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宇野 智うのさとる

中古車のスバル「シフォン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のスバル「シフォン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のスバル「シフォン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

シフォンは、スライドドアの軽スーパーハイトワゴン。ダイハツ タントのOEM供給を受けたモデルです。最大の特徴は、車両左側のBピラー(前席と後席の間にある柱)をドアに内蔵し、大開口「ミラクルオープンドア」をもっていること。特にファミリーユースにおすすめ。そんなシフォンのおすすめモデルをピックアップしました。2019年にフルモデルチェンジした2代目の改良ポイントにも注目です。

  •  一番推したい中古車のスバル「シフォン」は2020年12月一部改良モデル・ノンターボ
  •  走りを重視するなら2019年式以降の2代目ターボモデル、価格重視なら初代の標準モデル、ノンターボを。

中古車シフォン、おすすめモデルはズバリこれ。2020年12月一部改良モデル・ノンターボ

中古車シフォン、おすすめモデルはズバリこれ。2020年12月一部改良モデル・ノンターボ

シフォンは、2016〜2019年式の初代、2019年〜現在までの2代目の2世代となります。エンジンは、自然吸気(ノンターボ)とターボ、トランスミッションはAT(CVT:無段変速機)のみの設定。また、フロントデザインは高級感があり迫力を増した「カスタム」をラインナップ、外観の異なる2タイプがラインナップされています。そんなシフォンの中で、筆者がイチオシするのは、2020年12月の一部改良モデル、ノンターボです。

2020年12月一部改良モデルは、スマートアシストIIIのステレオカメラを新しくしています。これによって、衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキの性能が向上、さらに路側逸脱警報機能、ふらつき警報などを追加し安全性能が向上しています。

軽自動車は、万が一の衝突時、普通車に比べると損傷度合いが大きくなります。今の軽自動車のボディは昔より衝撃吸収性が向上していますが、ボディサイズの小ささからくる不利さは物理的にどうしようもないところがあります。できる限り、予防安全技術は最新のものを選びたいところ。ことに軽自動車は進化がすさまじく「最新こそ最良」の表現がぴったり。

エンジンは、ノンターボをイチオシにしています。筆者は、シフォンのOEM供給元のダイハツ タントのノンターボ、ターボ両モデルに試乗していますが、新開発のCVT(無段変速機)のおかげでノンターボでも加速は良く、高速道路の静粛性は高い印象を持ちました。(走り好きな筆者としては、正直ターボのほうが好みでしたが、加速の良さにこだわらないのであれば、ノンターボで本当に十分です。ターボモデルは別項でおすすめします)

2020年12月の一部改良は、標準モデルとカスタムモデルの両方に実施されています。なお、新車車両価格では、同等グレード同士での価格差が約30万円あるため、先進安全技術を優先しながら価格を抑えたいなら、標準モデルを選びましょう。ただ、同等グレードといっても、カスタムのほうが装備は上。

2021年5月27日時点、このおすすめモデルの中古車市場流通台数が非常に少なく、相場価格が不明な状況でした。シフォンの新車車両台数が非常に少ないことが影響していますが、スバルのエンブレムにこだわりがなければ、同じ仕様のものがダイハツ タントにありますので、探してみてください。

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2016年にダイハツ タントのOEM供給を受けてデビューした軽スーパーハイトワゴンのシフォン。2019年に2代目にフルモデルチェンジします。さて、何が変わったのか、シフォンの歴史を紐解いてみました。また、おすすめの2タイプもピックアップしました。

シフォンの歴史

初代(2016〜2019年)

2016年12月に、スバルの軽スーパーハイトワゴンとして登場した「シフォン」。ダイハツ タントのOEM供給を受けたモデルです。最大の特徴は、助手席側にBピラー(前席と後席の間の柱)をドアに内蔵した「ミラクルオープンドア」を採用したこと。ドア開口部は、1,490mmとクラス最大。例えば、ベビーカーを折りたたむことなく、簡単にそのまま車内へ載せることもできます。

シフォンには、フロントデザインに高級感と迫力を持たせた上級モデル「シフォン カスタム」もラインナップ。ほかの軽スーパーハイトワゴンのすべてが採用している、2フェイスデザインラインナップとなっています。

エンジンは、自然吸気(ノンターボ)とターボをラインナップ。このうち、ターボはカスタムに設定しています。駆動方式は両モデルに2WD(前輪駆動)と4WDを設定、トランスミッションは全車CVTとなっています。

先進安全技術「スマートアシストIII」を全車に標準装備。これは、最新のステレオカメラを搭載し、対歩行者にも対応する衝突警報機能と緊急ブレーキ、被害軽減ブレーキアシストを備え、誤発進抑制機能(踏み間違い防止機能)、先行車発進お知らせ機能、車線逸脱警報、ハイビームアシストの機能が含まれるものです。

▼2017年12月 一部改良
初代デビューの翌年、2017年12月に一部改良を実施、車両の前後左右に計4つのカメラをつけて、車両を真上から見下ろすような映像をナビ画面に映し出す「パノラミックビューモニター」をメーカーオプションに追加設定、新たに追加された特別仕様車「G Special スマートアシスト」、「R Special スマートアシスト」には、標準装備としています。

2代目(2019年〜現在)

2019年7月にフルモデルチェンジ、シフォンは2代目になります。初代で好評を博したミラクルオープンドアは継承され、2代目では「ウェルカムオープンドア(降車時に予約しておくと、車に戻ってきたとき、リモコンキーに反応して自動でパワースライドドアが開く)」と、「タッチ&ゴーロック機能+タッチ式リクエストスイッチ(パワースライドドアを閉めている最中、フロントドアのリクエストスイッチにタッチすると、パワースライドドアが全て閉まった後に自動でロックがかかる機能。パワースライドドアが全て閉まるまで待たずに車から降りることができる)」、「助手席イージークローザー(助手席のドアを閉めるとき、半ドアになったときには自動でドアを閉める機能)」を装備し、より使い勝手を高めています。

「スマートアシストIII」は初代より機能を強化、車線逸脱抑制制御機能、アダプティブドライビングビーム(ヘッドライトの照射範囲を自動で制御)、進入禁止標識認識機能、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方対応の踏み間違い防止機能)、コーナーセンサー(フロント・リア)が追加されました。

また、「スマートアシストプラス」が新たに加わりました。これは、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(前走車との車間距離を一定に保つようアクセルとブレーキを自動制御する運転支援機能)、レーンキープコントロール(車線を維持して走行するようハンドル操作を自動制御する運転支援機能)、スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援機能)、サイドビューランプの各機能が追加されたものとなります。

エンジンは先代のキャリーオーバー(引き継いでそのまま搭載すること)ですが、改良されて燃費向上と加速性能の向上が図られています。なお、ターボ車はインタークーラーを大型化して加速性能をさらに向上しています。

加えて、CVT(トランスミッション)も改良。ベルトとギアを併用する方式を採用し、高速域ではエンジン回転数を下げ、低速では低いギア比となるベルトにすることで、ドライバーの意のままの走りと低燃費を両立させています。

▼2020年12月 一部改良
スマートアシストIIIのステレオカメラを刷新。衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキの性能が向上しました。また、新たに路側逸脱警報機能、ふらつき警報なども追加しています。

さらにターボモデルでは、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールの作動速度域を広げ、ロングドライブ時のドライバーの疲労軽減を図っています。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車シフォン

● 走りを重視するなら 2019年式以降「カスタム」ターボモデル

走りを重視するなら 2019年式以降「カスタム」ターボモデル

走りを重視するなら、2019年式以降の2代目、ターボモデルをおすすめします。なお、ターボエンジンは「カスタム」モデルにしか搭載されていません。

筆者も試乗していますが、2代目は新設計のスプリットギア付きCVT(無段変速機)でターボが効かない低回転の加速は良くなっており、インタークーラーが大型化され、さらにフィーリングが良くなっています。初代のターボも良く走るほうですが、2代目のスプリットギア付きCVTと、大型化インタークーラーの恩恵はしっかりと走りの差につながっていました。

2021年5月27日時点、このおすすめモデルの中古車価格帯は117〜180万円となっていましたが、流通台数はわずか2台で、これを相場価格とするには、いささか情報不足です。なお、OEM供給元のダイハツ タントにも同じ仕様のものがありますので、スバルブランドにこだわりがなければ、調べてみてください。

●価格重視なら 2016〜2019年式・標準モデル 中古市場の相場60〜120万円

価格重視なら 2016〜2019年式・標準モデル 中古市場の相場60〜120万円

価格重視なら、初代モデルの標準モデル、ノンターボで。先進予防安全機能は現行モデルより劣り、走りと燃費も劣ってしまいますが、日常の足で使うなら、これで十分でしょう。グレードは上級の「G」で探しましょう。ベーシックグレード「L」のほうが新車車両価格は安いのですが、中古車市場ではLのほうが一概に安いとは言えない状況です。

2021年5月27日時点の中古車価格帯は、60〜120万円となっていましたが、シフォンは新車販売台数が少ないので、スバルブランドにこだわりがなければ、OEM供給元のダイハツ タントで同じ年式の標準モデル、ノンターボで探してみてください。シフォンより安いタマと出会える可能性が高いです。

シフォンならではのチェックポイント

シフォン初代は2016年のデビューと先代でも新しいモデルとなります。このため、中古車選びで特に気をつけたいところは今のところありません。なお、新車販売台数が少ないモデルですので、中古車市場流通台数も少なく探しづらいモデルでもあります。スバルのエンブレムにこだわりがなければ、OEM供給元のダイハツ タントでも探してみてください。

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比べて検討!シフォンのライバル車種

ホンダ「N-BOX(エヌボックス)」

ホンダ「N-BOX(エヌボックス)」

現行モデル N-BOX カスタム

日本で最も売れている車、N-BOX。軽スーパーハイトワゴンの王者でもあります。ただ、車両価格は高めの傾向。しかし、ぜひ比べて検討したい1台。
2021年5月27日時点の中古車価格帯は0.3〜220万円、平均価格は約103万円、流通台数は6,700台ほどとなっています。

スズキ「スペーシア」

スズキ「スペーシア」

現行モデル スペーシア カスタム

スペーシアもシフォンと真っ向勝負のライバル。タントとの大きな違いは、スペーシアにはハイブリッドモデルがあること。
2021年5月27日時点の中古車価格帯は15.5〜250万円、平均価格は約122万円、流通台数は8,400台ほどとなっています。

日産「ルークス」、「デイズ ルークス」

日産「ルークス」、「デイズ ルークス」

ルークス ハイウェイスター

現行モデルは「ルークス」、先代は「デイズ ルークス」の車名になります。現行モデルはハイブリッドを搭載。『技術の日産』を体感できる軽スーパーハイトワゴン。
2021年5月27日時点の中古車価格帯は20万〜205万円、平均価格は約98万円、流通台数は4,920台ほど、ルークスの中古車価格帯は1万〜236万円、平均価格は約107万円、流通台数は3,200台ほどとなっています。

中古車シフォンはここで探せ!

では、中古車シフォンをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年5月27日時点、グーネットでは、シフォンの掲載件数は103件、価格帯は60~103万円、平均価格は約123万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からシフォンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとシフォンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年5月27日時点、カーセンサーでは、シフォンの掲載件数は58件、価格帯は100~178万円、平均価格は約130万円となっています。

定額カルモくんもおすすめ!


中古車を探すなら、購入以外のもっとお得な方法も検討してみましょう。

おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」は、頭金・ボーナス払い0円、月々10,000円台から利用できる人気カーリースです。掲載されている5,000台以上の中古車は全車、大手中古車販売店の品質評価基準で4点以上、車検2年と故障保証1年付き。乗ってすぐに修理費用がかかる心配がありません。

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イチオシは2代目2020年12月一部改良モデル、2代目ターボモデルもおすすめ

2代目の2020年12月一部改良モデルは、先進予防安全技術「スマートアシストIII」の機能が大きく向上しています。特に今の軽自動車は「最新こそ最良」。できる限り安全装備が最新のモデルを選びたいものです。走りを重視するなら、新設計CVT(無段変速機)と大型化インタークーラーを搭載した2代目(2019年式以降)のターボモデルをおすすめします。なお、価格を重視するなら、初代(2016〜2019年式)の標準モデル、ノンターボ、上級グレード「G」がおすすめです。

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よくある質問

Q1:中古車のシフォン、どれを買うべき?

A:安全性能を求めるなら、2代目の2020年12月一部改良モデルを選びましょう。走りを重視するなら、2代目2019年式以降のターボモデルを、価格重視なら初代2016〜2019年式、ノンターボの標準モデル、グレード「G」がおすすめです。

Q2:中古車シフォンを買うときに気を付けたいポイントは?

A:シフォンは新しいモデルですので、この車種特有の中古車選びで気をつけたいポイントは今のところありません。

Q3:中古車シフォンはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車シフォンに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年5月27日時点のものです。

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