キャンプや車中泊、日本縦断の旅などで気軽に使える軽キャンピングカー。軽キャンライフを存分に楽しむには、目的や用途に合った内装かどうかが大きなポイントになります。とはいえ、内装にはどのようなパターンがあり、レイアウトや設備はどのように選んだらいいのかがわからないと、快適性や利便性が下がる可能性もあります。
そこで、人気車種の内装のご紹介をはじめ、ベース車両や利用人数による内装の違い、選び方のポイントなどについて解説します。また、内装やレイアウトも自在に操れる、今話題の軽キャンピングカーについても見ていきましょう。
- 軽キャンピングカーの内装はベース車両や利用人数によって異なる
- 軽キャンピングカーの内装と併せて断熱・遮熱性能や普段使いできるかも要チェック
- 最新装備と機能性の高さで、居心地満点の内装を実現させた軽キャンが今話題
軽キャンピングカーの内装にはどのようなタイプがある?
軽キャンピングカーの内装にはいろいろなパターンがあるので、どのように選んでいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。理想の軽キャンを手に入れるためには、まずは内装の基本を理解したいところです。
ここでは、ベース車両や定員によって内装やレイアウトはどのように変わるのかをご紹介します。
ベース車両による内装の違い
軽キャンピングカーはベース車両の違いによって「軽バンコン」と「軽キャブコン」の2タイプに分けられます。ベース車両で内装はどのように変わってくるのか、それぞれの特徴を見てみましょう。
軽バンコン
軽自動車のバンやワゴンをベース車両として、車内にキャンプ用の装備を架装しているのが軽バンコンです。そのため、外観は普通の軽自動車と大きく変わらず、普段使いもしやすいタイプといえます。
軽バンコンは1~2人で使うのに適した広さで、シートからベッドへの展開も比較的簡単に行うことが可能です。収納家具や簡単なギャレー(キッチン)などを装備したモデルもあります。
軽キャブコン
軽トラックをベース車両にして、アルミ製やFRP製のシェルと呼ばれる居住部分を載せたのが軽キャブコンです。軽バンコンよりも室内が広く、設計の自由度も高いので、ベッドスペースを広く取ることができ、収納やギャレーなどの設備もより充実させやすいといえます。
ポップアップルーフを装備したモデルも多く、これを上げると大人でも立てるくらいの天井高になります。
内装・レイアウトの種類
軽キャンピングカーの内装・レイアウトは、乗車定員や使い方によってさまざまなタイプがあります。ここでは代表的な例を3種類見てみることにしましょう。なお、1例目と3例目は軽キャブコン、2例目は軽バンコンを想定した内装・レイアウト例になります。
乗車定員2名・就寝定員2名仕様
乗車定員、就寝定員ともに2名の仕様では、後部座席が元々設置されていないため、乗車時も就寝時もレイアウトは大きく変わりません。日中はテーブルやクッションを置いてくつろぎ、就寝時にはマットを敷いて、フラットで広々としたベッドスペースを作ることが可能です。
乗車定員4名・就寝定員2名仕様
乗車定員4名、就寝定員2名の仕様では、乗車時と就寝時でレイアウトが大きく変わります。就寝時にはセカンドシートを折りたたみ、その上にマットを敷くことで簡単に大人2人が寝られるベッドスペースを作ることが可能です。セカンドシートの後ろにマットの収納スペースを作れば、走行時に邪魔になるようなこともありません。
乗車定員4名・就寝定員4名仕様
乗車定員、就寝定員ともに4名の仕様では、乗車時にテーブルを囲んだ対面ダイネット仕様にしてくつろぐことも可能です。軽キャブコンであればシンクを設置するスペースもとりやすく、テーブルまわりも比較的ゆったりとしています。就寝時には2名が寝られる下段のベッドに加えて、ポップアップルーフにも2名用のベッドができるので、計4名での就寝が可能になります。
人気の軽キャンピングカーの内装を紹介
軽キャンピングカーの内装にはさまざまなパターンがあるため、人気の軽キャンの内装を参考にするのもおすすめです。人気の軽キャンの内装はどのようになっているのか、具体的に見てみることにしましょう。
ここでは、情報サイト「キャンピングカー比較ナビ」を運営するキャンピングカー株式会社が発表した2022年7月の閲覧数ランキングTOP10にランクインした軽キャンピングカー5台についてご紹介します。
Happy1+
出典:KWORKS
JPSTAR Happy1+はダイハツ「ハイゼットトラック」がベース車両で、乗車定員4名・就寝定員4名の仕様となっているため家族でのキャンプ利用も可能です。車体が小さく小回りが利く上、ツートンカラーのおしゃれな外観は女性からも好評で、バラエティ豊かな7色から好みのカラーを選ぶことができます。
出典:KWORKS
室内はホワイトを基調にしたシンプルかつ清潔感にあふれるデザイン。ベッドは、208cm×115cmのソファーベッドに加えて、車内上部に引き出し式のバンクベッドを備えています。
また、ギャレーや着脱式のテーブルがあり、食事やテレワークでの利用も問題ありません。収納スペースも豊富で、上部に棚があるほか、シートや後席クッションの下などにも荷物が収められます。エンジンを切ったままでも使えるエアコンや、FFヒーター、冷蔵庫、電子レンジ、テレビなど、オプションも豊富にそろっています。
N-VAN COMPO
N-VAN COMPOのコンセプトは、少年の頃に憧れた「秘密基地」。車内の広い空間や助手席側のセンターピラーレスドアなど、ホンダ「N-VAN」の特徴を活かしてキャンピングカーとしての居住性を高めつつ、自由気ままに使える夢の空間を実現させています。ポップアップルーフ付きの「POP」のほかに、標準ルーフ仕様を選ぶことも可能です。
N-VAN COMPOでは「Style-one」「Style-two」「Cabin」という3タイプのインテリアが用意されており、使い方や好みに合わせて選べるようになっています。
例えば「Style-one」ではメインの乗り降りをサイドの大開口部とし、リアゲート面には家具類やサイドテーブルなどを設置。肉厚のベッドマットやリアゲートの防虫ネットなどに加えて、使い勝手を考えて車内と車外それぞれにシンクがあるのもユニークです。いずれのタイプも豊富なオプションを選んで、装備をさらに充実させることができます。
N BOX Camper Neo
ホンダ「N BOX」は軽自動車としてはかなりの広さがありますが、N BOX Camper Neoはこの車の良さを活かした軽キャンピングカーです。
広い室内のベッドスペースで大人2人がゆったり寝られるほか、ポップアップルーフを上げればさらに2人分のベッドスペースができるので、家族4人でのキャンプも心配ありません。このほか、オリジナルの回転シートなどアイディアが満載です。
日中はフロントシートを回転させて、リアシートと対面したソファー空間を作ることが可能。就寝時にはベッドを展開することで、身長180cmの大人2人が足を伸ばして横になることもできます。また運転席側はシートのままで、助手席側だけをベッドとして使えるなど、自由なアレンジができるのもユニークです。
このほか、リアゲートにテントをつないでスペースを拡張すれば、タープや着替えスペースなどさまざまな使い方ができるでしょう。
給電くん
出典:オートワンCAMPER
給電くんはその名のとおり、給電設備が充実している軽キャンピングカーです。走行中はもちろん、停車時でも30Wソーラーパネルでサブバッテリーに充電ができます。家電製品が気軽に使えるので、キャンプの際に便利なだけでなく、災害時にも安心です。ベース車両はスズキ「エブリイバン」で、キャンプ装備も充実しています。
出典:オートワンCAMPER
車内の家具には、ヨット用の超軽量木材を使用。耐久性の高さもさることながら、木の温もりも感じられます。ベッドスペースは1,960mm×1,260mmで、大人2人が就寝可能。AC100Vコンセントが車外に装着されているので、キャンプなどで家電を使う際にも便利です。
そのほか、オーバーヘッドキャビネットや脱着式のテーブルなども標準装備されています。オプションには、コンパクトなシンクや電子レンジ、FFヒーターなどがあるので、さらに装備を充実させることもできるでしょう。
Chippy(チッピー)
出典:キャンパー厚木
4人が快適に乗れる普段使いの軽自動車と、2人が快適に寝られる車中泊仕様車を1台で実現させたい、という考えから作られたのがChippyです。ベース車両はダイハツ「ハイゼット」と「アトレー」、トヨタ「ピクシス」から選ぶことができ、ルーフのベンチレーターや30リットルの冷蔵庫などが目を引く1台です。
出典:キャンパー厚木
軽キャンピングカーには珍しいベンチレーターは、暑い夏の夜でも空気の循環を良くしてくれるので、就寝時も快適に過ごすことができます。ベッドは片側1,800mm×600mmのものが2つ並んだ左右独立展開方式で、慣れれば1分ほどで車中泊仕様車に早変わり。ベッドの下は収納スペースとして使用できます。
冷蔵庫のほかにも跳ね上げ式のテーブルやLED照明が標準装備されており、75Wサブバッテリー、350Wサイン波インバーター、AC・DC・USBコンセントなど、電装類も充実しています。
みんなの軽キャンピングカーの内装は?
人気の軽キャンピングカー5台の内装をご紹介しましたが、実際の軽キャンユーザーはどのように「部屋づくり」をしているのでしょうか。例として、Twitterにアップされている内装をいくつか見てみることにしましょう。
まるで家のリビング
😄昨日と今日仕事サボって軽キャンの内装仕上げた!
七氏もサボればいいのに😊👍 pic.twitter.com/HBRwZqtMZo— よしたか (@jCrBWDbmcirk9XG) June 2, 2020
軽トラックの荷台に、小さな部屋が丸ごと載っているようなこちらの軽キャンは、扉や窓などの開口部もしっかりと作られています。レイアウトを見ると1人用に見受けられますが、小さなテーブルやテレビなども置けば、家のリビングルームのようにゆったりとリラックスしながら過ごせそうです。
軽キャブコンで一人時間を
仕事中にまさかのJPSTAR発見!!持ち主の方に声をかけたらYouTuberのTチャンネルさんでした💦色々と軽キャンのお話しさせてもらって楽しかったです✌️JPSTARの中も見させていただきました!ご自身で内装もいじってらっしゃるそうでオシャレーでした🤗 pic.twitter.com/OgHUdHULGx
— かに@ラクーン→TOM200 (@kanichannel5) September 11, 2021
JP STARは愛知県のビルダーが製造している軽キャブコンで、4名まで乗車・就寝が可能ですが、こちらの方は1人でゆったりとお使いのようです。このようにビルダーから購入した後も、好みに合わせてカスタマイズできる点は、軽キャンのメリットでしょう。マリーン風のベッドカバーで雰囲気もたっぷりです。
軽キャン好き女子のマイ空間
フォロワーさんのツイートで車中泊の時の内装写真が好きというのを見て「めっちゃわかるー!もっと見たいーー!!」ってなったので
お願いです!!皆さんの車中泊中の車内の写真が見せてください!!
普通の乗用車、自作キャンパー、キャンピングカー、軽キャンパー、ルーフテントなどお待ちしてます pic.twitter.com/nXlPXcvo4d— まるなな【軽キャン女子】 (@xx_maruchan_xx) August 23, 2019
こちらは「テントむし」という軽キャブコンです。ポップアップルーフがあるため、ベッドを全面に広げたり小物をたくさん置いたりしても開放的に使うことができます。マットのカバーや間仕切りのカーテンなど、自分好みのものを選べば、あっという間にマイ空間が出来上がります。
手作り感あふれるおうちが荷台に
軽キャン△小屋進捗状況です。毎日15分とか30分とか、ちまちま内装作業してたのですが、あまりにちまちまやりすぎててかえって気が付かなかったのですが、きのう完成してました。では画像をご覧ください。1/4 pic.twitter.com/SXyF6Hs2ur
— 中村博文 (@dozinchi2) May 26, 2022
軽トラックの荷台に、まさにDIYといった感じのおうちが出来上がっています。塗装の色使いやちょっとした装飾などに遊び心があふれ、クッション付きの箱を並べ替えることで、広々とした就寝スペースにしたり、対面ダイネットにしたりと使い勝手も良さそうです。使いながら改良を加えていけるのも、軽キャンの魅力です。
車内食、車内泊で至福のひととき
軽キャン△🚐
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こちらはベース車両にスズキ「エブリイ」を使った軽バンコンのようです。マットを全面に広げて座敷のようにして、リア方向を向くようにテーブルを配置。リアゲートを開放すれば、景色を眺めながら食事が楽しめる工夫が凝らされています。夜はテレビで映画でも見ながらお酒を飲んで、そのまま就寝といった贅沢な時間を過ごせそうです。
軽キャンピングカーの内装はビルダーとDIYのどっちがいい?
軽キャンピングカーで理想の内装を手に入れるには、ビルダーに依頼する方法と自分で改造する方法がありますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。メリットや注意するべきポイントなどを理解して、自分に合っているのはどちらなのか、検討するようにしましょう。
ビルダーの特徴
ビルダーとは、仕入れた車をキャンピングカーとして加工・販売する企業のことです。豊富な知識と技術があるので、安心して任せられる点がメリットといえます。
設計からデザイン、製造まで一貫して行い、ベース車両込みで販売することが多く、価格は200~400万円程度が一般的です。クオリティの高い内装に仕上げてくれますが、納車まで数ヵ月かかることも珍しくありません。
なお、ビルダーにより内装のコンセプトやデザイン、使用する素材などが異なるので、好みに合ったビルダーを選ぶのがいいでしょう。
DIYの特徴
キャンピングカーをDIYする場合、基本的に材料費しかかからないため費用を抑えられる点がメリットです。また自分が好きなように作れるので、欲しい軽キャンピングカーの理想に近づけやすいともいえます。
一方、DIYには時間と労力がかかる上、車に関する知識や技術がないと、打ってはいけないところに釘を打ってしまった、などということもありえます。自分にできることとできないことを見極めてから始めるのがいいでしょう。
軽キャンピングカーの内装設備
軽キャンピングカーの内装設備には、メインとなるベッドや収納スペースのほか、水回りや冷蔵庫、ヒーターなどいろいろなものがあります。何を載せるべきなのか、どのように選ぶべきなのかじっくり検討したいところです。それぞれのチェックポイントについて解説します。
水道・水回り・排水
軽キャンピングカーでは、小さなシンクがオプションになっていることが多くあります。シンクの下にタンクが2つあり、給水用タンクから揚水し、排水口から排水用タンクに落ちるしくみです。蛇口部分が車外に伸ばせるものは、シャワーとしても使うことができ便利でしょう。ただし軽キャンはスペースが限られているので、設置するかは用途に合わせて検討する必要があります。
冷蔵庫
大きいキャンピングカーでは標準装備されている冷蔵庫ですが、軽キャンピングカーでは多くの場合、オプションになっています。容量が小さめであっても冷蔵庫はそれなりにスペースを取る上に電源の確保も必要になるので、クーラーボックスで対応できるかなど、シンクと同様、用途に合わせて検討するといいでしょう。
ベッド(バンクベッド)
軽キャンピングカーでは、日中はソファーとして使用し、就寝時に展開する兼用型のベッドが一般的です。フルフラットの十分なスペースがあり、寝心地の良い専用のマットのついたものがおすすめといえます。中には運転席の上で引き出せるバンクベッドを備えている軽キャンもあり、使わないときには荷物置きにもできるので便利です。
トイレ
軽キャンではベッドやダイネット、荷物置きスペースなどが優先されるため、なかなかトイレを作るスペースがないのが実情です。キャンプ場や道の駅、サービスエリア、コンビニなどトイレが使えるところは多いので、なくてもそれほど不便に感じないかもしれません。小さい子供がいるなどの場合は、ポータブルトイレを購入してカーテンで仕切るという方法もあります。
エアヒーター・エアコン
ヒーターは、FFヒーターという軽油やガソリンを燃料にするタイプのものが、標準もしくはオプションの装備で多く利用されています。オプションだと20万円程度のものが多く高価ですが、換気の必要がなく一晩中使えるので、寒い季節の利用が多い方は利用価値が高いといえます。
なお、軽キャンピングカーでエアコンが搭載されている車種は、まだそれほど多くはありません。
サブバッテリー
サブバッテリーは、居住スペースで電化製品を使うためのバッテリーです。車両についたメインのバッテリーから電気を供給すると、バッテリー上がりが起きてエンジンがかからなくなるおそれがあるので、別途用意します。
充電は走行充電や外部充電などで行いますが、電化製品をたくさん使う方は、ビルダーと相談して容量の大きなものなどを検討するといいでしょう。
収納スペース
ベッドの下に広い収納スペースがあると大きなものも入れられて便利です。上部に戸棚がたくさんあったり、ギャレーまわりに調味料置き場があったりする軽キャンも、気が利いています。そのほかポップアップルーフ付きの車両なら、ロフト部分に荷物を載せておくこともできるため、荷物の多い方にはおすすめです。
軽キャンピングカーの内装を決めるときのポイント
軽キャンピングカーの内装を決める際には、新車か中古車か、軽バンコンか軽キャブコンか、何人でどのような目的で使うのかなど、いくつか注意するべきポイントがあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
新車か中古車かで内装費用は変わる
新車を購入する場合には、ビルダーが製造したものを車両込みで購入するのが一般的で、価格は200~400万円程度が多くなっています。
一方中古車は、キャンプ架装された車両は100~200万円程度が相場となっており、もし欲しい設備がついていない場合には、ビルダーに後付けを相談することも可能です。
なお、設備を含めた内装は年々進歩しているので、利便性を重視するなら最新のものを使える新車のほうがおすすめといえるでしょう。
目的や用途に合わせてベース車両と内装を選ぶ
内装を決める際には、まずベース車両を軽バンコンにするか、軽キャブコンにするかを決めましょう。普段乗る車の延長として気軽に使いたいのであれば軽バンコン、広めの車内で設備を充実させたいのであれば軽キャブコンがおすすめといえます。
その上で、目的がキャンプならギャレーや冷蔵庫の設置やサイドオーニングなどを使った車外への拡張を、車内泊なら装備は少なめにしてベッドを充実させることなどを考えるといいでしょう。
断熱性や遮熱性を考慮した内装にする
断熱とは壁の内部を伝わる熱の量を減らすことで、冬は暖気が外に逃げていかないように、夏は外からくる熱を侵入させないようにすることが目的です。一方の遮熱は日射を吸収しないように反射することで、夏の強い日射による温度上昇を防ぐのが目的となっています。
どちらも車内で快適に過ごすにはおろそかにできません。内装を決める際にはレイアウトやインテリアも大切ですが、断熱・遮熱性能も忘れずにチェックするようにしましょう。
利用人数を踏まえた内装にする
利用人数によっても、内装は大きく変わってきます。例えば家族4人でキャンプを楽しみたいという場合には、スペースを広く使えるポップアップルーフ付きの軽キャブコンなどにして、キャンプ装備を充実させていくのがいいでしょう。
また、1人の車中泊で充実した時間を持ちたいという場合には、軽バンコンにベッドや目隠し用カーテンなどの最低限必要なものをつけたら、あとは好みの装備を積んでいけば問題ないといえます。何人でどのように使うかを踏まえて、内装を決めるようにしましょう。
普段使うことも考慮する
通勤や買い物など、キャンプ以外の用途でも軽キャンを使用する場合には、通常とあまり見た目の変わらない軽バンコンが使いやすいでしょう。
内装は、ベッドからシートへの展開に手間のかからないものであれば、普段使いへの切り替えがストレスなくできるでしょう。乗車定員が4人のものなら、普段から家族での利用もしやすくさまざまなシーンで活躍してくれます。
最新設備と高い機能性で、快適に過ごせる内装を実現させた「Van Base」が話題
軽キャンピングカーを内装から選ぶ際には、日中も就寝時も快適に過ごすことができ、最新の設備を備えたものがおすすめといえます。その上で普段使いもできる軽キャンであれば申し分ありません。ここでは、これらの要素をすべて兼ね備えた軽キャンピングカー、「Van Base」をご紹介します。
Van Baseは、スズキ「エブリイ」をベース車両に最新のキャンプ設備を搭載した軽キャンで、車検は軽自動車の区分で通すことが可能です。それでは、Van Baseの魅力をさらに詳しく見ていきましょう。
高い断熱性と遮熱性を実現したフルフラットな空間
Van Baseは、NASAのスペースシャトルに使われた断熱塗料「GAINA」と、赤外線を99%カットする特許申請フィルム「ahead-TSM90C」を使用し、高い断熱性と遮熱性を実現しています。
また標準装備の特許申請フィルム「ahead-TSM90C」は、紫外線カット率100%。お肌へのダメージを気にすることなく、快適な時間が過ごせます。
後部座席を収納すれば、奥行172cmのフルフラットな空間に。お気に入りのキャンプギアをそろえれば、車中泊やリモートワーク、趣味の時間など、思い思いの使い方ができるでしょう。
森の香りに包まれながら普段使いもできる
Van Baseの内装には天然木が使用されています。スズキ「エブリイ」の広い荷室に森林の香りが広がり、リラックスして心地よい時間を過ごせるでしょう。
また乗車定員は4人なので、通勤や買い物など普段使いも問題ありません。車中泊やキャンプだけでなく、日常のすべてをVan Base1台で完結させることができます。
予算に合わせて新車・中古車の両方を選べる
Van Baseは予算に合わせて、ベース車両を新車だけでなく中古車にすることも可能です。なお、中古車を選んだ場合でも設備は最新のものが搭載されます。費用を抑えたいという方は検討してみてはいかがでしょうか。
また、中古車は希望に応じて車体の塗装も可能なので、好みのカラーの軽キャンピングカーに乗ることをあきらめずに済みます。中古車でありながらも、自分専用のオリジナル軽キャンを作り上げることができるでしょう。
内装も利便性も妥協することなく軽キャンピングカーを選ぼう
軽キャンピングカーの購入を検討する際には、居住スペースの内装が重要なポイントになります。
利用人数と用途に合った軽キャンを選ぶことはもちろんですが、設備の充実度や使い勝手の良さ、デザイン、雰囲気、断熱・遮熱性といった機能性の高さなど、さまざまな要素がそろうことで、全体としての居心地の良さにつながってきます。
妥協せずに納得のいくものを選ぶならば、Van Baseは有力な選択肢のひとつになるのではないでしょうか。Van Baseについてもっと詳しく知りたい方は、早速下のバナーからチェックしてみましょう。
よくある質問
Q1:軽キャンピングカーの内装にはどのようなパターンがある?
A:ビルダーが作ったものを購入するパターンと、自作で改造するパターンがあります。また、ベース車両の違いによっても内装は変わってきます。1~2人の利用で普段使いがしやすいのはベース車両に軽バンを使った軽バンコン、4人程度の利用で設備を充実させたいなら軽トラを使った軽キャブコンが向いています。
Q2:軽キャンピングカーの内装で重要なのは何?
A:利用人数と用途に合ったものを選ぶことが大切です。例えば家族4人でキャンプを楽しみたい場合と、1人で車中泊がしたい場合ではベース車両も内装も変わってきます。設備ではフルフラットになるベッドや十分な収納スペースがあると快適ですが、シンクや冷蔵庫、電子レンジなどは必要に応じて追加するといいでしょう。
Q3:軽キャンピングカーの内装を決めるときのポイントは?
A:利用目的や人数に合わせてベース車両と内装を選ぶだけではなく、通勤や買い物などにも使いたいという方は普段使いがしやすいかを考えることも重要です。また、断熱性や遮熱性が整っていれば、車内で快適に過ごせます。最新の設備を使いたいなら、中古車ではなく新車がおすすめといえるでしょう。
※この記事は2022年8月時点の情報で制作しています