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島崎七生人しまざきなおと

いま売れている車はコレ! 新車販売台数速報(2022年2月)

いま売れている車はコレ! 新車販売台数速報(2022年2月)

2022年2月の乗用車全体(軽自動車を含む)の販売台数は28万9,848台、前年比は80.1%と、引き続き厳しい数字となっています。特にスバル(55.0%)、レクサス(59.8%)をはじめ、トヨタ(72.0%)、ダイハツ(73.2%)、スズキ(71.9%)も不振が目立ちます。一方で主力車種のマイナーチェンジと年次改良が相次いだマツダ(105.0%)や、軽自動車とコンパクトカーが好調のホンダ(100.2%)は前年比でプラスとなりました。

軽自動車を除く2月の新車販売ランキングでは、トヨタカローラが首位に返り咲き、ヤリスが3位に転落する中、5位日産ノート、6位ホンダフリードなどに勢いを感じます。

一方、軽自動車(乗用車)はホンダN-BOXが独走。ダイハツタントも4ヵ月連続の2位と安定しています。今回も自動車評論家の島崎七生人さんに詳しく解説をしてもらいましょう。

国産乗用車販売台数 2022年2月(軽自動車を除く)

順位車名ブランド名台数前年比
1カローラトヨタ12,636144.1
2ルーミートヨタ11,22993.9
3ヤリストヨタ10,41750.7
4ライズトヨタ9,903125.3
5ノート日産9,788135.1
6フリードホンダ7,289123
7アクアトヨタ6,317167.4
8セレナ日産5,98194.9
9フィットホンダ5,35992.7
10アルファードトヨタ4,55345
11ヴェゼルホンダ3,826149
12CX-5マツダ3,596138.9
13シエンタトヨタ3,55655.9
14プリウストヨタ3,32670.9
15RAV4トヨタ3,07172.8
16MAZDA2マツダ3,062114.4
17パッソトヨタ2,90696.7
18CX-8マツダ2,889112.8
19ソリオスズキ2,86856.4
20キックス日産2,85556.3
21ステップワゴンホンダ2,58654.9
22ハリアートヨタ2,35129.4
23ランドクルーザーWトヨタ2,34786.4
24スイフトスズキ2,268116.2
25ノアトヨタ2,22751.1
26CX-30マツダ2,131105.7
27ヴォクシートヨタ2,07329.2
28ロッキーダイハツ2,02594.1
29MAZDA3マツダ1,859108.1
30デリカD5三菱1,68495.3
31ジムニーWスズキ1,663101.3
32リーフ日産1,558163
33フォレスターSUBARU1,55284.5
34クラウントヨタ1,51864.2
35アウトランダー三菱1,350833.3
36シャトルホンダ1,291101
37ロードスターマツダ1,120198.2
38レガシィSUBARU1,103793.5
39マーチ日産1,080108.1
40オデッセイホンダ1,03965.6
41インプレッサSUBARU97840.2
4286トヨタ959289.7
43エクストレイル日産92763.4
44トールダイハツ92554.8
45C-HRトヨタ81138.2
46CX-3マツダ77276.7
47シビックホンダ73568.7
48エクリプスクロス三菱71979.1
49CR-Vホンダ682151.9
50ハイエースWトヨタ57979.2

※ 上記の台数は車名別の合算値となり、一部教習車などを含みます。

※ 例:ブランド通称名 カローラはカローラシリーズ全車種と教習車を含んでいます。

半導体不足、コロナ、ウクライナ情勢など先行きは依然不透明

半導体不足、コロナ、ウクライナ情勢など先行きは依然不透明

相変わらず国内自動車メーカー各社は工場、ラインの操業停止や稼働停止を余儀なくされている。これまで同様、半導体不足、コロナ感染拡大に加え、直近の3月16日に発生した福島県沖地震に伴う仕入れ先被災による部品欠品を受けて追加稼働停止を決定した事例も生じている。工場稼働についてはトヨタから、今後3ヵ月単位で生産計画の見直しと関係仕入れ先への共有を行っていくとし、4月の生産台数はグローバルで75万台程度(うち国内25万台)と、15万台程度の計画見直しをかけるとの発表があった矢先。今後、ウクライナ・ロシア情勢の先行きと、それがどれだけの影響を及ぼしてくるのかがまったく予断を許さない。現時点の計画が下振れする可能性もある(トヨタ)といった予測がいいほうに外れてくれるのを願うばかりだが……。

マツダとホンダはかろうじて前年並みの台数を確保

マツダとホンダはかろうじて前年並みの台数を確保

写真:マツダ

一方で減産の影響も受けざるをえない販売の現場は、引き続き厳しい状況が続いている。2月の乗用車全体の販売台数は28万9,848台、前年比80.1%と1月(27万2,445台、83.9%)をさらに下回る結果となった。前年比で不振が明らかなのはスバル(55.0%)、レクサス(59.8%)などで、トヨタ(72.0%)、スズキ(71.9%)、ダイハツ(73.2%)なども振るわない。他方、マツダ(105.0%)、ホンダ(100.2%)も、かろうじて前年同月並みの台数が確保できたといったところか。ブランド別新車販売台数全体でみると、昨年2月には前年比100%だったが、この2月は80.1%と、昨年秋口以降、80%台で推移しているのが現状だ。

ヤリスとアクアが失速、上位のトヨタ車に波乱

ヤリスとアクアが失速、上位のトヨタ車に波乱

車名別では1位独走を続けてきたトヨタヤリスが、ここに来て何と順位を3位に後退させた。しかも台数を見ると、1月の1万8,169台から2月は1万417台と、ざっと8,000台近く大きく落とした。このことで1月に対して台数の変化の幅が小さかったカローラとルーミーが、1位と2位に浮上した。同様にアクアも、1月は9,857台だったが2月は6,317台へと3,500台ほど台数を落とし、ここに来て1月の4位から7位へと順位を下げた。ヤリスにしてもアクアにしても、部品供給不足が影を落としていることは確かで、今後、どれくらいの時間で挽回できるかが気になるところだ。

CX-5、CX-8、ロードスターなどマツダ車が好調

CX-5、CX-8、ロードスターなどマツダ車が好調

上位のトヨタ車で波乱があったのとは対照的なのがマツダ各車だ。2月のランキングを見ると50位圏内に7車種が入っており、うちCX-5(12位)、マツダ2(16位)、CX-8(18位)、CX-30(26位)、マツダ3(29位)の5車種が1月より順位を上げ、台数も伸ばし、いずれも好調だ。中でもCX-8は1月には47位/848台だったところ、2月には18位に上昇、台数も4桁の2,889台へと大躍進させている。これについては、何か詳細な情報があればまたお伝えしたい。またロードスターも1月の1,122台(前年比214.9%)から2月は1,120台(同・198.2%)と、改良効果が出ている状況だ。

三菱期待の新型アウトランダーより売れているデリカD:5

三菱期待の新型アウトランダーより売れているデリカD:5

前年比で見ると、三菱アウトランダー(833.3%)、スバルレガシィ(793.5%)、トヨタGR86(289.7%)などが新車効果による躍進ぶりを見せている。ただし順位と台数では、アウトランダー(35位/1,350台)に対し、同じ三菱のデリカD:5(30位/1,684台)が堅調ぶりを見せるなどしている。レガシィはいうまでもなく待望の新型アウトバックの導入による成果だ。

三菱期待の新型アウトランダーより売れているデリカD:52

そのほかに気になるところは、ノア(25位/2,227台)とヴォクシー(27位/2,073台)の今後の動向だ。新型発表後、十分な台数のないデモカーを販売店同士でやりくりするなどしているといい、現場の対応もぬかりはなく、商品性の高いクルマだけに今後の伸びが注目されるところだ。

軽乗用車販売台数 2022年2月

 車名ブランド名台数前年比
1N-BOXホンダ19,974107.4
2タントダイハツ8,93664.4
3スペーシアスズキ6,96445.4
4ルークス日産6,65660.7
5ワゴンRスズキ6,651116.8
6デイズ日産6,37494.4
7ミラダイハツ6,313106.3
8アルトスズキ6,14092.5
9タフトダイハツ5,988107.3
10ハスラースズキ5,54567.5
11ムーヴダイハツ5,23753.7
12N-WGNホンダ4,24882.0
13ジムニースズキ3,72590.0
14eK三菱2,53363.7
15N-ONEホンダ1,87397.8

※ 通称名についてはメーカーごとに同一車名のものを合算して集計しています(アルト、ワゴンR、ミラ、ムーヴ、eK、ピクシスなど)

1位N-BOX、2位タント、スーパーハイトワゴン人気は変わらず

1位N-BOX、2位タント、スーパーハイトワゴン人気は変わらず

2月の軽自動車は、ホンダN-BOXが1月に対して台数をじわりと上乗せ(1万9,215台→1万9,974台)しつつ、1位の座をキープした。2位のダイハツタントも同様だ。3位には、1月に5位に順位を下げたスズキスペーシアが再浮上し、台数も1月の5,513台から6,964台に伸ばしている。4位には日産ルークスが返り咲きを果たした。

1位N-BOX、2位タント、スーパーハイトワゴン人気は変わらず2

そのほかの車種では、ダイハツムーヴが1月の3位から2月は11位へと順位を大きく下げ、台数も7,876台から5,237台に落とした。事実として、1月に対して2月に台数を落としたのは15位圏内ではこのムーヴ1車種のみで、他の車種はいずれも1月よりも台数を上乗せしているが、5,000台以上の台数は1月は7位以上だったのに対し、2月は11位のムーヴまでが5,000台クラスということも見逃せない。つまり2月は1月よりも全体的に高い台数の中で順位が形成されたということに。

スズキ勢に明暗、健闘するワゴンR、勢いが感じられないアルト

スズキ勢に明暗、健闘するワゴンR、勢いが感じられないアルト

その中にあってスズキの2車種の動きが目に止まる。5位のワゴンRは昨年の“スマイル効果”で前年比116.8%の6,651台(4位ルークスの6,656台と僅か5台の差!)なのに対し、新型に切り替わったばかりのアルトは6,140台と台数は1月より伸ばしたものの、前年比は92.5%とやや勢いがない。今後に期待……といったところだ。

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※記事の内容は2022年3月時点の情報で制作しています。

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