萩原文博
寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

「トヨタカローラ&カローラツーリング」12代目は日本のカローラから世界のカローラに

「トヨタカローラ&カローラツーリング」12代目は日本のカローラから世界のカローラに

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国民車からグローバル戦略車へ飛躍

1966年に「国民車」を目指して登場したトヨタカローラは、1974年に車名別世界生産台数第1位となり1997年には累計販売台数で世界記録を樹立、現在も世界150以上の国や地域で販売されるトヨタの中心的なモデルとしてロングセラーを続けています。そのカローラが2019年9月にフルモデルチェンジを行い12代目となる新型モデルが登場しました。

日本国内で販売されていた先代モデルは4ドアセダンがカローラアクシオ、ステーションワゴンがカローラフィールダーと呼ばれていましたが、新型はセダンが「カローラ」、ステーションワゴンは「カローラツーリング」として生まれ変わっています。

ついに3ナンバーサイズ化、従来モデルも併売

ついに3ナンバーサイズ化、従来モデルも併売

カローラ

生まれ変わったという言葉を使ったのは理由があります。従来型のカローラアクシオ/フィールダーは全幅1700mm以下の5ナンバーサイズボディだったのですが、新型カローラはその殻を打ち破り、全幅1745mmの3ナンバーサイズへと進化しています。新型カローラ/カローラツーリングはボディの骨格にあたるプラットフォームに海外で販売されるカローラモデルと共通のグローバルプラットフォームを採用しているため3ナンバーサイズとなったのです。

それゆえにヴィッツベースのプラットフォームを流用していた先代に比べて、サイズは大幅に大きくなりました。しかし、日本の道路環境での取り回しなどを考慮し、専用設計のボディを採用しています。とはいえ5ナンバーサイズである従来型のカローラアクシオ、カローラフィールダーも設定グレードや装備の見直しを行い、継続販売されることになっています)。

カローラスポーツと同じ顔つき

カローラスポーツと同じ顔つき

新型カローラ/カローラツーリング

新型カローラ/カローラツーリングはトヨタのクルマ構造改革である「TNGAプラットフォーム」を採用した、低重心なシルエットが特徴です。前後のホイールアーチが張り出しワイドなスタンスを強調しています。フロントには大型台形のロアグリルフレームとメッシュグリルを配し、力強くスポーティなデザインに仕上がっています。

品質感の改善が著しい

品質感の改善が著しい

インテリアは、インストルメントパネルを薄型・ワイド化することで開放感を演出しています。さらに部品の合わせや形状、質感の統一など感性品質の向上や、運転席前方のAピラーを細くすることによる視界確保など細かな配慮もなされています。

視界確保など細かな配慮もなされています

リアシートは一部グレードにトランクスルーが可能な6:4分割可倒式シートを採用

4ドアセダンのカローラのリアシートは一部グレードにトランクスルーが可能な6:4分割可倒式シートを採用。

リバーシブルデッキボード

デッキボードの裏面を樹脂製とすることで、タフユースに対応しています

一方のカローラツーリングはリバーシブルデッキボードを設定し、荷室床面の高さを2段階に調整可能です。また、デッキボードの裏面を樹脂製とすることで、タフユースに対応しています。

ガソリン、ハイブリッド、そして1.2Lターボも

新型カローラ/カローラツーリングに用意されているパワートレインは3種類。1.8L直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステム、1.2L直列4気筒ターボエンジン、そして1.8L直列4気筒ガソリンエンジンです。

トランスミッションはCVTが中心ですが1.2Lターボエンジンには6速MTのみが組み合わされます。駆動方式は2WD(FF)以外にハイブリッド車にのみ4WDを用意。燃費性能はより実走行に近いWLTCモードで14.6〜29.0km/Lという優れた燃費性能を発揮します。

最新のトヨタセーフティセンスで安全性能も一気に先頭集団入り

最新のトヨタセーフティセンスで安全性能も一気に先頭集団入り

安全装備は最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備しています。自転車や夜間の歩行者検知が可能な衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュセーフティ」、ヘッドライトのハイ・ローを自動的に切り替える「オートマチックハイビーム」、シフト操作を間違えたときに急発進や後退を抑制する「ドライブスタートコントロール」、見逃した標識をディスプレイに表示する「ロードサインアシスタント」、高速道路のクルージングをサポートする「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付*)」や「レーントレーシングアシスト*」、などが用意されています(一部のグレードは*の機能なし)。

そのほかにも駐車時に障害物を検知し誤発進を抑制する「インテリジェントクリアランスソナー」や、車線変更時にクルマの接近を知らせる「ブラインドスポットモニター」、後方から接近してくる車両を検知する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」などを設定しています。

「つながるクルマ」はカローラにも

「つながるクルマ」はカローラにも

新型カローラ/カローラツーリングは国内トヨタブランドとして、初めてディスプレイオーディオを全車に標準装備。スマートフォンとの連携が可能となり、コネクティッド機能が強化されました。また、DCMを標準装備し、T-コネクトサービスを利用すれば、万が一の事故の際に病院などに連絡してくれるヘルプネットなどを利用可能となります。

内容相応に上がった価格

ボディサイズは大きくなったものの最小回転半径は5mと取り回しの良さをキープした新型カローラ/カローラツーリングの車両本体価格はカローラが193万6000円〜294万8000円。カローラツーリングは201万3000円〜299万7500円と車格が上がった分、価格も上昇しています。しかし、TNGAに基づいたプラットフォームなどを採用し、進化したカローラはこれまで以上の質の高い走りやデザイン、そして機能でオーナーに満足感を与えてくれるでしょう。

※2019年11月の情報で制作しています。

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