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「ホンダ N-VAN」働く軽自動車のベストセラー候補が登場

「ホンダ N-VAN」働く軽自動車のベストセラー候補が登場
「ホンダ N-VAN」働く軽自動車のベストセラー候補が登場

2018年7月、ホンダの軽商用車のアクティとバモスがベストセラーのホンダN-BOXをベースとしたN-VANに生まれ変わった。N-BOXの広大な室内空間に加えて助手席までフルフラットになる荷室や助手席側センターピラーレスなど、商用ニーズに応えた装備が追加されている。パーソナルユースも視野に入れたグレード「+スタイル」も注目だ。

ベースになったのはベストセラー・N-BOX

ベースになったのはベストセラー・N-BOX

ホンダのベストセラーN-BOXをベースにした商用車バージョンのN-VANが2018年7月12日に発表され、13日から発売されます。2017年8月にフルモデルチェンジを行い2代目となった現行型N-BOXは、シリーズ全体(N-BOX、N-BOX+、N-BOSスラッシュ)で、2017年度の新車販売台数では軽自動車だけでなく登録車を含んでもNo.1に輝くほどの大ヒットモデルとなっています。 多くの人に支持されているN-BOX。これをベースとした4ナンバーの軽商用車がN-VANです。

ついにミッドシップからFFに

ついにミッドシップからFFに

N-VAN室内

N-VANはバモスやアクティバンの後継車にあたる、いわゆる“軽バン”です。様々な仕事のシーンでの使いやすさや優れた走行性能、安全性を追求し、「軽バン新基準」を目指して開発されました。

従来型のバモスやアクティバンはリアシート下にエンジンを搭載し後輪を駆動する珍しいミッドシップ(MR)方式を採用していましたが、N-BOXをベースにしたN-VANは運転席の前方にエンジンを搭載し前輪を駆動する一般的なFF方式を採用しています。N-BOXの広い室内空間と安定感の高い走りを両立したプラットフォーム(クルマの骨格部分)を最大限に活用でき、軽バンに求められる広い積載スペースと積載作業の効率化を実現したとホンダは主張しています。

N-BOXにはない気になる機能

リアシートに加えて助手席にもダイブダウン機構を採用

センタータンクレイアウトの採用により荷室の低床化も達成

N-BOX以上に軽バンには広い積載スペースを求められますが、N-VANはリアシートに加えて助手席にもダイブダウン機構を採用。助手席は座面ごと収納可能で、テールゲートからリアシートそして助手席までの広大でフラットな空間を確保しています。

シートの座り心地は運転席以外はやや犠牲になっていますが、この収納力の高さは魅力です。さらに燃料タンクを前席下に収めるセンタータンクレイアウトの採用により荷室の低床化も達成。最大積載量350kg、ビールケース40個が積載可能な荷室空間を確保しました。

助手席側のセンターピラーレス仕様を採用

もう一つ、N-VANは積載作業の効率向上のために、軽バンとしては初(乗用タイプではダイハツタントが採用済み)となる助手席側のセンターピラーレス仕様を採用しています。これによって1580mmという大開口幅を実現。様々シーンに合わせてテールゲートと使い分けることで、荷室の積載作業を効率良くスムーズに行えるようになっています。

荷室の左右壁面とテールゲートの内側に合計28個のユーティリティナットを装備

他にも広いラゲージスペースには使いやすくアレンジできる工夫がたくさん用意されています。荷室の左右壁面とテールゲートの内側に合計28個のユーティリティナットを装備。キャップを外すとM6サイズのネジ穴として使用でき、パイプや棚、金具などを取り付けて、空間を自由にアレンジできます。

助手席の足元と後方に2個ずつ、荷室フロアに4個、合計8個のフックも装備

また助手席の足元と後方に2個ずつ、荷室フロアに4個、合計8個のフックも装備。タイダウンベルトや紐などをかけて、大きな荷物や自転車などを固定できます。

6速マニュアルの用意も

6速マニュアルの用意も

N-VANには2種類のエンジン、トランスミッション、駆動方式が用意されています。エンジンはN-BOXのものを商用車用にチューンしなおされた最高出力53psを発生する直列3気筒DOHCと最高出力64psを発生する直列3気筒DOHCターボの2種類。組み合わされるトランスミッションは直列3気筒DOHCエンジンにCVTと軽バン初となる6速MTを設定。ターボエンジンはCVTのみとなっています。そして駆動方式は全グレードでFFと4WDが用意されます。JC08モード燃費は直3DOHC車が17.6〜23.8km/L。ターボ車が21.2〜23.6km/Lとなっています。

安全装備もホンダセンシングを全車標準化

安全装備は全モデルに単眼カメラとミリ波レーダーという2つのデバイスを採用した運転支援システム、ホンダセンシングを全車に標準装備(一部レス仕様も選べます)しています。車両や歩行者を検知し衝突の危険がある場合、警告や回避操作を行う衝突軽減ブレーキ(CMBS)をはじめ、走行中に車線が外れそうな場合にクルマを車線内に戻すようにハンドルを操作する路外逸脱抑制機能、そして走行中に道路標識を認識してマルチインフォメーションディスプレイに表示し、安全運転を支援する標識認識機能など、CVT車は10種類、6速MT車は6種類の機能が設定されています。

遊びも視野に入れた「+スタイル」は注目のグレード

遊びも視野に入れた「+スタイル」は注目のグレード

N-VANのグレード構成はハイルーフボディでシンプルな「Gホンダセンシング」、快適装備が充実した「Lホンダセンシング」に加えて、パーソナルユースを視野に入れ、使う人のこだわりに答える個性とカラーリングを取り入れた「+スタイル」があります。 +スタイルには丸目のヘッドライトを採用しフレンドリーなハイルーフ仕様の「+スタイルファン」と、ロールーフを採用しスタイリッシュに仕上げた「+スタイルクール」の2種類を用意。

プレミアムイエローII

ボディカラーは+スタイルファンが専用色のプレミアムイエローIIをはじめ、ガーデングリーン・メタリックなど全7色。

プレミアムベルベットパープル・パール

一方の+スタイルクールは専用色のプレミアムベルベットパープル・パールをはじめ、全7色と個性的なボディカラーが用意されています。ちなみにGとLはタフタホワイトII、ルナシルバー・メタリックの2色のみです。

ホンダN-VAN価格表(2018年7月現在)

グレード駆動方式トランスミッションJC08モード燃費(km/L)車両本体価格
G・ホンダセンシングFFCVT23.8126万7920円
6MT18.6
4WDCVT21.2137万7000円
6MT17.6
L・ホンダセンシングFFCVT23.8134万1360円
6MT18.6
4WDCVT21.2145万440円
6MT17.6
+スタイルファン・ホンダセンシングFFCVT23.8156万600円
6MT18.6
4WDCVT21.2169万1280円
6MT17.6
+スタイルファン・ターボ ホンダセンシングFFCVT23.6166万8600円
4WD21.2179万9280円
+スタイルクール・ホンダセンシングFFCVT23.8156万600円
6MT18.6
4WDCVT21.2169万1280円
6MT17.6
+スタイルクール・ターボ ホンダセンシングFFCVT23.6166万8600円
4WD21.2179万9280円

 

たんなるN-BOXの軽バン仕様ではない

たんなるN-BOXの軽バン仕様ではない

約20年振りにモデルチェンジを行い、エンジンの搭載位置や利便性が大幅に改良されたN-VAN。N-BOX譲りの広い室内はビジネスシーンだけでなく、レジャーでも大活躍するのは間違いありません。また、CVT車には軽自動車の中で唯一高速道路などの走行時に先行車追従走行が可能なACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を装備し、軽自動車でトップクラスの安全性能を実現しているのが特徴です。仕事だけでなく、遊びにも使えるN-VAN はまさに軽バンの革命児を言えるモデルです。

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※記事の内容は2018年7月時点の情報で執筆しています。

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