カーリースは利用料を経費として計上できることから、かねてから法人に人気の車の利用方法です。最近は、カーリースを利用することで得られる豊富なメリットから個人利用も増えていますが、カーリースを契約するにあたっては審査があり、審査内容は法人と個人で異なります。
ここではカーリースの法人審査の基準や通過に必要なポイント、法人として利用するメリットなどをご紹介します。
カーリースとは?
そもそもカーリースとは、定額制でマイカーのように車を使用できるサービスのことです。月々の支払額が定額になるため、経費の管理がしやすく、税金の支払いや車検費用といった大きな出費の心配もありません。
月々定額の利用料金には自動車税(種別割)をはじめ各種税金や保険料なども含まれているため、支出の管理がしやすいといった利点があります。
法人審査で詳しくチェックされるポイントは?
法人審査では、個人の審査とチェックされる項目が異なります。そのため、審査項目についても事前に把握しておくことが大切です。ここでは、法人審査でチェックされるポイントについてご紹介します。
会社概要、事業内容
その法人がどんな会社でどんな事業を行っているかは、重要な審査項目となります。会社概要や事業内容は事業の信用度につながるため、明確に提示しましょう。
資本金
資本金の金額も審査項目となります。とはいえ、金額の大小だけで判断するわけではないので、資本金が少ない法人でも審査に通過できる可能性があります。
設立からの年数
リースを利用する上で問題のない資金繰りが行われていることを確認するため、設立からの年数も判断材料のひとつとされています。設立からの年数が長いほど、経営の安定性を証明しやすくなります。とはいえ、年数が短くてもマイナス評価となるわけではありません。
売上高
設立からの年数と同じく、売上高もリースを利用する上で問題のない資金繰りが行えているかの重要な判断材料となります。それだけに、赤字が続いている場合は審査の通過が難しくなる傾向があります。
事業の安定性
カーリースは長期の契約を結ぶため、事業が安定的に営まれていることも重要です。売上高に波があると翌年に赤字になる可能性も考えられるので、審査が慎重になる可能性があります。
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審査に通りやすくするにはどうすればいい?
法人でカーリースを利用する場合、設立期間が短いなどの理由で審査の通過が心配な場合もあるかもしれません。
その場合、審査に通りやすくするために以下のことを意識しましょう。
書類に正確な内容を記載する
審査を通過するために最も大切なことは、正確な情報を正しく記載することです。内容に誤りや不備があると審査が通りにくくなってしまうので、必要書類は正しく用意し、記入は内容をきちんと確認した上で行いましょう。審査に通りやすくしたいあまり、経営年数や売上高を多めに書くなどの行為を行うと、信用を損なって逆に審査を通過できなくなります。
車種のグレードを下げる
会社の財務状況と契約したい車の金額が見合っていない場合、審査の通過が難しいことがあります。車種やグレードを選ぶ際は、滞りなく支払える金額かを見極めて、難しそうな場合はグレードを下げるなど、無理のない申込みを行った方が審査に通りやすくなります。
地域の特性に合った車を選ぶ
金額が低めの車種やグレードを選ぶと審査に通りやすくなりますが、安全に乗り続けるためには、車のタイプが使用する地域の特性に合っていることが何より大切です。積雪の多い地域では、多少高価でも雪道に強い4WDを選ぶなど、金額だけでなく、事故のリスクを軽減することも視野に入れて選びましょう。
経営者の信用情報を確認する
法人の経営者に債務歴や支払いの滞納などがあると、審査の通過は難しくなります。クレジットカードの支払いや携帯電話料金などの滞納も信用情報に影響するため、気付かないうちにブラックリスト入りしていることも考えられます。会社の事業内容などに問題がないのに審査に通らないという場合には、経営者の信用情報を確認してみましょう。
法人カーリースのメリットは?
法人向けカーリースがおすすめの理由は、月額利用料を経費として計上できるだけではありません。どのような利点があるのか、法人カーリースのメリットについて詳しくご紹介します。
1. 管理がしやすい
カーリースでは、車の購入や維持に必要な手続きや支払いをリース会社が一括して行うため、利用する会社がそれらを行う必要はありません。そのため、管理がしやすく、さまざまな手間も省くことができます。
2. 経費として計上できて節税しやすい
車を現金払いで購入した場合、かかった費用は経費として一度に計上できる上限を超えてしまうため、減価償却の対象となります。カーローンを利用した場合は、経費として認められるのは利息のみです。一方、カーリースは使用権を持つ利用方法なので、毎月の利用料金をそのまま経費として計上でき、節税につながります。
3. 複数の車両が利用できる
社用車として複数台を一度にそろえる場合、購入では頭金や初期費用だけでかなりの負担となります。カーリースは頭金不要で、初期費用も定額料金に含まれるため、台数分の月額料金だけで契約できます。
「おトクにマイカー 定額カルモくん」を法人で利用するメリットとは
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、個人向けカーリースでは業界最安水準*のカーリースとして利用者も増えています。法人向けの窓口もありますので、社用車をカーリースでと考えるならお得に乗れるカーリースの定額カルモくんがおすすめです。
法人で定額カルモくんを利用するメリットをご紹介します。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
月額料金には税金、保険料がコミコミで初期費用も不要
法人で車を所有するとなると、頭金や初期費用など大きなお金を用意しなければいけません。その点、定額カルモくんなら、頭金・ボーナス払いはいっさい不要。しかも月額定額の利用料金には、自動車税(種別割)など各種税金や自賠責保険料、登録諸費用が含まれているため、車を用意するための初期費用はかかりません。
事業で複数の車が必要な場合も、初期費用がかからなければ資金繰りに頭を悩ますことからも解放されるのではないでしょうか。また、事業を行う上で、現金はなるべく手元に残しておいたほうが安心といった場合でも、無理せず車を用意できます。
さらに、カーリースの利用料は全額経費として計上できるため、シンプルな会計処理で節税対策にも役立ちます。
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充実のメンテナンスプランで車の維持費もまとめて経費に計上
カーリースの月額料金は全額経費として計上できる上、定額カルモくんのメンテナンスプランを月額料金に組み入れて定額化することで、車にかかるこまごまとした維持費もまとめて経費にすることができます。
メンテナンスプランには、車検基本料や法定12ヵ月点検、エンジンオイル交換、メーカー保証が終了した後の同程度の延長保証など、充実した内容がそろっています。
メンテナンスは提携30,000店を超える利用可能店舗の中から、近くのガソリンスタンドやカー用品店などを自由に選択できるので便利です。
国産全メーカーすべての車種・グレードから選べる
定額カルモくんの取り扱い車種はとにかく豊富。国産全メーカーすべての車種・グレードを取り扱っています。オプションやボディカラーも新車購入と同様に選べるので、予算の範囲内で事業に適した車が見つかるでしょう。
また。カーリースはレンタカーやカーシェアとは違い、ナンバーが「わ」ナンバーではありませんので、社用車の使用にも適しています。
グレードも予算に合わせて自由に選べるので、使い勝手を考えた上で社用車として最適な1台を見つけましょう。
カーリースの法人審査ではチェックポイントを押さえて臨むのが大切
カーリースの審査は法人と個人の場合で違いがありますが、どちらもチェックされるポイントを押さえて臨むことが大切です。法人の場合は、事業の内容や業績、安定性などが問われますので、正確な情報を申告するよう気を付けましょう。
業績に見合わない車を希望しても審査に通らない可能性が高くなるため、車種のグレードなどを見直すか、安くて審査に通る可能性の高いカーリースを選ぶのが得策です。
よくある質問
Q1:法人と個人カーリースの違いは?
A:頭金などの初期費用が不要で、定額制で利用できるという点は法人も個人も共通ですが、審査内容と必要書類に大きな違いがあります。法人の場合、決算書や確定申告書のほか、営業許可証のチェックが行われることもあります。
Q2:法人カーリースのメリットは?
A:法人でカーリースを利用する大きなメリットに、経費として計上しやすいという点が挙げられます。車の購入では全額を経費として計上することはできませんが、カーリースの場合は利用料全額を経費にできます。社用車として複数台の車を利用したい場合も、手間をかけずに管理できます。
Q3:法人審査を受けるときの審査項目は?
A:法人カーリースでは、事業内容や資本金、売上高など、収益を証明する内容が必要です。ほかにも、設立からの年数や事業の安定性、経営者の信用情報なども重要な審査項目となっています。資本金や売上高の大小よりも、継続してリース料金が支払うことができる安定性が審査されます。
Q4:審査に通りやすくするためには?
A:一概にはいえませんが、個人のカーリースと同様に、正確な内容で申告したり車種のグレードを下げたりすることで審査に通りやすくなります。また、地域の特性に合った車を選んでいるかも審査に影響を与えることがあります。
※記事の内容は2020年6月時点の情報で執筆しています。