2017年度から2020年度の登録車を含む国内新車販売台数第1位のホンダ「N-BOX」は、ホンダで初となる新車販売台数4年連続第1位という快挙を成し遂げたモデルで、今やホンダを代表する存在です。子育て中のママたちが実際に使ってみて、ほかのママたちに推薦したいと思うものに投票する2020マザーズセレクション大賞にも選ばれました。
そんな高い人気を誇るN-BOXには、いくらで乗ることができるのでしょうか。
そこで、現金一括やローン、リースなど、購入方法別の値段を徹底紹介します。
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そもそもホンダ「N-BOX」ってどんな車?

2011年の初デビュー直後から大ヒットし、生産期間のほとんどの年で軽自動車新車販売台数トップを記録した、ホンダ初の軽スーパーハイトワゴンが初代「N-BOX」です。このモデルはホンダ史上最速で累計販売台数100万台を超えるなど、大人気モデルとなりました。
2017年に登場した現行型である2代目は、エンジンルームが小型化されたり、テールゲートが薄くなったりしたことで、軽自動車の規格内のボディサイズで初代とほぼ変わらないサイズでありながら、車内空間をさらに広げ居住性の良さに磨きをかけたのが特徴です。また、この2代目モデルにはホンダの全運転支援システム「Honda SENSING」をホンダの軽自動車で初めて採用したことでも注目を集めました。
2020年12月にはマイナーチェンジで内外装のスタイルを一新。今回の改良モデルでは全タイプに先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、Nのある豊かな生活「N for Life」を提供しています。
N-BOXの値段はいくら?
N-BOXはノーマルタイプとスポーティーで迫力のあるエクステリアが自慢のカスタムタイプの2種類のスタイルの設定があります。グレードは大きく分けて「G」「L」「EX」の3段階のグレード構成となっており、「L」「EX」はノーマル、カスタムの両タイプに設定があります。なお、パワートレインは両タイプともNAエンジンとターボエンジンの選択が可能です。
N-BOXの主要グレードの価格は以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | |
2WD | 4WD | |
G | 142万8,900円 | 156万2,000円 |
L | 155万9,800円 | 169万2,900円 |
Lターボ | 175万8,900円 | 189万2,000円 |
EX | 165万8,800円 | 179万1,900円 |
EXターボ | 180万9,500円 | 194万2,600円 |
「G」の値段と仕様
N-BOXの中で最も価格の安いエントリーグレードである「G」2WD車の価格は142万8,900円(税込)。軽自動車のエントリーグレードとしては高額ですが、室内空間の広い軽スーパーハイトワゴンは全体的に高額な傾向にあるため、N-BOXのみが飛びぬけて高額というわけではありません。
この「G」では、スライドドアにパワースライド機能が搭載されません。せめて片側だけでも欲しいところですが、オプションでの設定もないため注意が必要です。
とはいえ、LEDヘッドランプやフルオートエアコン、キー操作なしでドアロックやアンロックができるHondaスマートキーシステムやエンジンの始動・停止が指先でできるプッシュエンジンスタート/ストップスイッチ、多彩な座席アレンジができるチップアップ&ダイブダウン機構付きの5:5分割可倒式スライドリアシート、ナビ装着用スペシャルパッケージなど、実用性を高める機能は省かれることなく搭載されています。
ホンダ自慢の安全運転支援システム「Honda SENSING」も標準装備。スライドドアにパワースライド機能がないことを除けば、毎日のカーライフを安全に楽しめる、充実した装備内容といえるでしょう。
なお、「G」にはターボエンジン、カスタムの設定はありません。
「L」の値段と仕様
ワンランク上の「L」2WD車の価格は155万9,800円(税込)。「G」との装備内容との最も大きな差は、後席左側のパワースライドドアが標準装備されていることでしょう。後席右側のパワースライドドアはオプションで追加が可能です。
そのほか充電用USBジャックや運転席ハイトアジャスター、運転席・助手席のシートヒーター、スライドドア両側のロールサンシェードなど、より快適にドライブを楽しむための装備が追加されているのがポイントといえるでしょう。
この「L」グレードから、カスタムタイプの設定もあります。カスタムタイプはどのグレードにも共通してノーマルモデルよりもワンランク上の9灯式フルLEDヘッドライトや専用のカスタムデザインのフロントグリル、カスタムデザインフロントバンパー、カラードサイドシルガーニッシュ、LEDフォグライト&クロームメッキフォグライトガーニッシュ、アルミホイールなどを装備し、迫力のあるエクステリアデザインとなっているのが特徴です。
エアコンがプラズマクラスター技術搭載のものになり、サイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグもすべてのカスタムモデルに装備されます。そのほかの装備内容は「L」とほぼ同様です。
「カスタムL」の2WD車の価格は、176万9,900円(税込)で、ノーマルモデルよりも20万円程度高額になります。
「Lターボ」の値段と仕様
ホンダ車に期待したいパワフルな走りやレスポンスの良さを実現するターボエンジンを搭載する「Lターボ」2WD車の価格は175万8,900円(税込)です。ターボ車はパドルシフトを搭載しているため、スポーティーなマニュアル感覚の走りが楽しめるのもポイントです。
基本的な装備内容は「L」に準じますが、サイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグ、後席シートベルト締め忘れ警告灯、アレルクリーンプラスシートが追加されます。
「Lターボ」にカスタム専用装備が追加される「カスタムLターボ」2WD車の価格は196万9,000円(税込)です。ターボ車ではアルミホイールが15インチにインチアップします。
「EX」の値段と仕様
「EX」は、ほかのグレードの前席がベンチシートであるのに対し、助手席に最大57cmスライドできる助手席スーパースライドシートを搭載するグレードです。助手席スーパースライドシートは現行型N-BOXの目玉装備といえるもので、前席間はもちろん、後席との移動がしやすくなることに加え、分割可倒式のリアシートとあわせてさまざまな座席アレンジができるのも魅力です。
またこのグレードでは「Lターボ」の内容にプラスして、ノーマルモデルにもプラズマクラスター技術搭載のエアコンが装備されます。
「EX」2WD車の価格は165万8,800円(税込)、「カスタムEX」2WD車の価格は187万9,900円(税込)です。
「EXターボ」の値段と仕様
「EXターボ」は「EX」にターボエンジンが搭載されるグレードで、2WD車の価格は180万9,500円、「カスタムEXターボ」2WD車は201万9,600円(税込)です。
現金一括やローン、カーリースのN-BOXの値段は?
N-BOXに乗りたいと思ったとき、まず気になるのはその値段。実は、金額は車の乗り方によって大きく変わります。
そこで、N-BOXのベースとなる「G」2WD車、本体価格142万8,900円(税込)を例に、現金一括、ローン、カーリースのそれぞれの値段について見ていきましょう。
なお、ローンは頭金なしの143万円を、某メガバンクのマイカーローン(金利4.475%、変動金利制)で5年(60回払い)、ボーナス払いなしで借入れ、カーリースは、カーローンと同条件になる5年契約とします。
〈購入方法別のN-BOXの値段一覧〉
現金一括 | ローン | カーリース | |
---|---|---|---|
購入時に必要な金額 | 152万6,190円 | 12万3,933円 | 25,630円*³ |
車両代金/頭金 | 車両代金142万8,900円 | 頭金0円 | 頭金0円 |
諸費用 | 自賠責保険料(37ヵ月)29,550円 軽自動車税(種別割0円 軽自動車税(環境性能割)0円 自動車重量税5,600円 リサイクル法関連費用8,840円 預かり法定費用6,000円 手続代行費用(参考価格)47,300円 *¹ | 自賠責保険料(37ヵ月)29,550円 軽自動車税(種別割)0円 軽自動車税(環境性能割)0円 自動車重量税5,600円 リサイクル法関連費用8,840円 預かり法定費用6,000円 手続代行費用(参考価格)47,300円 | 0円 (月額料金にコミコミ) |
月々の支払額 | なし | 26,643円*² | 25,630円 |
おもな維持費 | 春に税金、初回は新車登録から3年、その後2年ごとの車検時に重量税と自賠責保険料、車検基本料が別途かかる | 春に税金、初回は新車登録から3年、その後2年ごとの車検時に重量税と自賠責保険料、車検基本料が別途かかる | 税金・自賠責保険料は月額料金にコミコミ 車検基本料もコミコミにできるプランも |
総額 | 152万6,190円 +税金・自賠責保険・車検費用 | 169万5,870円 +税金・自賠責保険・車検費用 | 153万7,800円 +車検基本料 |
* 初期費用は購入時期・購入時の税制によっても異なります。また、上記の値段は記事制作時点のものです。あくまで車の買い方別の値段の差をお知らせするためのものであり、閲覧時点での金額と相違があることがございます。
*¹ ホンダ「N-BOX セルフ見積り」より算出(2021年2月23日時点)
*² 某メガバンク マイカーローン シミュレーション(年率4.475%、変動金利制)より算出(2021年2月10日時点)
*³ おトクにマイカー 定額カルモくんの料金より算出(2021年2月23日時点)
カーリースなら税金・保険などの維持費コミコミで 18,430 円(税込)からN-BOXに乗れる!
カーリースは、リース会社が契約者専用に用意した新車を月額制で利用できるサービスです。月額料金には税金や自賠責保険料、各種手数料が含まれているため、初月から月額料金だけでカーライフをスタートできます。
また、車両価格から返却時の残存価格を引いた金額で月額料金を算出するので、購入よりも安い車両価格でN-BOXに乗ることができます。
ただ、カーリースの月額料金は、残価を引いた車両価格に各種税金などの費用を足した金額を契約月数で割って算出するため、契約期間が長くなるほど月々の料金は安くなります。
定額カルモくんで最長となる11年契約なら、月額 18,430 円(税込)でN-BOXに乗ることも可能です。
現金一括でN-BOXに乗るなら、約152万6,190円(税込)~
N-BOXの「G」2WDの新車を、オプションは付けず、下取り車もない状態で現金一括購入する場合、諸々の諸費用を含めた総額は約153万円(税込)となります。カーナビなどの装備や有料ボディカラーをはじめとするオプションを追加すると、その分費用は高くなります。
現金一括購入は金利がかからないため、支払い総額を安く抑えられるというメリットがあります。しかし、一度に大きな金額の支払いが必要になるというデメリットもあります。そのため、まとまった金額が手元になければ大きな負担となるでしょう。現金一括は、手元の資金に余裕がある場合におすすめの支払い方法です。
ローンでN-BOXに乗るなら月々の支払額は26,643円〜
某メガバンクのマイカーローン(年率4.475%、変動金利制)で頭金、ボーナス払いなし、60回払いの条件で見積りを取得した結果、月々の支払額は26,643円(税込)となりました。
ローンを利用すれば、現金一括のような大きな負担なくN-BOXを購入できます。頭金やボーナス払いを設定すれば、月々の支払額を抑えることも可能です。
しかし、ローンに含められるのは基本的に車両価格のみとなるため、購入時には頭金や登録諸費用を現金で用意する必要があります。また、乗り続けるあいだは、毎年の税金や車検費用などもその都度支払わなければなりません。
購入時やボーナス月にまとまった金額を支払うほか、維持する上で必要な費用もローンの返済とは別に用意する必要があるため、しっかりと先を見据えてプランを検討する必要があります。
N-BOXを中古車で購入するといくら?
新車より安くN-BOXに乗りたい場合、中古車から選ぶというのも選択肢にあげられます。現在、大手中古車サイトで販売されているN-BOXの中古車の平均額は、約150万円(2021年2月23日時点)となっています。一見新車価格より高く見えますが、中古車は前オーナーが追加したオプションなども含めた価格となっているので、実際には新車よりお得な値段で販売されています。
なお、中古車でも新車同様に諸費用が必要となり、金額は条件次第で変わります。販売手数料などの諸経費は、必ず購入予定の中古車販売店で直接確認しておきましょう。
中古車のメリットとデメリット
中古車から選ぶ大きなメリットは、何よりもその価格です。現行型を新車より安い値段で購入できるほか、旧型であればさらに安い値段で手に入れることもできます。
しかし、中古車を選ぶときには注意が必要な場合もあります。中古車は前オーナーがどのような乗り方をしていたかがわからないので、目に見えない部分にダメージや傷みが残っている場合があります。結果として、メンテナンスで新車より手間もお金も必要になってしまったり、思ったより早い段階で車の寿命がきてしまったりすることがあります。中古車から選ぶ場合には、しっかりと確認を行った上で購入するよう注意しましょう。
N-BOXのライバル車、ダイハツ「タント」にはいくらで乗れる?
軽自動車のジャンルの中で最も売れているスーパーハイトワゴンは、乗用車全体の販売台数でも上位に入るほど人気のある車種です。そのため、多くのメーカーがこのジャンルの軽自動車を発売しています。経済的にも機能的にも人気のあるスーパーハイトワゴンですが、一番売れているN-BOXと比較されることの多いライバル車の筆頭格といえるのがダイハツ「タント」でしょう。
タントは助手席側がピラーレスになっている「ミラクルオープンドア」が特徴で、人の乗り降りや、荷物やベビーカーなどの積み降ろしなどが快適に行えるように工夫されています。
タントの車両本体価格は最も安い「L(スマートアシスト非装着車)・2WD」で124万3,000円(税込)、現金一括購入時の支払額は127万8,150円(税込)+登録諸費用*¹となっています。これをN-BOXと同じ条件の60回ローンの計算した場合の月々の支払額は23,289円(税込)*²です。
*¹ ダイハツ「オンライン見積り」より算出(2021年2月23日時点)
*² 某メガバンク マイカーローン シミュレーション(年率4.475%、変動金利制)より算出(2021年2月23日時点)
スーパーハイトワゴンにもっと安く乗りたいならスズキ「スペーシア」がおすすめ
数ある軽スーパーハイトワゴンの中でも、車両価格には多少の幅があります。軽自動車ならではの経済的なメリットをもっと追求したい、という方もいるでしょう。
スズキ「スペーシア」はN-BOXと同じく近年人気の軽スーパーハイトワゴンで、同カテゴリーで代表格のN-BOXのライバルとして比較される機会が多いモデルです。男性目線を意識し、りりしい外観と落ち着きのある内装のN-BOXに対して、スペーシアは親しみやすさや遊び心のある内外装となっています。また、N-BOXは安定感とパワーでどっしりとした走り、スペーシアは軽快な走りが特徴です。
スペーシアの最安グレードである「HYBRID G(スズキ セーフティ サポート非装着車)」の2WDは、現金一括購入であれば車両本体価格は129万8,000円(税込)、諸費用を込めた支払総額は138万7,250円(税込)*¹です。車両本体価格がN-BOXよりも安価な設定となっていて、それに伴い総額もお買い得となっています。
N-BOXと同じ条件でローンを組んだ場合、月々24,221円(税込)*²となります。
*¹スズキ「見積りシミュレーション」より算出(2021年2月23日時点)
*² 某メガバンク マイカーローン シミュレーション(年率4.475%、変動金利制)より算出(2021年2月23日時点)
とにかく安く車に乗りたい方は、定額で新車に乗れる定額カルモくん
N-BOXを新車や中古車で購入する場合には、車両本体価格のほかに、税金や手数料などの登録諸費用でまとまった現金が必要です。また、カーローンを組む場合でも、税金や保険料、車検費用など急な出費を負担する必要があります。
しかし「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、頭金も登録諸費用も不要で、月額
18,430
円(税込)でN-BOXの新車に乗ることができます。
定額カルモくんの月額料金には各種税金や自賠責保険料、手数料などが含まれている上、大幅なオンライン割引きで、業界最安水準*のカーリースを実現しています。
さらに、車検基本料や一部消耗部品の交換費用などのほか、メーカー保証と同程度の補償が契約期間中に渡って受けられたり、返却時の原状回復費用も補償されたりと、維持費も定額にできるお得なメンテナンスプランも用意。大きな出費の心配をすることなく、常に最適なコンディションを保つことが可能になります。
メンテナンスは全国30,000店舗以上の提携大手事業者の中から好きな業者を選べるため、業者を探す手間もありません。
購入よりも価格を抑えられるから、同じ予算内で、N-BOXのグレードアップやオプション追加も可能になります。
* 一般社団法人日本自動車リース協会連合会所属のすべての業者の中で、完全定額(頭金なし・ボーナス払いなし・クローズドエンド契約)で新車を個人向けにリースしているサービスにおいて月額料金が日本最安値(2021年7月13日、ステラアソシエ株式会社調べ)
幅広い選択肢から自分に合った方法を選んでN-BOXに乗ろう
幅広い層に人気のスーパーハイトワゴンの中でも1番人気のN-BOX。これまでは、N-BOXに乗る方法は、現金一括購入やローンでの購入が一般的でした。しかし、自分の生活に合わせてさまざまなサブスクリプションサービスを選べるようになってきた現在、車も購入して所有するだけではなく、自分に合った方法で賢く乗ることができます。
そのため、毎月定額で車に乗れるカーリースは、これからの時代にふさわしい車のサブスクリプションサービスであるといえるのではないでしょうか。
※記事の内容は2021年4月の情報で執筆しています。