カーローンで600万円の車を購入する場合、年収はどのくらいあればよいのでしょうか。月の返済額はいくらくらいが妥当なのでしょうか。購入したい車と年収の適正なバランスや、審査に通るための対策をお伝えします。また、頭金など初期費用の負担なく新車に乗ることができるカーリースというサービスもご紹介します。
- 600万円のカーローンを組むなら年収1,200万円が目安
- 審査に不安があるならほかのローンを完済するなどの対策を
- カーリースなら頭金や初期費用の負担なく車に乗れる
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年収から適正なローン返済額を考える
600万円台の車をカーローンで購入することを考えた場合、年収はどれくらいあればいいでしょうか。また、年収600万円の方がカーローンを組んで買える車とは、どのような車でしょうか。600万円の車をカーローンで買いたい場合、年収600万円の方がカーローンを組む場合、無理なく返済できる額についても見てみましょう。
600万円のローンが組める人は?
カーローンの審査は、各金融機関が独自の基準で行っており、その基準は非公開となっています。そのため、「年収が○○円以上あればローンが組める」と言い切ることはできません。
しかし一般的に、借入の上限(返済限度額)は年収の半分以下といわれています。つまり、600万円のカーローンを組むのであれば、年収1,200万円以上というのが1つの目安になります。
また、年収600万円でカーローンを組むなら車両価格は300万円以下が目安ともいえます。
加えて、無理なく返済していける額は年収の2~3割程度ともいわれています。ほかのローンも含めた返済額の合計が年収の2~3割程度に収まるように計画しましょう。
なお、無担保ローンの申込みには、前年度税込年収の半分以下という条件をつけている銀行などもあります。
600万円のカーローンを組んだ場合の返済額は?
では、車両価格とローンの返済期間から、月々の返済額をシミュレーションしてみましょう。
たとえば600万円のカーローンを組んだ場合、返済額はいくらになるのでしょうか。
返済期間が5年の場合と10年の場合とで比較します。ボーナス払いなし、金利は多くの方が利用するディーラーローンの目安である8%と設定し、元利均等返済のケースを見てみましょう。
<借入期間の違いによる返済額の比較>
借入額 | 借入期間 | 返済総額 | 1年間の返済額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|---|---|
600万円 | 5年 | 729万9,480円 | 145万9,896円 | 121,658円 |
10年 | 873万5,520円 | 87万3,552円 | 72,796円 |
* カーローンの種類や条件により、同じ契約期間でも返済額は異なります。
返済総額は10年ローンのほうが143万6,040円高くなり、月々の返済額は5年ローンのほうが48,862円高くなります。返済総額を抑えたい方はできるだけ短い期間のローンを、月々の返済額を抑えたい方は長期のローンを組むとよいでしょう。
年収600万円で無理なく購入できる車は?
年収約600万円の方が無理なく購入できる車とは、どのようなものでしょうか。
車の購入には、車両代金以外に各種税金や自賠責保険料などといった初期費用がかかります。初期費用は車の価格の1~2割程度といわれています。先ほどお伝えした目安に沿って年収の半分である300万円を予算とし、2割の初期費用を引いた240万円ほどで買える車種をピックアップしてみました。
ホンダ「フリード+」

ホンダの「フリード+」は2列シートの5人乗りで、3列シートの「フリード」と同様に広い車内空間を実現しています。内部の空間が広くなっただけでなく利便性も向上しているのが大きな特長です。充実した安全装置や坂道発進時の後退を抑制する機能なども搭載しています。車両価格は218万2,400円からとなっています。
マツダ「マツダ3 セダン」

マツダの「マツダ3 セダン」は、端正なスタイルが印象的な5人乗りの4ドア車です。無駄を省いたシャープなデザインで、上質さを演出。燃費もよく乗り心地も快適なことから、実力派のセダンとして高い人気を誇っています。車両価格は222万1,389円からとなっています。
600万円前後で購入できる車は?
車両価格に600万円前後の予算を付けられるのであれば、グレードの高い高級車を選ぶことが可能です。その価格帯で購入が可能な車種から、人気の2車種をご紹介しましょう。ただし先述のように、車の購入には、車両価格の1~2割程度の初期費用も必要です。
トヨタ「スープラ」 SZ-R

トヨタのスポーツカーの中でもトップレベルのスープラは、スポーツカーファンからも高く評価されています。高級感あふれるデザインはもちろん、走行性能の高さやしなやかな乗り心地も魅力です。
エントリーモデルよりエンジンパワーが引き上げられ快適な走行を実現したSZ-Rは、車両価格601万3,000円からとなっています。
トヨタ「ランドクルーザー」 AX Gセレクション

トヨタ車の中で最も長い歴史を持つ車種が、クロスカントリー車(本格的なオフロード車)のランドクルーザーです。
上級グレードのAX Gセレクションは8人乗りで、より機能が充実したクロスカントリー車を探している方に向いています。悪路の走破性だけでなく一般道でも安定した走行性を保つ機能が装備されています。
車両価格は597万9,600円からとなっています。
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頭金なし、ボーナス払いなしで高級車に乗る方法
カーローンの審査に不安がある場合には、すでにあるローンを完済する、頭金を多めに用意する、ボーナス払いを設定する、といった対策があります。
しかしいずれも難しい場合、頭金やボーナス払いが不要で、毎月同じ金額を支払いながら好きな車に乗れるカーリースという方法もあります。カーリースは車をリース会社から借りるサービスですが、毎月の料金を支払いながら乗るという点でカーローンと似ているようにも見えます。カーローンとカーリースは何がどのように違うのでしょうか。
年収600万円の方におすすめの車種をカーローンとカーリースで比較
年収600万円の方におすすめする車種として先ほどご紹介した2車種について、カーローンで購入した場合とカーリースを利用した場合の金額を表にまとめました。
ホンダ「フリード+」の場合は210万円、マツダ「マツダ3 セダン」の場合は220万円を借り入れ、ボーナス払いなしの元利均等返済、返済期間10年、金利8%で計算しています。
カーリースは「おトクにマイカー 定額カルモくん」でオプションなどを含まず、10年契約した場合の金額です。
<約220万円の車種:カーローンとカーリースの費用の比較>
カーローン | カーリース | |||
---|---|---|---|---|
月々の返済額 | 返済総額 | 月額料金 | 支払総額 | |
ホンダ「フリード+」 | 25,478円 | 305万7,450円 | 29,860円 | 368万3,200円 |
マツダ「マツダ3セダン」 | 26,692円 | 320万3,040円 | 30,740円 | 368万8,800円 |
*2021年5月17日調べ。
どちらの車種を選んだ場合もカーローンのほうが金額は抑えられています。しかし、カーリースの支払額には、各種税金や自賠責保険料、新車登録手数料などの初期費用が含まれています。
また、カーローンを組む場合もカーリースを利用する場合も、車検や消耗部品の交換などメンテナンスに関わる出費が別途発生しますが、カーリースの場合、メンテナンス費用をカバーするプランを契約することで、それらの費用もリースの利用料と合わせて月々定額にすることができます。
600万円の車をカーローンとカーリースで比較
車両価格に600万円の予算をつけられるなら、と先ほどおすすめした2車種について、カーローンを組んだ場合とカーリースを利用した場合の金額を比較してみました。
カーローンについては、どちらの車種も600万円を借入れ、ボーナス払いなしの元利均等返済、返済期間10年、金利8%で計算しています。
カーリースは定額カルモくんでオプションなどを含まず、10年契約した場合の金額です。
<約600万円の車種:カーローンとカーリースの費用の比較>
カーローン | カーリース | |||
---|---|---|---|---|
月々の返済額 | 返済総額 | 月額料金 | 支払総額 | |
トヨタ「スープラSZ-R」 | 72,796円 | 873万5,580円 | 76,500円〜 | 918万円〜 |
トヨタ「ランドクルーザーAX G セレクション」 | 82,110円〜 | 985万3,200円〜 |
*2021年5月17日調べ。
月々の返済額(支払額)、返済(支払)総額ともに、カーリースのほうがカーローンの場合よりも高くなりました。しかし先述のように、カーリースの月額料金には、購入時に必要な初期費用である各種税金や自賠責保険料が含まれているのに対し、購入する場合は返済と別に用意する必要があります。
まとまった資金がないならカーリース
カーローンを組む場合、頭金の支払いが必要になることがあります。頭金を支払うと借入額が減るので、月々の返済額も減ります。しかし、頭金は車両価格の2~3割程度になることが多く、仮に600万円の車であれば頭金は120~180万円ほど必要になります。
それに対してカーリースは、頭金0円、ボーナス払いなしでカーライフをスタートすることができます。頭金の用意が難しいという方は、カーリースを検討するといいでしょう。
カーライフを満喫できるカーリースは定額カルモくん
600万円のカーローンは難しそうと感じたなら、カーリースを検討してみてはいかがでしょうか。
カーリースの中でもおすすめなのが、業界最安水準*でサービスも充実している定額カルモくんです。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
毎月定額の支払いなので高級車も維持しやすい
カーリースの利用料は、契約満了時に車に残っていると想定される価値(残存価格)を車両本体価格から引き、そこに自賠責保険料や各種税金、手数料などを加えた金額を契約月数で割って算出されています。車両本体価格が購入する場合よりも残価の分だけ安く設定されているので、手頃な利用料で貸し出すことができるのです。
カーリースの月額料金はずっと一定なので、家計の管理が楽です。月々の出費を抑えたい方や、車にかかる諸費用を分散させたい方に適した車の乗り方といえます。
車がもらえるオプションがある
定額カルモくんは、契約満了後に乗っていた車をそのまま自分のものにできる「もらえるオプション」を用意しています。新車で7年以上の契約が条件で、オプション料金は月々500円です。車をもらえるなら、返却時の車の状態を気にすることなく気軽に乗れるので、まさにマイカー感覚でカーライフを楽しめます。
お試し審査で手軽に確認できる
カーリースにもカーローンと同様に審査がありますが、定額カルモくんではカーリース契約が可能か確認できる「お試し審査」が受けられます。ひとまず利用料の安い車種でお試し審査を受けてみて、審査が通ったら「自分が契約できる範囲内で車種変更したい」と、相談することができます。審査に通ってからじっくり車種やグレードを選べるのが定額カルモくんの特徴です。
また、審査に通ってもすぐに本契約を結ぶ必要はないため、契約するかどうか迷っている方も安心して受けられます。
無理なく賢い方法で車に乗ろう
一般的にカーローンで購入できる車の価格は年収の半分くらいまで、といわれています。また無理なく返済できるローンの返済額は年収の2~3割程度が目安ともいわれているので、車以外のローンがある場合、それも含めてこの割合に収まるようにしましょう。
頭金や初期費用などのまとまった資金の用意が難しい場合や、月々の支払いを定額にして車に乗りたいという場合は、人気車種でも頭金もボーナス払いも0円のカーリースを検討してはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:どれくらいの収入があれば600万円のカーローンを組める?
A:一般的に、借入れの上限は年収の半分程度までといわれているので、1,200万円が1つの目安といえます。また、年収に対してローンの総額が3割を超えると負担が大きく、返済が難しくなるといわれています。車以外のローンも含め、この範囲に収まるようにするといいでしょう。
Q2:どうすれば審査に通りやすくなる?
A:金融機関によって審査基準は異なり非公開であるため、明確にお伝えすることはできません。しかし、審査を申し込む前に、ほかのローンを完済する、頭金を用意する、ボーナス払いを設定するなどといった対策を打つと審査に通る可能性を高くすることはできます。
Q3:頭金の用意やボーナス払いができない人は?
A:頭金やボーナス払いが不要のカーリースを利用するという選択肢があります。定額カルモくんなら、メンテナンスプランに加入することで車検や消耗品の交換といったメンテナンス費用も月額料金に含めて支払うことができます。大きな出費に慌てることがない上、ずっと支払いがフラットなので家計の管理も楽です。
※記事の内容は2021年6月時点の情報で制作しています。