自社リース*は、カーリースの中でも自社で審査を行うものを指します。一般的なカーリースに比べて審査に通りやすいとされており、高い審査通過率を打ち出しているところもあることから、利用を検討している方もいるのではないでしょうか。
ただし、自社リースは審査の面だけに注目して利用を決めると後悔する可能性もあります。
そこで、自社リースの仕組みを踏まえて、代表的な4社のサービス例や審査傾向のほか、利用に際しての注意点、利用がおすすめの方などを解説します。
- 自社リースは審査のハードルが低く、一般的なカーリースの審査が不安な方に最適
- 自社リースは、頭金や保証金がかかるなどの注意点もある
- 一般的なカーリースでも審査のハードルが下がりやすいものなら審査が不安な方にもおすすめ
* 自社リースは本来「自社で所有している車をリースする仕組み」のことを指す言葉ですが、「自社で審査を行うカーリース」という意味で使われることが多い傾向があるため、ここでは後者の意味で「自社リース」という言葉を使用しています
自社リースの仕組み
カーリースは、毎月決まった料金を支払うことで、リース会社が購入した車を借りて乗るサービスです。支払いが長期にわたることが多いため、リース会社は利用者の支払能力を担保するために、銀行や信販会社を通して審査を行います。
このとき、一般的なカーリースでは信用情報機関で信用情報の照会が行われ、ローンやクレジットカードの利用履歴などがチェックされます。
また、年収や収入の安定性、借入状況なども審査の際に確認され、例えば年収が200万円未満である、アルバイトやパートなどの非正規雇用である、申込時点でそのほかに借入れがあるなどのケースは、審査で不利になりやすいといえるでしょう。
一方、自社リースでは、基本的に信用情報が照会されず、リース会社が独自基準で審査を行います。非正規雇用であったり、ほかに借入れがあったりしても、毎月支払いを続けられると判断されれば審査に通過することが可能です。
審査に通るかどうか
手軽にチェックできるサービス
一般的なカーリースの中には審査のハードルが下がりやすくなっているサービスもあります。
カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」は自社リースではありませんが、月々10,000円台から利用できるなど、審査対象の金額が下がりやすく、審査に不安のある方も利用しやすくなっています。
実際、利用者の中には車のローン審査に落ちた経験のある方もいます。
審査に通るかどうかを簡単にチェックできる「お試し審査」が用意されているので、審査に通るか心配な方でも利用できるかどうかをあらかじめ確認することが可能です。
5分程度の入力で簡単に申し込めて、審査結果は最短で即日わかります。気軽にチェックしてみましょう。
自社リースで車に乗るならどこ?4社を比較
JMS | カーマッチ | KANAYELL | AUTOFACE | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
契約期間 | 3・4・5年 | 相談により設定 | 要問い合わせ | 最長4年 |
取扱車種 | 国産車 輸入車 | 国産車 輸入車 | 国産車 輸入車 | 要問い合わせ |
保証人 | 不要 | 選択可能 | 不要 | 不要 |
※2023年1月時点の情報です
自社リースの会社によってサービス内容は大きく異なるため、利用を検討する際は各社の特徴や審査傾向をあらかじめ把握しておくことが大切です。
ここでは、「自社リース」のキーワードでGoogle検索(2023年1月19日)した際に上位表示された、自社リース4社の特徴や審査傾向についてご紹介します。
JMS
出典:JMS
「JMS」は、頭金0円かつ適正価格で好きな中古車に乗れるとうたう自社リースです。95%の審査通過率を実現しており、審査に通る自信がない方でも車に乗れることを強みとしています。また、保証人も不要なので、何らかの事情があり保証人を頼める相手がいない方でも申込可能です。
JMSで提供される車は、整備工場でのチェックや新品タイヤへの交換が行われたうえで納車されるため、安心して車に乗り始められるでしょう。さらに、全車車検2年付きとなっている点も魅力です。
カーマッチ
出典:カーマッチ
「カーマッチ」は、自社ローン専門の中古車販売店ですが、車の購入が難しい方向けに「カーマッチチャレンジリース」を提供しています。
カーマッチチャレンジリースでは、購入を希望する車の頭金が貯まるまでカーマッチの在庫車両をリース利用します。その後、頭金を用意し、審査基準をクリアできればカーマッチの自社ローンに切り替えて希望の車に乗り換えます。
自社ローンの審査通過が難しいもののすぐに車が必要な方にとって、一時的にでも車に乗れる可能性がある、便利なサービスといえるでしょう。
KANAYELL
出典:KANAYELL
「KANAYELL」は、全国対応の自社リースです。自社審査とIoTデバイスの採用で、高い審査通過率を実現しており、2023年1月29日時点では「審査通過率100%キャンペーン」が実施されています。申込み前の仮審査は24時間申込可能なので、忙しい方や急いでいる方でもスムーズに手続きを進められるでしょう。
また、問い合わせ対応は電話のほかにLINEでも行っているため、気になることがあれば気軽に質問できます。リース車すべてに納車前点検と整備がついているのも、安心できるポイントです。
AUTOFACE
出典:AUTOFACE
「AUTOFACE」は大阪府にある新車・中古車販売店で、全国のどこからでも自社リースや自社ローンのサービスを利用できます。現在支払能力があれば、過去に返済遅延や債務整理などの経験がある方やパート・アルバイトの方でも審査に通る可能性があるとされている点が魅力です。
審査はスマホから簡単に申し込めるため、店舗に足を運ぶ必要がなく、審査結果も当日または翌日(営業日内)には出るので、すぐに車が欲しいという方にも向いているでしょう。
来店が難しい地域から自社リースを利用する場合でも、LINEなどで車の画像を送ってもらい、状態を細かく説明してもらえるため安心です。
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自社リースで車に乗るメリット
審査の方法が一般的なカーリースと異なる自社リースには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
以下でチェックしてみましょう。
審査に通りやすい
自社リースは、独自の基準で審査を行っています。そのため、年収が低かったり、信用情報に金融事故の記録があったりするなど、一般的なカーリースでは審査に落ちやすい方でも、審査に通って車を持てる可能性があるでしょう。
信用情報機関に記録が残らないことがある
一般的なカーリースで審査を受けると、信用情報の照会が行われたという履歴が信用情報に記録されます。そのため、短期間のうちに何度も審査を受けるとお金に困っているのではないかと思われて、他社で審査を受けた場合に不利になるリスクがあるでしょう。
しかし、自社リースの審査では多くの場合、信用情報の照会をしないので、審査を受けた記録が残りません。そのため、万が一、審査に落ちても他社での審査には影響しにくいといえます。
審査から納車までかかる時間が短い
一般的なカーリースの審査では、審査結果が出るまでに数日、長い場合は1週間近くかかることもあります。
一方、自社リースの審査は即日で完了することもあるなど、審査期間が短い傾向があります。
また、自社リースで提供される車はすでに在庫がある中古車がメインなので、新車の提供がメインの一般的なカーリースに比べて、納車が早いメリットもあります。
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自社リースで車に乗るデメリット
自社リースには、メリットだけでなく、費用や選択肢の面で注意点もあります。知らずに契約して後悔しないよう、あらかじめ見ておきましょう。
車の選択肢が限られる
自社リースは中古車をメインに取り扱っているため、乗れる車の選択肢が限られます。新車を購入するときと同じように、好きな車種やグレードを選びたい方は、満足できない可能性が高いでしょう。
頭金や保証金が発生する場合がある
自社リースを提供している会社の中には、頭金が必要なケースがあります。頭金を入れると月額料金を下げられるメリットがあるものの、契約時にまとまった出費が生じ、家計が圧迫されるおそれがあるでしょう。
なお、このような会社では資金を用意できない場合、契約自体ができません。
また、自社リースの中には保証金を必須としている会社もあります。頭金と同様、契約時の出費がかさんでしまうので、乗り始めの負担が大きくなるでしょう。
なお、保証金は、おもにリース車を返却する際の原状回復費用にあてられ、多くの場合、使わなかった分は契約満了時に戻ってきます。
月額料金が高額な傾向がある
自社リースは審査に通りやすい一方で、一般のカーリースと比較して月額料金が割高になりやすいといえます。
その理由は、自社リースは一般的なカーリースと比較して契約期間が短いためです。カーリースは車両本体価格や諸費用などの総額を契約月数で割って月額料金を算出するので、契約期間が短いほど月々の料金は高額になります。
一般的なカーリースでは7年や9年、11年などの契約期間のサービスも多いのに対し、自社リースでは一般的に3~5年となっており、月々の料金が高くつきやすくなっています。
連帯保証人を求められることがある
自社リースでは、一般的なカーリース同様、連帯保証人を立てるように求められることがあります。
連帯保証人は、一般的に安定的な収入がある親族や配偶者などに依頼します。
第三者にも依頼することも可能ですが、万が一の際に返済を肩代わりしなければならない重い責任を負わせてしまう点に注意しましょう。
車にGPSや遠隔制御装置をつけられることがある
自社リースで提供される車には、GPSや、エンジンがかからないようにする遠隔制御装置が取りつけられている場合があります。
自社リースは、収入が不安定だったり支払能力が低かったりする方でも利用しやすい反面、リース会社からすると、支払いが滞るリスクも高くなりやすいといえます。
そのため、途中で月額料金が支払われなくなった場合にすぐ車を差し押さえられるよう、リース会社はGPSや遠隔制御装置をつけてリスク回避をしているのです。
自社リースを実際に利用した方の口コミ
メリット・デメリットのある自社リースを実際に利用した方は、どのように感じているのでしょうか?利用経験のある方の声を見てみましょう*。
手軽で便利だと思い、自社リースを選びました。手続きが簡単だったことがよかったですね。困った点も特に思い当たりません。
手軽に車に乗れるので自社審査のカーリースを利用しました。頭金を数万円入れて、月額料金は2万円でした。審査にも時間がかからず、不満なところも特にありません。
自社リースを利用した方の中には、審査期間が短いことや手続きが簡単であることをメリットとして挙げる方がいました。デメリットや不満もないようで、うまく会社選びなどを行えば快適なカーライフを送ることができそうです。
*カルモマガジン編集部が、チャット調査ツール「Sprint」にて2023年1月27日に「自社審査のカーリース(自社リース)を利用したことがある方」を対象に行ったインターネット調査
「自社リース」はこんな方におすすめ
自社リースにはメリットとデメリットの両方があることから、自分にとってメリットが多いかを確認して利用を決めることが大切です。
自社リースに向いている3つのケースを見ていきましょう。
一般的なカーリースの審査に通らなかったケース
一般的なカーリースの審査に通過できず困っている方は、自社リースに向いています。
信用情報をチェックされないことが多いため、クレジットカードの支払いの遅延や携帯電話料金の滞納、自己破産や債務整理の履歴がある方でも利用できる可能性があるでしょう。
転職したばかりなどで勤続年数が短い
一般的なカーリースの審査に通るには、勤続年数が最低1年以上、できれば3年以上あることが望ましいとされています。
転職したばかりなどで勤続年数が短い方の場合、自社リースなら車を持てる可能性が高くなるでしょう。
一方、税金や車検などの維持費を定額にできる自社リースであれば車の支払計画が立てやすいので、転職直後の慌ただしい時期でも維持費のやりくりを考える必要がありません。
自社リースで車に乗るまでの流れ
自社リースでは、納車までの流れが一般的なカーリースと異なることがあるので、大まかな流れを知っておくと安心です。リース会社によって違う部分もあるものの、多くの自社リースでは以下のような流れとなっています。
1. 審査
自社リースの利用には、審査が必要です。気になることがあれば、事前に質問しておきましょう。
このとき希望する車の種類を伝えておくと、在庫車があるかどうかも確認してもらえます。また、納車までにかかる時間も確認するといいでしょう。
なお、多くの自社リースでは、仮審査が可能です。契約を迷っている場合や審査に通るか不安な場合は、一度仮審査を受けてみるのがおすすめです。
2. 車の選択
審査に通過したら、自社リースの会社の在庫から乗りたい車を選びます。
もしも在庫車に乗りたい車がない場合、リース会社によってはオークションで希望に沿う車を落札してくれるところもあります。予算の範囲で乗れる車を選んでもらえるため、出費がかさんでしまうことを心配している方も安心です。
なお、オークション入札を希望する場合は、予算や希望車種のほかに、ボディカラーや年式、走行距離などの条件を聞かれることも少なくありません。事前に希望条件を明確にしておきましょう。
車や条件が決まれば、契約を行います。
3. 点検・整備
自社リースでは、基本的に納車前に点検や整備をしてもらえます。リース会社によっては車の状態を細かく報告してくれる場合もあるので、気になる点はその際にしっかり確認しておきましょう。
また、車検2年付きで納車してもらえたり、納車前に新品タイヤに替えてもらえたりする自社リースもあります。長期利用の場合は、このような会社を選ぶと安心でしょう。
4. 納車
点検や整備で問題がなければ、納車となります。
自社リースの中には、車検2年付きで納車してもらえたり、納車前に新品タイヤに替えてもらえたりする会社もあるでしょう。
納車後は車に問題がないかきちんとチェックすることが大切です。返却時にトラブルになることのないよう、納車時点の車の状態を撮影しておくと安心でしょう。
審査が不安な方にもおすすめ!月々10,000円台から新車に乗れるカーリース
審査通過への不安から自社リースの利用を検討しているなら、一般的なカーリースで審査のハードルが下がりやすいサービスを選ぶのも方法のひとつです。
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、自社リースと比較して長期の契約ができ、最長11年の設定が可能。そのため、月々10,000円台からという業界最安水準*の料金で利用できます。
また、自社リースは中古車が中心であるのに対し、「定額カルモくん」では国産全車種・全グレードから新車を選べるようになっています。
1ヵ月あたりの料金が安いことで審査のハードルが下がりやすくなっているので、審査が不安な方でも新車に乗れる可能性があるでしょう。
実際、カーローンの審査に通らなかったことのある方の利用実績もあります。
また、仮の車種で審査を行う「お試し審査」を用意しており、利用できるかどうかを無料でチェックできる点も魅力です。
下のバナーから5分程度の入力で申し込めて、最短で即日結果がわかるので、気軽に試してみるといいでしょう。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
訳ありの方でも一般的なカーリースの審査に通った事例
「定額カルモくん」利用者の中で、カーローンの審査に落ちたことのある方の体験談をご紹介します。
どのような不安を抱えていたのか、また、どのようにして審査に通ったのか、見ていきましょう。
僕も審査に受かるようになったんだと、ほっとしました
Iさん(37)宮城県在住。ダイハツ「ウェイク」を11年契約
乗っていた車の調子が悪くなったので、乗り換えようと思いました。これまでは中古車に乗っていて、人生で1回くらいは新車に乗っておきたいと考えましたが、実は以前にカーローンの審査に落ちたことがあって……。
審査に落ちたのは、大学生の頃にクレジットカードの支払いが遅れたのが原因かもしれません。それもあり、ローンを組むのは難しいと思っていたところ、知り合いに定額カルモくんを紹介されました。
カーリースの審査にも落ちたらどうしようかと不安でしたが、無事審査に通ったという連絡が入ったときはうれしかったです。新車が納車されたら喜びもさらにわいてきて、前の車より大事にするようになりました。
審査に通るかもしれないという話だったので申し込みました
Kさん(41)川崎市在住。ダイハツ「ムーヴ」を11年契約
車を購入しようと思い、カーローンに申し込みましたが、審査に通らなかったんです。以前携帯電話料金を払い忘れたことがあり、それが影響したみたいですね。そんなときにカーリースの存在を知って、リース会社を調べるうちに定額カルモくんなら審査に通るかもしれないという話だったので申し込みました。
契約前に疑問点を電話で質問したところ、ひとつひとつ丁寧に答えてもらえたので安心感がありましたね。無事審査にも通り、通勤にも休日の趣味にも車を活用しています。
ダメ元で審査を受けてみたら通ったのでびっくりしました
Kさん(63)横浜市在住。ホンダ「S660」を7年契約
若い頃から車が好きで、新車も中古車も好きな車を選び続けてきました。そして61歳の時、「最後の新車になるかもしれない」と思い、カーリースを利用することにしたんです。
僕の場合、いろいろあって審査に通るのは難しいと思っていましたが、定額カルモくんに相談したら一度審査してみましょうと言われて。そうしたら、本当に審査に通ったので驚きました。逆によく通ったなと思います。今新車に乗れているのは、定額カルモくんのおかげですよ。
自社リースにこだわらず、審査のハードルが低いカーリースで車に乗ろう
自社リースは審査に通りやすいメリットがある一方、出費が増えたり乗れる車の選択肢が限られたりするデメリットもあります。このデメリットを回避するためには、自社リースにこだわらず、審査のハードルを下げられるカーリースを選択肢に加えてみるのもいいでしょう。
「定額カルモくん」は、審査に不安があった方でも利用実績のあるカーリースなので、審査が不安な方にもおすすめです。
「お試し審査」で利用できるか手間なく確認できるので、下のバナーからチェックしてみましょう。
よくある質問
Q1:自社リースなら誰でも車に乗れるの?
A:自社リースでも審査に通らなければ利用できません。ただし、自社リースはリース会社が独自に審査を行うため、信用情報を照会する一般的なカーリースと比較して審査に通りやすい傾向があります。信用情報に不安がある方や年収が低い方も利用しやすいでしょう。
Q2:自社リースの注意点は?
A: 自社リースでは頭金や保証金が発生することがあるので、初期費用がかかる可能性があります。また、車の選択肢が限られたり、車にGPSや遠隔制御装置をつけられたりすることがある点に注意が必要です。
Q3:自社リース以外でお得に車に乗る方法はある?
A:一般的なカーリースの中で審査のハードルが下がりやすいサービスを利用するのがおすすめです。
「定額カルモくん」は、月額10,000円台から新車に乗れるため、1ヵ月あたりの負担を減らして、審査のハードルを下げやすくなっています。さらに、無料で受けられる「お試し審査」で、審査に通るかどうか簡単にチェックすることも可能です。
※この記事は2023年1月時点の情報で制作しています