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宇野 智うのさとる

中古車の三菱「タウンボックス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車の三菱「タウンボックス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車の三菱「タウンボックス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

タウンボックスは三菱の軽ワンボックス・軽ワゴン。2代目からは、スズキ エブリイワゴンのOEM供給となりました。タウンボックスは稀有な歴史をもつこともあり、中古車を選ぶときには注意したいことがあります。おすすめモデルと、タウンボックスの歴史、選び方の注意点をまとめました。

  •  一番推したい中古車の三菱「タウンボックス」は2019年7月一部改良モデル
  •  ターボモデルを選ぶときは注意点あり

中古車タウンボックス、おすすめモデルはズバリこれ。2019年7月一部改良モデル

中古車タウンボックス、おすすめモデルはズバリこれ。2019年7月一部改良モデル

タウンボックスは、1999〜2011年式の初代、販売期間がわずか1年の2014〜2015年式の2代目(初代の販売終了から2年半ほど間を空けて2代目がデビューしている)、2015年式から現在までの3代目の全3世代となります。その中で、筆者イチオシは、3代目、2019年7月一部改良モデルです。

2019年7月一部改良モデルは、先進安全技術「e-Assist(イーアシスト)」がバージョンアップされ、新しいステレオカメラを採用し、衝突被害軽減ブレーキシステムの対応速度域を拡大しています。このほか、後方誤発進抑制機能、後退時ブレーキサポート、車線逸脱警報、ふらつき警報、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストを新たに追加して安全性能を向上させています。また、これにより「サポカー」「サポカーSワイド」対象車となりました。

タウンボックスのような、軽ワンボックスは、ボンネットがわずかな長さしかなく、万が一の衝突時には普通車と比べて車体の損傷度合いが大きくなる傾向があります。少し無理をしてでも最新の予防安全技術を搭載したモデルを選びたいところです。

なお、3代目はターボエンジン、4速ATの組み合わせの1タイプのみ、グレードは「G」と「Gスペシャル」の2つというシンプルなラインナップです。グレード間の差はほとんどなく、違いは上級グレード「Gスペシャル」のドアミラーにLEDウィンカーと、助手席側電動オートステップと、車両右側スライドドアが電動となるぐらいのものです。中古車を探すときは、どちらかのグレードにこだわる必要は特になさそうです。駆動方式は、2WD(後輪駆動)と4WDが設定されています。

中古車相場価格は、140〜150万円台となっていますが、タウンボックスは新車販売台数が少なく、中古車市場の流通台数も少なくなります。2021年5月27日時点では、このおすすめモデルは3台ほどしか見つかりませんでした。三菱ブランドへのこだわりがなければ、OEM関係にあるスズキ エブリイワゴン、日産 NV100クリッパー、マツダ スクラムワゴンで同条件のモデルがありますので、探してみてください。

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★ほかにも!おすすめな中古車タウンボックス

ちょっと複雑な歴史を持つタウンボックス。新しいモデルはシンプルなグレード構成で、選択肢があまりありません。そんな中から走りと価格の両方を重視したモデルをピックアップしました。まずは、タウンボックスの稀有な歴史からご覧ください。

タウンボックスの歴史

タウンボックスは、1999年4月に初代がデビューした軽ワンボックス。4ナンバー(貨物車登録)ワンボックスバンのミニキャブをベースにしたモデルで、三菱では初となる5ナンバー(乗用車登録)の軽ワンボックス・軽ワゴン車となります。エンジンは、フロントシートの下に搭載するキャブオーバー方式のFR(フロントエンジン・リアドライブ:後輪駆動)と4WDを設定しています。このキャブオーバー方式はほかの軽ワンボックスで採用されていることから「軽キャブバン」という通称名で呼ばれることもあります。

初代タウンボックスは、リアエンドに丸形4灯式の特徴的なテールランプを採用。エンジンは、自然吸気(ノンターボ)とターボ、トランスミッションは4速ATと5速MTが設定されていました。

初代のデビューから1年半後の2000年11月、早くもビッグマイナーチェンジが行われ、フロントデザインが一新されます。その後、2007年に再びマイナーチェンジ、一部改良を繰り返しながら2011年11月まで販売され、後継車は同月にマイナーチェンジしたミニキャブに追加されたレジャーユース想定モデル「ブラボー」となります。

初代の販売終了から丸2年と少し経った2014年2月、ミニキャブのフルモデルチェンジに合わせて、タウンボックスが2代目として復活しますが、スズキの軽ワンボックス・軽ワゴンのエブリイワゴンのOEM供給でした。外見上の違いは、エンブレム程度にとどめられています。なお、エブリイワゴンは、日産、マツダにもOEM供給されたため、エブリイワゴンは4兄弟モデルとなりました。2代目は、ターボエンジン・4速ATの組み合わせの1種類のみの設定で販売されます。

復活2代目は、OEM元のエブリイワゴンが2015年2月にフルモデルチェンジしたことから、たった1年で次期型へバトンが渡されました。

2015年3月に、3代目へフルモデルチェンジしたタウンボックスは、ホイールベース、室内長、室内幅、室内高のいずれも拡大し室内空間が広がった上、シフトレバーをインパネに配して前席ウォークスルーとするなど、大きく利便性を向上させました。また、新設計のエンジンとトランスミッションを採用し、車体を軽量化させたことから、クラストップの低燃費を達成。さらに、先進予防安全技術「e-Assist(イーアシスト)」を搭載。低車速域衝突被害軽減ブレーキシステムと誤発進抑制機能を備えて安全性能も向上させています。

2019年7月に一部改良を実施、イーアシストをバージョンアップ。新しいステレオカメラを採用し、衝突被害軽減ブレーキシステムの対応速度域を拡大、後方誤発進抑制機能、後退時ブレーキサポート、車線逸脱警報、ふらつき警報、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストを追加して「サポカー」「サポカーSワイド」対象車となりました。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車タウンボックス

● 走りと価格を重視するなら 初代「RX」グレード、2代目のターボ車 2007〜2015年式・モデル 中古市場の相場50〜120万円

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2007年型

初代の「RX」グレードと、2代目はターボエンジンを搭載しています。タウンボックスは車重が重く、空気抵抗も大きいワンボックスのため、自然吸気(ノンターボ)では走りの余裕があまりありません。人を多く乗せたときや重い荷物を積んだとき、高速道路での加速や上り坂では、ノンターボでは物足りなさを感じることが多くなります。ターボ車なら、走りに余裕が出ます(ただ、ノンターボに比較してのレベルで、胸のすくような走りは期待しないでください)。

なお、初代は1999年式からありますので、最低でも2007年式から選びたい。古い年式は経年劣化による故障などのリスクが高まります。2代目は約1年の短命で終わりましたが、ターボエンジンのみのラインナップとなっていました。

また、この年式では、過走行車(後述「タウンボックスならではのチェックポイント」の項で解説)がありますので、走行距離は80,000km以下をおすすめします。特にターボ車は、オイル交換をさぼるとターボが効かない(ターボタービンの不良)などの不具合が生じやすくなっていますので注意が必要です。詳しくは後述の「タウンボックスならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

なお、中古者相場価格は、2021年5月27日時点、50〜120万円となっています。

タウンボックスならではのチェックポイント

年式が古い、走行距離が多いターボ車は要注意

軽ワンボックスは、車重が重く、他のボディタイプの軽自動車に比べてエンジンへの負荷が高くなる上、広い室内空間から重たいものを積んで走る機会も多くなります。きちんとメンテナンスされ、オイル交換もしっかりと行われているかどうかはチェックポイントになります。車には整備記録(メンテナンスノート)が備えられ、かつきちんとメンテナンスされているかどうは要確認。

年式が古い、走行距離が多い車では、ターボが効かない不具合が生じやすい傾向にあります。きちんとメンテナンスされていても、高い負荷がかかった状態での走行距離が長いと、ターボ以外にも不具合が生じやすくなります。

過走行車は避けたほうがいい

過走行車とは、日本自動車査定協会が定める、年間走行距離が10,000kmを超えた車のこと。現在の乗用自家用車の平均年間走行距離は6,000km程度となっています。前述したとおり、軽ワンボックスは高い負荷で走行されている可能性が高いため、過走行車は避けたほうが無難。走行距離を年式から現在までの経過年数で割った距離が、平均年間走行距離の目安になります(中古車ディーラーの在庫で長い間眠っているなどの誤差はあり)。

年式と不釣り合いな短い走行距離の車も避けたほうがいい

平均年間走行距離がおおむね3,000km以下の車は、ほとんど駐車場で眠っていたものになります。車は機械モノですから、動かさないとエンジンやトランスミッション、サスペンションなど可動部分に不具合が生じやすくなります。健康な人間を強制的に寝かせると、体調不良を引き起こすのと似ています。タウンボックスの中古車を選ぶときは、平均年間走行距離が4,000〜8,000kmの範囲のものを選ぶことをおすすめします。

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比べて検討!タウンボックスのライバル車種

ダイハツ「アトレーワゴン」

ダイハツ「アトレーワゴン」

現行モデル

タウンボックスのライバルは、アトレーワゴン。タウンボックスと同じ軽ワンボックスワゴンです。スバルに「ディアスワゴン」としてOEM供給されていますので、こちらもあわせて探してみてください。なお、タウンボックスのライバルとなる軽ワンボックスワゴンはこれ以外ありません。ほかはすべて、タウンボックスのOEM関係にあるモデルばかり。タウンボックスのOEM関係にあるのは、スズキ エブリイワゴン、日産 NV100クリッパーリオ、マツダ スクラム ワゴンです。こちらもあわせて検討してみてください。

2021年5月27日時点の中古車価格帯は1.5〜230万円、平均価格は約64万円、流通台数は1,000台ほどとなっています。

中古車タウンボックスはここで探せ!

では、中古車タウンボックスをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定書」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定書を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両検査証明書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その証明書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車で最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店が付いている中古車は多くあります。

2021年5月27日時点、グーネットでは、タウンボックスの掲載件数は167件、価格帯は1.5~217万円、平均価格は約61万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からタウンボックスが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとタウンボックスを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年5月27日時点、カーセンサーでは、タウンボックスの掲載件数は162件、価格帯は65.5~217万円、平均価格は約130万円となっています。

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おすすめは2019年7月一部改良モデル。古いターボ車は要注意

タウンボックスを中古車で買うなら、最新の先進安全技術「イーアシスト」を搭載した3代目、2019年7月一部改良モデル。走りと価格の両方を重視するなら、初代後期型、2代目のターボモデルとなりますが、注意が必要なモデルです(前述の「タウンボックスならではのチェックポイント」をご覧ください。価格重視でノンターボを探すとなると、初代しかなくなってしまいます。初代は古いモデルとなり、負荷の高い走行が多くなりがちな軽ワンボックスですので、筆者的にはおすすめしません。安心して乗るなら、3代目から選びましょう。

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よくある質問

Q1:中古車のタウンボックス、どれを買うべき?

A:2015年式以降の3代目から探しましょう。イチオシは、2019年7月の一部改良モデル。最新の先進安全技術を搭載しています。

Q2:中古車タウンボックスを買うときに気を付けたいポイントは?

A:古い年式、走行距離が多いターボ車は、ターボが効かないなどの不具合が懸念されます。2代目、3代目はターボ車しかラインナップされていませんので、注意しましょう。前述の「タウンボックスならではのチェックポイント」をご覧ください。

Q3:中古車タウンボックスはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車タウンボックスに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年5月27日時点のものです。

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