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「スズキソリオ」モデルチェンジのかいあり!ライバルを上回る高い実力(萩原文博レポート)

「スズキソリオ」モデルチェンジのかいあり!ライバルを上回る高い実力(萩原文博レポート)
「スズキソリオ」モデルチェンジのかいあり!ライバルを上回る高い実力(萩原文博レポート)

軽自動車で人気を集めるスーパーハイトワゴンのコンパクトカー版がスズキソリオ。トヨタルーミー&ダイハツトールなど後発のライバルたちと合わせて急速に市場での存在感が増しています。そのソリオがフルモデルチェンジで3代目へと進化、さっそく萩原文博さんの試乗レポートをお届けしましょう。

 

スズキ車で12位は大健闘ではないか?

スズキ車で12位は大健闘ではないか?1

軽自動車で新車販売台数上位を占めているのが、軽自動車枠いっぱいのボディに広い室内空間と利便性の高い両側リアスライドドアを採用したスーパーハイトワゴンです。このスーパーハイトワゴンを5人乗りの小型車に発展させたのがスズキソリオ。2010年に登場した2代目モデルで市場を開拓し、拡大してきました。

スズキ車で12位は大健闘ではないか?2

その市場の大きさに気がつき投入されたのがトヨタルーミーです。2021年1月の新車登録台数では、ルーミーが1万939台で第2位、ソリオが5446台で第12位となっています。ルーミーに倍近い差をつけられているとはいえ、スズキの販売力を考慮するとこれは大健闘と言える台数ではないでしょうか。今回は2020年11月にフルモデルチェンジを行い現行型へとスイッチしたスズキソリオに試乗しましたので、インプレッションを紹介しましょう。

荷室の拡大以外にもうれしい使い勝手への配慮

荷室の拡大以外にもうれしい使い勝手への配慮1

今回試乗したモデルは車両本体価格202万2900円の最上級グレード、ハイブリッドMZです。外観ではLEDヘッドライト&フォグランプや15インチアルミホイールを標準装備。

荷室の拡大以外にもうれしい使い勝手への配慮2

内装では室内の空気を循環させ後席の快適性を向上させるスリムサーキュレーターや後席の日差しをさえぎるロールサンシェード、そして両側パワースライドドアなどを標準装備。安全装備ではカラーヘッドアップディスプレイや全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールを標準装備しています。

荷室の拡大以外にもうれしい使い勝手への配慮3

先代に比べて荷室空間が拡大したボディは骨格から一新。さらに、スライドドアを採用したリアドアはステップ高365mmと低く設定され、フラットな床面と乗降用グリップが両側に設置され、小さなお子さんから高齢の方まで非常に乗り降りしやすくなっているのが特徴です。

荷室の拡大以外にもうれしい使い勝手への配慮4

荷室の拡大以外にもうれしい使い勝手への配慮5

拡大したラゲッジスペースは後席にリクライニング&スライドのレバーが設置されていて、簡単にシートアレンジできるのもポイントです。

すばらしい静粛性と好燃費

すばらしい静粛性と好燃費1

今回試乗したソリオに搭載されているパワートレインは、最高出力91ps、最大トルク118Nmを発生する1.2L直列4気筒エンジンにISGと呼ばれるモーター機能付き発電機とリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムです。

すばらしい静粛性と好燃費2

発進時や追い越しを行うときにエンジンの出力に加えて、モーターがアシストしてくれるので非常にスムーズで静粛性の高さが際立ちます。しかもブレーキを使用したときなどは回生システムが作用し、エネルギーを電池に溜めてくれるので、燃費性能は実走行に近いWLTCモードで19.6km/Lという高い実力を発揮します。

後席でも感じる、無駄な動きを抑えたスッキリとした乗り心地

後席でも感じる、無駄な動きを抑えたスッキリとした乗り心地1

全高1745mmという背の高さを活かした広い室内空間を実現した一方で、車両の重心が高くなってしまうコンパクトハイトワゴンゆえのデメリットがあります。それは、コーナーなどの左右の傾きの大きさや荒れた路面を通ったときなどの揺れが大きくなるということです。

後席でも感じる、無駄な動きを抑えたスッキリとした乗り心地2

しかし現行型ソリオはこのようなデメリットを抑えるために、ボディに構造用接着材の採用やリアサスペンションの最適化を行っています。その結果、ソリオはフロントシートだけでなく、リアシートでも無駄な動きを抑えたスッキリとした乗り心地を獲得しています。これだけ無駄な揺れを抑えていれば、後席に乗ることが多いお子さんやペットなども快適に移動できるでしょう。

充実した安全装備、ルーミーより高い実力

充実した安全装備、ルーミーより高い実力1

充実した安全装備、ルーミーより高い実力2

最後に気になる運転支援システムなどの安全装備ですが、前方だけでなく後退時にも誤発進抑制機能を採用しているほか、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールを搭載するなど、非常に充実しており、ライバル車であるトヨタルーミー以上の実力を持っています。

充実した安全装備、ルーミーより高い実力3

これまでのところ販売台数ではライバルのルーミーに差をつけられていますが、走りの質感や安全装備の充実度などは世代交代をしたソリオのほうが高い実力があると言えます。

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※記事の内容は2021年3月時点の情報で制作しています。

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