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宇野 智うのさとる

【隅々まで見せます】新型スズキ ワゴンR スマイル 公道試乗!驚きの乗り心地とシート!

【隅々まで見せます】新型スズキ ワゴンR スマイル 公道試乗!驚きの乗り心地とシート!
【隅々まで見せます】新型スズキ ワゴンR スマイル 公道試乗!驚きの乗り心地とシート!

2021年8月27日にデビューしたスズキの新型スライドドア・トールワゴン「ワゴンR スマイル」の公道試乗会に参加してきました。

前回のレポート、発表事前取材会は、ナンバーが付いていない車で置き撮りだったため、走りや乗り心地、室内空間などの細かいところがお伝えできませんでした。

今回は、軽トールワゴンでスライドドアという特徴に着目して、次の4つにポイントを中心にレポートします!

  1. 走り・乗り心地
  2. ドア開閉・室内前後の広さ
  3. シートアレンジ
  4. 装備・収納

ワゴンRスマイル

「ワゴンR スマイル」とは?

「ワゴンR スマイル」は、スズキが生産販売するトールワゴンタイプの軽自動車。「ワゴンR」が車名に含まれていますが、スズキは全くの新型車として発表、発売しています。なお、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が公表する新車販売台数では「ワゴンR」として集計されるようです。

「ワゴンR」は、後席ヒンジドア車ですが「ワゴンR スマイル」は後席スライドドア車。スズキのスーパーハイトワゴン「スペーシア」と「ワゴンR」「ワゴンR スマイル」のプラットフォーム、パワートレインといった基本構造は共有されていますが、エンジンは「スペーシア」にR06A型、「ワゴンR スマイル」「ワゴンR」は、その改良型の「R06D型」が搭載されるなどの違いがあります。

「ワゴンR スマイル」が企画開発された背景に、「スペーシア」では車高が高いと感じたユーザーや、「ワゴンR」の車高の高さでスライドドアが欲しい、といった声がたくさんあったそうです。「ワゴンR スマイル」の車高は、「ワゴンR」より少し高く、「スペーシア」より低くなっています。

1. 走り・乗り心地

↓動画「走りと乗り心地」のチャプターからご覧いただけます。

ワゴンR スマイルは、標準ワゴンRと同じプラットフォーム、足回りの基本構造を共有していますが、ワゴンR スマイルは構造用接着剤などを使用しボディ剛性が向上しています。また、ワゴンR スマイルのリアサスペンションには、ウレタン製バンプストッパを採用。さらに、ショックアブソーバーの減衰力特性チューニングを、ワゴンR スマイル専用に施しています(2WD車)。これらによって、乗り心地と静粛性がワゴンRより向上、より上質なトールワゴンになりました。

スマイルのボディは、ワゴンR、スペーシアから進化。乗り心地も良くなっています。

試乗では、ごく短い距離でしたが、未舗装で凹凸の大きい路面を走行しました。このとき、サスペンションがよく動き、揺れも抑えられていました。また、オンロードでもしっかりとした安定感のある良好な乗り心地でした。

シートも乗り心地の良さに大きく貢献していました。軽自動車には珍しい、ざっくりとした手触りのファブリックシートで、座面が広く座り心地は良好。

足回りとシートの良さは、ワゴンR スマイルの大きな魅力でしょう。

2. ドア開閉・室内前後の広さ

ワゴンR スマイルの室内空間の広さは問題なし!ワゴンRより、室内空間は広くなっています。下手なセダンより室内前後の広さは余裕がありますね。

フロントドアの開閉音は、安っぽさを感じることはありませんでした。

ワゴンR スマイルの全高は、1,695mm。ヒンジドアのトールワゴン「ワゴンR」と、スライドドアのスーパーハイトワゴン「スペーシア」の中間の車高となります。これは、ワゴンR スマイルの開発担当が、意図的にちょうどいい高さを考えた結果だそうです。

3. シートアレンジ

ワゴンR スマイルのシートアレンジは多彩。特に使い勝手が良さそうと思ったのは、助手席のシートバックを前に倒して、長尺物の積載も可能としたところ。

フロントシートは、ワゴンRよりシート位置を高くレイアウトしているため、シート下のちょっとした空間も有効活用できます。

4. 装備・収納

スズキの先進安全技術も、どんどん進化していますね。「360°全方位モニター」は、高精細な画面とあいまって、見やすさ抜群!これはメーカーオプションですが、欲しいアイテム。筆者は仕事柄、運転が得意なほうになりますが、車の周囲360°を映すモニターが付いていないクルマには、もう乗りたくないくらいのマストアイテムとなっています。

ワゴンR スマイルの収納は全16か所(カタログでは、16の装備と収納として紹介されています。カタログ上の収納は15個。筆者は、大きいドアハンドルも収納の1つとして使えると思ったため、動画では16個でお伝えしています)。

さすが、軽自動車のパイオニア、スズキさん。収納をどこにどうレイアウトするといいのか、ツボがよくわかっていますね。

総合評価

◯ 良かったところ
△ 改善してほしいところだが、乗るうちに慣れてしまう範囲ないしは、車に詳しくない方には気にならないレベル
✕ メーカーに改善をお願いしたいレベルのウィークポイント

乗り心地の良さと、シートのできの良さ。マイルドハイブリッドで燃費と走りはじめの加速が良い。全体的に上質なつくりも◎。カラーラインナップの多さも◎
マイルドハイブリッドのモーター制御が、とあるところで若干ギクシャクする感あり。高回転域で、エンジン音についてこない加速感。
ショートドライブでは特に感じず。

 

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「ワゴンR スマイル」は、こんな方に乗って欲しい!

試乗後に懇談いただいた、スズキの商品企画担当の話では「パーソナルユースを前提に企画した」とのことでした。また、特定の年齢層、ジェンダー、家族構成などをターゲットに開発していない旨もおっしゃっていました。

「1、2人で乗ることが多いけれど、3、4人乗車がないわけでもない。買い物や遊び、趣味などで荷物を積むことも多い」
「軽スーパーハイトワゴンは、ちょっと背が高すぎ。かといってトールワゴンではスライドドアがなくて不便」

具体的に表現するとすれば、こんなふうに思っている方がターゲットとなるでしょう。

あともちろん、ワゴンR スマイルのデザインを見て、ビビッとときた方、その感性だけで選んでも問題ないのでは。筆者はそんなふうに感じています。

ワゴンR スマイルを選ぶ方のカーライフは、ロングドライブが多そうな気がします。次に機会があれば、長距離を走ってレポートしてみたいですね。

スズキ ワゴンR スマイル 公式HP

画像ギャラリー

試乗車:スズキ ワゴンR スマイル HYBRID X 2WD
ボディカラー:インディゴブルーメタリック2 ✕ ホワイト2トーンルーフ

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