クルマは、大きな買い物です。また、買った後も、ガソリン代や高速料金がかかりますし、人によっては駐車場を借りるお金もいります。その上、毎年、任意保険の保険料や自動車税(種別割)もかかります。このように、クルマは買うだけでもお金がかかるのに、購入後もさまざまな出費がかさみます。
そして、定期的に車検を受けなければいけません。車検の費用自体はそれほど高くはありませんが、自賠責保険の加入をしたり、交換が必要なパーツや故障しそうな場所が見つかると修理が必要になったりするなど、まとまった出費となることがあります。
このように、自動車は買って終わりではなく、買ってからも日々出費をしいられますから、購入時の予算だけではなく、維持費も視野に入れる必要があるのです。そう考えると「いったい自分はいくらのクルマなら買えるのだろうか」と悩んでしまい、楽しいはずの新車購入が憂鬱なものになってしまいます。
そこで、おすすめしたいのが、メンテナンスプランなどに加入すれば、車検費用も毎月の支払いに組み込めるカーリースという方法です。ここでは、カーリースのメリットを紹介しましょう。
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カーリースは借りるもの
まず、カーリースの概念について、簡単に説明しましょう。カーリースは、その名のとおり「クルマ」を「リース」するものですから、毎月定額の料金を支払いますが、それはクルマの代金ではなく「リース料」です。つまり、長い契約期間のあいだ、レンタカーを借り続けて、その料金を支払っていると言い換えることもできるでしょう。
とはいえ、借りている期間は、1、2ヵ月ではありません。長いと9年も借りることができますので、もはやマイカーと変わらない感覚で、乗り続けることができるでしょう。
毎月定額支払うカーリースとディーラーローンは何が違う?
カーリースは毎月定額料金を支払うことになります。この点でいえば、ディーラーローンと同じように思えます。しかし、カーリースには、自動車税(種別割)などの法定費用が毎月の支払額に含まれています。また、おトクにマイカー 定額カルモくんの場合、メンテナンスプランなどに加入すれば、車検などの費用も毎月の支払いに組み込まれます。
メンテナンスプランも充実
結果的に支払わなくていいということではありませんが、注目してほしいのが、月々の支払いに案分されている点です。
通常、自分自身でクルマを取得した場合、毎年春に自動車税(種別割)を支払わなければなりません。
また、車検に関しては、一般車の場合、初回は3年目、2回目以降は2年に1度受ける必要があり、その料金は自賠責保険を含めると高額になります。毎月、ディーラーローンを支払っている場合は、自動車税(種別割)や車検などの出費は大きな負担となるでしょう。特に車検は、クルマの状態によって、パーツ交換が必要になるなど、高額にならない保証はありあません。カーリースであれば、そのような心配は不要なのです。
車検や自動車税(種別割)が込みでもカーリースの支払いは高くない
カーリースには、車検時の法定費用や税金などが月々の支払いに含まれています。そう聞くと、「自動車の車両価格に車検などの費用がプラスされて分割するのだから高いはず」と考えてしまうでしょう。
しかし、カーリースには「残価設定」というしくみがあります。これは、契約期間終了後の車両本体の価値を予測し、事前に車両本体価格から引いて、支払価格を決定しているのです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、例えば「300万円のクルマを5年間カーリースで借りる際、5年後に100万円の市場価値があると予測した場合は、車両価格の支払い分は、200万円でいいですよ」というイメージです。もちろん、市場価値は予測なので変動はありますが、クルマを安く手に入れるためのしくみであることには間違いありません。
見方を変えればカーリースも購入と同じ
カーリースは、その名とおり「クルマのリース」です。
ですが、ちょっと見方を変えてみまよう。例えば、今新車を購入して、そのクルマに10年乗るでしょうか?もちろん、乗り続ける人もいるかもしれませんが、大半の人はライフステージやクルマの趣味の変化などで、途中で乗り替えます。
その場合、土地が余っている人でなければ、記念に取っておくこともできませんから、大半の人は下取りや売却を行います。そう考えれば、購入して売却するのも、カーリースで借りて返却するのも、あまり変わりないかもしれません。
もちろん、カーリースには月間走行距離などの規定もありますから、乗り方によっては合わない人もいるでしょう。しかし、都心部に住んでいて通勤に使わなければ、大きな問題にはならないはずです。ですから、まずは「リース」という言葉に拒否反応を示さず、見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
ネット割でおトクなカーリース
よくある質問
Q:新車の車検費用は高いの?
A:車は定期的に車検を受けて合格しなければ公道走行できないため、車検は必ず通す必要があります。車の状態や新車登録からの経過年数にもよりますが、車検そのものの費用はそれほど高いわけではないとはいえ、自賠責保険の更新やパーツ交換、整備などを行うとまとまった出費となることがあります。
Q:カーリースなら車検費用を気にしなくていいってホント?
A:おトクにマイカー 定額カルモくんでは、オプションのメンテナンスプランに加入すれば車検費用なども月額料金に含めることが可能です。したがって車検の時期に別途、車検費用を用意する必要はないため、車検費用の心配は無用です。
Q:車検費用などが含まれているのであればカーリース料金って高いんじゃないの?
A:カーリースでは契約満了時の車両の予測価格である「残価」を設定し、事前に車両代金から残価を引いて支払額を決定しています。そのためカーリースは税金や車検費用などを含んでいても、お手軽な月額料金を実現しているのです。
※記事の内容は2019年1月時点の情報で執筆しています。