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バックランプで車検に引っかかることも?合格基準や交換のポイントを解説

バックランプで車検に引っかかることも?合格基準や交換のポイントを解説|車検を知るならカルモマガジン
バックランプで車検に引っかかることも?合格基準や交換のポイントを解説|車検を知るならカルモマガジン

車がバックする際に点灯し、周囲に知らせる役割のあるバックランプ。車検では、ほかのパーツと同じようにチェックされるので、何らかの不備があると車検に合格できない可能性もあります。そこで、バックランプの光の色や明るさなど車検における検査基準のほか、バックランプを交換する際のポイントについてもご紹介します。

バックランプのメンテナンスや車検代に悩まされず車に乗る方法はこちら

  • バックランプの色や個数などは、保安基準を満たさないと車検に通らない
  • 純正のバックランプがやや暗いと感じる方は、LEDへの交換も
  • バックランプのメンテや車検の費用が気になる方は、カーリースという選択もあり

バックランプとは?

バックランプとは?

車の後方にはテールランプやブレーキランプなど、いくつかの灯火がありますが、その中でギアをバック(リバース)に入れたときにのみ点灯するのがバックランプです。自車がバックしているのを周囲の車や歩行者に知らせるのがおもな役割ですが、後方を照らすことで夜間の車庫入れなどがしやすくなるといった便利な一面もあります。

「道路運送車両の保安基準」の第40条では「後退灯」という名称になっており、一部を除くすべての自動車に装備が義務づけられています。

車検におけるバックランプの検査基準とは

車検におけるバックランプの検査基準とは

「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」によって、車のほかのパーツと同じようにバックランプにも保安基準が定められています。取り付けられているバックランプがこの基準から外れていると車検に合格できず、再検査となってしまうので注意が必要です。
バックランプの検査基準には、次のようなものがあります。

〈車検におけるバックランプの検査基準〉

白色のみ
(検査官が目視で判断するので、7,000ケルビンを超えるようなものは青色と判断される可能性がある)
個数1個または2個
(標準で1個のものを2個にすることは可能だが、標準で2個のものを1個にすると整備不良とみなされる)
明るさほかの交通の妨げにならない明るさ
光源は15W以上75W以下
視認性昼間に後方100mの距離から点灯が確認できるもの
照明部の大きさが20cm2以上
取り付け位置照明部の上縁の高さが地上1.2m以下、下縁の高さが0.25m以上となるように取り付ける
灯器・レンズ面灯器が損傷し、またはレンズ面が著しく汚損しているものでないこと

 

【車検の検査基準】色

車検の検査基準では、バックランプの色は白色のみと決められています。
光の色を表すための指標として、色温度(単位:ケルビン〈K〉)というものがあり、ケルビン数は高くなるほど白から青色に近づき、低くなるほど白から黄色へと近づきます。バックランプを交換する際には、この数値を目安にして選ぶことができますが、ドレスアップで人気があるのはケルビン数の高い青白光です。

車検の基準はケルビン数で決まっているわけではなく、検査のときには検査官の目視によって白色かが判断されます。そのため、検査官が青白いと感じた場合、落とされる可能性もゼロではないでしょう。

一般的なバックランプに使用されている電球は6,000ケルビンのものが多く、7,000ケルビンまでなら白色とみなされることが多い傾向です。ただし、メーカーによって同じケルビン数でも色合いが微妙に違うので、6,500ケルビンくらいまでが無難かもしれません。

【車検の検査基準】個数

車検では、バックランプの個数にも規定があり、1個または2個と決められています。バックランプを後付けして3つ以上にしてしまうと、車検に通ることができません。

また車種にもよりますが、バックランプは左右に2個ずつ備えつけられているのが一般的です。このように標準で2個ついていたものを1個に減らしてしまうと、整備不良とみなされて車検では不合格となってしまいます。

反対に、最初から1個しかなかった車では、2個に増やすことは問題ありません。ただし、左右対称に装着されていることが条件となるので注意が必要です。

【車検の検査基準】明るさ

光の明るさについては、「ほかの交通を妨げないもの」という決まりがあります。
これは、バックランプがあまりに明るいと周囲の車などにとって妨げになりうるということで、例えば運転中にいきなり強い光が視界に入ると、まぶしくて一瞬前がよく見えなくなり、交通事故につながりかねません。

夜に街灯のない場所で駐車する際など、後方が見やすいようにバックランプを明るいものに替えたくなってしまうものですが、あまり明るいものにしてしまうと車検には通らないため注意が必要です。

なお、電球のワット数だと15W以上75W以下と決められています。純正品の電球を使っていればまず問題ありませんが、社外品に交換する際にはこの範囲に収まるものにしましょう。

【車検の検査基準】視認性

バックランプは、その光が後方にしっかり行き届かないと安全性を確保することができません。そのため、昼間に後方100mの距離から点灯していることが確認できるものと、保安基準で決められています。また、遠くからでも点灯が認識できるように、レンズ部分の面積が20cm2以上という決まりもあります

ただし「明るさ」の項で述べたように、視認性を高めるためとはいえ光をあまりに明るくしてしまうと、「ほかの交通を妨げないもの」という規定に引っかかってしまうので注意が必要です。

【車検の検査基準】取り付け位置

バックランプの取り付け位置については保安基準で高さに決まりがあり、バックランプの上側の縁が地上1.2m以下、下側の縁が25cm以上の位置に取り付けなければなりません。この範囲内に収まっていなければ、車検で不合格となってしまいます。

バックランプは購入したときには保安基準に適合する位置に取り付けられているので、バックランプの位置を変えたり、車高を調整したりしていなければ問題はありません。しかし車高を低くするなど、自分でカスタマイズする際には、この高さの決まりに十分注意しましょう。

【車検の検査基準】灯器・レンズ面

バックランプには、灯器が損傷していたり、レンズ面が著しく汚損していたりするものは認められないといった決まりもあります。ランプ自体が壊れて点灯しなくなっている場合は、周囲にバックすることを知らせるという目的を果たすことができなくなっているため、車検に関わらずすぐに修理するようにしましょう。

また、レンズ面が破損して中の電球が見えてしまっている場合や、点灯すると光が外に漏れてしまう場合も、安全性に問題があるため車検に合格できません。

レンズ面に小さな傷や浅いひびがあるくらいなら車検には通りますが、いずれ破損する恐れがあるので早めに修理しておくことをおすすめします。

バックランプの球切れにも注意

バックランプの球切れにも注意

バックランプにはさまざまな保安基準があり、車検に合格するにはこれらを満たす必要があります。しかし、色や個数、取り付け位置などが基準を満たしていたとしても、バックランプの球が切れてしまっていると車検に通ることはできません。普段の運転の際にも玉切れは尾灯等の整備不良と見なされて、道路交通法違反になってしまうので注意しましょう。

とはいえ、動いている自分の車を後ろから見る機会は少ないので、バックランプが切れていてもなかなか自分では気付きにくいものです。時折バックランプを点灯させて、球切れを起こしていないか確認したほうがいいでしょう

その際、周りから第三者に見てもらうのが確実ですが、夜間に壁に光を当ててみて暗くなっていないか確認することもできます。もし切れていたら、早めに交換するようにしましょう。

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バックランプのバルブを交換するなら

バックランプのバルブを交換するなら

バックランプが玉切れを起こした際には、バルブの交換が必要になります。
ここでは、バルブの種類や選び方についてご紹介します。

バルブの種類

まず、バルブ交換のための基礎知識として、バックランプに使われているバルブの種類について見ていきましょう。
バックランプのバルブは国産車の場合、T16、T20、S25という3つの種類のいずれかが使われています。自分の車に使われているのがどのタイプなのか、あらかじめ確認しておくと安心です。

T16

3種類のバルブの中で一番小さいサイズです。消費電力も16Wと最も低く、それだけに一番暗いバルブとなっています。国産車の現行車種の多くに装着されているのはこのT16なので、もしかしたらバックランプが暗いと感じる方が一定数いる一因かもしれません。

T20

T16と形状はほぼ同じでサイズが大きめなのがT20で、消費電力は21WとT16よりも明るいのが特徴です。国産車では、次に紹介するS25よりも多く使われています。

S25

T16、T20とは形状が異なり、口金がついているのがS25です。その分T20と比べて値段が高くなっていますが、消費電力は同じ21W。国産車ではほとんど使われていませんが、欧州では多くの車に使われているタイプです。

ハロゲンから交換するならLEDがおすすめ

ハロゲンから交換するならLEDがおすすめ

ディーラーなどから新車を購入すると、多くの場合、純正のバックランプが装着されています。一部、LEDライトがついていることもありますが、ほとんどの場合ついているのはハロゲンライトです。

車のライトにはハロゲンライトのほかに、HIDライトとLEDライトがあります。一番明るいのがLEDライトで、次に明るいのがHIDライト、やや暗いのがハロゲンライトです。寿命はLEDライトが最も長く、次にHIDライト、短いのがハロゲンライトとなります。

今車についているのがハロゲンライトなら、明るさや寿命の長さを考えるとLEDライトへの交換がおすすめです。HIDライトは熱量が大きいという特徴があるので、バックランプの設計がそれほど熱に強くない場合、灯体が溶けてしまう危険性もあるため注意しましょう。

LEDライトを選ぶ際の注意点

純正のバックランプにはハロゲンライトがついていることが多いため、少しでも明るくしたいという方にはLEDライトがおすすめです。しかし、LEDライトを選ぶ際には、次のようなポイントに注意するようにしましょう。

明るすぎるものは車検に通らない

先述したようにバックランプの保安基準として、光の明るさはほかの交通の妨げにならないものと決められています。LEDライトでも明るすぎるものを選ぶと、周囲の交通の妨げになってしまうので、車検にも通らなくなってしまいます。

長すぎるものはレンズ面に当たって装着できないことも

T16、T20、S25という3種類のバルブについてご紹介しましたが、同じ種類のバルブであってもサイズが同じとは限りません。例えば同じT16のバルブでも、純正のハロゲンライトよりも長いサイズのLEDライトもあります。

もし装着しようとするLEDライトのサイズが長すぎると、車種によってはレンズ面に当たってしまい、装着できないこともあります。そのため、事前にどのくらいのサイズまでなら装着できるのか、確認しておくようにしましょう。

ルーメン値よりも、実感できる明るさを重視する

LEDライトの明るさは、光の束の量を表すルーメン(lm)という単位で示されます。しかし、ルーメン値は点灯直後の明るさを示すものなので、その明るさがそのまま維持されるとは限りません。中には時間が経つと明るさが半減してしまうものもあるので、注意が必要です。

ルーメン値を気にするよりも実際に体感できる明るさのほうが重要なので、購入の際にカー用品店などで相談してみることをおすすめします。

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バルブの交換のしかたと費用

バルブの交換のしかたと費用

バックランプのバルブが切れてしまったとき、またはより明るいLEDに交換したいとき、バルブを交換する方法は2種類あります。ここでは、自分で交換する方法と修理業者に依頼する方法、それぞれの流れや費用などについてご紹介します。

自分で交換する場合

手順さえ覚えれば、自分でもバルブの交換は可能です。車種によって交換方法が異なるため、それぞれの基本的な手順を押さえておきましょう。

内張をめくって交換するタイプ

  1. 車のトランクを開けて、バックランプがついている裏側付近を見て、内張がめくれるところを探します。
  2. 内張をめくると、バックランプのコネクターがあります。
  3.  反時計回りにコネクターを回して引き抜き、バルブを差し替えます。
  4.  念のため点灯するか確認して、内張を戻したら完了です。

テールランプを外して交換するタイプ

  1. トランクを開けて、テールランプの横にあるボルト2本をドライバーで外します。
  2. ツメに気を付けながらテールランプ本体を取り外します。その際、ツメのかかり方は車種によってさまざまなので注意が必要です。
  3.  コネクターを反時計回りに回して引き抜き、バルブを差し替えます。
  4.  点灯の確認をした後、テールランプを元に戻してボルトを締めたら完了です。

詳しい交換方法は、車の取扱説明書に記載があるので確認しておくと安心です。
部品代としては、LEDライトがカー用品店などで3,000~4,000円、インターネットで探せば1,000~2,000円程度で見つかる場合もあります。ハロゲンライトなら1,000円程度で購入できるでしょう。

修理業者に依頼する場合

自分で交換するのが不安という方は、ディーラーや整備工場、カー用品店に依頼することもできます。店舗にもよりますが、一般的に部品代に加えてディーラーなら1,500円くらい、整備工場やカー用品店なら500円くらいの工賃で交換が可能です。

バックランプのメンテナンスや車検代に悩まされず車に乗る方法

バックランプのメンテナンスや車検代に悩まされず車に乗る方法

バルブの交換は比較的簡単なので自分でも交換することは可能ですが、もし交換してもうまく点灯しない場合は、接触不良などの可能性も考えられます。修理業者に見てもらったほうがいいでしょう。

こうしたメンテナンスや車検にかかるさまざまな負担を抑えながら車に乗りたいという方には、カーリースの利用がおすすめです。

毎月定額の料金を支払うだけで新車に乗ることができる上、メンテナンスや車検費用をの定額料金に含められるプランを用意している会社も多くあります。さらに、メンテナンスや車検は提携店で受けられるため、業者探しの手間からも解放されるでしょう。

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ここでは、メリット豊富な定額カルモくんについて詳しくご紹介します。

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カルモくんを資料で詳しく

車検の検査基準を意識して、バックランプの交換や車のメンテナンスを

バックランプにも色や個数、明るさなど、車検の検査基準があります。明るいものにしたいと思う方は、LEDライトへの交換が比較的簡単にできますが、車検の検査基準から外れないように注意しましょう。なお、バックランプを含めた車のメンテナンスや車検にかかる費用負担を抑えながら車に乗りたいという方には、カーリースの利用がおすすめです。

定額カルモくんなら事前に審査結果がわかる「お試し審査」を受けることも可能なので、先に自身が利用できる価格帯を確認しておくことで、無駄なく効率的に車を選べるようになります。本契約前であれば、キャンセルやプランの変更も可能なので気軽に試してみてはいかがでしょうか。

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よくある質問

Q1:車検でのバックランプのチェックポイントは?

A:
色は白、個数は1個か2個、明るさはほかの交通の妨げにならないもの、視認性は昼間に後方100mの距離から点灯が確認できるものなど、いくつかの検査ポイントがあります。このほか、バルブの球切れは車検に通らないだけでなく、周囲から点灯が確認できず危険ですので、きちんと点灯するか時折確認するといいでしょう。

Q2:バックランプをLEDに交換しても車検には通る?

A:
バックランプをLEDに交換すると明るくなり、夜に暗いところで駐車するときなどに便利ですが、保安基準で光の明るさは「ほかの交通の妨げにならないもの」と決められています。LEDライトがまぶしすぎて、周囲の運転者の妨げになるようなものは車検には通らないため注意しましょう。

Q3:車検やメンテナンスの費用を抑えながら車に乗る方法はある?

A:
カーリースなら車検代やメンテナンス費用も月々の定額料金に含めることができます。業界最安水準の定額カルモくんなら、人気車種の新車にも車検代やメンテナンス費用コミコミで月々10,000円台から乗ることが可能です。

※この記事は2021年12月時点の情報で制作しています

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