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福嶌弘ふくしまひろし

中古車のトヨタ「カムリ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のトヨタ「カムリ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のトヨタ「カムリ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

1980年のデビュー以来、アッパーミドルセダンとして確固たる地位を築いているトヨタカムリ。全世界100ヵ国以上で販売され、累計の販売台数はなんと1,800万台を超えるというベストセラーモデルです。世界基準の人気モデルですが、国内でのセダン人気がかんばしくないこともあり、中古車の流通量はさほど多くなく、自分に合った1台を選ぶのはやや大変かもしれません。今回は中古車のカムリならどのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

  • 一番推したい中古車のトヨタ「カムリ」は現行型2018年式 Gグレード
  • オプション装備の内容を要チェック!

中古車のカムリ、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら現行型2018年式 Gグレードを250万円で買う!

中古車のカムリ、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら現行型2018年式 Gグレードを250万円で買う!

現行型トヨタカムリは国内では旧型同様にハイブリッド専用モデルです。パワートレインは新世代の2.5Lダイナミックフォースエンジン+モーターで、2WDと4WDをチョイスできます。グレードはX、G、WSの3種類が設定されています。

グレード別にカムリを見ていくと大きく違うのがエクステリアのデザインと足回り。ベーシックグレードのXはフロントロアグリルがブラックメタリック塗装、フロントとセンターのピラーガーニッシュはブラック塗装が施され、ホイールは16インチのスチールホイールを履いています。このクラスの車でスチールホイールは少々寂しく映るだけに、もう少しグレードを上げたいところ。ここで浮上するのがXの1つ上のグレードであるGです。

Xではブラックメタリック塗装だったフロントロアグリルが金属調の塗装に変わり、フロント・センターのピラーガーニッシュはピアノブラックになることでエクステリアの高級感がアップ。さらにホイールも17インチと大きくなり、シルバー塗装のアルミホイールに変わるので、一気に車がアップグレードした感じを受けるでしょう。

また、Gには充電用のUSB端子やソフトプライバシーガラスのリアドア・バックウィンドウが標準で装備されます。オプションの充実ぶりもGの良いところ。パノラマムーンルーフやカラーヘッドアップディスプレイ、アクセサリーコンセントやおくだけ充電、JBLプレミアムサウンドシステムなど、オーナーの好みでカスタマイズできるようになっています。

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ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のカムリ

イチオシモデルとして紹介したGグレード以外にも、カムリはさまざまな視点から魅力的な中古車を探すことができます。カムリはグレードによって見た目が異なる車ではありますが、好みのデザインに合わせてグレードを選ぶのもいいですし、ハイブリッド車にこだわるのであれば、旧型も対象に入ってきます。現行型のカムリと比べるとよりリーズナブルな価格で購入できるのも旧型の魅力です。

ただし、安全性能を比較すると、旧型は10年前にデビューした車のため、現行型のカムリと比べると後期モデルでも大きな差があります。安全性能にこだわるのであれば少々予算を上乗せしてでも現行型がおすすめです。

カムリのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

カムリのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

カムリがデビューしたのは1980年。当時はセリカ・カムリという名称で人気クーペ・セリカのセダン版として位置付けられていました。その2年後には早くも2代目が登場。セリカのサブネームが外れて、カムリとなります。トヨタで初めてとなるエンジン横置きのFF車となり、スポーツセダンから室内の広さが自慢の実用セダンへと舵を切りました。

その後、4~5年周期でフルモデルチェンジを繰り返していったカムリですが、北米を中心とした世界戦略車としての顔も持っていたため、フルモデルチェンジのたびにボディサイズは大きくなり続けていきました。トヨタにはマークXやクラウンといった日本を代表するセダン車が多くそろっていたこともあり、次第にカムリは国内での影が薄くなっていきました。

カムリのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧2

カムリに新しいキャラクターが与えられたのは2011年。9代目へとフルモデルチェンジしたタイミングで全グレードハイブリッドになったのです。発売当初はベースグレードのハイブリッド、17インチアルミホイールなどを採用したハイブリッドGパッケージ、そして本革シートや助手席パワーシートなどが追加された最上級グレードのハイブリッドレザーパッケージの3つのグレードが設定されました。

旧型カムリに最初の一部改良が行われたのは2012年の9月。ハイブリッドを除くすべてのグレードでリアサイドとバックガラスにUVカット機能付きソフトプライバシーガラスを標準装備。併せて隣の車線を走行する車を検知し、ミラーの死角に入っているとLEDインジゲーターで知らせるブラインドスポットモニターがオプションで設定されました。

2年後の2014年9月にはマイナーチェンジを実施。フロントデザインはヘッドライト・フロントバンパー・ラジエーターグリルのデザインが変更され、LEDクリアランスランプを装備。リアデザインはコンビネーションライト・バンパー・ガーニッシュのデザインが変更され、リフレクターを下端に配するなど外観デザインが大幅に変更されました。

また、瞬間燃費やエコドライブレベルなどさまざまな情報を表示してくれるマルチインフォーメーションディスプレイを新たに装備したほか、スイッチ形状(オーディオ・ヒーターコントロールパネル)やヒーターコントロールパネルの液晶表示を変更し、ステアリングホイールも新デザインに変わりました。

さらに、プリクラッシュセーフティシステムやブレーキ制御機能付きレーダークルーズコントロールなどの安全装備をオプションで選択できるようになりました。

カムリのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧3

2017年、カムリは10回目となるフルモデルチェンジを受けます。TNGAに基づき新開発されたプラットフォームを採用し、ボディには骨格に環状骨格構造を使うことで、軽量化と高剛性化を両立しました。

パワートレインはTNGAに基づいて開発された2.5Lのダイナミックフォースエンジンにモーターを組み合わせた新世代のハイブリッド。システム最高出力は155kW(211ps)になります。

デビュー時のグレード設定はXとG、そしてGレザーパッケージの3種類のみでしたが、2018年の一部改良で、スポーティーな最上級グレード・WSが追加設定されました。

カムリのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧4

カムリのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧5

カムリのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧6

カムリのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧7

2019年には2度目の一部改良を受けます。全グレードに電気式4WDシステムのE-Four搭載車が追加設定され、ディスプレイオーディオと車載通信機(DCM)が全車に標準装備となりました。これにより、スマホとの連携やコネクティッドサービスなどの利用が可能になっています。

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現行型の中古車平均価格は250万円超え。さすがにそこまで手が出せないという場合はやはり旧型に注目。カムリの場合は旧型でも走りの性能の違いはそこまで気にならないかもしれません。カムリがすべてハイブリッド車に切り替わったのはこの代からで、2014年のマイナーチェンジ後であればデザインもスタイリッシュに。それでいて平均価格は150万円台にまで下がり、さらに低価格のものなら100万円台からでも狙えます。

最低限の装備でOKならば「現行型2017年式Xグレード」中古市場の相場140万~320万円

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カムリの場合、グレードによる違いが出るのはエクステリアがほとんど。先進安全装備「Toyota Safety Sense」はエントリーグレードのXにも標準装備されています。中古車市場の相場も若干下がるため、車のエクステリアにあまりこだわりがないようなら、Xグレードを狙ってみる手もあるでしょう。

ただし、ペダル踏み間違い時加速抑制機能であるインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)はXだとオプション設定もされていないことには留意してください。

スポーティーな走りを求めるなら「現行型2018年式WSグレード」中古市場の相場200万~500万円

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カムリの魅力といえば、なんといっても大きなFF車ならではの居住性の高さ。これを最大限に生かしつつ、なおかつ運転も楽しみたいという方は最上級グレードのWSを狙ってみるといいでしょう。

フロントグリルや前後のバンパーがスポーティーな仕立てに変更され、リアスポイラーなどエアロパーツも追加されています。走りの面でもWS専用にチューニングされたサスペンションを採用。これにより応答性の高いステアリングフィールとフラットな走りを楽しむことができます。

ちなみにGとWSにはレザーパッケージという設定もあり、本革のシートに加えて、カラーヘッドアップディスプレイやT-Connectナビキット、18インチのアルミホイールなどが装備されますが、残念ながら中古車市場ではまだまだ少なめ。もしこちらを望むのであれば、しばらく待つしか方法はありません。

カムリの中古車ならではのチェックポイントはココ

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エクステリアの違いは要チェック

現行型カムリのエクステリアはグレードによってイメージが大きく異なります。Xはフロントロアグリルにブラックメタリック塗装、フロント・センターのピラーガーニッシュにはブラックが採用され、足回りは16インチのスチールホイールとなっています。そしてGはフロントロアグリルが金属調の塗装、ピラーガーニッシュはピアノブラックとなります。これがWSになるとエアロパーツが加わるのでフロントの表情がガラッと変わります。

好みの問題もあるので予算と相談しつつ、お気に入りのデザインのグレードを探してみましょう。

室内の装備は意外と気にしないでOK

エクステリアはグレードによって大きく異なるカムリですが、意外と差がないのが室内の装備類。ソフトプライバシーガラスなどはG以上のグレードでないと設定されていませんが、一方で2019年9月以降のモデルだと、車内の装備に関しては専用通信器DCM、スマホとの連携可能なディスプレイオーディオを全グレード搭載している上、トヨタ自慢の先進安全装備「Toyota Safety Sense」も標準装備と、ベーシックグレードのXでも充実した内容になっています。インテリアや安全装備に関してはグレードによる違いを気にせずに選んでもさほど影響はないでしょう。

オプション装備を要確認!

これはXグレード以外のものを狙うときの注意点。GとWSにはパノラマムーンルーフやカラーヘッドアップディスプレイ、アクセサリーコンセントなど、Xにない数々のオプションが用意されています。

中古車を探す上ではオプションがついているかどうかがわかりにくいので、事前問い合わせなどで欲しいオプションの有無を確認しておくとスムーズでしょう。

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カムリの中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

静粛性の高い走りを求めるなら「ホンダアコード」

静粛性の高い走りを求めるなら「ホンダアコード」

カムリの直接的なライバルがホンダアコード。こちらもグローバルでは大人気ですが、国内で販売されているのはハイブリッドモデルのEXのワングレードのみという点など、カムリと似た側面を持っています。

アコードの魅力といえばホンダのハイブリッドシステム「e:HEV」ならではの静かな走り。e:HEVはほとんどの走行でエンジンが発電に徹し、モーターの力のみで走行します。エンジンが停止しているときは電気自動車並みに静かなので、同乗者との会話や好きな音楽を存分に楽しみながらドライブできます。

よりスポーティーな走りを楽しみたいなら「マツダ Mazda6」

よりスポーティーな走りを楽しみたいなら「マツダ Mazda6」

カムリのWSグレードはスポーティーな走りも楽しめるような仕様になっていますが、もっとパワフルにモリモリ走る車がいいという場合にはマツダのMazda6をチェックしてみるのもひとつの手です。

Mazda6には2.0Lと2.5Lガソリン以外に、2.5Lガソリンターボと2.2Lクリーンディーゼルという2つのパワフルなエンジンが用意されています。

ハイブリッド車の用意はないものの、ディーゼル車であれば燃料コストの面ではカムリと互角です。登場からだいぶ時間が経ったモデルですが、マツダ車らしく走行時の軽快感もカムリに引けをとりません。

ラグジュアリー感を求めるなら「レクサスES」

ラグジュアリー感を求めるなら「レクサスES」

カムリの室内に足りないラグジュアリー感を求めるのであれば、おすすめしたいのがレクサスES。カムリにもレザーパッケージの設定はありますが、ESの染料と顔料を用いて仕上げた上質なセミアニリン本革と比べるとやはり見劣りします。

それ以外にもESはレクサス共通の水平基調のインパネ&リモートタッチを採用することで室内空間の向上に大きく貢献しています。ESのベースはカムリですが、レクサスらしい仕立てでワンランク上の上質さを味わうことができます。

中古車のカムリを賢く探すなら

ラグジュアリー感を求めるなら「レクサスES」

では、中古車のカムリをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証されます。保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合った保証をつけることができます。

カーセンサーnetの現行型&旧型カムリの掲載件数は424件、価格帯は40万~430万円となっています。
※いずれも2021年6月20日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証がつく「Goo保証」などの制度があります。

グーネット中古車の現行型&旧型カムリの掲載台数は808件、価格帯は60万~440万円となっています(※)。
※いずれも2021年6月20日時点の情報です。

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室内の装備に関しては気にしないでOKでも、外観の様子は要チェック!

カムリは全グレードともハイブリッド車で、室内の装備に関しては大きな違いがないため、あまりグレードの違いを意識することはないですが、一方でエクステリアの雰囲気はグレードによって大きく異なります。

高級セダンとして位置付けられている車だけにあまりにチープな外観だとちょっと寂しくなってしまうことでしょう。

グレード別にどこの部分が変わるのかをしっかり把握しておいて、チェックしてみるようにしてください。

よくある質問

Q1:中古車のカムリ、どれを買うべき?

A:おすすめは現行型Gグレードです。カムリはグレードによってエクステリアのデザインが変わります。ベーシックグレードのXは特に飾り気もなく、ホイールも16インチのスチールホイールとなりますが、G以上のグレードとなるとアルミホイールとなり、さらにWSはエアロパーツで武装しスポーティーな印象です。自身の好みを優先して中古車を探してみてください。

Q2:中古車のカムリを買うときに気を付けたいポイントは?

A:おもにX以外のグレードを買うときの注意点ですが、G以上のグレードにはオプションで装着できる機能やパーツが多く用意されています。中古車として購入する際は欲しかった機能がついているか否かで購入後の満足度が多く変わります。そのため、中古車でカムリを探す際は装着されているオプションもしっかりチェックしておいたほうがいいでしょう。

Q3:中古車のカムリはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のカムリに乗ることができます。

※記事の内容は2021年6月20日時点の情報で制作しています。

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