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カルモマガジン編集長
馬弓良輔まゆみよしすけ

燃費に良い運転と安いスタンド選びで意外と差がつく!ガソリン代を安くするいくつかの方法

燃費に良い運転と安いスタンド選びで意外と差がつく!  ガソリン代を安くするいくつかの方法

ガソリン代を安くする方法は大きく分けて3つあります。燃費の良い車を選ぶこと、燃費に良い運転を心がけること、そして安いガソリンスタンドを探すことです。燃費の良い車については、それだけで記事が1本できてしまいますので、今回は燃費に良い運転と安いガソリンスタンドに絞って説明しましょう。

燃費に良い運転と安いガソリンスタンド

燃費に良い運転と安いガソリンスタンド

ガソリン代を安くする方法は大きく分けて3つあります。燃費の良い車を選ぶこと、燃費に良い運転を心がけること、そして安いガソリンスタンドを探すことです。燃費の良い車については、それだけで記事が1本できてしまいますので、今回は燃費に良い運転と安いガソリンスタンドに絞って説明しましょう。

好燃費の基本は「特定の速度域」と「一定の速度」

燃費を良くする運転の基本は「特定の速度域」を「一定の速度」で走ることです。

「特定の速度域」とはおおむね60~90km/hの間、MTにしてもATにしても一番高いギアで、エンジンのもっとも燃費効率の良い回転域を使っている状況です。速度の2乗に比例して大きくなる空気抵抗も、この速度域ならそれほど影響はありません。

「一定の速度」とは加速や減速をしないこと、という意味です。つまり郊外のバイパスや高速道路を穏やかに走っている時がそれにあたります。

とはいえ現実の道路は60~90km/hで巡航できるバイパスや高速道路ばかりではありません。信号などで発進停止を繰り返す一般的な状況では、どうしたら燃費に良い運転ができるのでしょう。

穏やかな加速・減速は効果的だが周囲への気配りを忘れずに

加速、特に停止からの発進時はもっともクルマの燃費が悪くなります。さらに急加速は燃費への悪影響が大きいのはみなさんの想像の通りです。後続車など周囲に配慮した上で、穏やかな加速を心がけることは燃費を良くするための基本動作です。

穏やかな加速(減速)の目安はいろいろありますが、筆者は視界の隅に見える同乗者の頭が前後にあまり動かないことと定義しています。そういう運転を心がけていれば燃費だけでなく助手席からの好感度(?)もアップすること間違いなしです。さらにコーナーでは左右に頭が揺れないことも目指したいところですが、それはまた別の機会に。

同様に後続車がいないのであれば信号の先読みも有効な手段です。もちろん赤になりそうだから加速しろ、と言っているのではありません。先の赤信号が青になりそうであれば、停止しないように減速を調整しましょうという意味です。逆煽り運転と思われないよう、くれぐれも後続車に迷惑をかけない範囲でお試しください。

60~90km/hでなるべく一定速度に保ち、加速・減速の必要があるときは周囲に配慮したうえで穏やかにアクセルなりブレーキなりを操作することが燃費に良い運転の基本です。しかし、燃費を向上させるテクニックは他にもあります。

メーカーも認める意外な燃費改善装置

メーカーも認める意外な燃費改善装置

以前、ある自動車メーカーの開発者と燃費の話になった時のこと。「燃費改善装置として一番コスパの良いものが何だか知っていますか?」と問われ、悩んだことがあります。

この質問の返答が難しいポイントは「コスパ」です。ハイブリッドは高いし、直噴やバルブ制御はそこまで劇的な効果はないし、アイドリングストップの効果も微妙だし、と逡巡する筆者をニヤニヤ見ていた開発者が教えてくれた答えは…

「平均燃費計」

目からウロコが落ちました。たしかに平均燃費を良くする「ゲーム」を無意識に自分もやっていたからです。

国民性による違いは多少あるそうですが、特に日本では平均燃費計が有効なのだそうです。それもあるのでしょう、最近では平均燃費計を進化させた「エコ運転度」が採点されるクルマも見かけます。

平均燃費計は単純に燃費という結果を良くする「ゲーム」です。目標は過去の自分、新記録を達成すると達成感のあまり自分で自分を褒めてあげたくなります。いっぽうエコ運転度は採点されるあたりがまるで「テスト」のようです。100点満点から減点されるのが不愉快(?)だと感じるのはへそ曲がりな筆者だけでしょうか。性能を確かめるために急加速しないと試乗記が書けないんだよ!と言い訳している自分はいったい誰と戦っているのでしょう(笑)。

まあ、それはそれとして「平均燃費ゲーム」はかなり効果的です。みなさんもぜひ取り組んでみてはいかがでしょう。

メーカーも認めるタイヤ空気圧管理の大切さ

前述の開発者の話には続きがあります。ひとしきり平均燃費計の話で盛り上がった後、彼が最後に付け加えたのは「でも、タイヤの空気圧管理にはかなわないけどね」という一言。多くのクルマが空気圧不足で走っていると、前述の開発者は指摘していました。

タイヤの空気圧は指定よりも低いと無視できないほど燃費への悪影響が出ます。そしてタイヤは意外と空気が抜けるものです。ガソリンスタンドなどで最低でも2ヶ月に一度はチェックしましょう。お金がかかりますが窒素ガスは抜けにくいのでズボラ管理をモットーとしている方にはそちらもおすすめです。

いっぽう指定空気圧より少し高めに空気を入れると燃費が良くなるのは事実ですが、細かい振動を拾うようになったり、グリップ力の低下を招いたりなど副作用もあることは覚えておきたいところです。

暖機運転は止まらず行う

エンジンオイルやミッションオイルは温度の低いとき抵抗が大きいこと、排気ガス浄化装置がある一定の温度以上でないと十分機能しないことなどの理由で、始動直後のエンジンは燃料を濃くして、アイドリング回転数も高く設定されます。

以前はエンジン始動後、水温計の針が動くまで止まって暖機運転をした方がクルマは長持ちすると言われていましたが、現代のクルマにそれはほぼ不要といってもいいでしょう。駐車場所の前が流れの速い国道でもない限り、1〜2分の間、高回転まで回さずゆっくり目に加速することを心がけるだけで十分ですし、その方が燃費にも当然好影響です。

オフにした方が燃費は良いこともあるアイドリングストップ機構

オフにした方が燃費は良いこともあるアイドリングストップ機構

最近のクルマにはアイドリングストップ機構が付いています。そしてアイドリングストップをキャンセルするスイッチも付いています。短時間のアイドリングストップだと逆に燃費の悪化を招くことがその理由の一つです。車種によっても異なりますが5〜10秒程度のアイドリングストップでは燃費が改善されるかどうかは微妙なところ。のろのろ動く渋滞ではキャンセルした方が燃費は良いこともあります。

停止中は「N」か「D」か?

アイドリングストップ、全車速追従型ACC、そしてホールド機能付き電動パーキングブレーキなどがついた最新のクルマなら一時停止中もDレンジに入れっぱなしで良いのですが、そうでない場合、停止中のシフトポジションを「N」に切り替えるのか「D」のままにするのか、クルマが好きな人ほど意見が分かれます。

基本的に燃費の面だけでいえば駆動系が繋がって負荷のかかった状態の「D」よりも、切り離された「N」の方が有利なのは間違いありません。最新ATのなかにはDレンジでの停止中に駆動系を切り離す制御の入ったものもあります。最近はOBDⅡを利用したスマホアプリでリアルタイムの燃料流量を手軽に見ることができます。筆者の10年以上落ちの愛車の場合、「D」と「N」では2割ほど燃料流量が違います。

ちなみに「DかNか論争」の以前の争点はオートマ機構へ与えるダメージはどちらがマシなのか、ということでした。壊れやすいと評判だったZFの4ATを10万キロ以上壊さずに乗った筆者は「D」派でしたが、最近のATであれば耐久性の面ではどちらも大差ないでしょう。

安いガソリンスタンドの立地の法則

ここからは安いガソリンスタンドについて解説しましょう。様々なガソリン価格の比較サイトもありますが、販売価格が安いガソリンスタンドは、有人よりセルフスタンドの方が安いのは当然として、おおまかにいうと競合店の多いエリア、例えば大きな国道沿線や高速道路のインターチェンジ周辺などにあります。

逆に割高なのは高速道路のサービスエリアのガソリンスタンド。上限価格は決められていますが、それでも一般のスタンドに比べて5~10%ほど高いことが多いので、高速道路に乗る前の給油がおすすめです。ただし高速道路でのガス欠は非常に危険ですし、道路交通法違反で減点&反則金も課せられるので、余裕のある計画を。

よく行くガソリンスタンドが決まったら会員になる

よく行くガソリンスタンドが決まったら会員になる

ガソリンだけでは儲からなくなってきている最近のガソリンスタンドは、よく来るお客さん、いろいろ買ってくれるお客さんを会員化し、その会員への価格優遇制度を充実させる傾向があります。メール会員に登録したり、アプリをインストールしたり、クレジットカードに入会したり、車検を受けたりすると割引が増えます。

特にガソリンスタンドが発行するクレジットカードは、価格が会員割引になるのはもちろん、定期的に利用すれば年会費が無料になるものも多くあります。また、昭和シェルの「イージーペイ」やエネオスの「エネキー」など、キーホルダー型決済ツールはいちいち財布からクレジットカードを取り出さなくても決済ができる優れもの。お店によってはキーホルダー型決済ツールだとさらに割引をしている場合もあります。よく行くお店が決まっているのであれば、どちらも申し込んだ方が良いでしょう。

ハイオク指定車へのレギュラーガソリンは微妙

欧州車や一部の国産車のなかにはハイオクガソリンが指定されているクルマがあります。ガソリン代を安くしたい、ということでレギュラーガソリンを入れたい気持ちはわかりますが、これも結果的に出費が減るか言われれば微妙。エンジンは燃料のオクタン価によって出力を変えるので、同じように走ろうと思うとアクセルペダルを余計に踏むことになり、1Lあたりの走行距離は下がるからです。

満タンにしなければ当然燃費は良くなるが…

ガソリンや軽油は1Lで約0.8kgの重さがあります。満タンで50Lのクルマなら約40kgの重さです。仮に半分の25Lとした場合にその差は20kgです。クルマの車重やパワーにもよりますが、車重が10%増加すると燃費はおおむね5%悪化するとされています。

つまりよくある15km/L走る1000kg前後のコンパクトカーであれば、満タン時と半分のときの燃費の差は約1%、つまり1Lあたり0.15km(150m)に過ぎません。100L使っても15kmしか走行距離が増えないと表現すれば、よりわかりやすいでしょうか。

燃費のことだけを考えるのであれば、当然ガソリンは少ない方が燃費改善につながります。東日本大震災までは筆者もそう考えていました。しかし地震や台風などでライフラインが止まってしまった場合、移動手段としても、空調や電源の整った空間としても、クルマは頼れる存在です。いざというときのために、なるべくガソリンは満タンに近い方が良いと最近では思っています。

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少しの積み重ねを習慣化しよう

今回、いくつか紹介したガソリン代を安くする方法のなかで、すぐ活用できておすすめなのが平均燃費計の活用とタイヤ空気圧の管理、そして同乗者の頭を前後させないアクセルとブレーキの操作です。特に3つ目はお財布に優しいだけでなく、自分の株も上がるかもしれません(?)。 いずれにしても劇的な燃費改善方法はありません。少しの積み重ね、そしてその習慣化が、ガソリン代を安くするために必要なのです。

※記事の内容は2020年2月時点の情報で制作しています。

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