寄稿記事
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

「スバルWRX S4」大幅に進化した「伝統芸」のスポーツセダン

「スバルWRX S4」大幅に進化した「伝統芸」のスポーツセダン

1990年~2000年代初頭まで、WRC(世界ラリー選手権)で輝かしい栄光を残したスバルインプレッサWRXをルーツとするスポーツセダンがスバルWRXです。インプレッサファミリーから外れて単独車種となった初代WRXは2014年に登場。6速MT車のみのWRX STIとCVT車のWRX S4の2モデルを用意していました。2021年11月25日に初のフルモデルチェンジを行い、2代目となるWRX S4が登場しました。新型WRX S4は、動力性能や操縦安定性、静粛性や乗り心地などのあらゆる性能を磨き上げ、卓越した走行性能と4ドアセダンの実用性を兼ね備えた、スバルのAWDパフォーマンスの伝統を継承するモデルです。

新世代シャシー「SGP」を大幅に強化

新世代シャシー「SGP」を大幅に強化

新型WRX S4のボディ骨格は、現行型インプレッサから採用されたSGP(スバルグローバルプラットフォーム)にフルインナーフレーム構造を追加し、構造用接着剤の採用範囲も拡大。これにより、総合安全性能のレベルを引き上げるとともに、ドライバーの意思に忠実なハンドリングや、快適な乗り心地を提供しています。

WRXらしいアグレッシブな走りを予感させる外観

WRXらしいアグレッシブな走りを予感させる外観1

外観デザインは、スバル車共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”をさらに進化させた“BOLDER”をWRX S4のキャラクターに適応。“アグレッシブ”というデザインコンセプトのもと、今にも走り出しそうな前傾軸、ヘキサゴングリルから始まる塊感、内側から外側に張り出したフェンダーにより、「一目で走りへの期待を駆り立て、あらゆるシーンでパフォーマンスを感じられる」デザインを実現しています。

WRXらしいアグレッシブな走りを予感させる外観2

特徴的なのは、サイドビューとリアビューです。今にも走り出しそうな勢いのあるキャラクターラインや、スポーツサイドガーニッシュを取り入れたサイドビューは、WRXのもつアグレッシブな走りを想起させます。一方、リアセクションは絞り込んだキャビンと張り出したワイドなフェンダーの対比で、スポーツカーらしいワイド&ローのフォルムを強調。さらにレーシングカーを彷彿とさせる力強い形状のリアバンパーによって高いポテンシャルを主張しています。

現代的な大型センターディスプレイと液晶メーター

現代的な大型センターディスプレイと液晶メーター1

インテリアでは、アイサイトXを搭載したEXグレードに11.6インチセンターインフォメーションディスプレイと12.3インチフル液晶メーターを採用。タッチパネル式を採用したセンターディスプレイにエンターテインメント機能、車両情報、エアコンや各種設定操作などを集約しています。12.3インチフル液晶メーターには、運転操作に必要な情報やアイサイトXの車両情報を、大きく、グラフィカルに表示。運転中も最小限の視線移動で、瞬時に必要な情報を認識することが可能です。スポーティーモデルらしく、ブースト計の表示機能も設定されました。

現代的な大型センターディスプレイと液晶メーター2

現代的な大型センターディスプレイと液晶メーター2

オプションとして、レカロ社とのコラボレーションにより、人間工学を徹底追求したフロントシートを設定。シート表皮には肌触りが心地良いウルトラスエードを採用。より優れたホールド性と安全性、快適性を高次元でバランスして、ドライバーのスポーツマインドを刺激します。

2.4Lに拡大された新エンジンは切れ間のない加速感を実現

2.4Lに拡大された新エンジンは切れ間のない加速感を実現

新型WRX S4は、先代より0.4L排気量が拡大したFA24型2.4L水平対向4気筒直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載。最高出力275ps、最大トルク375Nmと先代の2Lエンジンより数値は低くなっていますが、低速域から太いトルクをリニアに立ち上がらせることで力強い加速をもたらし、高回転域ではトルクの落ち込みを抑えることで伸びやかに出力が上昇する、切れ間のない加速感を実現しました。

新開発のトランスミッション、ドライブモードセレクトも採用

新開発のトランスミッション、ドライブモードセレクトも採用

この2.4Lエンジンに組み合わされるトランスミッションは、新開発のスバルパフォーマンストランスミッション。従来のスポーツリニアトロニックからレシオカバレッジを拡大し加速性能を高めるとともに、振動と騒音の低減により動的質感を向上させています。新開発の変速制御の採用によって、滑らかな加速と、リニアなレスポンスも実現。操る愉しさを味わうことができる8速マニュアルモード付きです。

STI Sport RとSTI Sport R EXには、ドライブモードセレクトという電子デバイスを搭載。スイッチを切り替えるとAWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリング、アイサイトの追従加速度、エアコンに至るまで、さまざまなデバイスを緻密に制御し、スポーツカーのような走りから高級車のような乗り心地重視の走りへと切り替えることができます。

全車「新世代アイサイト」搭載、もちろん「アイサイトX」の用意も

全車「新世代アイサイト」搭載、もちろん「アイサイトX」の用意も

安全装備では360度センシングを実現し安全性を向上させた「新世代アイサイト」を全車標準装備しています。新世代アイサイトは大幅に広角化した新型ステレオカメラおよび画像認識ソフト、制御ソフトの性能向上により、ブレーキアシスト性能をさらに進化させ、衝突回避をサポートする領域を拡大。さらに新機能を追加して、より幅広いシチュエーションで運転支援を実現しています。

そしてEXグレードには高精度マップを活用した高度運転支援システム「アイサイトX」を搭載。自動車専用道路での運転支援領域をこれまで以上に幅広く拡大し、ドライバーの負担を軽減しつつ、安心・快適なドライブを楽しむことができます。さらにコネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」も搭載。GPS、車載通信機などによって、24時間365日、交通事故やトラブルが発生した際にコールセンターがサポートしてくれます。

スポーツセダンの火は消えず!

スポーツセダンの火は消えず!

走行性能に加えて、安全性能、そしてコネクティッドサービスも大幅に進化した新型スバルWRX S4。ハイパワーエンジンに4WDシステムを組み合わせた「伝統芸」のスポーツセダンは、低迷するセダン人気に一石を投じるモデルになりそうです。車両本体価格は400万4,000円~477万4,000円です。

■WRX価格表

グレード駆動方式WLTCモード燃費(km/L)車両本体価格
GT-H4WD10.8400万4000円
GT-H EX438万9000円
STI Sport R438万9000円
STI Sport R EX477万4000円

 

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※記事の内容は2021年11月時点の情報で制作しています。

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