住宅ローンやカードローン、キャッシング、消費者金融など、すでに借金がある場合、新たに車のローンは組めないのではないかと不安に感じる方もいるでしょう。
借金の完済前に車のローンを組むと審査のハードルが上がります。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、借金を抱えたままでもローンで車を購入することは可能です。
そこで、借金があっても車のローン審査に通るための対策や審査で見られる内容について、無申告の場合に借金がばれる可能性と併せて見ていきましょう。
- 借金の返済負担率が高いとローンを組めない可能性が高い
- 借金があっても車の審査に通る可能性を高める対策がある
- 車のローン審査が心配ならローン不要で新車に乗れる方法がおすすめ
借金があると車のローンは組めない?
借金があったとしても車のローンを組むことは可能です。しかし、車を購入するために新たに借金をすることになるため、すでに組んでいるローンなどの状況によっては車のローンの審査に通らない可能性が高くなることも事実です。
そこで、借金とローンの関係について、車のローンの審査通過のポイントと併せて具体的に見ていきましょう。
借入件数が多いと、審査通過が難しくなる
車のローンに申し込むと、金融機関や信販会社などが、年齢や家族構成、年収、勤務先、勤続年数といった個人の属性をはじめ、他社での借入状況や、その返済履歴を含む信用情報などのさまざまな要素をもとに、希望の金額を貸し出せるかどうかの審査を行います。
その際、返済能力もチェックされるため、すでに返済義務のある借金があると、審査に通らず車のローンを組めない可能性が高くなります。特に借入件数が3社以上ある場合は、多重債務者となってしまい審査通過が難しいでしょう。
重要なのは返済負担率
前述のとおり、すでに他社で借入れがあると、ローンを組めない可能性が高くなります。しかし、借金があっても、返済金額が返済負担率の範囲内であれば、審査に通る可能性があります。
返済負担率とは、年収のうちローンなどの年間の返済総額が占める割合のことです。返済負担率の上限は金融機関によって異なりますが、一般的に年収の25~35%が目安とされています。車のローンを組む時点ですでに借金がある場合、その年間の返済額と新たに組みたい車のローンの年間の返済額の合計が、返済負担率の範囲内に収まるかどうかがポイントとなります。
なお、車のローンの場合、返済負担率は、年収400万円未満であれば25%、年収400万円以上であれば35%が目安といわれています。ただし、返済負担率を算出する際は、社会保険料や税金などを差し引いた手取りの金額で計算が行われる点に注意が必要です。自分で返済負担率を算出する際は年間の手取り額で計算を行うようにしましょう。
車のローン審査で借金はバレる?
車のローンを取り扱っている会社は多数あることから、借金をしている金融機関ではない所に申し込めば、借金があってもバレないのではないかと思う方もいるしょう。しかし、他社であっても、借入れしている金額や遅延なく返済しているかどうかはわかります。
これは、金融機関や信販会社のほとんどが信用情報機関に加盟しているからです。信用情報機関とは、ローンやクレジットに関する情報を収集・管理する機関のことで、CIC(指定信用情報機関)、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)があります。
金融機関や信販会社は、車のローンの申込みがあった時点で信用情報機関に申込者の情報を照会し、借入額や返済状況などを確認します。そのため、他社での借金もわかってしまうのです。
なお、これらの情報を一般的に信用情報といい、この信用情報も車のローンの審査通過の基準のひとつとなっています。
借金ありでも審査に通りやすいのは?車のローンの種類と審査難度
銀行をはじめとする金融機関や信販会社の多くが車のローンを取り扱っていますが、会社によってローン審査の難度が異なります。
借金があっても審査に通りやすいローンはあるのか、車のローンの種類別に審査の難度について見ていきましょう。
銀行系マイカーローン
銀行や信用金庫などの金融機関が取り扱う車のローンは、そのほかのローンに比べて金利が低い傾向があります。しかしその分、審査が厳しいともいわれます。借金が多かったり、信用情報にネガティブな記載があったりすると、ローンが組めない可能性があるでしょう。
なお、消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者からお金を借りる場合、貸金業法という法律で定められている「総量規制」により、借入額は年収の3分の1が上限とされています。一方、銀行からの借入れは総量規制の対象外となるため、住宅ローンなど組んでいる最中に車のローンを組むことも可能です。
ディーラーローン
ディーラーローンとは、信販会社などが車のメーカーと提携して取り扱っている車のローンです。銀行系マイカーローンに比べると金利がやや高めに設定されていることも多いですが、審査に通りやすい、審査に時間がかからないという利点もあります。
ただし、信用情報は必ずチェックされるうえ、返済負担率も影響します。そのため、借金の状況によっては組めない可能性もあるでしょう。
また、ディーラーローンでは購入する車を担保とすることが多く、その場合、ローンを完済するまでは車の買替えや売却ができません。返済遅延を繰り返したり、返済ができなくなったりすると、ディーラーが車を売却するなどしてローンの残金を補填することもあります。
自社ローン
自社ローンとは車の販売店が独自に提供する、車の分割払いのことを指します。銀行系マイカーローンやディーラーローンのような金融商品ではないため金利はかかりませんが、その分、手数料が上乗せされ、総額が高くなる傾向があります。手数料の割合は販売店によって異なりますが、一般的に車の販売価格の10~20%程度といわれています。
銀行系マイカーローンやディーラーローンで行われるような信用情報を照会する審査はなく、販売店独自の審査基準でローンを組めるかどうかが決まるため、審査難度は3つの中で最も低く、借金があっても利用できる可能性があります。
ただし、総額が高くなりやすいほか、借入可能額が低い、借入期間が短いといったデメリットもあるため、慎重に検討することが大切です。
車のローン審査で重視される内容
車のローンに限らず、金融機関などでローンを組むときには、申込者の借入希望額は適切か、返済能力があるのかなど、さまざまな点から申込者の状況が確認されます。これはディーラーローンの審査でも同様です。
審査基準を明らかにしている金融機関や信販会社はありませんが、審査においてチェックされる項目自体には大きな違いはありません。具体的に、どのようなことが重視されているのか見ていきましょう。
年収などの属性情報
車のローンの審査基準のひとつが属性情報です。ローンの審査では、申込者が借り入れた金額を滞りなく返済できるかどうかが重視されます。そのため、借金があったとしても、十分な年収があり、安定して収入を得ることができる正社員であると審査に有利と考えられます。
なお、審査では勤務先に在籍確認が行われる場合があるので、正確な情報で申請しましょう。
年収と借入希望額のバランス
車のローンに申し込むと、金融機関や信販会社は、年収と借入希望額のバランスもチェックします。借入れができる金額の上限である借入限度額は、一般的に年収の30~40%とされています。これは総量規制を基に算出されている数字です。
すでに他社で借金をしている場合、借入限度額を超えない金額であるかどうかも確認されるでしょう。
返済能力
車のローンの審査では返済能力も重要なチェックポイントです。返済能力を見る方法のひとつに返済負担率があります。現在抱えている借金を完済する前に新たに車のローンを組もうとすると、返済負担率が高くなります。返済負担率が高いと返済が滞ったり、返済できなくなったりする可能性が高くなるとみなされやすいため、ローンの審査に通過するのは難しくなるでしょう。
信用情報
車のローンの審査では信用情報も重視されます。信用情報機関に登録されている信用情報には、現在の借入額や債務歴、金融事故の情報などがあります。
また、ローンの申込みをすると、その申込み履歴も一定期間、信用情報機関に登録されます。そのため、審査に通過するしないにかかわらず、短期間に連続して多くのローンに申し込むと、経済的に不安定な状況にあるとみなされる場合があります。
借金があり、車のローンが組めなかったからといって続けて他社のローンに申し込むと、さらに審査に通過しにくくなる可能性がある点に注意しましょう。
借金ありでも車のローンの審査に通りやすくする方法
借金があっても車のローン審査に通りやすくする方法はいくつかあります。どのようにすれば、審査通過率を上げることができるのか、その方法について詳しく見ていきましょう。
ファミリーカーとして申し込む
借金があり、車のローンが組めない場合、一緒に車を使う配偶者などの家族に、車のローンに申し込んでもらうという方法があります。安定した収入がある成人で、信用情報に借金や債務整理などの履歴がない方であれば、車のローンを組める可能性が高くなります。
ただし、購入した車をローン契約者が利用せずにほかの人が乗っている場合は、たとえ家族であっても「名義貸し」という犯罪行為になるため、ファミリーで共用する車の場合のみに留めましょう。
ディーラーローンを利用する
車のローンにはいくつかの種類がありますが、金利が高めに設定されているディーラーローンは銀行系マイカーローンに比べて審査がゆるい傾向があるため、借金があっても審査を通過できる可能性があります。ただし、ディーラーローンであっても返済負担率以上の借入れをすることはできません。
頭金を払うなど、借入額を減らす
車のローンを組むときに頭金を準備することで審査に通過しやすくなる場合があります。これは、頭金によって借入額を減らすことができるからです。他社からの借入れも含めると返済負担率を超えてしまうという場合には、返済負担率の範囲内に収まるように頭金を用意するのも、車のローンの審査に通りやすくする方法のひとつです。
連帯保証人を立てる
借金があって車のローンを組めない方でも、連帯保証人を立てることでローンの審査に通過できる場合があります。連帯保証人とは、ローンを組む方と同様に返済の義務を負う人のことです。何らかの事情で車のローンに申し込んだ方が返済できなくなった場合、連帯保証人が代わりに返済しなければなりません。
なお、連帯保証人は、金融機関が必要と判断した際に、契約者へ連帯保証人を立てるよう求めるケースが一般的です。
借金を遅延や滞納なく返済する
借金があっても遅延や滞納することなく返済できている場合は、その履歴が返済能力の高さを示す材料となる場合があります。
逆に、スーパーホワイトといわれるまったく履歴がない状態だと、債務整理などでローンやクレジットカードが利用できなかったのではないかと推測される可能性もあるため、滞りなく借金を返済するとともに、クレジットカードなども適度に利用して、良質なクレジットヒストリーを積み上げておくのもおすすめです。
できるだけほかの借入れを返済する
前述のとおり、車のローンを組む際には、返済負担率や借入限度額などが決められています。そのため、借金があって車のローンが組めない可能性がある場合は、できるだけほかの借入れを返済してから車のローンに申し込むことで、審査のハードルが下がることがあります。
なお、クレジットカードのキャッシング枠も返済負担率に含まれることがあります。使用していない場合は、車のローンの申込み前に減枠しておくといいでしょう。
借金があり車のローンが組めないときにおすすめの方法
車に乗るには、ローンを組む以外にもさまざまな方法があります。中でも借金があり車のローンが組めないのではないかと心配している方におすすめなのが、カーリースです。
カーリースの審査では、カーリースならではの仕組みにより、審査対象となる金額を抑えられるというメリットがあります。そのほかにも、費用面でメリット満載のカーリースの魅力について、利用者の声と併せてご紹介します。
車のローンよりも審査に通る可能性がある
カーリースは車のローンよりも審査に通る可能性があるという特徴があります。カーリースは月々定額の料金を支払って車に乗れるというサービスのため、ローンを組む必要がないからです。返済負担率は見られますが、カーリースで支払う車両本体価格は、車を利用する期間に相当する割合だけでいいので、審査対象の金額を抑えやすいのも審査のハードルを下げやすい理由の一つです。
すでに借金があるという方でも、借金額を増やすことなくカーライフをスタートできるでしょう。
また、カーリースは初期費用0円で新車に乗ることができます。新車を購入する場合、ある程度まとまった初期費用が必要になりますが、カーリースの場合は初期費用も月々の料金に含まれているため、車にかけられる予算が少ないという方でも安心です。
月額料金に車検代やメンテナンス費用も含められる
カーリースの月額料金には、税金や自賠責保険料、各種手数料などの諸費用が含まれていることが一般的です。さらにカーリース会社によっては、このほかにも車検代やメンテナンス費用も月額料金に含めることが可能です。
ローンを組んで車を購入した場合、月々の返済とは別にこれらの費用を支払わなければなりませんが、カーリースの場合は諸費用や維持費も月額料金にまとめて支払えるため、毎月の支払いがフラットになり、借金の返済をしながらでも家計を圧迫せずに車を持つことが可能になるでしょう。
車のローンは組めなかったけど新車に乗れた!利用者の声
車のローンが組めないのではないかと不安な方でも、実際に審査に落ちてしまった経験のある方でも、カーリースなら新車に乗れる可能性があります。
中でも、業界最安水準*で月額10,000円台から新車に乗れるカーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、車のローンの審査に通らなかった経験を持つ方がたくさん利用しています。実際の利用者の体験談や感想をご紹介しましょう。
車のローン審査に落ちても、カーリースで欲しかった新車に乗れました!
Kさん・40代 | ダイハツ「ムーヴ」(11年契約・プラチナメンテプラン加入)最初は車を購入するつもりでカーローンに申し込んだのですが、過去に携帯料金の払い忘れがあったことが影響したのか、審査に通らなかったんです。
仕事柄どうしても車が必要だったので、定額カルモくんなら審査に通るかもしれないと聞いてすぐに申し込みました。
とはいえ、車のサブスクなんて知らなかったし、インターネットで車を買うことにも多少の抵抗はありました。でも、問い合わせ時の受け答えがすごくクリアで安心感があったので、大丈夫だなって。
無事に審査も通過して、欲しかったムーヴの新車にも乗れて、満足しています!
ダメ元で受けた審査に通った!おかげさまで妥協せずに新車に乗れています
Kさん・60代 | ホンダ「S660」(7年契約)これまでいろいろな車をいじって乗り倒して、今回、車の楽しみと維持費の安さを両立した一番良い車に乗りたかった。ただ僕の場合、ローン審査は難しいと思っていたんです。いろいろあって何回か試したけどやっぱり無理で。でも定額カルモくんに相談したら、一応やってみましょうよと言われてダメ元で審査を受けてみたら通ったのでびっくりしました。
リースは税金も何も全部コミコミで一定の月額が決まっていて、支払額が変わることがないから安心ですよね。だから、審査に通ったとわかって、じゃぁぜひぜひお願いしますと言って、おかげさまで相棒と呼べるS660の新車に乗れています。
車のローン審査に落ちたことがあっても、無理なく新車を持ててうれしいです!
Iさん・30代 | ダイハツ「ウェイク」(11年契約)車検がきっかけで乗換えを検討し始めました。それまで中古車だったので、新車に乗りたいと思って。車種は最初から決めていて、あとは買うかリースにするかの2択でした。
ただ、実は前の車を買うときにカーローンの審査に落ちたことがあるんです。大学生時代にクレジットカードの支払いが遅れたせいかもしれません。だからローンは難しいかなと。
それで、落ちたらどうしようという不安もあったんですけど、試しにカーリースの定額カルモくんで審査を受けてみたら、受かったって連絡が来たのでうれしかったです。その後は担当の方にいろいろと相談しながらプランを決められたので安心でした。リースの魅力は無理なく車を持てる点だと思います。ずっと同じ金額を払えばいいだけだから電話代とか電気代とかと変わりないですよね。
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また、7年以上の契約では、契約満了後にそのまま車をもらうことも可能です。
費用を抑えてお得に車に乗りながら、最後にはマイカーを手に入れられるのも、定額カルモくんならではのメリットです。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
借金で車のローンが組めなくても新車に乗れる方法はある
車のローンを組むためには、ローン審査に通過する必要があります。そのため、借金があるとローンを組めないのではないかと考える方も多いかもしれません。しかし、借金があっても、現状に適した対策をとることで車に乗れる可能性は高まります。
自身の状況を確認して、車のローンを組めない不安があるようなら、カーリースも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。初期費用不要、維持費も込みで月々10,000円台から利用できる定額カルモくんのようなサービスを選べば、借金の返済がある方でも経済的な負担を抑えながらカーライフを実現できるでしょう。
審査の結果が最短翌営業日にわかる!
定額カルモくんでは、利用の可否が最短翌営業日にわかる「お試し審査」を利用できます。
入力はスマホから5分程度で、キャンセルも可能!
一番安い仮の車種で審査を試せるので、審査のハードルも下げやすいでしょう。
よくある質問
Q1:借金があっても車のローンは組める?
A:借金があっても車のローンを組むことはできます。ただし、借入れが多いとローンの審査に通過することが難しくなります。借金のあるなしにかかわらず、重要なのは、年収のうち、ローンや借金の年間の返済額が占める割合です。借金とローンの関係について詳しくはこちらをご覧ください。
Q2:車のローンを組むときの返済負担率とは?
A:返済負担率とは、年収から社会保険料や税金などを差し引いた手取り額のうち、ローンの年間の返済額が占める割合のことです。返済負担率の上限は金融機関によって異なりますが、一般的に年収の25~35%が目安とされています。なお、車のローンの場合、年収400万円未満は25%、年収400万円以上は35%が目安といわれています。返済負担率について詳しくはこちらをご覧ください。
Q3:車のローンが組めない場合におすすめの方法は?
A:車のローンが組めない場合におすすめしたいのがカーリースです。カーリースは月々定額の料金で車に乗れるサービスで、審査対象の金額を抑えやすいうえ、ローンを組む必要もありません。また、車検やメンテナンスの費用、各種税金も月額料金に含められるため、毎月の支払いがフラットになるというメリットもあります。カーリースについて詳しくはこちらをご覧ください。
※この記事は2024年7月1日時点の情報で制作しています。