました。

ウィッシュのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

エンジンは1.8Lと2Lが用意され、サスペンションはダブルウィッシュボーン式。さらに全車にスタビライザーを標準装備するなど、ミニバンながら走りが楽しい車として瞬く間に一定の地位を得ます。デビューから2年後の2005年に初のマイナーチェンジ。この時はおもにエクステリアの装備の変更でヘッドランプのプロジェクター化、リアコンビネーションランプのウィンカー、バックランブが下部に、リフレクターがバンパーに移動し、テールランプがLED4灯×4列式になりました。

それから4年後の2009年、ウィッシュは2代目へとフルモデルチェンジ。ライバルの一台、プレマシーが2005年に登場した2代目以降スライドドアを採用し、ミニバンの良さを取り入れたのとは対象的に、ウィッシュはあくまで走行性能を高めることに注力。そのひとつが「バルブマチック」を搭載したエンジンを全車に搭載したこと。これにより燃費を大幅に向上させながら、高い動力性能も両立させています。

ウィッシュのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧2

またこの時からグレード体系を見直し、1.8L車は「X」「S」、2L車は「G」と「Z」のそれぞれ2種類ずつ、計4種類のグレード体系に。ボディサイズの関係で「X」と「G」は5ナンバーサイズになりそれぞれのキャラクター付けを明確にしていきました。特に最上級グレードの「2.0Z」は2列目シートがキャプテンシートになったことでほかのグレードとは違い6人乗りに。

その後に行われた2012年のマイナーチェンジでは再びグレード体系を変更。新グレードとして「1.8S」の廉価版である「1.8A」が登場しました。そして「2.0G」は「1.8L」にダウンサイジング。これにより2L車は「2.0Z」のみとなりました。

また「1.8S」と「2.0Z」には車両のGセンサーから減速度や旋回力を判断し、コーナリング中の不要なシフトアップを抑制するG AI-SHIFT制御付きCVTスポーツモードが採用されました。

その後のウィッシュは特別仕様車を2013年に販売しただけであとは特に大きな変化がなく、2017年に販売を終了しました。

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おすすめグレードとして挙げた「1.8G」は現在の中古車市場で50台も出回っていないという少なさ。根気強く探すことができればそれに越したことはないのですが、車検が迫っての乗換えなど、早急に購入したいという場合は「1.8S」を選ぶという手もあります。

ベースグレードの「1.8X」の装備をそのままに、ヘッドランプはこのグレードからハロゲン→HIDへとアップグレード。ホイールもスチールからアルミに変わるため外観の印象がグッと高級感を増しています。さらにアナログメーターもブラック液晶になるため、今までよりも視認性がアップしているというのはうれしいポイントです。

そして何より魅力なのがCVTスポーツモード。CVTの制御によって、エンジン回転数を高く維持し、減速中のエンジンブレーキ効果と再加速時のレスポンスが高められます。さらにコーナリング中に不要なシフトアップを抑制する機能もあります。よりスポーティーで安全に走ることができるので運転時の楽しさを感じることができるでしょう。

ウィッシュ全体の中でも比較的多く流通しているため、探しやすいというメリットも。価格も「1.8G」よりリーズナブルに購入できます。

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ウィッシュはベースグレードの時点である程度の装備が搭載されている車。それだけにグレードの違いがあまり出にくいともいえますが…外観にこだわりがない、セカンドカーとして使いたいという場合は無理にハイグレードな車を選ぶ必要はなく、むしろ購入価格を抑えられるベースグレードの「1.8X」を選択するほうがいいかもしれません。

ほかのグレードと比べ、エアロパーツがなかったり、スチールホイールなど外観での違いはあるものの、デュアルメッキバー付きフロントグリル、ハロゲンヘッドランプ、アナログコンビネーションメーター、7速スポーツシーケンシャルシフトマチック、運転席アームレストと、必要な装備は全て備わっているので日常使いで特に不便に感じることはないでしょう。ボディサイズも5ナンバーサイズに抑えられています。

それでいて、中古車相場では100万円を超えることがほぼなく、初代であれば50万円以内でも十分予算内で購入することができるでしょう。

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車高を低くしたミニバンということで、走りにも軽快さがあるウィッシュ。その個性を最大限引き出したいというのであれば、やはり選ぶのは2L車。唯一の2Lグレードである「2.0Z」をおすすめします。

ホイールサイズは17インチにアップしていて、オーバーフェンダーにクラディングパネル、そして大径のマフラーカッター&スポーツマフラーを採用したことでよりスポーティーな外観に。

そしてこのグレードの本質はやはり走り。このグレードでしか採用されていないダイナミックスポーツモードにあります。

このモードを最も体験できるのがコーナリング時。ダイナミックスポーツモードにするとエンジン回転数が高めに維持されるため、コーナーの手前でアクセルをオフにした時に強めのエンジンブレーキがかかります。そしてコーナリング中の不要なシフトアップを制御することで、アクセルワークを主体に気持ちよく立ち上がることができます。

ちなみにこのグレードから2列目シートがキャプテンシートとなるためウォークスルーが可能。セカンドシートからサードシートへの移動が楽になったことに加え、個別でアームレストがついているので後ろに乗車している時も快適です。

ウィッシュの中古車ならではのチェックポイントはココ

メーカーオプションの違いはあまり気にせずにOK

中古車を購入する際、気にしたいのがメーカーオプション。車によっては大きな違いになりますが、ウィッシュに関してはグレードごとに装備の違いがはっきりしているためか、メーカーオプションの設定があまりありません。

唯一、気になるメーカーオプションとなりそうなのが電動チルト&スライドムーンルーフ。こちらは全グレードでメーカーオプションなので、欲しい方は妥協せず装備されている中古車を探しましょう。

乗員人数の違いは要チェック

基本的にウィッシュは7人乗りで、「2.0Z」だけが2列目シートがキャプテンシートとなり、乗員人数は6人になっています。そのため、大人が7人乗ることが多い場合は「2.0Z」は選択肢から外して探したほうがいいでしょう。

低年式の車は点検記録を確認

ウィッシュは2017年11月に販売が終了しているため、最も新しい年式の車でも4年落ちに。ボリュームゾーンとなるフルモデルチェンジ直後の2009年式、マイナーチェンジ後の2012年式の車は10年近く経つため。整備状況などを確認できるよう点検記録簿付きの車を選ぶようにしておくといいでしょう。

ウィッシュの中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

立体駐車場の利用を考えるなら「ホンダストリーム」

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ウィッシュの最大のライバルといえば、ホンダストリーム。走りに力を入れたミニバンの先駆けともいうべきモデルで1.8L、2Lのエンジン設定もウィッシュと同じですが、違いは5ナンバーサイズにまとめた点にありました。

ウィッシュは1.8Sと1.8Gが5ナンバーサイズになりますが、全高は1,590mm(4WDは1,600mm)あるため、立体駐車場などには収まらないケースがほとんど。一方のストリームは全高1545mmに抑えられているため、ほとんどの立体駐車場に止めることができます。都心部でのお買い物に使う方や高層マンションなどで暮らすファミリーの場合はこちらを選ぶといいかもしれません。

スライドドアを求めるなら「日産ラフェスタ」

スライドドアを求めるなら「日産ラフェスタ」

ウィッシュのデビューから1年後に登場したライバルがラフェスタ。スポーティーさをウリにしたウィッシュと比べ、ラフェスタのほうがファミリーカーの色合いが強めに出ていますが、最大の違いは電動のスライドドアの有無。

ウィッシュの後方席のドアは一般的なヒンジ式ドア。スライドドアは最後まで採用されませんでした。ラフェスタはスライドドアを両側に装備しています。

運転の楽しさを重視するなら「マツダプレマシー」

運転の楽しさを重視するなら「マツダプレマシー」

同じ背が低いミニバンとしてライバル車に挙げたいのが2010年に登場した3代目マツダプレマシー。どちらもスポーティーなデザインで、室内の雰囲気もよく似ています。違いはエンジンとスライドドア。

2013年の1月に行われたマイナーチェンジでプレマシーはSKYACTIV TECHNOLOGYを採用したエンジンと6ATを一部グレードに新搭載。これにより燃費性能が大幅に向上してウィッシュよりもはるかに効率よく走る車へと進化を遂げました。

しかも走りの面でも柔軟さがありコーナーでの走りがスムーズな印象を与える分、運転を楽しめます。

中古車のウィッシュを賢く探すなら

では、中古車ウィッシュをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証されます。保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合わせた保証をつけることができます。

カーセンサーnetのウィッシュの掲載件数は920件、価格帯は20万~180万円となっています。
※いずれも2021年7月23日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証がつく「Goo保証」などの制度があります。

グーネット中古車のウィッシュの掲載台数は945件、価格帯は10万~180万円となっています(※)。
※いずれも2021年7月23日時点の情報です。

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グレードごとにサイズの違いが。「2.0Z」を選ぶ時は要注意!

ウィッシュはベースグレードの「1.8X」の時点である程度の装備がある上、メーカーオプションによる変化がさほどない車なので、中古車探しも比較的スムーズに行えそうですが、ミニバンでもスポーティーな走りを楽しみたいというときには「1.8S」や「2.0Z」を選ぶのがおすすめ。ただし、「2.0Z」はほかのグレードとは違って6人乗車になるため、7人乗りを希望するときには注意が必要です。また、この2つのグレードは5ナンバーサイズではなく、3ナンバーサイズになるので、少しだけ取り回しが悪いことも覚えておきましょう。

よくある質問

Q1:中古車のウィッシュ、どれを買うべき?

A:おすすめは基本装備が充実している上に5ナンバーサイズに収まる「1.8G」ですが、ベースグレードの「1.8X」でも最低限の装備は備わっていますし、スポーティーな走りを求めるのであれば「2.0Z」や「1.8S」を選択したほうがいいので、何を重視するかをよく考えてから購入するようにしましょう。

Q2:中古車のウィッシュを買うときに気を付けたいポイントは?

A:メーカーオプションの有無に関しては各グレードに変化はないのですが、一部グレードは6人乗車になっていたり、5ナンバーサイズになっていたりするため、ボディサイズの違いなどにはくれぐれも気を付けて購入するといいでしょう。

Q3:中古車のウィッシュはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のウィッシュに乗ることができます。

※記事の内容は2021年7月時点の情報で制作しています。

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