寄稿記事(上級者向け)
モーター・エヴァンジェリスト
宇野 智うのさとる

中古車のダイハツ「アルティス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のダイハツ「アルティス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
5万円キャンペーン_目次上

ダイハツの高級セダン(アッパーミドルクラス)「アルティス」。トヨタ カムリのOEM供給を受けたモデルです。初代は2000年にデビュー、現在で4代目となります。ハイブリッドエンジンを搭載した魅力あるモデルですが、中古車で買うにあたってはいくつか注意点があります。本記事ではその注意点と、おすすめモデルをピックアップしてお伝えします。

【この記事のポイント】
✔ 一番推したい中古車のダイハツ「アルティス」は2017年式以降の4代目
✔ 価格重視なら 2014年9月マイナーチェンジ以降の3代目
✔ 中古車のアルティスなら定額カルモくんがお得

中古車アルティス、おすすめモデルはズバリこれ。2017年式以降の4代目

中古車アルティス、おすすめモデルはズバリこれ。2017年式以降の4代目

2017年7月にフルモデルチェンジした4代目は、新設計の「TNGAプラットフォーム」、新開発直列4気筒2.5Lハイブリッドを採用するなど、大幅に進化しています。OEM供給元のカムリは、北米を中心に高い評価と人気を得ています。日本では、折からのセダン不人気のあおりを受けて、カムリの販売台数は伸びていませんが、リセールバリュー(下取り、買取りに出すときの価格)はクラウンより高くなったという情報も出るくらいの定評あります。

なお、アルティスのグレードは「G」のみのモノグレード。カムリより大幅に整理されています。また、4代目デビュー後しばらくの間、駆動方式は2WD(前輪駆動)のみでしたが、2021年2月に実施された一部改良で「E-Four(後輪をモーターで駆動する電気式4WDシステム)」を追加しています。

アルティスは新車販売台数が非常に少ないモデルで、中古車市場にもほとんど流れていませんので、ダイハツブランドにこだわりがなければ、カムリで同等のものを探してみてください。

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★ほかにも!魅力的な中古車アルティス

アルティスは基本モノグレード(グレード設定が1つのみ)となり、選択肢は世代のみのモデルとなります。現行モデルの中古車価格が高いと感じられる方に、おすすめのモデルを紹介します。アルティスの歴史もあわせてご覧ください。

アルティスの歴史

初代(2000〜2001年)

2000年3月 初代アルティスがデビュー。直列4気筒2.2Lガソリンエンジンを搭載。

2代目(2001〜2006年)

2001年9月 フルモデルチェンジ、2代目へ。エンジンは直列4気筒2.2Lガソリンを搭載。ベーシックグレード「SL」と、電子制御サスペンションなどを装備した上級グレード「SXパッケージ」の2グレード構成。駆動方式は2WD(前輪駆動)と4WDを設定。

3代目(2006〜2017年)

2006年1月 2度目のフルモデルチェンジ、3代目へ。エンジンは直列4気筒2.5Lガソリン、5速ATの組み合わせに。室内長は先代比260mm拡大され、室内空間が広くなった。グレードは「G リミテッドエディション」のモノグレード(グレードは1つのみのラインナップ)で、駆動方式は2WD(前輪駆動)と4WDを設定。4WDのグレード名は「G Four リミテッドエディション」となる。

▼マイナーチェンジ
2009年1月 内外装の小変更、2WDモデルにVSC(横滑り防止装置)、TRC(タイヤの空転を制御する装置)を採用。

▼ハイブリッドモデルに置き換え
2012年5月 直列4気筒2.5Lガソリンエンジン+電気モーターのハイブリッドを導入。ガソリンモデルと置き換えられる。駆動方式は2WD(前輪駆動)のみ、グレードは「ハイブリッド Gパッケージ」のモノグレード。

▼一部改良
2012年9月 クルーズコントロール(自動で車速を一定に保つ装置)と、リアプライバシーガラス(スモークガラス)を追加。メーカーオプションに「ブラインドスポットモニター(車両の後方左右に接近する車両を検知し、ドアミラーに埋め込まれたLEDインジケーターでドライバーにアラートを発する装置)を設定。

▼マイナーチェンジ
2014年9月 3代目2度目のマイナーチェンジ。フロントグリルをはじめとしたエクステリアデザインの変更と、内装の質感向上。

▼一部改良
2015年10月 フロントグリルの色を濃緑から黒に変更するなどの内外装の小変更。

4代目(2017年〜現在)

2017年7月 4代目へフルモデルチェンジ。新開発「TNGAプラットフォーム」を採用。エンジンは新開発直列4気筒2.5Lハイブリッドを搭載。グレードは「G」のみのモノグレード。駆動方式は2WD(前輪駆動)のみ。

▼一部改良
2018年8月 「インテリジェントクリアランスソナー(低速走行時、前後方向の障害物を感知し、自動でブレーキを作動させ衝突を防止する装置)」を標準装備。エクステリアでは「LEDサイドターンランプ付きオート電動格納式リモコンカラードドアミラー(メッキ加飾・運転席側ワイドビュー・ヒーター付き)」を採用した。

▼一部改良
2020年8月 「ブラインドスポットモニター(車両の後方左右に接近する車両を検知し、ドアミラーに埋め込まれたLEDインジケーターでドライバーにアラートを発する装置)」をメーカーオプションから標準装備に変更。

▼一部改良(マイナーチェンジ)
2021年2月 フロントデザインを変更。ダイハツは一部改良と発表したが、フロントデザインの変更によりマイナーチェンジとも理解できる。また、安全装備を強化。夜間の歩行者検知や交差点の右左折時の対歩行者検知、ドライバー異常時対応システム(レーダークルーズコントロールと車線維持支援を使用し走行しているとき、ドライバーの運転操作が一定時間ないと自動でハザードランプを点灯させ、ホーンを鳴らしながら徐々に自車線内で停車させ、ドアロック解除を行うシステム)を追加。さらに「E-Four(後輪をモーターで駆動する電気式4WDシステム)」を追加した。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車アルティス

● 価格重視なら 2014年9月マイナーチェンジ後の3代目

価格重視なら 2014年9月マイナーチェンジ後の3代目

現在モデルの中古車価格が高い……という方には、先代(3代目)の後期型(2014年9月マイナーチェンジ以降)をおすすめします。3代目は2代目よりも室内空間が広くなり、燃費の良いハイブリッドエンジンを搭載しています。マイナーチェンジで内外装デザインが変更されていることと年式的に、これ以上古いモデルを中古車で買うことは積極的におすすめできません。

グレードは「G リミテッドエディション」の1つのみとなり、2WD(前輪駆動)と4WD(グレード名は「G Four リミテッドエディション」と4WDを意味する「Four」が追加される)を設定しています。なお、年式が古くなりますので、バッテリーの寿命などの注意点があります。詳しくは後述の「アルティスならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

また、このモデルは中古車流通台数がごくわずかです。2021年5月28日時点では、主要中古車検索サイトで1台しかない状況ですので、相場価格がどれくらいなのかを判断できませんでした。ダイハツのエンブレムにこだわりがなければ、OEM供給元のカムリで探してみてください。

アルティスならではのチェックポイント

アルティスは3代目の2012年5月からすべてハイブリッドモデルになりました。年式的にこれより古いモデルは購入後のリスクが高いので筆者的にはおすすめしませんが、これより新しい年式でも、ハイブリッド特有の注意点があります。

バッテリーの寿命

バッテリーの寿命について、メーカーは年数○年、走行距離○万kmなど目安を明示していません。概ね10年が寿命という説もありますが、ハイブリッドのバッテリーの寿命は、乗り方によって大きく変わってきます。たとえ走行距離が短くてもバッテリーの寿命が到来してしまうケースもあります。

そこで大切なのは、中古車を購入後の保証です。メーカー保証の範囲内かどうか、メーカー保証対象外なら中古車販売店などの保証の対象となるかどうかを確認しましょう。なお、メーカー保証は年数や走行距離の範囲内であっても、指定のメンテナンスを受け続けていないと保証対象外となる場合がありますので注意してください。

過走行車

日本自動車査定協会が定める基準で、年間走行距離平均が10,000kmを超えた中古車を「過走行車」といいます。中古車を探すときは、今の年から年式を引いた経過年数から、平均年間走行距離を出してみてください。なお、下取りに出された後中古車販売店の在庫として長期間眠っていたケースもありますから、あくまで目安となります。

過走行車は、保証対象外なることがほとんどで、故障のリスクも高いので注意が必要です。

年式に見合わず走行距離が短い車

現在、自家用乗用車の平均年間走行距離は、6,000km程度とされています。平均年間走行距離が3,000kmを下回るとほとんど乗られていない車ということになります。例えば、毎日近場に買い物に行く程度の使い方でも、平均年間走行距離が概ね4,000kmとなります。

車は機械モノですから、動かさないと傷んでしまいます。特にエンジン、トランスミッション、サスペンションなど可動部品で構成されたところが傷むとスムーズに走行できない要因になりますし、故障のリスクも高くなります。

ほとんど運転されずに駐車場で眠っていることが多かった車は、健康な人間が強制的に寝かされ続けた後の健康状態と同じような状態。走行距離が短くて安い中古車を見つけたとき、特に注意してください。

比べて検討!アルティスのライバル車種

ホンダ「インサイト」

ホンダ「インサイト」

現行モデル

国産車ではセダンそのものが絶滅危惧種。ハイブリッドのアッパーミドルクラスセダンは、ホンダ インサイトしかありません。性能、装備はアルティスと互角の勝負。
2021年5月28日時点の中古車価格帯は7.9〜360万円、平均価格は約68万円、流通台数は700台ほどとなっています。

マツダ「MAZDA6/アテンザ セダン」

マツダ「MAZDA6/アテンザ セダン」

MAZDA6

マツダのフラッグシップセダン、MAZDA6(マツダ6)の旧車名がアテンザ。ハイブリッドの選択肢はありませんが、燃費重視なら2.2Lディーゼルターボがあります。
2021年5月28日時点の中古車価格帯は17〜420万円、平均価格は約150万円、流通台数は420台ほどとなっています。

日産「ティアナ」

日産「ティアナ」

最終モデル

日産のアッパーミドルクラスセダン。カムリの好敵手でしたが、生産終了してしまいました。ティアナはガソリンモデルのみとなります。
2021年5月28日時点の中古車価格帯は9〜235万円、平均価格は約83万円、流通台数は450台ほどとなっています。

中古車アルティスはここで探せ!

では、中古車アルティスをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

月額で支払える「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」

中古車を探す

毎月定額の利用料を支払うだけで車に乗れる「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」というサービスがあります。定額カルモくん 中古車の月額料金には、購入時に一括で支払わなければならない税金や自賠責保険料が含まれているので、まとまったお金がなくても、数万円あればすぐアルティスに乗ることができます

さらに、定額カルモくんでは全車に1年の故障保証と車検2年が付いている上、納車時は自宅まで車を届けてもらえるので安心してすぐに乗り始めることができます。

なお、2021年5月28日時点、定額カルモくんに中古車のアルティスの在庫はありませんでしたが、中古車は入れ替わりが早いので、本記事をご覧になられている今ならあるかもしれません。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年5月28日時点、グーネットでは、アルティスの掲載件数は8件、価格帯は82~236万円、平均価格は約162万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアルティスが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアルティスを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年5月28日時点、カーセンサーでは、アルティスの掲載件数は8件、価格帯は25~236万円となっています。

おすすめは2017年式以降の4代目。ハイブリッドモデルは注意点あり。

アルティスを中古車で買うなら、2017年式以降の4代目がおすすめ。これの価格が高いなら、2014年9月マイナーチェンジ以降の3代目が狙い目となります。ただ、アルティスは2012年5月以降、すべてハイブリッドモデルとなります。ハイブリッドモデルを中古車で買う時、いくつか注意点があります。詳しくは前述の「アルティスならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

5万円キャンペーンバナー_記事内

※対象は、こちらのバナーから審査をしていただいた方で初回引き落としが確認取れた方。また、新規申込みの方(申込み期限は2021年12月31日まで)

よくある質問

Q1:中古車のアルティス、どれを買うべき?

A:アルティスは、グレードを1つしか設定していないのが基本です。このため、選択肢は世代のみとなります。おすすめは、2017年にフルモデルチェンジした後の4代目。

Q2:中古車アルティスを買うときに気を付けたいポイントは?

A:2012年5月以降、アルティスはすべてハイブリッドモデルとなります。ハイブリッドモデルはバッテリーの寿命が懸念事項。詳しくは前述の「アルティスならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

Q3:中古車アルティスはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車アルティスに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年5月28日時点のものです。

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