ページトップへ戻る
キーワードから記事を探す
車種から記事を探す
ライターから記事を探す
寄稿記事
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

「トヨタプリウス」マイナーチェンジで外観を大幅変更

「トヨタプリウス」マイナーチェンジで外観を大幅変更
「トヨタプリウス」マイナーチェンジで外観を大幅変更

ハイブリッドを、というより日本を代表するクルマ、トヨタプリウスが2018年12月17日、初のマイナーチェンジを受けた。賛否の多かった外観は大幅に手直しされ、内装や安全装備などのアップデートも行なわれている。今年上半期登録車の販売台数で首位から転落していたプリウスだが、これで王座奪還となるのであろうか。

首位から転落したベストセラー、3つの挽回策

首位から転落したベストセラー、3つの挽回策

エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車のパイオニアと言えば、トヨタプリウスです。4代目となる現行型プリウスは2015年12月に登場しました。

2016年〜2017年において年間の新車販売台数は第1位を死守しましたが、2018年の1〜6月の上半期は日産ノート、トヨタアクアに抜かれて、第3位に甘んじています。今回落ち込んでいるプリウスのセールスを挽回するために、2018年12月17日にマイナーチェンジが行われました。

今回のプリウスのマイナーチェンジのポイントは、内外装の変更、専用通信機DCMを全車に標準装備しコネクテッドカーへの進化、そして安全装備のさらなる充実という3点となっています。

まずは、先進的で洗練された内外装デザインです。現行型プリウスの従来モデルは歌舞伎顔と呼ばれる個性的なフロントマスク、そしてLEDを採用した縦型のリアコンビネーションランプが特徴でした。ただ評判はあまり良くなく今回大幅に変更されました。

プリウスの特著である先進的なイメージは継承しつつ、親しみやすく、より知的で洗練された内外装デザインをトヨタは目指したようです。

やっぱり見た目がね、という声に応えました

やっぱり見た目がね、という声に応えました

外観

外観ではグリルやバンパー、ヘッドランプなどのデザインを変更し、踏ん張り感のあるシルエットを実現しています。

ホイール

装着される17インチアルミホイールは、樹脂加飾部にチタン調の塗装を採用。また15インチアルミホイールはツインスポーク形状を採用し、奥行き間のあるスタイリッシュなデザインとなっています。

エモーショナルレッドII

ボディカラーには鮮やかなブルーメタリックとエモーショナルレッドIIを追加し、全9色を用意。さらにツーリングセレクションにはボディカラーとブラックの幾何学調ルーフフィルムをあしらったカラーリングを用意し、スポーティかつプレミアムな印象を高めています。

スマホの大型化にも対応

スマホの大型化にも対応

インテリア

インテリアは、インストルメントパネルやフロントコンソールトレイなど、従来はホワイトだった部分にブラック加飾を採用。上質感のある落ち着いたデザインとなっています。

おくだけ充電(ワイヤレス充電)

さらにフロントコンソールトレイ内に設置された“おくだけ充電(ワイヤレス充電)”はスマートフォンの大型化に合わせて、スペースを拡大。さらに、一部グレードに装着されるシートには背もたれ面と座面からシート表皮の熱気やエアコンの冷風を吸い込むことで、冷涼感をもたらす吸い込み方式のシートベンチレーションをフロントシートに採用し、快適性を高めています。

3年間無料で使えるコネクテッドサービス

3年間無料で使えるコネクテッドサービス

続いては、コネクテッドサービスの拡充です。プリウスユーザーすべてにコネクテッドサービスを体感できるように、専用通信機DCMを全車に標準装備し、T-Connectサービスを3年無料で使用することができます。T-Connectサービスのメインは専任オペレーターに24時間365日、口頭で目的地設定や情報検索を依頼できるオペレーターサービスです。

さらにトヨタスマートセンターで収集するリアルタイムな交通情報や地図データなどをもとに、より最適なルートを探索し、ナビゲーション車載機に配信するハイブリッドナビ機能などがあり、カーライフを快適にするサービスが提供されます。

また、スマートフォンアプリLINEにマイカーを“友達”として追加設定することにより、ナビゲーションの目的地登録や航続可能距離の確認などができるLINE マイカーアカウントも設定しています。

先進安全装備を全車標準化、新機能も

先進安全装備を全車標準化、新機能も

そして、最後は安全機能の強化です。

プリウスは今回のマイナーチェンジで前方の車両だけでなく、昼間の歩行者も検知対象となるプリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)をはじめ、車線を逸脱しそうな時にステアリング操作をアシストするレーンディパーチャーアラート、そして全車速に応じて追従走行を行うレーダークルーズコントロール、夜間の見やすさをサポートするオートマチックハイビームという4つの機能がセットになった衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」が全車に標準装備となりました。

さらに駐車場などから後退する際に左右後方から接近してくる車両を検知して、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーによって注意喚起を行う「リアクロストラフィックアラート」をオプション設定するなど、さらに充実した安全装備となっています。

新型プリウス

新型プリウスのJC08モード燃費は34.0〜39.0km/Lと従来モデルより下がっていますが、これは安全装備を充実させたことや、より実走行に近い数値をカタログ数値として掲載しているのです。大幅に外観デザインが変更されたプリウスの新車価格は251万8560円〜347万8680円となっています。

トヨタプリウス価格表(2018年12月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
EFF39251万8560円
SFF37.2256万5000円
4WD34275万9400円
SツーリングセレクションFF37.2273万2400円
4WD34292万6800円
AFF37.2284万2560円
4WD34303万6960円
AツーリングセレクションFF37.2300万6720円
4WD34320万1120円
AプレミアムFF37.2317万5200円
4WD34336万9600円
Aプレミアム
ツーリングセレクション
FF37.2328万4280円
4WD34347万8680円

 

LINEで受け取る

※記事の内容は2018年12月時点の情報で執筆しています。

日頃の感謝を込めて人気の3車種(ミライース、NBOX、タント)を値下げしました
トヨタプリウスの新車カーリース情報
関連するカーリース情報
その他のトヨタプリウスの記事
関連記事
カーリースお役立ち記事
車種から記事を探す
人気記事ランキング
注目のキーワード
閉じる

お得なクルマ情報が届く_リース&カルモの最新情報も!_LINEで受け取る